テント泊の登山にザック選びは重要です。日帰りよりもテント泊の方が、山にいる時間が長く楽しみも増す反面、体力的な負担や危険が比例するのも事実。
そんなテント泊におすすめしたいのが今回のザック、「カリマークーガー55-75」です。クーガーの魅力的なポイントとは何か?ご紹介していきたいと思います。

karrimor(カリマー)は歴史ある人気登山メーカー!

カリマーは1946年創立の、イギリスのザックメーカーです。カリマーの語源は「carry more = もっと運べる」をもじったものとのこと。

そして、多くのクライマーや、ヒマラヤ登山隊の登山を支えてきた、歴史あるメーカーです。もともとはサイクルバックメーカーで、登山家の依頼でザックを作ったことをきっかけにザックメーカーへ転向しました。ザックの他にアルパインウェアやトラベルバッグなども現在は扱っています。

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おすすめのcougar(クーガー)とは

クーガーは、カリマーの人気の定番モデルです!もともとテント泊や長期の縦走向けに開発された中~大型モデル。
2017年にリニューアルも果たし、さらなる進化を遂げています。
ショルダーベルトの形状変更や、V字型のウエストベルトなど、そのほか様々な部位が改良され、旧型と比べて体へのフィッティングが向上。使い勝手も良くなっていて、登山者の支えになっています。

ザックの容量の目安

どの山にどんな目的の登山をするのかによって、ザックの大きさは変わります。また、自分の体形などに合ったものを選ぶこともポイント。
容量の目安は下記の通りです。

・トレイルランニングやハイキング:10~15L
・ハイキングや日帰り登山、有人の山小屋泊:20~30L
・無人の山小屋泊:30~50L
・テント泊:50L~

テント泊登山で必要なザックの容量は、50L~と言われています。登る山や何日間泊まるのか、積雪期なのかといった条件・目的などにより変化します。

今回のクーガーは55Lから最大で75Lの容量があるので、幅広い条件での雪山やテント泊にて活躍してくれます。

cougar(クーガー)は容量別にラインナップが豊富

クーガーには容量の違いでいくつか種類があります。
・クーガー 75-95
・クーガー 55-75 <今回おすすめのサイズ>
・クーガー 45-60
<女性用モデル>
・クーガー グレース 55-70
・クーガー グレース 45-60

おすすめのクーガー55-75のスペック
容量:55~75L
サイズ:78×39×32cm
重さ:2.68kg
背面長:43~54cm

他のザックと比べて若干重さがあります。数字だけ見ると重そうに思えますが、実際に背負ってみると、思いのほか重さはあまり感じません。
ちなみに背面長とは、両腰骨上端の高さから首後ろの一番大きく出っ張っている骨までの長さです。
この長さをクーガーでは、優秀な機能の一つであるSAシステムで調節を可能にしています!

クーガーがテント泊登山におすすめな理由

テント泊登山におすすめな理由①自分の背面長に合わせて調節ができる

ザック本体のフレームと、背面のパッドを上下に移動させることで背面長を調節します。
登山中の状況や、好みによっても変えることもできて汎用性が高い!

しかもザックを担いだままでも、調節ができるという便利さを併せ持つ。
実際に使ってみて、もし相性が合わなかったら・・・という不安も解消できそうですね。

テント泊の登山用ザックのおすすめ7選!必要な容量の大きさや選び方を解説!

堅牢なアルミチューブでフィット感もUP

背面にザックの形状を安定させるアルミチューブとバーが内蔵。より頑丈で、フィット感のあるつくりとなっています。

しかも給水に便利な、ハイドレーションシステムも使用可能!上画像の真ん中のポケットが収納スペースです。水が凍らない3シーズンなどに使ってみましょう。

テント泊登山におすすめな理由②ポケット・収納が豊富

収納の豊富さ、多機能さもクーガーの魅力のひとつ!
まずは、マチがついた外側の大きなポケット。ザック内部に入れにくいものや、冬で使うスコップやスノーシュー、ワカンなどの素早い出し入れに便利です。ザックにくくり付ける必要なし!
しかも上部をフックで引っ掛けて留められるので安心です。

さらに、脇にも大きなサイドポケットがあります。長期の連泊登山など、荷物が多くなるときに大活躍でしょう。

ウエストベルトに大きなマチ付きのポケットがあります。ザックを担いだ状態でも使える、このポケットが大きいのは嬉しいポイント!行動食や手袋など、ご自身のお好みでどうぞ。

雨蓋の外側ポケットから内側へアクセス可能。手間の省ける、使いやすい構造です。内側はメッシュになっています。

テント泊登山におすすめな理由③便利なワンドポケット。しかも大きめ!

ボトルやテントのポール、トレッキングポールなどを運ぶのに使用可能。コンプレッションベルトで固定できて、安定性もUPです。

細やかな気遣いが光る、コンプレッションベルト

余ったコンプレッションベルトを留める部品がついていて見た目もすっきり。
何かに引っ掛けることもありませんね。

テント泊登山におすすめな理由④ピッケルホルダーがあって便利・安心

雪山で活躍するピッケルですが、手を離れると、時として人や自分をキズ付ける凶器となることもあるので、ホルダーでしっかり管理しましょう。

ヘルメットクリアランスデザインが生む快適さ

ベルト調節によってザックの雨蓋部分を後方へ移動が可能です。ヘルメットを被っているときに頭部が動かしやすくすることができます。
雨蓋が頭部の真後ろにあると見上げる動作などがしにくいですが、雨蓋を後ろへずらすことで頭部の可動域が広くなっています。

テント泊登山におすすめな理由⑤取り出しやすいくパッキングしやすい内部構造

内部は二層構造にすることができます。ザックの中間あたりにある仕切りで上部と下部でザック内の空間を分けることができ、パッキングがしやすい上、必要なアイテムを取り出しやすいです。

また、テントでの就寝時に、シュラフごと足をクーガーに入れて防寒具にするということも可能。大型のザックであるクーガーは、足をカバーする面積も広く、荷物を運ぶこと以外の面でも頼りになる存在です。

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重たいザックの背負い方のポイント

ザックを動かして背負わず、自分から背負いに行くようにするのがおすすめです。
1.ハンドルループを持ち、自分の膝にザックを置きます。
2.ショルダーベルトに片方の腕を通します。
3.自分の背中をザックの背面にくっつけにいくようにして背負います。
自分の背中をザックの背面に合わせに行く。こうすると、力をあまり使わず安全に背負えます。
ザックを手で持ち、回して背負うのは危険です。ザックが重い場合、自身がバランスを崩して転倒する危険や、周りの人に危害が及ぶこともあります。

各ベルトの締める順番

基本的にはザックを背負って、下から上へ締めていきます。
1.ウエストベルト
2.ショルダーベルト
3.トップスタビライザー
4.チェストベルト
1~4の順番で締めます。

SAシステムの調節方法と各ベルトの締め方

0.各ハーネス、ベルトをすべて緩めた状態にする。
1.クーガーを背負い、ウエストベルトを腰骨の少し上で締める。
腰骨の上端がウエストベルトの3分の1くらいにかかる程度。

2.ショルダーベルトを、ベルト上にある赤いマークが肩にくるように締める。
3.背面にあるSAシステムのベルトを引き、背中にフィットするようにする。2番で行った赤い目印がずれていないか確認しましょう。
4.トップスタビライザー(肩のベルト)を引いてザックを体の方向へ近付ける。(引きすぎ注意)

登山中に肩が痛くなってしまう方は、トップスタビライザーの締めが緩い、または適切な位置ではないことがあります。また、肩の上に隙間をつくらないように調節しましょう。

5.チェストベルトを留める
チェストベルトはショルダーベルトがブレないようにするのが目的です。なので、チェストベルトを引っ張ってきつくする必要は無し。緩まずに留まっている程度であれば問題ありません。

持っていて損はない、カリマークーガー!

リニューアルして進化を遂げたクーガー。その高い汎用性や収納力、フィッティングの良さなど、ひとつ持っていて損はないザックです。
ザックとの相性の良し悪しもあるため、じっくりお店でフィッティングをしてザックは選びましょう。そのときに今回ご紹介したクーガーを、選択の候補に入れてもらえれば幸いです。
これからテント泊の登山をしたいと思っている方や、大型のザック選びで悩んでいる方など、カリマークーガーを検討されてみてはいかがでしょうか。

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