アウトドア用小型テーブルの中でも、定番のアイテムと言えばアウトドア用品や工具のメーカーである「SOTO」から発売されているフィールドホッパーです。ここではフィールドホッパーの魅力や使い方について説明いたします。
アウトドアの醍醐味と言ったら、大自然の中で食べる「山めし」と思い浮かべる人も少なくないでしょう。食材やコンロを置くスペースに、またはちょっとした休憩で温かい飲み物を置く台に。そんな時、小型でもテーブルがあると何かと便利なものです。
ソト(SOTO)フィールドホッパーとは
SOTOフィールドホッパーとは、登山やキャンプなど、アウトドアシーンで使用されるために作られた軽量&コンパクトなミニテーブルです。
アウトドア製品や工具などを作り出しているメーカーである「SOTO」の製品で、数あるアウトドア用ミニテーブルの中でも殿堂入りと言われるほどの人気を誇ります。
ソロキャンプや登山にちょうどいいサイズ
人気の理由はソロキャンプにちょうどいいA4サイズの広さと、わずか395gという軽さ。そして広げるだけでスタンドが上がるので、ワンアクションで設営できる簡単さです。
食材やコップなど、地面に直接置きたくないものを置いたり、寝る時にスマホや眼鏡を置いたりと、あると何かと便利なのがミニテーブルですが、設営の簡単さと軽さ、コンパクトさからソロキャンパーの間で最も人気のあるのがフィールドホッパーなのです。
ソト(SOTO)フィールドホッパーは限定品もある
材質:脚・ステンレス 天板・合板+アクリル
耐荷重:3kg
2016年に木工製品に定評があるガレージブランド「シエルブルー」とコラボしたフィールドホッパーが100台限定で発売されていました。
2種類の木材を交互に使いボーダー調にした天板は、アウトドアに溶け込む自然な風合いを持つオシャレなデザインとなっています。
ちなみに、人気ブランド同士のコラボという事もあり、こちらは発売と同時に完売してしまいました。現在は、「ナチュラム×シエルブルー×SOTO」のコラボアイテムが、こちらも限定で発売されています。天板は明るくナチュラルな色合いで統一され、表と裏に各ブランドのロゴが焼印されているのがとてもオシャレな雰囲気を作り出しています。
ソト(SOTO)フィールドホッパーと類似品との違い
アウトドア用のミニテーブルは多数あり、中にはフィールドホッパーの類似品もあります。しかし、そのほとんどは
①部品を収納ケースから取り出す。
②天板を合わせる。
③スタンドをつける。
④もう片方のスタンドをつける。
と設営に4つのステップがあります。フィールドホッパーが1ステップで設営が出来る事を考えるとやはり利便性で勝るでしょう。
また、あまりに安価なミニテーブルだと壊れやすい物もあるので、アウトドアで使うミニテーブルだからこそ、フィールドホッパーのように丈夫な作りのものを選びましょう。
ソト(SOTO)フィールドホッパー登山にピッタリ
フィールドホッパーは、ソロキャンプや釣りで活躍してくれますが、最もおすすめの使い方は、なんと言っても登山です。食材やお皿は地面に直接置くのは抵抗がある人も多いでしょう。コンロも安定した場所に置いた方が安全性は高いです。
しかし、山ではいつでも広いスペースを確保できるとは限りません。あまりスペースがない所でもコンパクトなフィールドホッパーならお皿やコンロを置く場所を確保できますし、設営が簡単なので素早く準備できるのもフィールドホッパーならではの利点です。
また、険しい山道を歩く過酷な登山でもフィールドホッパーなら軽いので、荷物が重くなる心配もいりません。フィールドホッパーは、登山をする人にこそ使ってほしい製品なのです。
ソト(SOTO)フィールドホッパーの自作&改造
フィールドホッパーはワンアクションで設営できる利便性の高いミニテーブルですが、その構造自体はシンプルです。その為、自分好みの素材や色合いを求めて自作する人や、改造する人もいます。
ピンペグで天板を固定
フィールドホッパーは天板が固定されているわけではありません。物を乗せたまま移動させる時は天板が折れないように注意が必要です。その為、使用していて「天板が固定されれば」と思う方も少なくないでしょう。
実は固定する方法があるのです。それはテントやタープを貼る時に使うピンペグを使う方法です。ピンペグを天板の裏側、側方に差し込むことで天板が固定され、持ち上げてもくの字に曲がる事はありません。天板の固定を考えている人はぜひお試しください。
磁石で簡単にできる天板固定!
フィールドホッパーは天板を畳んだ状態でロックすることが出来ないので、勝手に開いてしまう事もあります。
それを防ぐために両天板の裏側に磁石を付けるだけの簡単改造でフィールドホッパーがより便利になるので、気になる人は試してください。
自作もできる
自作する場合、二枚合わせてA4サイズになるようカットした木材を蝶番で固定すれば天板は簡単にできます。
スタンドは、フィールドホッパーと同じようにするにはカットするサイズが複雑になるので、設営に2~3ステップ必要になるとしてもシンプルな作りにするのをおすすめします。
材料は全てホームセンターで購入でき、費用も1000円程度で済むので、DIYが好きな人は是非チャレンジしてください。
「自分好みにアレンジしたいけど、1から自作ちょっと」と言う人は一手間加えて改造する事もできます。
自然の中で使うミニテーブルはアルミよりも木材が良いという人は、天板のサイズに合わせてカットした板を張るだけでも雰囲気が変わります。
色の違う二色の板を交互に張ってもオシャレな雰囲気が出るでしょう。
フィールドホッパーとオゼンライトを比較
アウトドア用ミニテーブルで、フィールドホッパーと同じく人気があるのが人気アウトドアブランドのスノーピークから発売されている「オゼンライト」です。
価格やサイズ、重量では両者わずかな差しかなく甲乙つけがたいですが、設営に関してはフィールドホッパーが数秒で出来るのに対して、オゼンライトは約3分かかります。
しかし、前述の通りフィールドホッパーは天板が固定されないのに対して、オゼンライトは天板が固定され安定感が増します。
何を優先させるかで選ぶ製品が変わりますが、フィールドホッパーの購入を検討している人は、オゼンライトも一緒に比べておくと良いでしょう。
まとめ
利便性・携帯性で高いことから、ソロキャンパーを中心にアウトドアで人気を集め続けるフィールドホッパーは、これからも多くの人のアウトドアライフを助けてくれるでしょう。
フィールドホッパーは決して安価ではありませんが、その性能を考えれば価格以上の製品だと言えます。
人気のフィールドホッパーだからこそ、持っていればアウトドアライフを今まで以上に豊かなものにしてくれることでしょう。