伊吹山は岐阜県と滋賀県の両県にまたがる霊峰です。
今回は、登山をする上で知っておきたいルートの難易度、駐車場などのアクセス、実際の登山時間やトイレの場所などについて解説していきます。
絶景を眺めながら歩く上野ルートの特徴を解説!
「伊吹山って簡単に登れるの?」
「登山初心者に伊吹山はおすすめ?」
そのような疑問を抱く方も多いかと思います。
伊吹山は日本百名山に指定された山ですが、登る際には注意点がいくつかあります。
今回は
- 伊吹山の基本情報とアクセス
- 難易度は初心者向け?ルートの特徴とトイレの場所などを解説!
- 登山に掛かる時間
- 伊吹山で準備しておきたいこと
- 伊吹山のおすすめポイント
について解説していきます。
「伊吹山登山に向けて事前準備をしておきたい」
「伊吹山登山を検討している」
そんな方は、必見です。
伊吹山の基本情報とアクセス
まずは、伊吹山の基本情報とアクセスについて解説していきます。
基本情報
標高:1377m
登山時期:4月上旬から11月中旬
入山料:300円
コースの距離:往復9.2Km
登山時間(目安):登り:3時間半 下り:2時間半
アクセスと駐車場
アクセス
アクセスは、ナビで滋賀県米原市にある「三之宮神社」に向かって進んで下さい。
高速道路の関ヶ原インターを降りて、国道365号線を経由します。
駐車場
三之宮神社の近くにいくと、登山者専用の駐車場があります。
駐車場の場所は、神社に向かうと駐車場の看板が多く出ているので迷うことはありません。
値段は観光協会管理の駐車場が1000円、一般の民家の駐車スペースは500円となります。
三ノ宮神社を向かいにして、右側に歩いて行くとすぐに上野ルートの登山口に到着します。
関ヶ原インターを降りてすぐに、コンビニなどもある為、事前準備などはそこで行うと良いです。
難易度は初心者向け?ルートの特徴とトイレの場所などを解説!
上野ルートは観光客は多いが体力勝負!
頂上まで車で行ける利便性もあり、観光客が多い伊吹山ですが「上野ルート」は体力勝負です。
理由としては、片道6kmの登山道は日陰が全くありません。
常時日差しを受けながらの登山は、森の中を登る日陰の登山に比べて体力の消耗が激しくなります。
登山の途中に自動販売機などもありますので、適宜休憩を取りながら体力回復に努めましょう。
上野ルートのトイレの場所は?
上野ルートのトイレの場所は1合目、3合目、頂上の三ヶ所にあります。
登山口から1合目までは0.9Km
1合目から3合目までは1.5Km
3合目から頂上までは2.4Km
と、登るにつれてトイレの感覚は広くなっていきます。上野ルートは実際の距離以上に、日差しの影響で体力の消耗を感じやすいです。適度に水分補給や、トイレ休憩を挟みながら登山を楽しみましょう。
登山後半は長い急勾配が続く
5合目以降からは、ゆるやかな登りが一転して、本格的な急勾配の登りに入っていきます。
5合目から頂上までは2.4Kmの道のりですが、足場の悪さや強い日差しの影響で、体感よりも長い距離を登っている錯覚に陥ります。
しかし、5合目からは振り返ると街を見下ろせる絶景を見ることが出来ます。
美しい景色を見ながら休憩し、無理のないスケジュールで登っていきましょう。
伊吹山登山に掛かる時間
伊吹山登山の所要時間は往復で約6時間〜7時間となります。
登りで3時間半、下りで2時間半が平均時間です。
これはあくまで平均時間のため、休憩を長めに取ったり、自分の体調などと相談しながら、登山を楽しむことが大切です。
伊吹山登山で準備しておきたいこと
伊吹山を登るのに必要なことは?
観光地としても有名な伊吹山ですが、上野ルートとなりますと話は大きく変わります。
れっきとした登山ルートであり、道具や持ち物にもこだわる必要があります。
ここでは実際に伊吹山を登った私の経験を踏まえて、準備しておきたいことを説明して参ります。
服装はどんな格好が良い?
標高1,377mの伊吹山では、登り始めと頂上で大きな気温の変化を感じることはありません。
その時の気温によって変わりますが、登ってからの気温低下については心配する必要はありません。
伊吹山で必須なのは、日よけの帽子です。日差しを遮るものがない登山は、想像以上に体力を奪います。山を登る体力を温存する上で、日差し対策を徹底的に行う必要があります。
休憩場所はあるの?
休憩所の場所を以下に記載します。
1合目:休憩所、トイレ(1合目:休憩所;トイレ(自動販売機あり)
3合目:休憩所、トイレ
5合目:休憩所(自動販売機あり)
8合目:休憩所
頂上:休憩所、トイレ(食事処;自動販売機あり)
1合目と5合目に自動販売機がありますので、飲み物の購入には困ることはありません。
しかし
1合目のペットボトルの値段が200円
5合目のペットボトルの値段が240円
と登るにつれて高額になっていく為、事前にコンビニなどで購入しておくことがおすすめです。
水分はどれくらい必要?
登山距離は往復9.2Kmと少ないですが、日差しが強く水分の消耗も激しくなります。
その日の天候を確認し、もし天気が良く日差しが強い場合は、気持ち多めに持って行ったとしても、後悔はしないです。
所々に飲み物を買える場所はある為、荷物を出来る限り少なくしたい場合は、水分をセーブしても問題はありません。
参考までに今回の山行では、伊吹山は自販機があることを知っていたため、2リットルのペットボトルの水を一本持参しました。
持って行って良かったもの
薄手のナイロンパーカーがとてもおすすめです。
登山時の気温の変化はないですが、それ以上に体を動かした時の体温の上昇と、強烈な日差しから来る体温の上昇があり適切な体温管理が難しいと感じます。
薄手のナイロンパーカーを着たり脱いだりしながら、細かな体温調整が出来たので持って行って損はないです。
持って行ったけど使わなかったもの
パンなどの食料品を多く持参しましたが、結局は登山中に食べることはありませんでした。
それ以上に水分が不足し、自動販売機などで購入していた為、食べ物を持ち運ぶ重量を加味すると、水分を多めにしておけば良かったと感じています。
伊吹山の頂上は飲食店も豊富にあり、観光地化されています。無理に食料を持参する必要はないと感じます。
どんな登山靴を選べば良い?
伊吹山登山の特徴は、デコボコした大きな岩伝いに登る道と、土のなだらかな登り坂が交互に続きます。
靴底が厚く、なおかつ動きやすいスニーカータイプのものがおすすめです。
伊吹山のおすすめポイント
次に、伊吹山登山をする上でのおすすめのポイントを説明していきます。
頂上の施設が充実
伊吹山の頂上は、コーヒーショップから売店、何軒もの御食事処が並んでいます。
車で頂上まで来れるために、設備としてはとても充実しています。
御土産屋さんなどもある為、食事を楽しみながら、ゆったりとコーヒーを飲み、お土産を買って下山するというのも伊吹山の楽しみの一つです。
登山中の景色が綺麗
木々なども遮るものが一切ない伊吹山の魅力は何と言っても、登山途中に振り返ると眼下に広がる雄大な景色です。
登山後半は体力的消耗も大きく、精神的にも辛い時間に入りますが、この景色を見ると疲れも吹き飛びます。
美しい景色を目に焼き付けながら登山を楽しめるのが、伊吹山の大きな魅力です。
初心者でも登りやすい山だが注意点もあり!
いかかでしたでしょうか?
今回は伊吹山登山について必要なことについて説明して参りました。
初心者向けの山ではありますが、登る際の注意点を意識しないと、大きな体力の消耗に繋がります。事前に下調べを行い、登山に備えることが大切です。
まとめると、
- 日本百名山の中では初心者向けだが、事前準備が必要。
- 伊吹山の日差しは強力。日よけ対策は必須
- 水分の消耗が激しい為、水分補給は適度に行うことが必要。
でした。
この記事が、伊吹山に挑戦したいと考えている人の大きなヒントになれば嬉しいです。