クーラーボックススタンドは、クーラーボックスの機能や使い勝手を最大限まで高めてくれる優れもの。こだわりのクーラーボックスを持っている方ほど、使用をおすすめしたいアイテムです。
しかし、クーラーボックススタンドは比較的影がうすいキャンプ用品であるため、「初めてその存在を知った」という方や、「そういう道具があるのは知っていたけど、本当に必要なの?」と疑問に感じている方もいることでしょう。
そこで今回は、クーラーボックススタンドは必要な道具なのかを解説するとともに、おすすめのクーラーボックススタンドをご紹介します。より快適なキャンプを実現したい方はぜひ参考にしてください。
アイキャッチ出典:Coleman公式
クーラーボックススタンドって必要?
クーラーボックススタンドは、ライトやテントなどのように「不可欠なキャンプ用品」ではありません。しかし、クーラーボックスの利便性をアップさせたい場合には必要になる道具です。
クーラーボックススタンドがあると、どのようなメリットがあるのかを解説します。
保冷力が損なわれない
クーラーボックスを地面にそのまま置くと、地面の熱が伝わり、クーラーボックスの保冷力が損なわれてしまいます。地面の温度が高い夏場は、とくにクーラーボックス内の温度が上がりやすい時期です。
一方でクーラーボックススタンドに乗せておけば、保冷力の高さにこだわって選んだクーラーボックスの性能が無駄になることはありません。
クーラーボックスが汚れない
グランドシートや乾いた芝生の上ならまだいいのですが、土がむき出しになっている場所に置くとクーラーボックスの底が汚れてしまいます。大事なクーラーボックスが汚れてしまうのは嫌ですし、撤収して車に乗せる際に掃除をする手間が発生します。
しかしクーラーボックススタンドを使用すると、クーラーボックスのかわりに、クーラーボックススタンドが汚れてくれます。ひっくり返すと中身がメチャクチャになってしまうクーラーボックスを掃除するより、かなり楽に掃除ができます。
クーラーボックスから食材を取り出しやすい
クーラーボックスから食材を取り出すとき、しゃがんだり、腰を曲げて取り出していませんか?クーラーボックススタンドを使用すると、クーラーボックスの取り出し口がちょうど良い高さになり、楽な姿勢で食材を取り出すことができます。
高さがあるテーブルやイスを使用した「ハイスタイル」でキャンプを楽しんでいる方や、料理に凝っている方は、とくにこの恩恵を感じやすいでしょう。重いクーラーボックスを置くときも、高さがあるぶん腰に負担がかかりません。腰痛持ちには必須のアイテムといえます。
頑丈だからテーブルに置くより安心
クーラーボックススタンドはかなり頑丈に作られているため、小型のものでも耐荷重が50kg以上ある製品が多いです。テーブルに乗せるのが不安な大型のクーラーボックスでも、安心して乗せることができます。
また、クーラーボックスをテーブルに置くと、当然テーブルの上のスペースが狭くなってしまいます。テーブルをゆったり使えるという意味でも、クーラーボックススタンドの使用をおすすめします。
クーラーボックススタンドの選び方
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クーラーボックススタンドを選ぶ際に注目してほしいポイントは、「サイズ」・「高さ」・「耐荷重」・「素材」の4つです。
それぞれについて、どのように選べばいいのかを少し詳しく解説します。
使用しているクーラーボックスのサイズで選ぶ
使用するクーラーボックスに対してクーラーボックススタンドの台が広すぎると、クーラーボックスを乗せることができないことがあります。逆にクーラーボックススタンドの台が狭すぎると、クーラーボックスがバランスを崩して転落するおそれがあります。
そのようなことを避けるために、今現在使用しているクーラーボックス、またはこれから購入する予定のクーラーボックスのサイズに合った製品を選ばなくてはなりません。
素材で選ぶ
多くのクーラーボックススタンドは、軽量かつ耐久性に優れるアルミニウムで作られています。素材にこだわりがなければ、アルミニウム製の製品で問題ありません。
しかし、なかには見た目が美しい天然木が使用されているものもあります。アルミニウムよりは重くなってしまいますが、使い込むほど経年変化が進み、より個性的な見た目に育っていくのが木製のクーラーボックススタンドの特徴です。
軽さと汚れにくさを重視するのであればアルミニウム製、温もりのあるデザインが好きであれば木製のクーラーボックススタンドを選ぶといいでしょう。
使いやすい高さのものを選ぶ
クーラーボックススタンドの高さも、使いやすさを左右する重要なポイントです。「クーラーボックススタンドの高さ」と「クーラーボックスの取り出し口までの高さ」を合計すると、実際に使用するときの高さがわかります。
そのため、楽な姿勢で食材の出し入れができる製品を見つけ出すためには、上に乗せるクーラーボックス自体の高さを知らなければなりません。理想的な高さのクーラーボックススタンドを手に入れることができれば、キャンプの快適性がグンとアップします。
クーラーボックススタンドのおすすめを厳選して紹介!
出典:amazon
それではここから、おすすめのクーラーボックススタンドをご紹介します。
低価格で気軽に買えるものから、優れた機能性を持つハイクラスなものまで、幅広くピックアップしました。
レビールオブリバー(revir of river) クーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅38×奥行き50×高さ39cm
- 収納時サイズ:ー
- 重量:1.9kg
- 耐荷重:60kg
- 素材:アルミニウム
洗練されたデザインのキャンプ用品を低価格で販売している、「レビールオブリバー」のクーラーボックススタンド。マットブラックに塗装されたボディがクールな印象です。クーラーボックススタンドはシルバーカラーのものが多いので、かなり個性的に感じられます。
この製品の優れているところは、小物を置くのに都合が良いメッシュが備わっていること。クーラーボックスをおけるだけでなく、収納がひとつ増えることになるので、かなり役にたちます。コストパフォーマンスを重視する方におすすめの製品です。
コールマン(Coleman) クーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅44.5×奥行き50.0×高さ33cm / 幅31.5×奥行き50.5×高さ45cm
- 収納時サイズ:14×13×57cm
- 重量:2.0kg
- 耐荷重:ー
- 素材:アルミニウム
コンパクトで耐久性に優れている定番のクーラーボックススタンド。アマゾンでの評価も高く、多くの人がその実力の高さを認めている優秀な製品です。機能がシンプルで使いやすく、小さく折りたたむことができるので持ち運びにも便利。専用の収納袋も付属します。
幅は31.5cmから44.5cmまで3段階に切り替えができ、クーラーボックスのサイズやテーブルの高さに合わせて微調整が可能。使用しているクーラーボックスがよほど大きくなければ、間違いのない製品であるといえます。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミクーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅50×奥行き50×高さ32.5cm / 幅39×奥行き50×高さ44cm
- 収納時サイズ:67×12×9cm
- 重量:3kg
- 耐荷重:120kg
- 素材:アルミニウム
大容量のクーラーボックスに最適なクーラーボックススタンド。耐荷重が120kgもあるので、数日分の食材をギッシリと詰め込んだクーラーボックスでも安心して乗せることができます。幅と高さは2段階に調整可能で、使い勝手も上々です。
EVA樹脂のクッションがクーラーボックスの安定性を高め、キズから保護。そしてコールマンのクーラースタンドと同様に、収納するとかなりコンパクトになります。肩にかけて持ち運べる収納袋も付属。キャプテンスタッグらしく、コストパフォーマンスに優れた製品です。
ロゴス(LOGOS) フラットクーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅49.5×奥行き34×高さ42cm
- 収納時サイズ:64×34.5×2.5cm
- 重量:1.0kg
- 耐荷重:50kg
- 素材:アルミニウム、ポリエステル
ダークブラウンのフレームが美しいクーラーボックススタンド。構造がシンプルであるのが特徴で、高さ調整はできません。収納時もそれほどコンパクトにはなりませんが、パタンと折りたたむだけでいいので、展開も撤収も非常にスピーディー。
構造がシンプルなだけに重量が1.0kgと、ほかのクーラーボックススタンドと比較しても非常に軽量。台にはポリエステル製の丈夫なベルトが4本備わっており、クーラーボックスの転落を防止。価格もお手頃で、収納時のサイズが気にならない方におすすめです。
ソト(SOTO) システムスタンドST-601
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅42×奥行66×高さ64cm
- 収納時サイズ:90.7×10.2×8.2cm
- 重量:1.2kg
- 耐荷重:50kg
- 素材:アルミニウム
クーラーボックスはもちろん、ツーバーナーを設置するのにも最適なアイテム。高さ調整はできませんが、そのぶん構造がシンプルで、展開も収納も簡単です。4本の足が大きく開くので、安定感も抜群。
フレームにアルマイト加工をほどこすことで腐食や汚れへの耐性が高められており、いつまでも綺麗な状態を保つことができます。サイズが大きめでありながら1.2kgとかなり軽量であることも、この製品の良いところです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) マックシステムフリースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅最大58×奥行き658×高さ65.8cm
- 収納時サイズ:65.8×9.5×8.5cm
- 重量:1.1kg
- 耐荷重:ー
- 素材:アルミニウム
幅を自由に調整できるクーラーボックススタンド。無段階で調整が可能なので、幅広いサイズのクーラーボックス・ウォータージャグ・ツーバーナーなどに使用できます。使い方の多様さが、この製品の1番の特徴です。
高さがあるためハイスタイルのキャンプに最適で、立ったまま食材を出し入れするのがとてもラク。様々な使い方に対応するので、キャンプにバーベキューにスポーツにと、いろんな場面で大活躍すること間違いなしです。
ネイチャートーンズ(NATURE TONES)マルチスタンドⅡ
<商品スペック>
- 天板サイズ:幅40×奥行き30×高さ20cm
- 収納時サイズ:34×42×75cm
- 重量:3.7kg
- 耐荷重:40kg
- 素材:SS400(PE樹脂コーティング)
キャンプ用品に詳しい方のなかでは話題にあがることが多いブランド、ネイチャートーンズのクーラーボックススタンド。台が2段になっているのが何よりの特徴で、上の段にはカップなどを吊り下げるためのフックが備わっています。
180度回転できる構造も非常にユニークで、どのように使おうかと想像がふくらみます。フレームに使用されている「SS400」という金属は、建築物や船舶にも使用される耐久性に優れた素材。これに樹脂コーティングをほどこすことで、親しみやすい見た目と手触りを実現しています。
このクーラーボックススタンドは、ほかのメーカーの製品とは明らかに異なる強烈なキャラクターを持っている製品。手がこんでいるぶん少々高価ですが、一見の価値アリです。
おしゃれな木製クーラーボックススタンドのおすすめ
続いて、金属製のものにはない雰囲気が特徴の、木製クーラーボックススタンドのおすすめをご紹介します。
ハイランダー(Hilander) ウッドクーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅37×奥行き49.5×高さ38cm
- 収納時サイズ:49.5×11×8.5cm
- 重量:2.5kg
- 耐荷重:100kg
- 素材:天然木
温かみのあるデザインと優れた耐久性をかねそなえた、ハイランダーの製品。ハイランダーはアウトドア用品やフィッシング用品のネット販売サイト「ナチュラム」のオリジナルブランドです。アウトドアマンたちの要望にしっかり応えた、確かな製品を多数ラインナップしています。
こちらのクーラーボックススタンドも、キャンプをオシャレに楽しみたいという人のニーズを満たすアイテムです。天然木の個性を最大限活かすために、使用されている金属部品やブランドロゴはひかえめ。すでに木製のテーブルやイスを使用している方におすすめです。
レビールオブリバー(revir of river) ウッドクーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:42×52×35cm
- 収納時サイズ:ー
- 重量:3.9kg
- 耐荷重:80kg
- 素材:天然木、スチール
クーラーボックススタンドとしても、ロールテーブルとしても使用できる製品。よくあるクーラーボックススタンドとはちがい、スノコ状の天板がついているので、様々な使い方をすることができます。
そのため、「クーラーボックスを置くだけの道具を持っていくのはちょっとな…。」と思っている方にもこのアイテムはかなりおすすめです。高級感があるデザインがまた素晴らしいところで、エージングが楽しめるのは木製ならではのメリット。ワックスでのお手入れも楽しめます。
FIELDOOR 木製クーラースタンド
<商品スペック>
- 使用時サイズ:50.5cm×38cm×41.5cm
- 収納時サイズ:58cm×12cm×11cm
- 重量:2.5kg
- 耐荷重:150kg
- 素材:天然木(ブナ材)他
天然木で作り上げられたおしゃれなクーラーボックススタンド。木目が美しいブナ材を使用してるので自然に馴染みやすいデザインとして人気。荷荷重も150kgと木製フレームでも安心して使用でき、脚キャップがついているので、傷みやすい木製でも地面を気にせずに使用することができます。
クーラーボックススタンドのまとめ
出典:Coleman公式
クーラーボックスの使い勝手を向上してくれるクーラーボックススタンド。なかなか重要視されることがないキャンプ用品ですが、いちど使ってみるとその便利さがわかります。大事なクーラーボックスを傷や汚れから守ためにも、ぜひ使ってほしいアイテムです。
今回ご紹介したクーラーボックススタンドの選び方を参考にして、自分のキャンプのスタイルや、今現在使用しているクーラーボックスに最適な製品を見つけ出してください。