キャンプの夜は真っ暗。自然の中には明かりは存在しません。そんな中で快適に過ごすためには人工的な明かりも必要ですよね。怪我や事故を防止するためにも、ランタンやライトは必ずキャンプに持っていきます。
そんなランタンやライト…。実は100均でも販売されています!ですがそのパフォーマンスはいかがなものか、正直なところ気になりますよね。所詮100均?されど100均?
実際のところ100均のランタンやライトはキャンプで使えるのか…?今回はダイソーとセリアから2商品ずつピックアップして比較検証してみたいと思います。
LEDランタンのアウトドアメーカーの相場
100均のランタン・ライトを見る前に、アウトドアメーカーから販売されているものはだいたいいくらくらいで手に入るのか調べてみました。
まず、ランタンの種類は大きく分けて3種類あります。『LED(電子式)ランタン』『ガスランタン』『ガソリン(灯油)ランタン』の3種類です。燃料の違いですね。このランタンの種類によって値段の相場も変わってきます。
今回100均のランタンやライトはLED(電子式)なので、LEDランタンの相場を見ていきましょう。
LED(電池式)ランタンの相場は?
Colemanなどの有名なメーカーでも、LEDランタンなら1500円程度から販売されています。比較的安価で購入することができますね。
逆に高価なものだと、LUMENA(ルーメナー)がメジャーですね。LUMENAは同じLEDランタンでも一万円を越えてきます。
そんなLED(電池式)ランタンが100円で手に入る?
メーカー品だと安くても1500円程度はするランタン。そんなランタンが100円で手に入ったらお得だと思いませんか?100均では100円~300円のランタン・ライトが販売されています。それでは早速100均のものを見ていきましょう。
セリアのキャンプ用ランタン・ライト
まずはセリアから販売されているキャンプに合うランタン・ライトを2商品紹介します。
LED ミニランタンナンバー
かわいい見た目のランタンですね。このランタンは今回紹介するランタンの中で、唯一電池が付属されています。100円で購入でき、尚且つ電池まで付属されているとなるとコスパは良さそうです。
【スペック】
- サイズ:11cm×φ7cm
- カラー:ホワイト・グリーン ※写真はホワイト
- 連続使用時間:約48時間
- 使用電池:LR1130 ボタン電池3個
【使用方法】
- 商品の底部分にある絶縁テープを抜く
- 底部のスイッチをスライドさせるとライトが点灯
ハンギング LED ライト
電球の形をしたライトです。本物の電球と同じようなサイズ感です。フックがついているのでランタンハンガーやテント内部に吊るすことも可能です。また、光り方は『強で点灯』『弱で点灯』『点滅』の3段階あります。
【スペック】
- サイズ:H11.5cm×Φ5.2cm
- カラー:ブラック・レッド・グリーン ※写真はブラック
- 連続使用時間:約4時間
- 使用電池:単4電池3本(別売り)
【使用方法】
- 蓋をひねり外す
- 電池ボックスを抜き出し電池をセットする
- 電池ボックスの金属部分を、電球内側にある溝に合わせて差し込む
- 蓋をはめる
- スイッチを押すと点灯(3段階)
以上2点がセリアから販売されているランタン・ライトです。使用感やメリット・デメリットについては後ほどご紹介します。
ダイソーのキャンプ用ランタン・ライト
次はダイソーから販売されているキャンプに合うランタン・ライトを2商品紹介します。
伸縮ランタンライト
ダイソーの伸縮ランタンライトは300円商品ですが、見た目はメーカー品に劣らないクオリティです。これは100円で販売するのは厳しいと思うぐらいの納得の300円商品です。吊るすための取っ手もスチール製で丈夫で、名前の通り伸縮させることで点灯・消灯することができるランタンです。
【スペック】
- 収納時サイズ:縦8.5cm×横8.5cm×高さ12.2cm
- 使用時サイズ:縦8.5cm×横8.5cm×高さ24.5cm
- カラー:ブラック・ガンメタル ※写真はブラック
- 連続使用時間:約43~48時間
- 使用電池:単3電池3個(別売り)
【使用方法】
- 本体底部の電池カバーをはずす
- 表示通りに電池をセットする
- 取っ手を引っ張り伸ばすと点灯
電球型ライト フック付き
この商品を開けてみて気づいたことがあります。このライトは先ほどご紹介したセリアのハンギングLEDライトとほとんど同じ商品でした。包装やカラー、商品名は違うものの、スイッチの場所や電池ホルダー等は同じでした。光り方が3段階あるというところも同じです。
【スペック】
- サイズ:H11.5cm×Φ5.2cm
- カラー:グリーン・ピンク・グレー ※写真はグレー
- 連続使用時間:点灯 強→24~27時間
弱→30~34時間
点滅→35~40時間 - 使用電池:単4電池3個(別売り)
【使用方法】
- フック部分をまわして外し、電池ホルダーを取り出す
- 電池ホルダーに電池をセットする
- ライト本体内側の溝と電池ホルダーの金属板が沿うように差し込む
- フック部分を取り付ける
- スイッチを押すと点灯(3段階)
以上がダイソーの商品です。セリアの商品同様、使用感やメリット・デメリットについては後ほど紹介します!
100均のランタン・ライトの明るさを比較してみた
それぞれのスペックや使用方法をご紹介しましたが、気になるのは光の明るさですよね。キャンプで使用できるかどうか確かめるために、実際に夜の屋外で明るさを比較してみました。
セリアLEDミニランタンナンバー
本体そのものが小さいため、光の強さもサイズ相応に感じました。お世辞にもメインで使用できるとは言い難い明るさで、テーブルの上やテントの中などちょっとした明かりが欲しい時にちょうどいい明るさでした。
ハンギングLEDライト(セリア)
サイズの割に、光が強く感じました。本物の電球のようです。ランタンハンガーにかけたり、テントの天井から吊るしたりすることができそうです。
ダイソー伸縮ランタンライト
やはり300円というだけあって、100円のものに比べると光は強かったです。ですが100円のものに比べ重さはあります。光自体ははとても安定しています。
ダイソー電球型ライト フック付き
セリアのハンギングLEDライトと類似品だけあって、光の強さも同じ位でした。
100均のランタン・ライトをキャンプで実際に使ってみて
4商品ご紹介してきましたが、それぞれの使用感やメリット・デメリットを私なりに挙げてみます。(あくまで個人的な感想です)
セリアLEDミニランタンナンバー
- 吊るしてもOK、置いてもOKで使いやすいです。
- 4商品の中で唯一光の色がオレンジ。オレンジ色の光は温かみがありました。
- 本体サイズが小さいため、光の強さはあまりないように感じました。
- テーブルの上に置いておくといいと思います。
- メインのランタンとしては使用できなそうです。
ハンギングLEDライト(セリア)
- サイズの割に光が強く、明るく照らしてくれます。
- 点灯の仕方が3段階あるので便利です。テント外では『強』、テント内では『弱』など使い分けるといいと思いました。
- 吊るして使うライトの為、自立しないのが難点です。傾斜がある場所に置くと転がってしまいます。置くときには注意が必要です。
- 本体がプラスチック製の為、少々安っぽく見えます。
ダイソー伸縮ランタンライト
- 見た目はダイソー商品とは思えない程のクオリティで、とても頑丈でいい商品です。
- メインで使うには少し心細いですが、ちょっとした移動や光が必要な時には十分役立つと思います。
- 小さい子ども用のランタンにするのがオススメです!伸縮すれば点灯・消灯するので扱いやすさも魅力的です。
- メーカー品のランタンに比べれば軽量ですが、サイズの割に重さがあります。
- 伸縮させるときに若干力が必要です。これは当たり外れがあるかもしれません。
ダイソー電球型ライト フック付き
- メリット・デメリットはセリアのハンギングLEDライトと同様です。
- 光の強さは十分あります。メインとしては使えませんが、サブとしては役目を果たしそうです。
- ホワイトカラーは本体部分から光が漏れます。プラスチック製だからだと思います。
実際に使用してみた感想は以上です。購入する際の参考にしてみてくださいね。
100均のランタン・ライトのまとめ
暗闇でも強い光を放つ100均のランタン・ライト。いかがでしたか?
キャンプでメインとして使うのは厳しいかもしれませんが、サブとしては十分役に立ちそうな商品でした。工夫して使ってみるのも楽しそうですね!
また、いざという時の為に常備しておくのもいいかもしれませんね。きっと持っていて損はない商品だと思います!皆さんも一度手に取ってみてはいかがですか?