キャンプやアウトドアに行ったとき「長靴を持ってくればよかった…」そう思ったことはありませんか?とはいえ、いざ出発前になると不要な気がして持ってくるのが億劫になるものです。
そこで今回は、キャンプに持って行きたくなるおすすめのアウトドア用長靴を紹介します!携行性や長時間履いていてもストレスにならない使い勝手の良さを重視したものばかりなのでキャンプやアウトドアで活躍すること間違いなしです。
キャンプやアウトドアに長靴は必要?
キャンプに長靴が必要かどうか疑問に感じる方もいるかと思いますが、具体的にキャンプで長靴は
- 突然雨が降ってきても安心
- 足元の悪いサイトでも快適に過ごせる
- 夜露で濡れた地面対策
として雨の日以外にも役立ちます。
天候が変わりやすい自然の中では晴れの予報でも突然雨が降ってくることは珍しくありませんし、前日の天気によってはサイトに水たまりやぬかるみがあることもありますね。こういった時、長靴があれば水濡れや汚れを気にせずキャンプを楽しむことができます。
また、朝起きると芝や地面が夜露で濡れていることが多いです。ところが、シューズでは通りたくない道でも長靴ならへっちゃら。キャンプに長靴があると天候にも地面の状況にも左右されず快適に過ごすことができますよ。
アウトドア用長靴の選び方
アウトドア用の長靴はデザインや履き心地以外にも、3つのポイント
- 素材
- 携行性
- キックオフの有無
に注目すると使い勝手の良いものが選べます。具体的に解説するので一緒にポイントを押さえていきましょう。
素材の種類別の特徴
アウトドア用の長靴には主に3つの素材があります。それぞれ簡単に特徴を説明しますね。
PCV(塩化ビニール)
プラスチックの一種で素材自体が硬いので、汚れや傷がつきにくく、経年劣化がしにくいです。
一般的な長靴に使われる素材として多く使われている素材で安価でデザインが豊富にあるのも魅力ではありますが、硬い素材のため脚に馴染みにくくアウトドアでは歩きづらく感じるかもしれません。冬など気温が低くなるとより硬くなるので、冬場の凍った道などでは滑る可能性が高く注意が必要です。
合成皮革
ポリウレタンやPVCなどの合成樹脂から作られているのが合成皮革です。ファッション性が高くフィット感もあり、汚れもつきにくいのでアウトドア以外でも使いたい方にはおすすめの素材になります。
ですが、アウトドア用として使用するとなると今回紹介する素材の中で最も防水性が劣ります。合成皮革素材の長靴には「完全防水ではありません」と注意書きされているものもあるのでよく確認しましょう。
ゴム
アウトドア用として使い勝手抜群なのがゴム素材(天然・合成)です。防水性が高いのでしっかり足元をカバーできますよ。
軽くてクッション性もあり、伸縮性もあるので足へのフィット感も抜群。足元の悪い地面でもしっかり踏ん張れるのでキャンプにぴったりです。
懸念点なのは熱に弱く経年劣化しやすいところです。保管状況によっては使用頻度が少なくてもひび割れてしまったり硬くなってしまうトラブルが起きるので、長く使いたい場合にはお手入れをしっかりしましょう。
※ちなみに天然ゴム製の長靴には白い粉のようなものが付いているときがあります。これは劣化防腐剤といって天然ゴムに使われていることが多いものなので劣化ではありません。
折りたためてコンパクト
アウトドア用の長靴は雨の日に履いていくだけでなく、いざという時に欲しいアイテムでもあります。そのため、折りたたみができてコンパクトになるものを選ぶと備えとして持ち運びがしやすくなりますよ。
収納袋が付いているかもチェックポイントです。
キックオフの有無
キックオフとはかかと部分についていつ突起のことで、商品によっては”ヒールキック”などと呼ばれます。
この突起を反対側の足で抑えると長靴でも楽に脱ぐことができるので、脱ぎ履きの多いキャンプではキックオフがある方が使いやすいです。
キャンプやアウトドアにおすすめの折りたたみ長靴
キャンプでの長靴の活躍シーンや選び方が分かったところで、ここからはキャンプにぜひ履いてほしいおすすめの長靴をご紹介します。どれもアウトドアにおすすめのポイントがあるので商品紹介と併せてチェックしてくださいね。
日本野鳥の会 バードウォッチング長靴
素材 | <表地>天然ゴム、<裏地>ナイロン |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | あり |
日本野鳥の会の長靴はアウトドア用の長靴の代表格アイテム。バードウォッチング用に開発され、高いフィット感と靴底のグリップ力、そしてゴム長靴専門のメーカーとの共同開発ともあって歩き心地も抜群です。
天然ゴム製の長靴としては珍しくカラーバリエーションも豊富なので、機能性もおしゃれも重視したい方にぴったりの長靴になりますよ。
第一ゴム パッカブルブーツ
素材 | <表地>合成ゴム、<裏地>合成ゴム |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | あり |
足にフィットする柔らかいゴムを使っているので、楽に折り畳んで持ち運ぶことができます。収納袋が付いているのも便利です。
靴底は並底になっているので土や泥が詰まって足取りが重くなる心配もありませんしお手入れも楽にできますよ。
Wetland(ウェットランド)PKレインブーツ
素材 | <表地>天然ゴム、<裏地>- |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | あり |
高品質の天然ゴムを採用しているため、非常に滑らかな履き心地が特徴です。足首も動かしやすいので長時間履いていてもストレスがなく、キャンプなど動きが多いシーンでも使いやすいです。
経年劣化によるひび割れが出にくく、長く愛用したい方におすすめになりますよ。
Columbia(コロンビア)ラディ リーフ
素材 | 素材:<表地>合成ゴム、<裏地>ゴム |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | あり |
ラディリーフは軽量でやわらかなゴムが採用されていますが、自立するくらいのちょうどよい硬さがあるのでキャンプで脱いだ時も汚れません。家で通気性良く保管もできますね。
アジャスター付きで雨の侵入や蒸れの軽減を調整でき、リフレクター付きのロゴは夜間でも安心して使用できますよ。
FIELDOOR(フィールドア)レインブーツ
素材 | <表地>ゴム、<裏地>ポリウレタン |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | あり |
お子さまとお揃いのアウトドア用長靴をお探しの方はフィールドアのレインブーツがおすすめ。キッズサイズ対応で、インソールはクッション性があり、内側には柔らかい素材が採用されているので履き心地もいいです。
キックオフ付きで脱ぎ履ぎが激しいお子さまもストレスなく履けますよ。
ワークマン「防水FEST(フェスト)ブーツ」
ワークマン公式で防水FEST(フェスト)ブーツを調べる
素材 | 合成皮革・ポリエチレン・ポリエステル・ゴム底 |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | なし |
アウトドア用長靴の高めのお値段設定に悩んでいる方は、ワークマンのフェストブーツがおすすめです。
専用の収納袋で折り畳んで持ち運べて、ドローコード付きでフィット感も調整できる機能性の高さがありながらお値段は3,000円以下と高コスパ。売り切れ状態の続くほど、高い人気がありますよ。
レディースにおすすめの折りたたみ長靴
ここまで紹介してきた長靴ももちろんアウトドアにおすすめですが、特に女性だとユニセックスの場合フィット感が心配になりますね。「もう少し可愛らしいのが良い」と思う気持ちも分かります。
そこでここからはデザイン・フィット感ともに女性におすすめのアウトドアでも活躍する長靴を厳選して紹介します!
HUNTER(ハンター)オリジナル ツアー
素材 | <表地>ゴム、<裏地>リサイクルポリエステル |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | なし |
ハンターのオリジナルツアーはおしゃれな長靴の金字塔。ブーツっぽい見た目も可愛らしく、細めのラインで美脚効果もあります。
一見硬そうに見えますが、軽量ラバーを採用しているのでとても柔らかく付属のバッグに入れておしゃれに持ち運ぶこともできますよ。
立体的なインソールはクッション性もあり、履き心地も抜群です。
KiU(キウ)パッカブル レインブーツ
素材 | <表地>合成ゴム、<裏地>ポリエステル |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | あり |
くるくると丸めて持ち運びができる柔らかさとソールの薄さがありながら、蒸れにくい低反発素材の中敷きを採用しているので快適な履き心地があります。中面は通気性の良いメッシュ素材で、とにかく長靴の蒸れ感が嫌という方におすすめの長靴です。
moz(モズ)パッカブルレインブーツ
素材 | <表地>合成繊維、<裏地>- |
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折りたたみ | 〇 |
キックオフ | なし |
値段の安さも重視したいという方はmozの長靴がおすすめ。4,000円以下と手頃な価格ながら、つま先やかかとといったすり減りやすい部分に補強加工が施されていてアウトドアでも使いやすいです。
機能性に加えコーディネートしやすいシンプルさとワンポイントの可愛さがあり、まさにいいとこ取りの長靴になりますよ。
折りたためないアウトドアやキャンプにおすすめの長靴
AIGLE(エーグル)パークル ラバーブーツ
素材 | <表地>天然ゴム、<裏地>ゴム |
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折りたたみ | × |
キックオフ | なし |
エーグルのラバーブーツは折りたたみはできないものの、細身シルエットで足首が締まっているため美脚効果が期待できるデザインとなっています。アウトドアだけでなく街中でも履けるおしゃれな長靴を探している方にぴったりです。
気になる履き心地は天然ゴムを使用しているため伸びがよく、見た目より窮屈感を感じません。
OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ)ブーツ
素材 | <表地>ゴム、<裏地>ゴム |
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折りたたみ | × |
キックオフ | なし |
軽量配合ラバーを採用しているので、見た目のしっかりさとは裏腹に軽い履き心地が特徴です。インヒールインソールでさりげなく足長&美脚効果もあり、普段着にも合わせやすいシルエットになっています。
ボトムによってベルトでサイズ調節できるので、フィット感も変えられますよ。
折りたたみ長靴の注意点
キャンプに便利な折りたたみの長靴ですが、購入前に知っておきたい注意ポイントが2つあります。それは
- 保管の仕方
- ソールの柔らかさ
です。購入後のギャップを減らすためにも、ぜひこの2つのポイントは押さえておきましょう。
保管時の注意点
折りたたみ長靴の素材として多く使われているのが柔らかいゴム素材ですが、ゴム素材は経年劣化が出やすく保管の仕方には注意が必要です。簡単な流れとしては
- 使用後は汚れを水などで洗い落とし乾いた布で拭く ※自然乾燥はゴムの劣化を早めるのでしっかり拭き取るのがおすすめです
- 蒸れやすい内側に消臭スプレーをかけて臭い予防をする
- 風通しのいい日陰に、形を整えた状態で干す
- ケア剤を吹きかけて乾かし、できれば折りたたまない状態で保管する
となります。
ゴム素材は熱に弱く、折りたたんだ状態で長期間保管していると、ゴム同士がくっついてしまったり、折り目がひび割れてしまうトラブルが起きる可能性が高まるため、保管時はなるべく収納袋から出しておきましょう。もし折りたたんだ状態で保管する際はこまめに風に当ててあげるようにしてください。
比較的寿命が長いとされる天然ゴムでも、長靴としての寿命は1~2年と言われています。ですが適切に保管し、お手入れをしてあげることで寿命を延ばすことができるのでぜひ、試してみてくださいね。
ソールの柔らかさ
折りたたみできるという特性上、どうしても柔軟性が求められるためソールも柔らかい傾向にあります。また、携行性を重視して軽量化されているものも多く、一般的なブーツよりソールの厚みが薄いのも特徴です。
そのため、底が摩耗しやすく足の裏に地面の感覚が伝わりやすいことがあります。ゴツゴツした岩場などあまりにも足元が悪いところでは歩きにくく感じる可能性がある点も注意が必要です。
心配な場合はインナーソールが入っているかや底が厚く作られているか、グリップ力はどうなのかも事前にチェックしておくのがおすすめです。
まとめ
キャンプに行くなら保険として忍ばせておきたい長靴。紹介した長靴はどれも機能的で携行性も考えられているので、晴れの日以外にも大活躍します。
フィット感やサイズ感は商品ごとに若干違ってくるので、気になる商品は実際に履いてみてからの購入がおすすめ。気に入った上で購入すれば、使用後のお手入れもきっと楽しくなりますよ。