両神山とは?

奥秩父を代表する百名山のひとつである両神山は標高1723Mで、日帰りでアタックできる山です。
両神山は山岳信仰の山としても知られており、山頂には祠があり神聖さがあるのも特徴です。

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両神山の登山ルートの難易度は?

登山道は急登やコースによっては鎖場もあるので、中級者レベルの山です。
登山ルートは大きく分けて4つコースがあります。

コースによっては、道に迷いやすい箇所や通過する際は慎重に通らないと危険な箇所もあります。
スリルある登山道をクリアすると、山頂からは八ヶ岳連峰や富士山、さらには奥秩父の山脈、浅間山など360度の展望を楽しむことができます。

日向大谷コースの難易度や所要時間

両神山の日向大谷コースの難易度は、初級者~中級者レベルですが、体力面で自信のある方でしたら、初心者の方でも十分登れる山だと思います。

登山レベル:初級者~中級者向け
距離:約10.2km
コースタイム(往復):約6~7時間
コース難易度:★★★☆☆

両神山の各登山コースの所要時間(片道)

【日向大谷コース】
日向大谷口登山口→会所(30分)→清滝小屋(1時間30分)→両神山奥宮(50分)→山頂(30分)

【八丁峠コース】
八丁トンネル登山口→八丁峠(50分)→東岳(1時間20分)→前東岳(20分)→山頂(20分)

【白井差新道コース】
白井差登山口→白井差(1時間)→オオドリ河原(1時間)→ブナ平(30分)→山頂(1時間10分)
※私有地の為、環境整備料として1000円が必要です。(問い合わせ先:山中さんTEL0494-79-0494)

【梵天ノ頭コース】
中双里→白井峠(1時間20分)→梵天ノ頭(1時間)→ミヨシ岩(40分)→山頂(1時間30分)

両神山の登山道で見られる高山植物や花

【ニリンソウ】

【コガネネコノメソウ】

【ラショウモンカズラ】

ジグザグの登山道を進むと高山植物などを見かけるようになり、険しい道のりで疲れた心にパワーを与えてくれます。
高山植物は、決して目立たず奥ゆかしさを持つように咲く姿が、高山植物のファンを集める理由のひとつなのかもしれません。登山道に咲く高山植物を見るのを楽しみにするハイカーも多くいます。

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日向大谷コースを利用する場合の駐車場

一般的なコースで、最も登山客が多いコースが日向大谷コースです。
登山口まではバスも通っており、駐車場もあるのでマイカーで行くことも可能です。
駐車場は3か所あり、一部有料です。

4月中旬を過ぎた週末ともなれば、朝7時には満車になるのは珍しくありません。
登山道から一番近い駐車場が第一駐車場、登山道から離れていく毎に第二、第三駐車場があり、第三駐車場から登山道まで約250Mの距離で、登山口の手前にトイレがあるので、登山開始前に利用すると良いでしょう。

駐車場は全部で約50台の車を停めることは可能ですが、満車になると路駐を余儀なくされる場合もあります。
駐車場まで山道は狭いのですが、路駐になると道幅の広いところまで戻らなくてはいけないので、登山口からかなり距離があるので、駐車場に停めたい場合は早目の到着を心掛けると良いでしょう。

両神山の日向大谷コースを解説

両神山の日向大谷コースを危険ポイントなども含めて、写真付きでご紹介します。

登山口~会所(30分)




登山道は、緩やかなハイキングコースからのスタートとなっています。暫く歩くと鳥居があり、奉納観蔵と書かれたところに神様がいます。滑落者も多い山でもあるので安全祈願をして、登山開始です。

会所までの登山道は、木橋や石の上を跳ねたりしながら、沢を渡る箇所もあり涼しさを感じながら登山を楽しむことができます。沢は大雨の影響で増水することもあるので、沢を渡る際、注意が必要ですが晴天続きだと増水の心配もなく、水浴びをするハイカーも見受けられます。

会所には産泰尾根との分岐がありますが、産泰尾根の登山道は分かりにくいので地図とコンパスを持っていない方にはおすすめできないコースです。一般的である日向大谷コースは、登山客も多く、道漂が沢山あるので道に迷うことはないと思います。

会所~清滝小屋(1時間30分)

登山道のアップダウンはありません。新緑からこぼれる太陽の光に癒されながら登山道を進むと、弘法乃井戸という湧き水があります。井戸水なので冷たい天然の水を補充することができます。

清滝小屋にはトイレや水場もあるので、食事ができるようにベンチなども完備されています。
さらに屋根付きということもあり、日差し除けや急な悪天候による雨宿りも可能です。
山頂が狭く食事を摂ることができないことを分かっているハイカーはこちらで食事を済ませている方もいます。

そして、水場と隣接している小屋があります。小屋は無人で避難小屋になっていて、布団などもあります。小屋の中は比較的綺麗で管理されており立派な建物です。

小屋の目の前にトイレがあり、水場の横にはカラフルなテントがいくつかあったので、テント泊をしているハイカーもいます。

清滝小屋~奥宮神社(50分)

小屋から山頂までの登山道は、これまでの緩やかな登山道とは一気に変わります。
前傾姿勢のまま登る急な坂道が長く続きます。
つまり、下山時は滑ることがあるので注意が必要だということです。

膝への負担があるので、自信がない人はサポーターなどしておくと良いでしょう。
小屋から奥宮がある神社までの道のりは、クサリ場が少しずつ増えてくるので、充分な休憩を取りながら無理のないペースで登るようにしましょう。

鉄パイプの階段は、濡れていると滑りやすいので手すりを掴まりながら、一人ずつ登ります。
こちらの鉄パイプの階段までくると、奥宮まであともう少しです。

木の根が階段となっていますが、疲れていると足を引っかけやすいので、転倒に注意する箇所でもあります。
写真を見て分かるように急斜面を歩くので、一歩踏み外すと滑落してしまいます。
休憩ポイントを確保する時は山側で休憩するようにしましょう。

少し歩くと赤い鳥居が見え、その先には両神神社本社があります。こちらの神社の狛犬がオオカミだということもあり、両神山を訪れるハイカーの人気のひとつとなっています。

更にその奥には両神御嶽神社本社もあり、境内には、両手を広げても回りきらない立派な夫婦過ぎがあります。
境内はベンチなどがあり休憩できるエリアとなっています。

ちなみに神社に杉の木があるのは、神様が降臨する為に杉の木が必要だそうで、神社には杉の木がいくつも植えてあるそうです。

赤い鳥居をくぐった後に見える狛犬とは違い、大きいオオカミの狛犬がいるのは、両神御嶽神社本社です。

奥宮神社~山頂(20分)

奥宮を後にして歩き始めると、富士見坂と言われる坂道に入ります。
こちらは急な箇所が続き、なかでも垂直に近い岩を登るようなクサリ場は、一歩一歩を慎重に登る必要があり、ロッククライミングのような登山道となっています。
特別な技術は必要ありませんが、滑り止めのついた軍手は必須です。

ロープやクサリは、ひとつしかありません。
安全のためには一人ずつ登るため混雑しているときは渋滞します。
渋滞をしているからと言って、焦って足をかける岩を間違えてしまうと、事故に繋がるので慎重に登らなくてはいけません。

両神山は、山頂近くになるとスリルな岩場の道が多くなります。
両手を使って登る箇所が続くので、岩場の登山道が好きなハイカーにとっては、ワクワクが止まらない登山となるでしょう。

一人ずつしか通行できない箇所はいくつもありますが、こちらの木橋の横は崖になっています。
岩の横に連なっているクサリに掴まりながら、慎重に歩きます。橋を渡ると更に岩場が続きます。

こちらの岩を登りきると山頂です。
こちらも道が狭いので、ハイカー同士の譲り合いや声掛けが必要なエリアです。

日本観光地百選に入選した記念碑が建立されていました。ここから、すぐのところが山頂です。

こちらが、百名山の両神山の山頂です。人が10人いるのも難しいくらい狭い空間なので、譲り合って写真を撮ったらすぐに下山をしないといけません。山頂の祠は山岳信仰の山だけあって、神聖な空間となっています。

山頂から見える山々の位置確認ができます。山頂は狭く、大眺望ではあるのにその景色を見ながら食事をのんびりとることができないというのは残念ですが、それが両神山の特徴です。

両神山の山頂からの景色

視界が良好であれば、山頂(剣が峰)からは八ヶ岳連峰や富士山を見ることができます。

また、筑波山や男体山なども見ることができるので、360度の大パノラマの眺望は格別です。

まとめ

両神山は、険しい山ではありますが決して特別な技術が必要な山ではありません。時間に余裕を持って百名山である両神山へ訪れてはいかがでしょうか。

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