ちょっとお湯を沸かしたいときに重宝するのがシェラカップ。手軽に珈琲タイムを楽しんだり簡単な調理に使えたり、アウトドアには必要不可欠な便利アイテムです。
「便利だけど取っ手が嵩張って収納するとき微妙にストレス・・・」
「コンパクトにすっきり収納して持ち運びできたら・・・」
そんなお悩みをお持ちの方に向けて、今回は折りたたみ式のシェラカップをご紹介します。折りたたみシェラカップのメリット・デメリットや失敗しない選び方、またおすすめの折りたたみシェラカップを厳選してご紹介しますのでぜひご参考にしてみてください。
登山や徒歩キャンプには折りたたみシェラカップがおすすめ
シェラカップとは金属素材のカップのこと。コップやお皿、目盛り付きなら計量カップの代用など、ひとつで何役も熟せるマルチギアです。直火にかけられるのでシェラカップで炊飯や簡単な料理だって作れます。
そんなシェラカップの欠点が収納性。スタッキングしても取っ手となるハンドルがひょっこりはみ出し嵩張るので、リュックのモールに外付けして持ち運ぶなんてことも。
そんなときはハンドルが折りたためるシェラカップがおすすめです。ハンドルが折りたためることで2個3個と持って行っても嵩張らず、手持ちのクッカーにスタッキングすれば場所も取らないので、荷物を少なく持ち歩きたい徒歩キャンプや登山、ツーリングキャンプにおすすめのシェラカップです。
持ち手が折りたたみと固定のシェラカップの違いは?
ここではシェラカップの持ち手が固定式と折りたたみ式のメリット・デメリットをご紹介します。
折りたたみ | 固定 | |
---|---|---|
メリット | ・持ったときの安定感 ・積み重ねることができる |
・小さくコンパクトになる ・スタッキングして持ち運べる |
デメリット | ・収納時に場所をとる | ・持ったときに若干不安定 |
持ち手の安定感
折りたたみシェラカップは取っ手が可動してコンパクトになる反面、取っ手に多少のグラつきがあります。満水にしても不安定になることはないですが、安定感は固定式に軍配が上がります。
スタッキング
シェラカップ同士をスタッキングすると、折りたたみ式は下部に折りたたまれたハンドルで、固定式のようにすっきりと重ねることができないので、シェラカップを複数個持ち運びたい方には向いていません。
シェラカップ1~2個持ち運びたい方には、クッカーがソロサイズでも取っ手が邪魔にならずスタッキングすることが可能なので、荷物をコンパクトに持ち運びができる折りたたみシェラカップがおすすめです。
折りたたみシェラカップ選びのポイント
それではシェラカップを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介していきます。購入をご検討の方は参考にしてみてください。
目盛り
シェラカップに目盛りが付いていると計量カップとして使えるので便利です。珈琲一杯飲むにも無駄に水を消費することなくお湯を沸かすことが可能。また炊飯調理など目分量ではなく適正量を測ることで調理に失敗することなく美味しくご飯がいただけます。
注ぎ口
シェラカップで沸かしたお湯を別の容器に注ぐ時に、注ぎ口があるとこぼさずに移すことができます。デメリットとして直径が大きくなるので、スタッキング時には注意が必要です。
ステンレスとチタンの違い
シェラカップの素材には、
- ステンレス素材
- チタン素材
主に上記2つの素材に分けられます。
そこでそれぞれの素材の特徴を分かりやすくまとめてみました。
ステンレス | チタン | |
---|---|---|
耐蝕性 | 錆びにくい | 錆びにくい |
耐久性 | 高い | 高い |
熱伝導率 | やや高い | 低い |
重量 | 重い | 軽い |
価格 | やや安い | 高い |
その他 | 金属臭がある | 焦げ付きやすい |
ざっと特徴を整理してみると
・熱伝導率が高く熱が伝わりやすいので取っ手が熱く火傷しやすい
・熱が伝わりやすくムラなく熱が行き渡るので調理(炊飯など)にも使える
・独特の金属臭があるので味に影響する
・熱しても冷めやすい材質なので素手で持ちやすい
・熱が伝わりにくいので火が一点に集中し焦がしやすい
・イオン化しないので味が変わらない
その他にも軽量化に拘りたいソロキャンプや登山の用途ならチタン素材が有利です。またチタンは高価なのでお安く購入したい方はステンレス素材がおすすめとなります。
チタンとステンレスのシェラカップで、お湯が沸く時間の違いや保温力の違いが気になる方は、こちらの記事で検証してます。
容量の目安
シェラカップの主な容量(サイズ)と使用用途の目安が以下のとおり。
200〜300ml | ・ひとり分の飲み物のお湯を沸かせれる ・料理の取り皿として |
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400〜500ml | ・レトルト食品などを温めれる ・簡単な調理ができる |
600ml以上 | 大サイズ ・複数名分のお湯や調理ができる |
一般的に300ml前後の標準サイズがあれば、珈琲を飲むときのコップや小皿代わりとして使い勝手がよく、幅広い用途に使えて、450ml前後あればクッカーの代わりに簡単な調理もできます。
おすすめの折りたたみシェラカップ【ステンレス】
それではステンレス素材のおすすめ折りたたみ式シェラカップをご紹介していきます。
山善キャンパーズコレクション 折りたたみシェラカップ
サイズ | 直径12×高さ4cm |
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容量 | – |
重量 | (約)100g |
目盛り | あり |
ハンドルがカップ形状にぴったり沿って折りたためるステンレス製シェラカップ。コンパクトに収納できるのでソロキャンプや人数分持ち運びたいファミリーキャンプにおすすめです。
取っ手が長く火元から離れているので調理用におすすめ。50ml刻みに目盛りが付いているので計量カップとしても使えます。
Bush Craft(ブッシュクラフト)フォールディングステンレスシェラカップ
サイズ | (約)直径11.8×高さ4.5cm |
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容量 | 260ml |
重量 | (約)85g |
目盛り | なし |
ブッシュクラフトファンには堪らないブランドロゴ入りシェラカップ。野営スタイルに似合う丈夫なステンレス製でシンプルなデザインが特徴です。収納サイズは高さ45×直径118mmで重量約85g、ひとり用に丁度よい260mlの容量なのでソロキャンプに最適です。
GSI 折りたたみシェラカップ
サイズ | 直径12.4×高さ5.1cm |
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容量 | 355ml |
重量 | 77g |
目盛り | なし |
ユニークなデザインと機能性を持ち合わせた調理器具が有名なアメリカサンディエゴ発アウトドアメーカー「GSI」製シェラカップ。耐食性・耐久性に優れた高品質18−8ステンレススチールを採用し、内側に高級感のあるヘアライン加工が施されているのが特徴です。
ソロでたっぷり使える容量355mlサイズでありながら重量77gに抑えた軽さがポイント。
おすすめの折りたたみシェラカップ【チタン】
続いてチタン素材のおすすめ折りたたみ式シェラカップをご紹介します。
EPI(イーピーアイ) フォールディングチタンシェラカップ
サイズ | 直径12.5×高さ4.5cm |
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容量 | 300ml |
重量 | 49g |
目盛り | なし |
コンパクトストーブやガスカートリッジでお馴染みの「EPI」製シェラカップ。ストレートタイプのハンドルを採用し熱伝導の低いチタン素材を使用しているので取っ手が熱くなりにくいのが特徴です。
300mlの容量に重量わずか49gと超軽量なので少しでも荷物を軽量化したいソロキャンプや登山に最適。また刻印など凹凸のないシンプル形状なので、使用後も綺麗に洗えるのがおすすめポイントです。
VASTLAND(ヴァストランド)チタンシェラカップ
サイズ | (約)直径12.4×高さ4.5cm |
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容量 | 300ml |
重量 | (約)40g |
目盛り | なし |
兵庫発新鋭アウトドアメーカー「VASTLAND(ヴァストランド)」のチタン製シェラカップで容量は300mlと450mlの2タイプ。折りたたみ式のハンドルは使用時の折れを防止するストッパー付き、またハンドル自体取り外すことができるのでコップとして使うときに便利です。
目盛りが付いているので計量カップとして使え、持ち運びに便利なメッシュ収納袋が付属しています。
EVERNEW(エバニュー)チタンシェラカップFD
サイズ | 直径11×高さ4.5cm |
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容量 | 310ml |
重量 | 60g |
目盛り | なし |
チタン製コッヘルやアルコールストーブで有名な日本のスポーツ器具メーカー「エバニュー」の軽量シェラカップ。チタン製シェラカップを選ぶ際に必ず候補に上がるほどの定番モデルです。
直径110×高さ45mmで容量310mlと一番汎用性が高く使いやすいサイズ感が人気の秘密。珈琲用のお湯を沸かしたり料理の取り皿として使ったりするときに最適です。
FIELDOOR(フィールドア)チタンシェラカップ
サイズ | (約)直径12.8×高さ4.5cm |
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容量 | (約)300ml |
重量 | (約)44g |
目盛り | あり |
注ぎ口 | あり |
Amazonや楽天など大手通販サイトを中心に高品質なアウトドアギアを低価格で販売している日本のアウトドアブランド「FIELDOOR(フィールドア)」製シェラカップ。注ぎ口があるので沸かしたお湯を注ぐときに便利であり、計量カップとして使える目盛りが付いているのが特徴です。
珈琲一杯分に丁度よい300mlサイズで重量わずか44gと超軽量なのでソロキャンプや登山におすすめ。
VARGO(バーゴ)チタニウムシェラカップ
サイズ | 直径13.7×高さ5.3cm |
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容量 | 450ml |
重量 | 55g |
目盛り | あり |
注ぎ口 | あり |
チタン製品を得意としミニマリスト御用達のアメリカアウトドアブランド「VARGO(バーゴ)」製シェラカップ。レトルト食品などを温めたいときに丁度よい450mlの容量です。シンプルなハンドルが嵩張らず、メッシュタイプの収納袋が付属しているので持ち運びに便利です。
Boundless Voyage チタンシェラカップ
サイズ | 直径12×高さ4.5cm |
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容量 | (約)300ml |
重量 | (約)44g |
目盛り | あり |
注ぎ口 | あり |
チタン製調理器具に特化した超軽量アウトドアギアを数多く展開する「Boundless Voyage」製シェラカップ。すっきり折りたためるストレートタイプのハンドルにメッシュバッグが付属しているので持ち運びに便利です。
注ぎ口が付いた親切設計なので水をこぼさず注ぐことができます。サイズは300ml・450mlの2タイプがラインナップ。
COOK’N’ESCAPE チタンシェラカップ
サイズ | 直径12.5×高さ4.5cm |
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容量 | 300ml |
重量 | 48g |
目盛り | あり |
コスパのよいキャンプギアとしてECサイトでジワジワ人気上昇中の「COOK’N’ESCAPE」製折りたたみシェラカップ。100%FDA認証食品級チタニウムを採用し、抗菌・耐蝕性に優れた素材が特徴です。
300mlと450mlの容量サイズを展開しているので飲料用と簡単な調理用とに分けて買い揃えることができます。内側には目盛りが付いているので計量して調理したいときに便利です。
YAEI Enthusiast(野営エンスージアスト)チタンシェラカップ
サイズ | 直径12.5x高さ4.5cm |
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容量 | 300ml |
重量 | 55g |
目盛り | なし |
九州発アウトドアガレージブランド「YAEI Enthusiast(野営エンスージアスト)」のチタン製折りたたみシェラカップ。使い勝手のよい300mlサイズです。シェラカップ本体は純チタン製、ハンドル部分はステンレスを使用しています。
まとめ
今回は折りたたみ式シェラカップのおすすめ商品を厳選してご紹介してみました。
シェラカップはコップやお皿などマルチに使えるアウトドアギアとして常に装備しておきたいアイテムです。特に取っ手となるハンドルが折りたたみ式ならコンパクトに収納して持ち運べるので使い勝手がよく徒歩キャンプや登山、ツーリングキャンプにおすすめ。
ぜひ今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、最適なシェラカップを見つけてみてくださいね。