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灯油とパラフィンオイルの持ち運び!おすすめの容器と扱う際の注意点

パラフィンオイル 燃料

アウトドアのランプと言えば、最近は便利なLEDランタンが主流となってきましたが、暖かみのある光を灯すことのできるオイルランタンも根強い人気があります。
基本的に、安価かつ操作が簡単なので、初心者でもとっつきやすいランタンなのですが、燃料の扱いに注意が必要です。
そこで、今回はオイルランタンの燃料の運び方や、入れ方にクローズアップしていきましょう。

オイルランタンは液体の燃料を使うので注意

パラフィンオイル燃料容器
LEDランタンは、電池を使って光を放ちますし、ガスランタンは、ガスボンベのガスを燃料としているので、両者とも燃料が”こぼれる”心配がありません。
一方、オイルランタンは、名前があらわすように、液体である灯油やパラフィンオイルを燃料として光を発生させます。
ランタン本体の燃料タンクの構造は、基本的に密閉されていないので、傾けたり、コケると燃料がこぼれます。
したがって、キャンプなどで使う場合は、燃料は本体に入れず、別の容器に入れて持ち運び、現地に着いてから注入する必要があります。

灯油やパラフィンオイルを持ち運ぶ前に

オイルランタンは、灯油・パラフィンオイルの2種類を燃料として使うことができます。
それぞれ特徴があるので、シーンに応じて使い分けましょう。
燃料は、身近なものですが、消防が定める”危険物”でもあるので、火災を起こさないように、あらためて扱い方を知っておきましょう。

燃料の分類

私たちが普段なにげなく使っているガソリンや灯油などの燃料は、消防が規制する危険物として第1類〜第6類まで分類されています。
その中でも、オイルランタンやガソリンランタンの燃料として使うガソリン、灯油、パラフィンオイルは第四類の”引火性液体”に分類されます。
さらに、その第4類の中でも、ガソリンは第1石油類(引火点21℃未満)、灯油は第2石油類(引火点21℃以上70℃未満)、パラフィンオイルは第3石油類(引火点70℃以上200℃未満)に分けられています。

引火して火災を起こさないようにするため、引火点より低い温度で保管する必要があります。
したがって、第1種石油類のガソリンが最も扱いにくく、第3種石油類のパラフィンオイルは比較的扱いやすい、ということになりますね。

灯油は安いけれど扱いにくい

オイルランタン 灯油容器
灯油はオイルランタンの燃料としては非常に安価です。
自宅のストーブなどで使う灯油を使えば、かなりコストを抑えられます。
50mlで5時間程度点灯できるので、一晩使っても10円かからないほどの低コスト燃料です。
オイルランタンの燃費の良さを活かすならば、灯油ですね。

ただ、ランタンの芯を上げて火力を強くとススが出やすいことと、灯油特有の匂いが強い点、そして引火しやすいので、運搬がやや危険という欠点があります。
灯油を、ペットボトルなどに入れて運ぶ方もいますが、変形して漏れるなど危険性があり、消防法の観点からもNGとなります。

後述の、燃料専用の金属製の容器に入れて運搬しましょう。

オススメはパラフィンオイル

パラフィンオイルは、灯油と比べるとややコストが上がりますが、灯してもススが出にくく、匂いもないので扱いやすい燃料となります。
灯油よりも引火のリスクが少ない「第3石油類」に分類されるので、持ち運びに使う容器の材質は、灯油のように気を使う必要が無いのが大きなメリットです。
虫除け成分が混合されている商品もあるので、これをランタンに注いで灯せば、虫除けと照明を兼ねることもできます。

ランタンオイルを持ち運ぶ

先の章でも触れましたが、オイルランタンは完全密封ではないので、傾けると燃料がこぼれます。
したがって、灯油・パラフィンオイル、いずれもランタンの中に燃料を入れて持ち運ぶことができないので、燃料は別途容器に入れて持ち運び、現地で燃料を入れてやる必要があります。
帰る際は、燃料を完全に使い切るか、燃料をランタンから全て抜き出して、オイル用の容器に戻してやらないといけません。
そこで、本章では灯油とパラフィンオイルを持ち運ぶ方法について解説致します。

灯油を持ち運ぶには?

灯油 キャンプ 持ち運び
灯油はガソリンほど引火しやすい燃料ではありませんが、プラスチックを変形させるので、ペットボトルやプラスチック容器に入れて持ち運ぶことはオススメしません。
それら容器を持ってガソリンスタンドに持って行っても、灯油を入れてもらえませんし、セルフ式ガソリンスタンドや自宅で入れて持って行くのも、消防法的には”アウト”となります。

オイルランタンで灯油を使うためにキャンプ地に持っていくには最低限の安全を考慮してSOTO、オプティマス、MSRなど各社から発売されている金属製のボトルに入れて持ち運びましょう。

SOTOに関してはガソリンスタンドで給油可能な消防法適合品のコンパクトなボトルの取り扱いがありますのでスタンドでの給油をができるタイプならこちらのフューエルボトルがおすすめです。

MSRのフューエルボトルに関しては消防法の許可は下りていないものの灯油・ガソリンを入れることを目的としたボトルですので樹脂製のものと比べると安心できます。

3,000円程度と、容器としてはやや高額ですが、デザインがカッコいいものが多いので、アウトドアギアのひとつとして、気に入ったものを買っておくとオシャレです!

金属製の燃料用ボトルで灯油を持ち運ぶ際の注意点として、熱膨張すると危険なので『満タンに入れないようにすること』『火器の近くに置かないこと』『夏場の自動車内など暑いところに置かないこと』などを留意してください。

パラフィンオイルを持ち運ぶには?

パラフィンオイル キャンプ
パラフィンオイルは、灯油より引火のリスクが少ない、比較的安全な燃料となるので、ペットボトルや100均のプラスチックボトルなどに入れて持ち運んでも大丈夫です。
少量使用する場合、密封できる100均等の”調味料用のボトル”に入れると、スペースを取らないので便利です。
市販のパラフィンオイルは、ペットボトル状のボトルに入っているものがあるので、一度それを使い切ったら、何度も使うことができます。

また、注ぎやすさ重視するならトランギアやバーゴのしっかりした”フェーエルボトル”に入れ変えて持っていくと注ぎやすさがアップします。

※ただ、本来アルコール燃料用ということになっていますので念頭において利用してください。

実際1年ほど入れて保管しても問題ないので、トラブル無く使うことができます。

オイルが漏れない?注ぎやすさ・戻しやすさボトル検証

いくつかのボトルスペックを検証してみましたので参考にしてください。

ホームセンターのボトル

ホームセンターで安く売られているボトル(小分け容器)です。
ホームセンター容器
圧迫しても蓋が開くことはありませんし、にじみ出ることもありません。

注ぎやすさ
注ぐときもこぼれずに注ぎやすいです。


戻すときはキャップを外せば戻しやすく問題なしです!

100均調味料入れ

セリアで売られている調味料ボトルです。
液体用のシーズニングボトルで『液体を入れても漏れない』と表記されています。

100 ボトル
100均の調味料入れも強く圧迫しても漏れもにじみもありません。


ランタンに注ぐときには口が大きく少し注ぎにくさを感じました。
特にシーズニングボトルにオイルを満タンに入れていると注ぎにくい感じです。


オイルを戻すの口のサイズが大きく戻しやすいです。

ヘイズ ツーリング アンド プラスチック


圧迫すると若干、にじみ出てきます。
かなりきつく閉めると漏れないですが少し不安があります。


注ぎやすさは非常に良くいです。
先端部分でオイルを出す量を緩めたり絞ったりできるのはメリットに感じました。


オイルを戻す際には口が小さいのでロートが必要です。

個体差があるにしても少し、漏れがあるので倒したりバックパックで荷物を詰めて持っていく場合には向かないです。
注ぎやすは良いのでカッコよさ重視でデメリット部分がカバーできるなら検討の余地ありです!

バーゴフェーエルボトル

バーゴフューエルボトル
強く圧迫しても漏れもにじみもありません。


非常に注ぎやすいです。


戻しやすさも問題なしです。

注ぎやすさも戻しやすさも非常に使いやすいフューエルボトルです。
サイズ感も丁度よく240ml入るので2~3日程度のキャンプでも対応できます。

トランギアフェーエルボトル


圧迫しましたが容器に厚みがあり圧迫できないくらい硬いです。


かなり注ぎやすいです。


問題なく戻せます。

トランギアフェーエルボトルはサイズや色のラインナップが選べるのは嬉しい点です。
今回比べた容器の中で一番厚みあり、つぶれて変形する心配はなさそうです。
注ぎやすさ、戻しやすさもかなり良く便利なボトルですが値段は今回の中で一番高くなっています。

LINDEN(リンデン) パウチ容器

リンデン パウチ容器
圧迫しても漏れたり破れたりはなく安心して使えます。


注ぎやすさも問題ありません。


袋状なので戻しにくいかなと思いましたが問題なく戻せます。

コンパクトさは一番の容器です。
バックパック等の軽量のキャンプをする場合におすすめです。

ランタン燃料の持ち運びにアルミ製のフューエルボトル

灯油 フューエルボトル
先にも述べましたが灯油を持ち運ぶ場合はアルミのボトルがおすすめです。

MSRフューエルボトル

MSRのフューエルボトルは多くのアウトドアユーザーが愛用する燃料ボトルです。
灯油の持ち運びは勿論、ドラゴンフライと組み合わせてガソリンバーナー用の燃料タンクにも使われています。
ガソリンバーナーは冬の気温の低い環境でも使えて本格的なギアを求めているキャンパーや登山家などが特に愛用しています。

msrフューエルボトル 燃料
ランタンの燃料を注ぐのも問題なく行えます。

チャイルドロック フューエルボトル
蓋はチャイルドロックかかるようになっておりペットボトルと間違えて小さなお子さんが開けようとしても普通に回しても開かない構造となっています。

まとめ

オイルランタンの燃料は、持ち運びにちょっと不便な点がありますが、オイルランタンは燃費の良さと雰囲気の良さは格別です!
適した容器と入れ方さえ知っておけば、バックパックや車内に燃料をこぼすことなくオイルランタンを使うことができます。
火事にならないよう注意しながら、オイルランタンで素敵な夜を演出してみてください。

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