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オイルランタンのおすすめの燃料8選!安全なパラフィンオイルで虫除け効果も期待できる!

ゆらゆらと静かに揺れるオイルランタンの灯火は、幻想的で気持ちを落ち着かせてくれる不思議な力を持っています。アウトドアでも焚き火とは一味違う優しい明かりを灯してくれるでしょう。

アウトドアの夜に、オイルランタンでより雰囲気を楽しみたいと考えている人へ、大切なのは使う燃料です。
燃料によってそれぞれ特徴があるので、ここではオイルランタンの燃料について、おすすめ製品の紹介と一緒に説明します。

オイルランタンの小さな灯りで雰囲気を楽しむ

オイルランタンは、オイルを燃料に明かりを灯すランタンの事で、「オイルランプ」、「アルコールランプ」、「アロマランプ」などとも呼ばれています。

燃料費が安くすみ、着火も簡単なオイルランタンはアウトドアシーンで人気のアイテムとなっています。
オイルランプの歴史は長く、数百年前から存在しています。

現在では日常生活で使われることはほとんどありませんが、インテリアとしてもオシャレである事と、明かりの雰囲気が良いことから、LEDなど便利なライト・ランタンがある今でも、アウトドアなどでは好んで使っている人も多くいます。

オイルランタンの燃料の種類は灯油かパラフィンオイル


オイルランタンの燃料は大きく分けて2つあります。
それが「灯油」と「パラフィンオイル」です。
それぞれ価格や特徴が違うので、まずは燃料の種類とその特徴を知っておきましょう。

灯油の特徴

オイルランタン灯油
家庭用の石油ストーブに使われている灯油です。
ほとんどの人が一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
こちらは価格が安価で手に入りやすいことからコスパが良いのが特徴です。
しかし、特有の匂いと芯を出しすぎるとススが出やすいので、それらが気になる人にはおすすめできません。
コスパ重視の人向けの燃料と言えるでしょう。

また、ガソリンスタンドで購入する灯油とはべつにアウトドアショップなどでも購入することができます。高純度白灯油として販売されていますが通常の灯油と比べると割高になります。

白灯油と灯油の違い
厳密には灯油と変わりありません。
一般的にはなじみがありませんが茶灯油という精製度が低い灯油がありますが現在は流通していないようです。

※ホワイトガソリンと勘違いされる方もおられますが引火温度が全く違いオイルランタンに入れてしまうとかなり危険ですので絶対にガソリンの使用は避けてください。

パラフィンオイルの特徴

オイルランタン パラフィンオイル
ろうそくのロウを溶かして液体にしたものがパラフィンオイルです。
他の燃料と比べて引火点が高く、揮発性も低いので安全性の高い燃料と言えます。

また匂いやススが出にくいのもパラフィンオイルのメリットでしょう。
火を扱うだけに安全性を重視したいという人にはおすすめです。

パラフィンオイル 燃料
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【オイルランタンの燃料】灯油とパラフィンオイルを比較

オイルランタンを使用するうえで灯油とパラフィンオイルではコストや燃焼時間など大きく違う点がありますので検証を含めてまとめていますので参考にしてみて下さい。

燃焼時間(燃費)の違い

パラフィンオイルの燃費
灯油とパラフィンオイルの燃焼時間はパラフンオイルの方が燃焼時間が長いようです。
パラフィンオイルと灯油を同じ量(30ml)を使って時間を測ってみると灯油は1時間50分程度で消えてしまいましたがパラフィンオイルは2時間50分燃えましたのでパラフィンオイルの方が燃費が良いという事になります。

灯油 30ML 1時間53分
パラフィンオイル 30ML 2時間55分

ススが出る量が違う

オイルランタン灯油は煤が出る
パラフィンオイルは灯油と比べて煤が出にく点でも扱いやすいです。
パラフィンオイルと灯油を30ml燃やしてみても一見、ホヤへの煤の付着はわかりませんがウェットティッシュでホヤをふき取ると煤で汚れていることがわかりました。

灯油も炎が安定している状態では煤は気になりませんが炎を強くすると黒い煙が出ますので芯の調整が重要です。

炎の違い

灯油とパラフィンオイルの燃え方の違い
写真ではわかりずらいですが、灯油の方は炎に落ち着きがなくメラメラとした感じです。
パラフィンオイルの方はしっとりとした落ち着きのある燃え方です。

扱いやすさ

灯油はペットボトルなど樹脂製の容器での持ち運びは危険ですのでアルミのフューエルボルトが必要です。
その点パラフィンオイルは購入時点でペットボトルで売られていることも多く安全面を考慮してもパラフィンオイルの方が扱いやすいです。

引火点・揮発性の違い

灯油の引火点は40度以上でパラフィンオイルは95度以上となりその点からも扱いには十分な注意が必要と言えます。
揮発性に関しては灯油よりもパラフィンオイルの方が低いので安全性が高いといえます。

パラフィンオイルは虫除け効果を期待できる

パラフィンオイルには虫除け効果がある商品があります。
ユーカリやミント等のハーブに含まれる虫除け成分で虫や蚊を寄せ付けないのは嬉しいポイントです!

安いオイルランタンの燃料を比較

アマゾンでの価格を参考に灯油との1リットルあたりの金額を比較してみました。
2021年4月時点の価格であり、送料等は加味されていませんので参考にしていただき購入当時の金額を確かめてご検討ください。

単価 1Lあたりの価格
ガソリンスタンド灯油 18L 1440円 80円
スターパラフィンオイル 1L 1,354円 1,354円
エムラ防虫ハーブオイル 1L 1597円 1597円
アズワンレインボーオイル 2L 2150円 1075円
ホワイトベア ケロシン 500ml 990円 1980円

灯油が多少燃費が悪くてもコストを抑えるならスタンドの灯油でパラフィンオイルを安く購入するならアズワンのレインボーオイル2リットルが1リットル単価が安いのでお得です。
虫除け効果があるパラフィンオイルを安く買うならエムラの防虫ハーブオイル1.0ℓが安いのでチェックしてみてください。

オイルランタンのおすすめ燃料を厳選!


ここからはおすすめの燃料を紹介します。
燃料の種類による特徴や価格を把握して、自分の目的に合った燃料を見つけてください。

WHITE BEAR(ホワイトベア)白灯油A23

白熊印でおなじみのホワイトベアー製品は、「人と自然と地球が大好きです」をモットーに、使いやすさだけでなく環境に優しい製品作りを行っています。
そんなホワイトベアーから販売されている白灯油がこちら。
燃料タンクに入れやすいよう蛇腹ノズルがセットになっているので、補給時にこぼれる心配もなく簡単に給油できます。

サイズ 500ml
容量 102mm×179mm×45mm
原産国 日本

アズワン(As One)レインボーオイル

サイズ 26.7cmx8.4cmx8.3cm
容量 1000ml
性状 パラフィン系炭化水素第二石油類
容量 2000ml
性状 パラフィン系炭化水素第二石油類

オイルランタンの燃料はどうしても特有の臭いがあります。
苦手な人だとテント内で使うと体調が悪くなることもありますね。
こちらのレインボーオイルは臭いが少ないのが特徴で、燃料特有の臭いが苦手な人でも安心してオイルランタンを使うことが出来ます。
臭いが少ないと、使う時だけでなく保管する際にも、場所を考える煩わしさから開放されるというメリットもあります。

STAR(スター)パラフィンオイル (高純度石油系燃料)

容量 1000ml
性状 パラフィン系炭化水素第二石油類
原産国 日本
容量 2000ml
性状 パラフィン系炭化水素第二石油類
原産国 日本

綺麗に精製された高純度の燃料なので、燃焼中の臭いやススが気にならず、臭いが苦手な人でも安心して使え、燃料器具もクリーンな状態を保ってくれます。
引火点95℃以上は普通の石油よりも高く、さらに揮発性が低いことから安全性でも安心感を与えてくれるでしょう。
燃料自体は粘性が高くじっくりと時間をかけて燃えるため、燃焼効率も良くコスパでも優れた燃料です。

キャンライト ランプオイル

容量 1000ml
原産国 日本
サイズ 11mm×9mm×30.5mm
容量 2000ml
原産国 日本

燃料の容器はどうしても無骨なデザインが多いですが、そんな中でキャンライトのカラーリングランプオイルはシンプルでオシャレな容器を使っています。
こちらの特徴は臭いと煙が出ないことです。
その理由は臭いも煙も出にくいパラフィン系100%の無香料だからです。
容量も2Lと大きめサイズなので、オイルランタンをお試しで使ってみたいという人よりはヘビーユーザーにおすすめです。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)ランタン用パラフィンオイル

サイズ 68mm×198mm
容量 500ml
性状 主成分パラフィン

質の良い製品を低価格で販売していることで知られているキャプテンスタッグは、新潟県に拠点を構える国産の人気アウトドアブランドです。
高い人気と信頼を集めているキャプテンスタッグのパラフィンオイルなら、気軽に、そして安心して使うことが出来るでしょう。

虫除け効果もあるオイルランタンの燃料をご紹介!

アウトドアで明かりを灯す際、気にする人が多いのが虫です。
虫は明りに集まるので、虫の多い自然の中で灯りを灯せばどうしても虫は集まってきますよね。
オイルランタンには虫よけ効果のある燃料もあります。
ここからは虫よけ効果を含む燃料を紹介します。

STAR(スター)パラフィンオイル 虫よけハーブ

容量 1000ml
性状 パラフィン系炭化水素
防虫成分
容量 2000ml
性状 パラフィン系炭化水素
防虫成分

ハーブやミントなど、防虫効果の高いハーブの成分を含んだパラフィンオイルです。
燃焼中は、ハーブの効果によって虫を寄せ付けないので、ランタンの優しい明りを、虫に邪魔されることなく楽しむことが出来ます。
高純度のパラフィンオイルを使用しているので、ススが出づらく臭いも少ないので初心者でも安心して使うことが出来ます。

レインボーオイル ムラエ天然ハーブ 防虫オイル

容量 300ml
防虫成分 ハーブエキス入り香料
容量 1000ml
防虫成分 ハーブエキス入り香料

透明感のある水色のレインボーオイルに、ユーカリ・ミントなどの防虫ハーブが加わり防虫効果のあるオイルとなりました。
高純度に生成された特殊カラーオイルを使用しているので、燃焼中にオイルの臭いを感じる事はありません。
それどころか、ハーブを使用しているので、柑橘系の気品ある香りが感じられ、食卓などで使う事もできます。もちろん、臭いだけでなくススも出ないので安心してください。
純度が高いので、マイナス10度程度まではオイルが凍る事はありません。寒冷地へ出向く際にも使えます。

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)虫よけパラフィンオイル

サイズ 68mm×198mm
容量 500ml
性状 主成分パラフィン

こちらはシトロネラ香で虫除けをしてくれます。
シトロネラは、レモングラスなどと同じイネ科の植物で、香料植物として世界中で栽培されています。
ヨーロッパではシトロネラのシトラスに似た香りに人気があり、石鹸などにも使われていますが、虫にとってはとてもイヤな香りであることも知られています。その為、虫よけとしても使われています。
シトラスの香りが好きな人であれば、心地良い香りに包まれながら虫を遠ざけてくれるので一石二鳥ですね。

オイルランタンは燃料選びも大切!


都会から離れアウトドアで自然に触れると心が癒されるようで心地良いものです。そんな時、電気のライトは便利で良いのですが、せっかくならオイルランタンで落ち着いた明りに照らされるのも良いものです。
オイルランタンの燃料を購入する時は、成分による特徴の違いもしっかりと把握し、自分に合った燃料を使うようにしましょう。
虫が苦手な人は防虫効果もあるオイルを選ぶと、安心してアウトドアを楽しむことが出来ます。

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