ルーメナー(LUMENA)2はコンパクトなのにとても明るいと人気のLEDランタンで、LUMENAシリーズの中でも最も薄くて、防水・防塵・耐衝撃機能を備えいているアウトドア仕様のモデルです。
そんな爆光LEDランタン「ルーメナー2」の使い方や明るさを含めて、実際に使ってみて感じたことをレビューしていきます。
ルーメナー(LUMENA)2の基本仕様
商品名 | NP-LUMENA2 LIGHT |
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サイズ | 129x75x22.7mm(本体のみ) |
重量 | 308g(実測) |
明るさ | 100~1500ルーメン |
バッテリー容量 | リチウムポリマー10000mAh |
充電時間 | 5時間 |
連続点灯時間 | 8時間(High)~100時間(Low) |
防塵防水規格 | IP67 |
製品構成
- 本体
- 専用ポーチ(ケース)
- マイクロUSBケーブル(充電用アダプターは別売り)
- 磁石ハンガー
- カラビナ
- 取扱説明書
特徴
今回紹介するカラーは「メタルブラック」。
ルーメナー2の背面は肌触りの良いマッドブラックなプラスチック素材で、傷などが目立ちにくい色合いで、センターのロゴ部分はアルミ?のような金属素材で光沢があり高級感があります。
電球色と昼光色を合わせた48個のLEDライトがある正面は、金属製のフレームで囲われており、軟質性のプラスチック素材でライトが保護されています。
サイズはサイズ感も合わせて紹介するためにiPone12と比べてみました。
サイズは縦がiPone12より短く、横幅が少し広いぐらいの感じです。
厚みがiPone12の3倍ぐらいあります。
重量は307gでiPone12の162gに比べると重みや厚みがありますが、LEDランタンとしてはコンパクトで軽量な部類に入り、本体のみならポケットでの持ち運びも可能です。
付属の専用ポーチ(ケース)は一般的なハードケースより柔らかい作りですが、中身をしっかりと守ってくれる程の強度は期待できそうです。
ダブルファスナー仕様で出し入れがしやすく、ファスナーにもLUMENAのロゴがあり本体同様に高級感があり所有力が満たされます。
中は本体はマジックテープで固定、小物はメッシュポケットで収納スペースがわかれており、中央に傷をつけ合わないようにクッション性のある仕切りがあります。小物も整理できるのでアウトドアで紛失する心配もなさそうです。
専用ポーチのサイズが約15×10×6.5cmもあり、本体のコンパクトさに比べるとかさばりが気になる所です。
明るさ
モード1 | 100ルーメン |
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モード2 | 500ルーメン |
モード3 | 1000ルーメン |
モード4 | 1500ルーメン |
明るさは4段階に調節ができ、最大輝度1500ルーメンで、直視することができないレベルの明るさがある爆光LEDランタンです。
キャンプのメインランタンは1000ルーメン程度なので、大型テントでもルーメナー2が一つあれば明るさは十分です。あとでモード別の明るさを比較してますので、参考にして下さい。
防塵・防水性能
ルーメナー2の強みの一つである防塵・防水性能は「防塵防水規格IP67」。
IP67は精密な電子機器などの防水・防塵性能を示す規格です。
防塵6等級 | 粉塵が内部に侵入しない |
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防水7等級 | 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない |
と防水・防塵性能が高く安心してアウトドアでも使用できます。
端子カバーは密着しており防塵性能には期待できそうですが、防水性能については説明書には
「水に濡れると故障の原因になります」
「濡れた手で本製品に触らないでください」
との注意書きがあります。
検証の為、雨に濡れた程度では問題なく使用できましたが、高価なアイテムで故障の原因になるとつらいので、水中につけても大丈夫など過度な期待はしない方が良さそうです。
耐久性
1.8mの落下テストをクリアしてるため、テーブルから落としても損傷しない頑丈な設計で、ハードな環境でも使える耐久性があるので、アウトドアでも安心して使用できます。
カラー
今回紹介したカラーは「メタルブラック」ですが、ルーメナー2のカラーは基本カラー3色と人気の迷彩カラー2色の5色展開です。
どれを選んでも高級感のある色合いで、キャンプやアウトドアで使用するには持ったないぐらいおしゃれでかっこいいです。
木目調のダークウッドとブラウンフレームのLUMENA×Hilanderコラボモデルのハイランダー商品と相性の良い限定カラーも販売されてますので、ハイランダー好きな方はぜひチェックしてみてください。
価格
ルーメナー2の価格は16000円程度とランタンとしては高額ですが、ルーメナー2があればLEDランタン1つでキャンプサイトを十分照らせるスペックを持っているので、小さめなランタンを3つ4つ配置するのが面倒な方やなるべく荷物を軽量・コンパクトに納めたい方には、おすすめです。
ルーメナー2の使い方
ルーメナー2の使い方や操作方法を使用感も合わせてレビューしていきます。
明るさ
電源ボタン1回 | 本体残量表示 |
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電源ボタン2回 | モード1の明るさ |
電源ボタン3回 | モード2の明るさ |
電源ボタン4回 | モード3の明るさ |
電源ボタン5回 | モード4の明るさ(最大) |
電源ボタン6回 | 電源OFF |
電源ボタン長押し2秒 | 光色変更 |
電源ボタン長押し5秒 | SOS信号 |
ルーメナー2の使い方は簡単で、本体側面の電源ボタン1つで光量調節や光色の切り替えることが可能です。
光色は電源ボタン長押しで電球色→昼光色→昼白色の順に切り替えることができるので、キャンプシーンに合わせた使い方ができます。
電球色は比較的明るさを抑えた落ち着きのある色で、料理を美味しく見せる明かりなので食事中や、リラックスタイムにピッタリな光色です。
昼光色は白っぽく青みがかかった色で、青白い光は細かい部分がよく見えるので夜の作業にピッタリな光色です。
昼白色は身近な太陽に近い自然な色合いで、どんなシーンにも合う光色で、昼光色で明るすぎる場合にもおすすめです。
ハンガー
ルーメナー2背面のロゴマークを囲うハンガーはスリットが入ってる方が、0度~90度までの間を自由な角度に変えて吊るすことができるので、真下だけじゃなく角度を変えた明かりを照らすことが可能です。
ハンガーを立ち上げることで、棚やテーブルに直置きして使用することができ、近くで明かりを照らしてほしい細かい作業にも対応することができます。
ハンガーにはスリットが入っているので、吊り下げ時に横の角度への調節も可能です。
ちょっとした角度変化ができるのもキャンプでは快適さが変わるので便利な仕様です。
カラビナ
ダブルフック仕様のカラビナなので取り付けがしやすいです。
ハンガーで取り付けれない場所もあるので、カラビナがあることで設置する場所の自由度が広がります。
磁石ハンガー
磁石ハンガーの耐荷重は1.5kgと強力なマグネットで、フックやカラビナを引っかける場所が無くてもルーメナー2本体を設置することができるようになります。
強力磁石付きフック
取り付けは簡単で、本体ロゴ部分に引っ付けるだけ。
強力磁石なのでタープやテントの生地を挟んで本体を設置してもズレることがないです。
テント内では設置する場所が限られますが、様々な場所に設置できるのはルーメナー2の中でも一押しのポイントです。
フックとして使用する場合も
1.5kgの耐荷重があるので落下する心配もありません。
フック部分は180度角度を変えて設置することもできます。
三脚穴
カメラの3脚に取り付け可能な三脚穴が装備されています。
三脚に取り付け可能なので、焚き火周りに明かりがちょっと欲しいときなどマルチに設置できます。
ルーメナー2の充電方法とモバイルバッテリー機能
本体側面に残量表示灯があるので、使用する時にバッテリー切れで使用できないという不安もありません。
ルーメナー2のバッテリーの残量表示
●○○○ | 0%~25% |
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●●○○ | 25%~50% |
●●●○ | 50%~75% |
●●●● | 75%~100% |
ルーメナー2の本体側面のカバーを開けると入出力端子があります。
入力端子で本体充電、出力端子でモバイルバッテリー機能でスマホなどの充電ができます。
バッテリー残量が少ないときには、充電しながらでもルーメナー2本体の使用ができます。
スマホを充電しながらでも使用可能ですが、充電しながらのランタンの使用は充電で発生する熱と、使用中に発生する熱が重なるため、発熱量が高くなり、ルーメナー2本体が異常に熱くなってしまいます。
リチウム電池の特性上、熱に弱いので、ルーメナー2本体が熱くなってしまうとバッテリーの劣化につながる可能性があるので、あまりおすすめできません。
ルーメナー2の実際の明るさ
サーカスTCぐらいの大きさのテントであれば、モード2でも十分明るさは足るので、ソロやデュオで使用するには、若干オーバースペックなので、ファミリーやグループキャンプでルーメナー2を使用するのが実用的な使い方です。
ファミリーやグループキャンプでも、モード3,4ではテント内はすごく明るいので、落ち着いた雰囲気でキャンプを楽しむより、小さいお子さんがいて家庭と同じような明るさの方が使い勝手がいい人や明るい方が怖くないという人にはおすすめできる明るさです。
実際にルーメナー2を使用してみても、怖さを感じることはなく、光が届かない場所がないので生活しやすい環境でした。
ルーメナー2のシェードのレビュー
ルーメナー2専用のシェードは、明るすぎる光を優しく拡散させてくれるので、ルーメナー2をテーブルライトとして使用できるようにもなります。
サイズ | 165×111×52mm |
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重量 | 120g |
ランタンシェード本体は柔らかいシリコン製なので、破損の危険なしに簡単に着脱できます。
ランタンシェードキャップは乳白色のプラスチック素材で、シェードとシェードキャップは取り外し可能なので中まで洗いやすい構造です。ランタンには虫が寄りやすいので、手入れがしやすいのはありがたいポイントです。
シェードを装着した状態でランタンの電源や光量の調節もできます。
三脚も使用することが可能です。
吊るして使用する場合にも光を拡散してくれるので、眩しい光を和らげることができ、目の疲れも軽減されます。より広角にテント内を照らしてくれるようになるので、行動しやすくなります。
ルーメナー2の使用上はなくてもアイテムですが、ムードのある雰囲気作りに一役買ってくれる商品です。
ルーメナー2の気になる点
ルーメナー2を使用してみて気になる点をいくつか紹介します。
カバーが開けにくい
入出力端子のカバーが思ったより開閉しにくいです。防塵・防水性能があるので仕方がないことですが、充電やモバイルバッテリー機能を使用する際は気になる点です。
ボタンが押しにくい
電源ボタンが側面の溝にあるので、親指の腹では溝にあるボタンを押すのは難しく、先端部分で押さないと点灯できません。ルーメナー2本体の外観を損なわないための工夫だと思いますが、気になる点です。
小物がケースに入れにくい
専用ケースにある小物入れ用のメッシュポケットがUSBケーブルとカラビナを入れるといっぱいで、磁石ハンガーを入れる隙間がありません。そういう仕様かもしれませんが、磁石ハンガーだけはルーメナー2本体につけたまま収納する必要があります。
ルーメナー2の使い方レビューのまとめ
防水・防塵・耐衝撃性能があるアウトドアでも安心して使用できるルーメナー2。1500ルーメンは想像以上の明るさでキャンプサイトを照らしてくれます。
コンパクトでかっこよくて、ライト1つでめちゃめちゃ明るいと良い所ばかりですが、性能が良い分他のLEDランタンに比べると高額なので、このレビューを見て必要と感じられたらチェックしてみてください。