テントやタープのガイロープは設営のための大変重要な存在ですが、しまい方はどうされていますか?
撤収時はチェックアウト時間に追われていたり、「とりあえずしまえばいいや!」と収納袋にぐちゃっと入れてしまう方も多いはず。
ですが、上手なしまい方1つで次回使うときに困ることなく使うことができまするんです。
今回はそんなテントタープをしまう時のロープのおすすめのまとめ方について紹介します。
これまで設営前にまずは絡んだロープを解いていたという方は、きっとそんなストレスから脱することができますよ!
目次
ガイロープをまとめるなら棒結びがおすすめ
ガイロープをしまう時に長いままだと収納袋に入らなかったり出すときにもつれて出しにくかったりします。
少しでも早く設営してゆっくりしたいのに、設営前にロープの絡まりを解く作業から始めるのは疲れますし、時間ももったいないです。
そんな時に便利なのが棒結びです。
小さくコンパクトにまとまりますので収納袋にもきれいに収まりますし次回使う時にもスムーズに解くことができます。

棒結びの特徴は何といってもそのコンパクトさ。
比較的長いロープでも小さくまとめることができ、まとめていない状態と比較するとボリュームがかなり減りますよ。
これだけコンパクトだとテントやタープ、ポールなどと一緒に収納しても取り出すときに何かに引っかかってしまう心配がありません。
ロープの先端を引っ張るだけで簡単に解けるので、お子さまにも手伝ってもらえますね。
カラビナを付けてバックパックに引っ掛けたりと収納場所を選ばないのでバックパックなどのキャンプにもおすすめです。
棒結びの結び方
ステップ1
自在金具を調節してガイロープが一番長い状態にしてロープをまとめはじめます。
手のひらを広げ自在金具を親指と人差し指の間にセットします。
ステップ2
小指をまわり親指方向に戻します。
ステップ3
親指をまわり再度小指をまわります。
八の字を描くように何度か繰り返して束ねていきます。
(4mガイロープで7回~8回繰り返します。)
ステップ4
八の字に巻かれたロープを指からぬき持ち直します。
余ったロープが上に向かっている方がやり易いです。
ステップ5
余ったロープを束ねたロープに巻いていきます。
一巻き目はズレやすいので指で抑えて巻きます。
ロープを一周まわしたら今度はロープで抑えます。
ステップ6
クルクルと少しきつめに巻いていきます。
ステップ7
最後はハーフヒッチで納めます。
解くときには
解く時には最後のハーフヒッチを外し
自在金具の方を引っ張るとスルスルと解けます!
最後の収め方で緩む場合は
ロープの素材や太さによっては簡易的な棒結びでは緩んでしまうことがあります。
そのような時には最後のロープの収め方に少し工夫を加えればきちんと収まり緩みにくくなります。
テントやタープにつけっぱなしで収納できるチェーンノット
大きなテントやタープになるほどガイロープの本数が増えていきますし、ロープの長さが数種類あるといちいち外すのが大変でテントのロープやタープのサブロープはつけたまま収納する方も多くいます。
つけたままの収納も悪いわけではありません!ですが、つけたまま収納する場合にもロープは小さくまとめて収納しないと次に使用するときにテントやタープに絡まり破損の原因になります。
そんな場合に便利なのがこのチェーンノットです。
一見難しそうに見えるまとめ方ですが覚えるととても便利なまとめ方です。
名前の通り、結び目がチェーンに似ているまとめ方です。ロープが長いままだと風などに煽られてテントをたたむ時にも邪魔になりますが、この結び方を活用すれば長いロープも3分の1程度の長さでまとめられるので、テントやタープに付けたまま片付けても綺麗にたたんで収納袋に入れることができますよ。
複雑に編み込まれているように見えますが、結び方は同じ動作の繰り返しなのでとても簡単です。
解き方は最後に引っ掛けてあるロープの端を引っ張るだけで、シュルシュルと勝手に解けていき気持ちいいほど簡単です。
チェーンノットでのガイロープのまとめ方
ステップ1
タープやテントにロープがついている状態でガイロープが短くなるように自在金具を調節します。
テント(タープ)に近い場所で一回捻り輪っかを作ります。
ステップ2
次に最初に作った輪っかの下側でループを作り最初の輪っかに通します。
ステップ3
これを何度が繰り返してガイロープを短くまとめていきます。
ステップ4
最後はロープの先端を輪っかに通せばほどけにくくなります。
小さなテントの場合は小さく束ねる
小さなソロテントの場合には自在金具をテント側につけるケースがあります。
ロープが細く短い場合には小さく束ねて収納して次回の設営時のトラブル防止を心がけましょう!
まとめ
いかがでしたか?ロープワークというと難しそうに思えますがやってみると意外と簡単で楽しくロープをまとめることができます。
なにより、サッとロープをおしゃれにまとめることができれば周りからも一目を置かれそうですね。
撤収は時間との勝負ですので、どうしてもロープを結ぶのが面倒くさいと感じてしまいますが、ちょっと手間をかけてあげるだけで次の設営がスムーズに行えます。小さなストレスをいかに解消するかが、快適なキャンプに繋がりますので、せひ、チャレンジしてみてくださいね。

