キャンプや登山に必要不可欠なバーナーやストーブ。お湯を沸かしたり調理をするときに欠かせない必至アイテムです。しかし風が強くてうまく着火しなかったり、風に煽られて火が安定せずお湯が湧くまで時間が掛かったりという経験はございませんか?
そんなときにはウインドスクリーンがおすすめです。ウインドスクリーンがあれば風が強いときでも火力が安定し効率よくバーナーやストーブを使用することができます。
そこで今回は、ウインドスクリーンの選び方からおすすめ商品を厳選してご紹介します。購入をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。
ウインドスクリーンって必要?
ウインドスクリーンとは、風を遮る風防壁のこと。バーナーやストーブを扱うアウトドアには避けては通れぬ「風除け対策」に効果的です。
ウインドスクリーンを使うメリットが以下の3点。
- 風を遮ることで火力が安定する
- 効率よく燃焼させることができる
- 火の加減をコントロールしやすい
ウインドスクリーンを使用することで、風が強く着火に手こずったり途中で火が消える心配がありません。また効率よく燃焼させることができるので、ガスやアルコールなど無駄に燃料を消費することなく低燃費で使用できます。さらに風の影響を受けないので、弱火にしたり強火にしたり火力の調整が容易です。
ウインドスクリーンがあれば風で火力が不安定になる煩わしさから開放され、燃料の節約にも繋がるので使用されることをおすすめします。
ウインドスクリーンの選び方
ウインドスクリーンはサイズや素材などさまざまな種類があり、用途に応じた最適なモデルを選ぶ必要があります。ここでは、初めての購入でも失敗しない選び方のポイントをご紹介していきます。
サイズや高さの選び方
ウインドスクリーンは小型バーナーやカセットコンロ、さらに焚き火に対応したさまざまなサイズがあります。まずは使用される燃焼器具の大きさにあったサイズを選ぶことがポイントです。
チェックしたいポイントが高さと長さ。バーナーやコンロの場合は燃焼部分であるバーナーヘッドを超える高さが必要であり、小型バーナーを使用の場合は高さ25cm前後、アルコールストーブやポケットストーブなどは高さ15cm前後を目安にすると良いでしょう。
さらに燃焼器具を取り囲む長さがあれば巻き込む風も遮ることができ、より燃焼効果が高まります。
風で倒れない固定ピン付きが便利
ウインドスクリーンを使用していて注意すべきポイントが風に煽られ転倒すること。強風でウインドスクリーンが倒れてしまうと引火に繋がり危険です。そのため転倒防止の固定ピンがついているモデルを選びましょう。
固定ピンを地面に刺すことでウインドスクリーンがしっかり固定され強い風にも安心です。モデルによって固定ピンの本数に違いがあり、2本で固定するよりも4本、4本よりも6本とピン数が多いほど安定感が増します。そのためより多くの固定ピンがあれば安心して使用できるでしょう。
軽量でコンパクトに収納
キャンプや登山において、装備は軽量コンパクトモデルを選ぶことがポイントです。軽くて小さく持ち運べる方がカラダの負担が少なく、また設置や撤収が素早く行えるのでストレスなくアウトドアが楽しめます。
ウインドスクリーンも同様、軽量コンパクトモデルを選ぶことで手軽に扱え、わずかな隙間に収納できるので持ち運びにも便利です。また風の状態に応じて位置を調整しやすいなど使い勝手もよいでしょう。
なるべく荷物の負担を抑えて快適度をアップさせたい登山やソロキャンプスタイルには最もチェックしたいポイントとなります。
収納袋やケース付きがおすすめ
収納袋やケースが付いたウインドスクリーンなら持ち運ぶときに便利です。ケースに収納して持ち運ぶことで傷が付かず汚れを防止することができます。特に屏風式の折り畳みタイプは持ち運び時にパラパラ開いて破損しやすいのでケースに収納して持ち運ぶ方がよいでしょう。
アルミ素材など衝撃に弱いウインドスクリーンは耐久性のあるハードケースを、また強度のある素材のウインドスクリーンなら布製の収納ケースにすることで嵩張らず持ち運ぶことができます。
ウインドスクリーンの効果は?
ウインドスクリーンが有るか無いかでどれぐらいの効果の違いがあるのか?300mlのお湯を沸かせる時間を検証してみました。
風が吹くことで効果は大きき違いますが、検証日は炎が多少揺らぐ程度の風力です。
無し | 11:57秒 |
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有り | 2:43秒 |
ウインドスクリーンには、風防としての役割のほかに、熱をこもらせる効果もあるので、300mlのお湯を沸かせる時間の差は、3倍以上の差がある程の効果があります。
※お湯を沸かす時間は環境によって変わります。
アルミ製のウインドスクリーンは焚き火には不向き
焚き火でウインドスクリーンを使用する場合は、アルミ製より耐久性や安定感に優れたステンレスやスチール素材のウインドスクリーンを使用するようにしましょう。
その理由は以下の3点。
- アルミ製は強風に弱い
- 強度や耐久性が低い
- 安定感がない
アルミ素材は1円玉やアルミ缶などでお馴染みのように軽くて柔らかいのが特徴。軽量コンパクトで持ち運びに優れ、小型バーナーやアルコールストーブなど小さな火元の風防として最適です。
しかしその反面強度や耐久性が低いため、大きな火元を扱う焚き火においては危険が伴います。そのため強風にも強くずっしり安定感のあるステンレスやスチール素材のリフレクター、また火の粉に強いポリコットン素材の焚き火専用陣幕を選ぶようにしましょう。
キャンプや登山におすすめのウインドスクリーン
それではキャンプや登山におすすめのウインドスクリーンを厳選してご紹介します。初めての購入をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
UNIFLAME(ユニフレーム)ウインドスクリーンワイド
サイズ | H155×W543mm |
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収納サイズ | 155×90×7mm |
重量 | 約175g |
素材 | ステンレス鋼 |
収納ケース | 無し |
高品質な燕三条クオリティーで有名なユニフレーム製のウィンドスクリーン。適度な重量を持つハードステンレス素材なので風圧に強く横風をしっかりガードします。複数のバーナー使用に対応するワイドサイズが特徴です。
EPI(イーピーアイ)ウインドシールド
サイズ | H140×W607mm |
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収納サイズ | 140×70×16mm |
重量 | 113g |
素材 | 本体:アルミニウム ペグ:ステンレス |
収納ケース | 付属 |
ブランドカラーであるグリーンとオレンジの2色展開が特徴的なアルミニウム製風防。サイズもシュートとロングがラインナップしており、アルコールストーブから直結型ストーブの風防として最適です。スモールサイズならトランギアのメスティンにすっきり収納可能。
LOGOS(ロゴス)ウィンドスクリーン
サイズ | H250×W480mm |
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収納サイズ | 250×95×25mm |
重量 | 260g |
素材 | アルミ |
収納ケース | 無し |
高さ25cm幅9.5cmのアルミ製パネルが5枚連なった屏風式ウインドスクリーン。シングルバーナーやポケットサイズの焚き火台に丁度よい大きさです。安価で購入しやすく初めてウインドスクリーンを試してみたいという方におすすめです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)2WAYウインドスクリーン
サイズ | H260×W400mm |
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収納サイズ | 260×100×23mm |
重量 | 450g |
素材 | ステンレス鋼 |
収納ケース | 付属 |
風防と灰受けの役割をひとつで熟す2WAY仕様のステンレス製ウィンドスクリーン。風除けとしてはもちろん、地面に敷くことで焚き火台の灰受けとして使用可能。持ち運びに便利なSサイズと焚き火台の風防として最適なLサイズがラインナップしています。
VARGO(バーゴ)アルミニウムウインドスクリーン
サイズ | H81×W416mm |
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収納サイズ | 81×88mm |
重量 | 135g |
素材 | アルミ |
収納ケース | 無し |
軽量化を追求するミニマリストから高い評価を得るバーゴのアルミニウム製ウインドスクリーン。重量わずか38gと超軽量であり、風防の高さを81mmに抑えているためアルコールストーブやポケットストーブの使用に最適です。
DaLaCa(ダラカ)ウインドスクリーン
サイズ | H240×W830mm |
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収納サイズ | 240x85x15mm |
重量 | 250g |
素材 | – |
収納ケース | 付属 |
ストーブや調理器具をしっかり取り囲めるように変形自在に形が変えらる、屏風式10枚パネルが特徴的。樹脂製ケースが付属しながら安価であり、総重量250gと軽量モデルなので持ち運びに便利です。
Etpark 折りたたみ式ウインドスクリーン
サイズ | H240×W840mm |
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収納サイズ | 240x85x15mm |
重量 | 250g |
素材 | アルミ |
収納ケース | 付属 |
Amazonで高い評価を得る人気の軽量ウインドスクリーン。コンロの形状に併せて変形できる10枚パネルの屏風式コンパクトモデルです。連結部のピンを抜くことでパネルの枚数が調整できます。布製収納ケースが付属。
VASTLAND(ヴァストランド)ウインドスクリーン
サイズ | H240×W840mm |
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収納サイズ | 240x85x15mm |
重量 | 265g |
素材 | アルミ |
収納ケース | 付属 |
ひとまずお試しで!という方におすすめのウインドスクリーン。Amazonでの評判もよく最安値の価格帯で入手することができます。自在に変形できる10枚パネル仕様で強風に負けない固定ストッパーが内蔵するなどコスパに優れたモデルです。
CAMPING MOON(キャンピングムーン)風よけウインドスクリーン
サイズ | H140xW680mm |
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収納サイズ | 140x75x20mm |
重量 | 155g |
素材 | アルミ |
収納ケース | 付属 |
高温にも変色しにくく耐久性に優れた、酸化被膜焼きアルミ製ウインドスクリーン。トランギアのアルコールバーナーと相性のよいシャンパンゴールド系カラーが特徴です。ホースホールを設けた形状やハードケースが付属するなど利便性に優れます。
ウインドスクリーン安い・軽量比較
順位 | 軽量 | 順位 | 安い |
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1位 | EPI 113g |
1位 | VASTLAND 799円 |
2位 | VARGO 135g |
2位 | CAMPING MOON 1,000円 |
3位 | CAMPING MOON 155g |
3位 | Etpark 1,062円 |
4位 | UNIFLAME 175g |
4位 | DaLaCa 1,200円 |
5位 | DaLaCa 250g |
5位 | CAPTAIN STAG 1,573円 |
5位 | Etpark 250g |
6位 | EPI 1,600円 |
7位 | LOGOS 260g |
7位 | UNIFLAME 1,800円 |
8位 | VASTLAND 265g |
8位 | VARGO 1,813円 |
9位 | CAPTAIN STAG 450g |
9位 | LOGOS 1,870円 |
軽量でコスパが良いのは?
ブランド | CAMPING MOON | EPI | Etpark | DaLaCa | VASTLAND | VARGO | UNIFLAME | CAPTAIN STAG | LOGOS |
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サイズ | H140xW680mm | H140×W607mm | H240×W840mm | H240×W840mm | H240×W840mm | H81×W416mm | H155×W543mm | H260×W400mm | H250×W480mm |
総合点 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 4位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 |
商品 | |||||||||
商品 リンク |
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※価格は2021年11月現在の価格なので、変更がある可能性があります。
まとめ
今回は、キャンプや登山におすすめのウインドスクリーンをご紹介してみました。気になった商品はございましたか?
ウインドスクリーンがあることで、バーナーやストーブを使用した際の風の煩わしさから開放され安定した火力が得られます。また火力が安定することで効率よく燃焼し低燃費で使用可能。これまで風に悩まされながらバーナーを使用していた方は使ってみる価値ありです。
今回ご紹介した「ウインドスクリーンを選ぶポイント」や「おすすめ商品」を参考に、ぜひ快適なアウトドアライフを楽しんでみてくださいね。