テントやタープのロープを張る際に便利な自在金具。
種類がたくさんあるため、いざ選ぼうとすると迷ってしまいますよね。
この記事では、自在金具の種類と選び方について解説していきます。
おすすめの自在金具も紹介や100均の自在金具の使用感をお伝えします。
ぜひご購入の際の参考にしてみてください。
自在金具の種類
自在金具には色々な形のものがあります。
大きく分けると二つ穴か三つ穴の2種類に分けることができますが、今回はもう少し細かく主な形状別に分けて解説したいと思います。
二つ穴プレート型
自在金具の中では一番オーソドックスなタイプで、テントやタープ購入時に付属していることが多いです。
ロープの結び方がシンプルで調節もしやすい形状なので、初心者にも扱いやすいです。
真っ直ぐなものとくの字に曲がったものがありますが、曲がっているものの方がロープが滑りにくいです。
自在金具の定番の形だけあって、穴の大きさのサイズ展開が豊富です。
そのため、様々な太さのロープにも対応しやすいのが魅力です。
三角型
三つ穴の自在金具の定番が三角型です。三つ穴は二つ穴に比べると、ロープを止める摩擦力が強い為、よりロープが緩みにくいです。
また、三角型はロープの張り具合の微調整ができるという特徴があります。
地面のコンディションによってペグが抜けやすい場合でも、ロープのテンションを微調整できるため、より設営しやすくなります。
ロープを張った時の見栄えが良く個性的なので、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
はじめて使用する方にとっては、ロープの結び方や調節の仕方が複雑に感じるかもしれません。
ですが、そこまで難しくはないので、数回使用すればすぐに慣れると思います。
カタツムリ型
大小三つの穴がある、見た目が特徴的な自在金具です。
ツノのように出ている部分にロープを引っ掛けて固定します。
ロープが屈曲するほど摩擦力が上がるので、小さいツノに引っ掛けるとより緩みにくくなります。
一度締めるとかなり緩みにくいという特徴がありますが、ロープとの相性によっては全く滑らなくなってしまい、後から調節しづらい場合もあります。
輪を後から作るタイプなので、色々と応用的な使い方ができます。
例えば、立木などにロープを回したい場合など、もやい結びの代わりに使うと便利です。扱い方に少しコツがいるので、一般的な形の自在金具を、ある程度使い慣れた方におすすめです。
自在金具の使い方や結び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
自在金具の選び方
何を基準に選んだら良いのか、自在金具を選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。
形状
自分の目的に合った形状のものを選びましょう。
例えば、ロープが緩まないようにしたいのであれば三角型などの三つ穴の自在金具、より扱いやすくしたいのであれば2つ穴の自在金具を選ぶと良いでしょう。
穴の大きさ
自在金具の穴の大きさが、自分の使用しているロープと合っているか確認しましょう。
自在金具の穴に対してロープが細すぎると、緩みやすくなってしまいます。
逆に、穴に対して太いロープを通すと、自在金具やロープの破損につながります。
事前にメーカーサイトなどでチェックした上で、対応したロープ径の自在金具を選びましょう。
素材
自在金具の素材によって耐久性や値段などが変わってきます。ですので、素材も判断材料にしてみると、より絞り込みやすいと思います。
市販されている自在金具は、主に金属製かプラスチック製です。
金属製は耐久性が高いため、長く使うことができます。プラスチック製は金属製に比べると劣化が早いですが、軽量で価格も安いです。
色
自在金具は色のバリエーションが非常に豊富です。
好みの色を選んで、気分を盛り上げるのも良いでしょう。
また、キャンプ場が混みあっていると、どれが自分のテントなのか分からなくなってしまう時があります。
自在金具とロープやテントの色の組み合わせで、目印として活用するのもおすすめです。
おすすめの自在金具8選!
それでは、おすすめの自在金具を紹介していきます。
エリッゼ(ELLISSE) アルミ自在金具 10個入 ロープ径φ3.0-5.5mmまで対応
初心者にも扱いやすい、二つ穴のアルミ製自在金具です。
カラーバリエーションが5色展開されており、塗装も綺麗です。
国内メーカー産なので品質が高く、コスパの良い自在金具です。
ワンポイントでロゴが入っているのも可愛いですね。
Takelablaze アルミ自在金具 20個入り ロープ径φ3.0-5.5mmまで対応
二つ穴のアルミ製自在金具です。
とてもリーズナブルな価格設定なので、安くたくさん欲しい!という方におすすめです。
カラー展開は1色のみです。
ERDEX アルミ 自在 金具 20個セット 収納袋付 穴径6㎜
カラフルで見た目が楽しい、二つ穴のアルミ製自在金具です。
5色入りなので、ロープの長さごとに色分けするのにも便利です。
カチッと止まる!超軽量0.6g 自在金具 Sサイズ
二つ穴のプラスチック製自在金具です。
とにかく軽いので、軽量化にこだわる方におすすめです。
穴の形状が四角いため、細いロープでもよく止まります。カラーバリエーションは6種類で、夜に光る蓄光タイプも選べます。
暗いとうっかりロープに足を引っ掛けやすいですが、蓄光タイプなら夜でも目立つので安心です。国内メーカーで、購入後のフォローも充実しています。
OMUKY自在金具 アルミ ロープストッパー 三角
ロープをしっかりと張りやすい、三角型のアルミ製自在金具です。
外側がメッキで塗装されており、より錆びにくく耐久性も高くなっています。
大き目で存在感があるので、目印としても役立ちます。重ねることができるので、見た目の割にコンパクトに持ち運ぶことができます。
TRIWONDER アルミ 自在金具 カタツムリ
カタツムリ型のアルミ製自在金具です。
一度固定するとロープが緩みませんが、後からスライドさせて調節するのは難しいです。
どちらかと言うと応用的な使い方に向いている自在金具です。
wumio 自在金具 10個セット
三つ穴のうち二つがフック状に開いている、アルミ製の自在金具です。
カタツムリ型と同じく輪を後から作るので、色々な使い方ができます。
カタツムリ型と比べると固定力は落ちますが、操作性がより高いです。
MSR アウトドア カムリング コードテンショナー
リング型のアルミ製自在金具です。対応しているロープ径がφ1.5~3mmなので、細いロープを使用している方におすすめです。
値段は高めですが、他のアルミ製自在金具と比べると、かなり小さく軽量です。
100均の自在金具を使ってみた
最近は100均でも色々なキャンプ用品が売られています。
安さは魅力ですが、果たして問題なく使用できるのか?と不安に思う方もいるでしょう。
100均の自在金具を実際に使ってみましたので、その使用感をお伝えしたいと思います。
100均のアルミプレートの自在金具
右が100均の自在金具で右がスノーピークのアルミの自在金具です。
若干、大きさが違うのがわかります。
厚さもかなり薄いので強い衝撃や力が加わると曲がる恐れがありそうです。
実際に使った感じだとしっかりと止まっています。
問題なく使うことはできますので長く使う場合は曲がったり変形がないか確認しながら
使いましょう。
こちらはプラスティック素材で蓄光するタイプになります。
夜はロープの位置がわかりずらく足を引っかけてしまう恐れがありますので光ることでロープの位置がわかるのはとても便利です。
使った感じはロープによるかもしれませんが若干滑る感じがあるのが少し残念な点です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自在金具はキャンプの脇役的存在ですが、色々な個性があってじっくり選んでいると楽しいですよね。
ぜひお気に入りの自在金具を見つけて下さい!