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スノーピーク「ほおずき」使い方の説明書!付け方・明るさ・充電式電池・シェードを写真多めで詳しく解説!

スノーピーク「ほおずき」使い方の説明書!付け方・明るさ・充電式電池・シェード

「ほおずき」はスノーピークが販売している温かな灯りが人気のLEDランタンです。その使い勝手の良さから発売されてから暫く経った今でも、多くのキャンパーを虜にしています。
今回はそんな高い人気を維持し続けるほおずきの、他のキャンプ用ランタンとは違った魅力について迫ります!使い方や付け方なども細かく紹介していきますよ。

スノーピークほおずきとは?

スノーピークランタンほおずき

ほおずきは他のアウトドアブランドが出しているランタンと比べると、独特なフォルムが特徴的なLEDランタンです。一見、ランタンには見えない丸いフォルムが他とは一線を画していてスノーピークらしいと、発売当初から根強い人気があります。何度かマイナーチェンジされていて、電池の持ちが良くなったりと使い勝手の良さに磨きがかかっているんですよ。

商品名 ほおずき
使用サイズ φ10.7×高さ8.7cm(コード含まず)
重量 165g(電池含まず)
材質 本体・フック・レンズ/ポリカーボネート樹脂・ボトムユニットフレーム
電池Box/ABS樹脂、ソフトシェード/シリコンゴム、紐:ポリプロピレン樹脂
連続点灯時間 10時間

目を覆うような眩しい光ではなく、ホッとするような温かみのある暖色系の光が多くのキャンパーの癒しとなっています。キャンプサイトを煌々と照らす光が必要な時もありますが、ほおずきのような自然にそっと溶け込むような癒しの光は、革新的で洗練されたデザインのキャンプ用品を多く取り扱うスノーピークだからこそ生み出せた優しい灯りですね。

スノーピークほおずきの特徴

スノーピークランタンほおずき

ほおずきは可愛い見た目ですが、機能性もとても優れています。ここからは人気の秘密ともいえるほおずきの特徴について紹介していきます。

特徴的なフォルム

スノーピークランタンほおずき

ほおずきの特徴といえば、やはりこのフォルムです。多くのキャンプ用ランタンが古くからアウトドアで使われている「ランタン」をデザインのベースにしていますが、ほおずきは植物の「鬼灯(ほおずき)」をデザインのベースとしています。もともと自然にある植物から構想を得ているわけですから、自然に馴染むのは不思議なことではありませんね。
風船にも見えるきれいな曲線を描いたシェードが、ランタンのように光を全面的に「強調」するのではなく、光を「演出」してくれます。

無段階調光が可能

スノーピークランタンほおずき

スイッチを長押しして好きな灯りの明るさで長押しをやめると、お好みの明るさで調節することができます。最大光量でテント内の常備灯として使っても良いですし、光を絞って寝る直前の灯りとしても使用できますよ。

自然とシンクロするかのような灯り

スノーピークランタンほおずき

ほおずきには周囲の静けさに応じて灯りが暗くなる「おやすみモード」と、風に反応して灯りがろうそくのようにゆらぐ「ゆらぎモード」があります。自分で光量を調節するのではなく、自然に灯りを委ねるのもキャンプならではの楽しみ方ですね。光量の調節や「おやすみモード」「ゆらぎモード」の詳しい使い方は後ほど紹介しますね。

意外と明るい

スノーピークランタンほおずき

メインランタンとしては少々物足りないかもしれませんが、最大光量は100ルーメンありますので5人程度のテント内で使用する分には十分な明るさがあります。スポットライトとして手元を照らす分にも不自由しない明るさですよ。

充電池式にするとUSBケーブルで給電できる

スノーピークランタンほおずき

別売りの充電池パックを使うことでUSBケーブルを使ってモバイルバッテリーなどから給電ができます。ほおずきの本体にはMicroBの接続端子がついていますので、ここにUSBケーブルを差し込むことで充電できますよ。電池を何回も交換する手間も減りますし、万が一充電し忘れた場合であっても、キャンプに行く車内で充電できるのは嬉しいですね。

コードは長さ調節ができる

スノーピークランタンほおずき

ほおずきのコードは長さを調節できます。

スノーピークランタンほおずき

コードの長さが0~24cmまで調節できるので、天井が低い小さめのテント内で使用する時もコードを短くすれば、ほおずきが頭にぶつかるといったこともないですね。

オプション品が豊富

ほおずきにはオプション品がいくつかあります。電池式を充電池式に切り替える専用の充電池パックや、シリコンシェードをほかのシェードに付け替えることによって、より明るく、よりおしゃれにキャンプを楽しむこともできますよ。オプション品の詳細は後半に紹介しますね。

スノーピークほおずきの説明書【付け方】

スノーピークほおずき付け方の説明書付け方

ほおずきの付け方はいたってシンプルです。ここでは基本の付け方と、「おやすみモード」「ゆらぎモード」の設定の仕方について紹介します。

ほおずきの付け方【基本操作編】

スノーピークほおずきの付け方

①アルカリ電池or充電池パックをセットする
まずは、アルカリ単三電池を3本本体にセットしますが、電池ボックスの表と裏に分けて入れる様になります。充電池式に切り替える場合には専用の充電池パックを入れてくださいね。

スノーピークほおずき付け方の説明書

②スイッチを1回押す
消灯状態からスイッチを1回押してください。

スノーピークほおずき付け方の説明書

③光段階を調節する
スイッチを押すと最初に一番強い光がつきます。

スノーピークほおずき付け方の説明書

最高照度の状態から長押しして好みの明るさで指を離すと、最低照度まで無段階で光を調節することができますよ。

ほおずきの付け方【おやすみモード編】

スノーピークほおずきのおやすみモードの付け方

①消灯状態からスイッチを長押しする
消灯状態からスイッチを長押しします。

スノーピークほおずきのおやすみモードの付け方

②1秒間隔の点滅で指を離す
ランプが1秒間隔で点滅し始めるので、点滅し始めたら指を離して、周囲が静かな状態で徐々に暗くなることを確認してください。

ほおずきの付け方【ゆらぎモード編】

スノーピークほおずきのゆらぎモードの付け方

①消灯状態からスイッチを長押しする
消灯状態からスイッチを長押しするとランプが1秒間隔で点滅し始めます。

スノーピークほおずきのゆらぎモードの付け方

②1秒間隔→0.5秒間隔の点滅で指を離す
そのままスイッチを長押しし続けると、ランプが0.5秒間隔の早い点滅に変わります。
0.5秒間隔になったところで指を離すとゆらぎモードの設定になります。

スノーピークほおずきのゆらぎモードの付け方

ゆらぎモードを確認するには、指でコツンと衝撃を与えて灯りがゆらぐと設定完了です。

ゆらぎモード中、強い風や大きい音でほおずきが消えることがあるので、その際は①から再設定が必要です

ほおずきの電池交換・バッテリー充電時期

スノーピークほおずきの電池交換・バッテリー充電時期

ほおずきには、電池の交換目安が分かるLEDランプが付いています。この橙色ランプがついた場合には電池の交換、もしくはバッテリーの充電を行ってくださいね。シェードを付けていると気付きづらいですが、ほおずきを付けた時にすぐに消えてしまった場合は同じく電池の交換、もしくはバッテリーの充電時期を迎えている場合が多いので確認してみましょう。

電池交換の仕方

スノーピークほおずきの電池交換

①ランプシェードを外す
シェードを強く引っ張ると破損の原因になるので、はめ込み部分を外しながら優しく引っ張る。

スノーピークほおずきの電池交換

②本体ユニットを回す
本体ユニットの2本の爪に指をかけ軽く押し込むように反時計回りに回す。
電池ボックスが落下してしまうので、本体ユニットは写真のように上向きで本体カバーを回しましょう。

スノーピークほおずきの電池交換

③本体カバーを外す
本体ユニットを下に本体カバーを上にした状態でカバーを外す。

スノーピークほおずきの電池交換

④電池ボックスを外して電池交換
電池ボックスを本体ユニットから取り出して電池交換します。

充電式USB差込口

ほおずきの電池交換・バッテリー充電時期

充電式電池を使用の場合、USBケーブルの差込口は本体上部にあります。差込口のカバーはロープに通してあるので、無くす心配がないのはありがたいですね。

スノーピークほおずきの説明書【使い方】

スノーピークほおずきの使い方説明書

ほおずきにはいくつかおすすめの使い方がありますので紹介しますね。

他のランタン同様に吊るして使う

スノーピークランタンほおずきの使い方説明書

もちろんランタンなのでテント内に吊るしたり、ポールにランタンハンガーをかけて吊るしたりと、ちょっと暗い場所に灯りが欲しいときにサブランタンとして活躍しますよ。コードが調節できるので、天井が低いタープやテント内でも収まりの良い位置で設置でき、ほおずきが頭に当たって落ちてしまうこともありません。
コードを調節する時は吊るしたまま作業をするとテントやタープに過剰に負荷がかかってしまうので、外してから調節しましょうね。

置いて使う

スノーピークランタンほおずきの使い方説明書

ほおずきは置いて使ってもとてもおしゃれです。コードのフック部分を台にしてシェードが上を向くように置くと安定してテーブルの上に置くことができますよ。この状態でゆらぎモードで使用すると、ほおずきがキャンドルランタンのようになり、テント内で過ごす時間がちょっと特別な時間になりますね。

室内でも使える

スノーピークランタンほおずきの使い方説明書

ほおずきは炎のゆらぎのような灯りが特徴的ですが、あくまでLEDランタンなので室内の間接照明としてもおしゃれに使うことができますよ。軽くて、フックで吊るすことができるので、カーテンレールなどにつけて寝る前の灯りとして使うのもおすすめです。

スノーピークほおずきの気になる点

スノーピークほおずきのデメリット

ほおずきにはたくさんの便利な特徴がありますが、少し気になる点もあります。

つかない?点灯してもすぐに消えてしまうことがある

ほおずきがつかない?点灯してもすぐに消えてしまうことがある

ほおずきの電池やバッテリーの消耗ランプはシェードで隠れてしまうので、点滅に気付かないことが多々あります。そのため、気付かないうちにバッテリーが切れてしまいほおずきを点灯してもすぐに消えてしまう、そもそも点灯しない、といった事象が起き「故障かな?」と不安に感じてしまいがちです。キャンプ前に確認しておく癖をつけるか、予備の電池などを常に持っておくと安心ですよ。

また、ほおずきがつかない時の原因として

  • 電池残量がない
  • 電池が正しくセットされていない
  • 端子が汚れてる
  • アルカリ電池以外の使用
  • 電源電圧が不適当

の理由があります。
上記の対処をしてもつかない時は、故障の可能性があるので使用を中止してスノーピークアフターサービスへ連絡しましょう。

スノーピークアフターサービス

メインランタンとしては物足りない明るさ

スノーピークランタンほおずきの明るさ

ほおすきは最大光量100ルーメンとテント内を照らす分には十分な明るさがありますが、メインランタンとしてキャンプサイト全体を照らせるほどの光量はありません。メインランタンとしての光量が必要であれば、他のLEDランタンも一緒に持って行くことをおすすめします。
ほおずきは明るさのみに焦点を当てたランタンではなく、ホッとする優しく温かな灯りを作り出してくれるランタンだと思ってくださいね。

シェードにほこりが付きやすい

スノーピークランタンほおずきのシェード

ほおずきはシリコン製のシェードによって淡い光を作り出してくれますが、シリコン素材はほこりなどの汚れが付きやすいです。収納時にタオルなどで巻いてしまうと繊維が付着してしまうので注意が必要です。
汚れた場合はシェードは取り外せますので、水洗いすればきれいになりますよ。

オプションの充電池でスマホは充電できない

ほおずきのオプションの充電池でスマホは充電できない

オプションの充電池は乾電池の代わりとして使用することはできますが、スマホなどの充電はできません。充電池やスマホの充電には別にモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要があります。

USBコネクタカバーが外れやすい

ほおずきのUSBコネクタカバーが外れやすい

カバーを無くす心配がないですが、USBコネクタカバーが外れやすいです。ロープの長さ調節をする場合は特に外れやすく、USBコネクタカバーが外れた状態では「おやすみモード」や「ゆらぎモード」の感度が変化して正常に作動しなくなるので注意しましょう。

値段が高い

ほおずきはLEDランタンとしては1万円を超える高額なランタンです。メインランタンとしての使用が難しいことを考えると少し手が出にくい価格と感じてしまいますね。ほおずきの灯りは気になっていてもう少し手頃な価格で手に入れたい方は、同じくスノーピークで出ている「たねほおずき」もおすすめですよ。

スノーピークほおずきの種類

定番色のほおずき

ほおずきの色の種類

ほおずきには「ゆき」、「もり」、「つち」の3種類があり、それぞれ白色、黄土色、焦げ茶色と色味が違います。基本的なスペックは同じです。3種類ともナチュラルな色合いですのでキャンプサイトのコーディネートを邪魔しませんよ。

スポットほおずき

ほおずきにはシェードがハードタイプの「スポットほおずき」もあります。スポットほおずきはほおずきと違いシェードが光の就航に役立つクリアガラスなので、光を拡散して全体を照らすのではなくスポットライトのように使用するのがおすすめです。ほおずきとは用途が少し変わってきますので、用途にあった方を選んでくださいね。
ちなみに、スポットほおずきにはカラーバリエーションがなく1種類のみの販売になります。

ドラえもんやLINコラボのほおずき

ドラえもんやLINコラボのほおずき

過去にはドラえもんやLINEフレンズとコラボしたほおずきも販売されています。遊び心溢れた可愛らしいデザインが多くのキャンパーの心をくすぐりました。

60周年記念ほおずき

60周年記念には本体にアルミ合金のカバーが付いたメタリックなほおずきも販売されていたんですよ。

限定商品は今ではどれもプレミアがついてしまい当時の定価以上の価格がしますが、コレクションとして集めたい方や他のキャンパーと被りづらいデザインが欲しい方には集めたいアイテムですね。
今後もブランドとしての節目の年や雪峰祭で限定品が発売されることも予想されますので、目が離せませんよ。

スノーピークほおずきをオプション品でアップグレード

ほおずきにはオプション品がいくつかあるので、ほおずきをアップグレードしたい方は要チェックです。

充電池パック

電池式のほおずきをUSBケーブルで充電できる便利な充電池式に変える充電池パックです。充電池式に変えることでいくつも交換用の電池を用意する必要もないですし、ゴミも出ないのでとてもエコに使えますよ。

グローシェード

スノーピークほおずきをアップグレード

出典:amazon

標準シェードを蓄電素材を使ったグローシェードに変えることで太陽光などを吸収し、消灯後もぼんやりと青白く光ります。キャンプ場でいきなり真っ暗になるとなんとなく不安な気持ちになってしまいますが、うっすらと灯りが残るだけで安心して眠りにつけますね。

フアロ

スノーピークほおずきをアップグレード

出典:amazon

光量に関して、ほおずきは淡い光を全体に拡散してくれますが、拡散する分明るさが物足りなく感じることがあります。そんな時は「フアロ」というシェードを付けるとほおずきを吊り下げた時に床面を照らす灯りの明るさが増しますよ。

ほおずき提灯シェード 2018EDITION

スノーピークほおずきをアップグレード

出典:amazon

先ほど、ほおずきの種類の中で限定品のお話をしましたが、オプション品にも限定品が存在します。
例えば2018年の雪峰祭限定では和紙でできたシェードが発売されました。

ほおずき提灯シェード2020EDITION

今年、2020年の雪峰祭でも和紙でできたシェードが発売されています。2018年の雪峰祭限定シェード同様、和紙ですが濡れてもすぐに破損することがないように、撥水加工が施されています。

今後もスノーピークらしい斬新なデザインのオプション品が出るかもしれませんので、気になる方は要チェックしてみてくださいね。

スノーピークたねほおずきとほおずきの違い

スノーピークランタンたねほおずきとほおずきの違い

スノーピークにはほおずきより一回り小さい「たねほおずき」というLEDランタンもあります。
たねほおずきの詳細記事に関してはこちらを参考にしてくださいね。

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また、ほおずきとたねほおずきを比較した記事もありますので、どちらを買おうか悩んでいる方はこちらの記事を参考にすると、違いが分かりやすいですよ。

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スノーピークほおずきのまとめ

スノーピークランタンほおずき

ほおずきはこれまでのキャンプ用LEDランタンの概念を覆す、灯りを楽しむためのランタンです。LEDランタンとしては高額に感じますが、他にはない斬新なデザインや考えられた機能性、自在にカスタムして楽しめる豊富なオプション品があることを考えると、長く愛用できるLEDランタンとしてキャンプで大活躍してくれそうですね。
家でも使える癒しの光を、ぜひ体感してみてください。

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ひきこもりから、キャンプ歴8年。 キャンプ道具が自宅に入りきらなくなってきたので、都内から引っ越し。長期休暇があれば夫婦2人で長期キャンプ旅へ出かけています。 愛車はジムニーとランクル80ですが、ペーパーゴールド免許。田舎道で練習中。
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