今回は、ペグのおすすめ10選をご案内。
長さや種類の選び方、打ち方のコツもご紹介します。
ペグは、テントやタープを張る時に、テントのロープを地面に固定するための杭です。
キャンプブームが過熱するなか、スタイルに応じたテント類も続々登場しており、それに応じてペグの種類も多数リリースされています。
ペグとは?
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ペグとは、テントやタープを設営する時に、テントやタープをつなぐロープを地面に固定するための杭です。
家を立てるのに必要な釘みたいなもので、地味ですがとっても重要なギアなんです。
付属のペグではちょっと心配
テントやタープに付属でついてくることが多いのですが、付属のペグは、短かったり、地面に打ち込めなかったり、すぐに曲がってしまったりと、ちょっと心もとない・・・。
ペグはテントやタープの設営場所に応じて使う
砂浜、芝、岩が多い山頂、ぬかるみ、など設営する場所や環境によって、向き不向きのペグがあるため、自分のキャンプスタイルにあったペグを選ぶ必要があります。
地味だけど頼れる相棒のペグに巡り会えれば安心して設営もできるので、テントやタープが風によって傾いたり飛ばされたりしないよう、しっかりとしたペグを揃えておきましょう。
ペグにはどんな種類がある?
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ペグと一言でいっても、素材、形状など、その種類は様々です。
中でも代表的なペグの種類とその特徴をみていきましょう。
ピンペグ
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ペグの基本形ともいえる、ピンペグ。テントやタープを購入すると付属でついてくるペグにはピンペグが多く、ペグ入門者が最初に出会う一般的なペグです。
先の方がフックのように曲がったり、輪っかになっている形が特徴です。
刺さりやすいので、比較的やわらかく一般的なキャンプサイトであれば、ピンペグで十分です。
ある程度固い地面でないと抜けやすくなります。
素材はアルミやスチールが主流です。
長所/安価・軽い・素材や形状にバリエーションが多く選べる・芝や通常の一般的なキャンプサイトに適応
短所/ゆるい地面や固すぎる地面には不向き・曲がりやすい
ネイルペグ
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シンプルな一本の棒状になっており、頭に平らなプラスチックがついてT字のカギ状になっているものも。
このT字部分にロープを引っ掛けて使います。
ネイルペグは打ち込みやすいので、ある程度固い地面や砂利交じりの地面でも打ち込みやすい、万能タイプのペグです。
しかし、柔らかめの地面は、抵抗が少ないので少し抜けやすくもあります。
長所/安価・固い地面や砂利交じりの地面でも打ち込みやすい
短所/柔らかい地面はぬけやすい
V字ペグ、Y字ペグ、U字ペグ
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その名の通り、ペグの断面がV・Y・Uのかたちをしているペグです。
形状上、地面に刺さりやすく、抜きやすいと愛用者も多数。
それぞれ、似たような特徴をもちますが、なかでもアルミ製のY字ペグは、値段も安く、これといった欠点がないため、コスパのいい隠れた銘品という声も。
Y字の形状によって、3方向に力が分散するので、曲がりにくく強度も優れています。
長所/安価・軽い・スタッキングできてコンパクトになる・抜き差しが楽
短所/V字(Y字・U字)の凹み部分に汚れがたまりやすい
プラペグ
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ピンペグ同様、テントやタープの付属としてついてくることが多いプラスチック製のペグです。
芝など柔らかい地面に向いていますが、河原など砂利、石混じりの固い地面には不向きです。
とにかく軽量で持ち運びにストレスがなく、軽さの分、衝撃に弱いため打ち込む時に折れたり曲がったりと壊れることもあります。
予備を数本用意しておくといいでしょう。
長所/安価・とにかく軽い・柔らかい地面に対応可能
短所/強度が弱く、折れやすい・河原や石混じりの地面は不向き
鍛造(たんぞう)ペグ
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ペグにこだわっていくと、行き着くのが鍛造ペグです。
その秘密は、その強度。
芝などやわらかい地面から、砂利が混じった固く締まった地面まで、ガンガン刺さって、強風でもしっかりと固定。
幅広く対応し、かつとにかく丈夫なところに、絶大なる信頼がおかれています。
しかし、重さがある分、強風で万が一抜けてしまったときは凶器にもなってしまうので、注意が必要です。
スノーピークのソリッドステーク(通称:ソリステ)と村の鍛冶屋のエリッゼステーク(通称:エリステ)が人気の鍛造ペグとして知られています。
長所/かなりの強度・固定力・どんな環境でも使える
短所/重い・値段が高い・砂・雪などのやわらかい地面は少々ぬけやすい
スクリューペグ
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その名の通り、ぐるぐるとスクリュー型のペグ。
ネジのように回転しながら地面に刺さっていきます。その形状上、砂浜など柔らかい地面にしっかりささり、スクリューの効果を発揮しますが、抜く時に少々苦労します。
キャンプサイトで愛犬を繋いでおくためのペグとしてもオススメです。
長所/砂浜でも刺さりやすい
短所/抜きにくい
ペグのテントやタープに最適な長さは?
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ペグは素材や形状の違いだけでなく、長さも様々。
一般的なテントには15cm〜30cm、風の影響をうけやすいタープであれば、30cm以上の長さのペグをオススメします。
また、登山で使う場合、長いペグほど重くなってしまうので15cm〜20cmの長さのペグが最適でしょう。
ペグの正しい打ち方は?
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ペグ打ちは、ちょっとしたコツを知ることでとれずにしっかりと固定することが可能になります。
ペグの正しい打ち方をご紹介します。
ペグ打ちのポイントは、ペグと地面の角度&向き
風の影響を受けにくい場所、テントの入り口を風下に向ける、といった点に注意して、テントを張る場所と位置が決まったら、ペグ打ちです。
ロープ(張り綱)を、対面へ直線になるように伸ばして、ペグで固定します。
ペグの向きは、テントやタープ本体の逆方向に向け、地面に対しておよそ40度〜60度ほど傾けて打ち込みます。
こうして斜めにする理由は、強風の際にペグが抜けにくくするためです。
ペグの頭が2〜3cmほど残るくらいに打ち込んだら、ペグにガイラインをひっかけます。
そのとき、ガイラインとペグの角度は90度の直角になるようにしましょう。
ペグ打ちの注意点
ペグを打つ時には、ペグが傾いている方向と逆側に体をおいて、そこからハンマーでペグを打ち込みます。
そうすることで、ハンマーの重さを利用して楽にペグ打ちができます。
また、ペグへ向かってまっすぐに打つようにしましょう。
打つ方向がペグの中心からずれてしまうと、ペグが曲がってしまう恐れがあります。
ペグが強風で勢いよく飛ばされ人に当たってしまうと、恐ろしい凶器になってしまうのです。
そのことを念頭において、外れないようペグをしっかりと打ち込みましょう。
知っておきたい、ペグの豆知識
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ペグの基本的知識はもちろん、他にも、なるほど!!と目からウロコ的情報もたくさんあります。
ここでは、知って得するペグ情報をご紹介します。
ペグのクロス打ちで強度をあげる!
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付属のペグや持っているペグだとすぐに抜ける。
でも、新たに丈夫なペグを買うのも出費がかさんで・・・。という人にオススメはクロス打ちです。
ペグを2本使って、一つ目のペグは、テントの反対側の方に向けて地面から60度〜80度傾けて打ち込みます。
そして、二つ目のペグを一つ目のペグと反対の方向にむけて同じ角度で打ち込みます。
二つのペグにロープを通せば、かなりの強度で固定することが可能です。
手持ちのペグを工夫して強度を上げる方法もいいですね。
ペグで蚊取り線香!
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設営後にあまったペグを利用して、蚊取り線香を焚くという利用法もあります。
とくに、ソリステで蚊取り線香をしている人が多いようです。
ペグあるある、の情報です。
ペグにリボンやシールをつけて、目印に!
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テント用、タープ用などペグが必要なギアが増えるとペグの数も増えて、どれがどのペグかわからなくなったり、現場で草むらにまぎれて無くしてしまうこともよくあります。
その時は、テント用、タープ用とわかるように、それぞれ色分けしたテープをペグに張る。
または、蛍光リボンをつける。
などの工夫をするだけで、紛失防止になります。
光るペグで、夜のロープ足掛け対策!
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キャンプサイトの夜は漆黒の闇!というくらい真っ暗で、テントのロープがどこにあるかわからず足を引っ掛けることもよくあります。
それを防止するために、LED内蔵の光るペグや、ロープにかけておく発光のアクセサリーも!明るく発光してくれるので、自分のテントもすぐに見つけやすく、ロープの足掛け対策に助かります。
100均でもペグが手に入る!
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スノーピークなどのアウトドアブランドのペグだけではなく、100均やホームセンターでもペグが手に入るのをご存知でしょうか?
100均の園芸用杭は、ピンペグに近い形状で、地面に刺さりやすく、まがったり折れたりもしないのでテントやタープに十分使えるペグなんです。
いろいろと出費が重なるキャンプなので、ペグは付属のものと100均のペグで節約という手もあります。
ペグのおすすめ10選!
UNIFLAME(ユニフレーム)ジュラパワーペグ200【ピンペグ】
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ジュラルミン製で軽量!
平打ちでルックスもよし
アルミペグでは刺さらない固めの地面にも曲がらず止まらず刺さると、そのタフさに人気があるジュラルミン製のピンペグ。
先端が鋭いので、まっすぐ打ち込めば地中の石も砕いてくれるほどの強度。
バックパックに忍ばせても邪魔にならないコンパクトさと軽量さと、なにより平打ちで印字された文字などそのルックスがクール!!
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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)ペグ25cm【ネイルペグ】
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砂利・小石サイトでもガンガン刺さる!
シンプルでコスパ良しの、力強いペグ
リーズナブルなのに太くて丈夫で折れにくいと、その強度に評価が高い、キャプテンスタッグのペグ。
頼れる強度のため、風の力がかかってくるタープ用に愛用しているひとも多数。
砂利まじりでプラスチックペグが使えないところでも、ぐいぐいと刺さってくれます。
上部の緑のプラスチック部分が破損しやすいので、打ち方や扱いに注意が必要です。
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フリール(Freell)テントペグ【Y字ペグ】
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安い!軽い!安定!のY字ペグ
ビビッドなカラーが紛失防止に
ジュラルミン製のY字ペグ。
1本わずかに13gで軽量なのに、Y字だからこそ、硬い地面にも問題なく打ち込め、そして抜けにくいと口コミでも高評価。
ペグロープも標準でついてくるので、抜く時にはロープを引っ張って抜けば、抜きやすい。
発色のいい、赤と青のセットなので、撤去のときの噴出防止にもgood!!
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ロゴス(LOGOS)ABSペグ・ハンマーセット【プラペグ】
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浜キャンプにはプレペグのこれ!
ハンマーもついてお得
砂浜や柔らかい地面なら、ロゴスのプラペグがオススメです。
抜けにくいT字の断面だから、砂浜でもしっかりテントを固定してくれます。
ペグはもちろん、付属のハンマーも超軽量で、持ち運びも楽ちん。
POPなイエローカラーも気分を上げてくれますね。
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エリッゼ(ELLISSE)エリッゼステーク【鍛造ペグ】
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鍛造(たんぞう)ペグのスタンダード!
新潟燕三条生まれの頼れるmaid inJapan
キャンプの達人とものなると、ペグにこだわる人も多い。
そんな達人達に人気なのが、エリッゼステーク。
略してエリステとも呼ばれます。
金物の街、新潟燕三条にあるアウトドアグッズを製造販売する”村の鍛冶屋”が手がけるペグだからこそ、職人技が行き届いた、最強ペグなんです。
他のペグからエリステに変えたら設営が楽になったとの声も。
18cm、28cm、38cmの長さがあり、カラーもいろいろ揃っているので、選ぶ楽しみもありますね。
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スノーピーク(snow peak)ソリッドステーク【鍛造ペグ】
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最強ペグの異名を持つソリステ
これ以外のペグは考えられない!?
ソリステとも呼ばれる大人気の鍛造ペグは、これ以外のペグを使う気にはなれない!と言う人もいるほどに、ずばぬけて屈強。岩場に打ち込んでも曲がらずに入っていき、場所を選ばない使い勝手のよさとそのクオリティーに感動を覚えるほどだとか。値段は高いですが、それでも愛用者が多いのも納得です。
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Boundless Voyageテントペグ【チタン製ペグ】
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錆びにくく高強度のチタン合金
軽さ、安さ、強度のバランスがいい
いくら打ち込んでも曲がる気配がない!と、キャンプの達人から口コミで支持されている、
中国製のチタン合金ペグ。
通常の土、濡れてぬかるんだ土、河原などの砂利にもガシガシ叩いても問題なし。
鋳造ペグよりはるかに軽いので、軽さは正義!という方に、オススメです。
エリステ、ソリステから鞍替えの人も多数!!
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DOD(ディーオーディー) レインボージュラルミンペグ【Y字ペグ】
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カラフルさが可愛い
ペグ打ちが楽しくなるペグ
この発色のよいカラフルさに一目惚れの人が続出のペグです。
ペグ打ちが楽しくなるのはもちろん、ペグ忘れが少なくなったとの声も。
可愛いだけじゃなく、ジュラルミン製で軽くて丈夫、抜けにくく使い勝手もよし。
カラビナ付きで、カラビナでまとめることができます。
ただ、レインポーカラーにかけてなのか、7本セットという点に、あと1本ほしかった!という人も。
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TRIWONDER ペグ【スクリューペグ】
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軽くて強靭なスクリューペグ
期待を裏切らない長所が多い
くねくねと捻りある形状が特徴のスクリューペグ。
ストレートのペグよりも剛性があって固い地面にも打ち込めます。
しっかりと食い込むので、撤収する時に抜くのが大変な時も。
もともと付属でついていたペグといっしょに使って、強風対策にこのペグを活用する人もいて、リピーターも多数。綺麗な赤色も高評価です。
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UCO StakeLight【V字&LEDペグ】
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LEDの光るペグ
夜のガイライン対策に!
キャンプサイトの夜、お酒も進んでトイレに途中、テントのロープに足をひっかけてしまった!?
なんて経験はありませんか?
UCOのステイクライトなら、LED内蔵のペグなので、ペグの役割を果たしながら夜は明るい光を灯してくれて、ロープがどこに張られているのかが、一目でわかるアイデアペグ!
また、夜に自分のテントの場所が探しやすくなります。
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ペグはキャンプの必須ギアの一つ
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ペグは、テントやタープに付属でついてるから・・・と、思っている方も多かったと思いますが、ペグを軽く見ていると、せっかくの楽しいキャンプも、強風や雨の時に、悲しいキャンプとなってしまいます。
ご紹介したように、ペグは道具として地味ですが、なくてはならない必須ギアなんです。
調べていけば奥深い世界が広がっていくペグ、面白いと思いませんか?ぜひ、自分のキャンプスタイルにフィットした頼れるペグを相棒に、安全で安心なキャンプライフを楽しんでみてください。