今回はスタンレーのタンブラーでも人気のモデル「スタッキング真空パイント」について徹底レビューします。
スタッキング真空パイントは、一年を通して冷たい飲み物から暖かい飲み物まで使用することができ、耐久性があるので長く使用できると人気のタンブラーです。
「キャンプで飲むビールは冷たいまま飲みたい!」「夏は家でもキンキンに冷えたビールを楽しみたい!」そんな方のために、保冷力の検証や氷の溶け具合についても検証しますので、暑い季節のキャンプやご自宅で美味しく冷たい飲み物を楽しみたい方も必見です。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントのスペックや外観
商品名 | スタッキング真空パイント |
---|---|
サイズ | 高さ14.6×本体径8.7cm |
重量 | 約230g |
容量 | 470ml |
素材 | ステンレス鋼 |
保温効力 | 60度以上/45分 |
保冷効力 | 10度以下/4時間 |
※公式スペック参照
スタンレーのタンブラーの中でも軽量かつスリムで持ち運びしやすいと人気なのがスタッキング真空パイントです。オールステンレス製で頑丈な作りとなっているので、キャンプなどのアウトドアでもヘビーに使えます。
サイズ(実測)
公式サイトでは高さの表記が146mmとなってますが、実際に計測すると24.8cmあります。
350ml缶より少し大きいぐらいのサイズ感です。
上部の直径は8.7cm
下部の直径は6.3cmで、底面に近づくほど細くなっていますが、安定はいいので倒れやすいということはありません。
上部は太めですが、手に持つ辺りはスリムな設計になっているので手に程よくフィットします。
重量
重量も公式サイトでは約230gとなっていますが、実際に計測すると202g。
少し厚めのガラスコップの重量が260g程度なので、普段家庭で使用するコップ程度の重量です。
オールステンレスで頑丈な作りですが、飲み物を入れて片手で持ってもストレスなく持てる軽さになっています。
質感
見た目は光沢がありツルッとして滑りやすそうですが、表面の模様に凹凸があるので、見た目より滑りにくい質感です。
飲み口
飲み口が少し厚めなので、エッジが滑らかで口触りが非常に良く、中に入ったドリンクの温度にも左右されないので、熱い飲み物でも火傷の心配もないです。
カラー
カラーバリエーションは今回紹介したベーシックなグリーンをはじめ、ポップなオレンジや赤色、落ち着いたシルバーやブラックなど7色展開になっていて、好きな色を選ぶことができるので、家族や友人と揃えて購入するのもおすすめです。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントの特徴
ファミリーキャンプはもちろんのこと、自分使いやプレゼントにも喜ばれるスタッキング真空パイントの魅力や特徴を見ていきましょう。
見た目がかっこいい
単純にスタッキング真空パイントはかっこいいです。
ビールを飲んだりハイボールを飲んだり、テーブルの上に置いているだけで存在感があり、自然に馴染みやすい色合いなので、どんなキャンプサイトにも合います。
飲み口が大きいので使いやすい
スタッキング真空パイントの飲み口が大きい所も機能的です。
飲み口が大きいので、ロックアイスなど大きい氷でもスムーズに入れやすいです。
男性の手でも奥まで手が届くので、底まで綺麗に洗いやすく衛生的です。
食洗器にも対応
食洗器不可のタンブラーも多い中でスタッキング真空パイントは、食洗器に対応してるので自宅でも簡単に洗うことができます。タンブラーは飲み物を入れたり口に直接触れるものなので清潔な状態をキープできるのは大切なポイントです。
真空断熱構造で保温や保冷能力が凄い
保冷効力 | 10度以下/4時間 |
---|---|
保温効力 | 60度以上/45分 |
スタッキング真空パイントは、真空断熱構造となっているので保温や保冷能力にも優れており、公式では10度以下を4時間、60度以上を45分、温度を長時間キープすることができます。
保温や保冷能力の検証は後程するので、そちらを参考にして下さい。
タンブラーの中のドリンクの温度に影響を受けない構造になっているので、70度のお湯を入れた状態でも外側が熱くならず持てます。
暑い時期に冷たい飲み物を入れても結露しにくい構造なので、アウトドアだけじゃなく、家飲みやデスクワーク時にパソコンの近くに置いても濡れる心配はありません。
保冷能力が高く氷も溶けづらいので、ご家庭でも炭酸飲料やジュースも水っぽくならずに美味しく飲めます。
スタッキングが可能
「スタッキング真空パイント」という名前の通り、人数分買い揃えてもタンブラー同士を積み重ねることができ、収納場所にも持ち運びにも困らないように考えられているので、アウトドア向きのタンブラーです。
スタッキングできるコップにありがちな、くっついてなかなか取り外せないということはなく、軽く引っ張るだけでスーっと取り外せるのも地味にうれしい機能です。
350ml缶にちょうどいい容量
スタッキング真空パイントの容量は470mlで350mlのビールにちょうどいい容量です。
少しタンブラーを斜めにしてビールを注ぎます。
ビールが泡立ちすぎると泡がこぼれてしまいます。
泡も含めて350mlのビールがちょうど入るので、缶に残ったビールがぬるくなる心配もありません。
注いで飲むのはめんどくさい、ビールを缶のまま飲みたい方は缶ホルダーがおすすめです。
生涯保証付き
スタンレー商品には生涯保証がついているので、スタッキング真空パイントの保温保冷力の低下があった場合にも、同一商品と交換してくれるので、正しく使用すれば長く愛用できます。
落下などの衝撃を与えた場合は保証対象外となります。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントの保冷力検証
スタッキング真空パイントと愛用者が多いスノーピークのチタンシングルマグ、家飲み用にガラス製のコップを用意して、それぞれに200ccの冷水を注ぎ、10分ごとの温度変化を検証します。
個人差によりますが、大体温度は15℃を超えるとぬるさを感じるようになります。
気温33.6℃ | スタンレー | スノーピーク | ガラスコップ |
---|---|---|---|
スタート温度 | 5.3℃ | 5.6℃ | 5.8℃ |
※スタート時の水温の違いはご了承ください。
10分後の保冷力の違い
気温34.3℃ | スタンレー | スノーピーク | ガラスコップ |
---|---|---|---|
スタート温度 | 5.3℃ | 5.6℃ | 5.8℃ |
10分後の温度 | 5.5℃ | 13.0℃ | 14.0℃ |
スタート直後から圧倒的に保冷力が違います。
20分後の保冷力の違い
気温34.4℃ | スタンレー | スノーピーク | ガラスコップ |
---|---|---|---|
スタート温度 | 5.3℃ | 5.6℃ | 5.8℃ |
10分後の温度 | 5.5℃ | 13.0℃ | 14.0℃ |
20分後の温度 | 6.3℃ | 18.9℃ | 19.1℃ |
スタッキング真空パイント以外は20分を超えるとぬるさを感じてしまいます。
30分後の保冷力の違い
気温34.5℃ | スタンレー | スノーピーク | ガラスコップ |
---|---|---|---|
スタート温度 | 5.3℃ | 5.6℃ | 5.8℃ |
10分後の温度 | 5.5℃ | 13.0℃ | 14.0℃ |
20分後の温度 | 6.3℃ | 18.9℃ | 19.1℃ |
30分後の温度 | 7.4℃ | 22.2℃ | 22.3℃ |
温度差 | +2.1℃ | +16.6℃ | +16.5℃ |
30℃を超える日でも、30分経っても10℃以下をキープできるスタッキング真空パイントの保冷力は凄いです。
スタッキング真空パイントの保冷力
40分後 | 50分後 | 60分後 | |
---|---|---|---|
スタンレー | 8.7℃ | 10.5℃ | 11.8℃ |
スタッキング真空パイントのみ続けて検証してみました。
現実的ではないですが、1時間たっても15℃以下をキープできるので、十分冷たく飲むことが可能です。
今回は氷を使用してないので、氷を使用すればもっとキンキンに冷えたハイボールや酎ハイも楽しむことができます。
キャンプやアウトドアでも長時間氷を長持ちさすことができるグロウラーの記事はこちら
ファミリーキャンプで大量に氷を持っていきたい方はスタンレーのウォータージャグがおすすめです。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントの氷は何時間持つ?
氷も長持ちさすことができるスタッキング真空パイント、実際に何時間氷が持つか検証してみました。
外気温は34℃~28℃で、氷の量を見やすくする為、3時間ごとに溶けた水は処分してます。
3時間後の氷の量。
3時間たっても2/3以上の氷が残っています。
6時間後の氷の量。
6時間たって1/2よりちょっと少な目になりました。
9時間後の氷の量。
9時間たっても、1/3程度の氷が残っています。
12時間後の氷の量。
1/5程度の氷がまだ残っています。
15時間後
ほとんど氷は残っていませんが、15時間たっても氷が残っているスタッキング真空パイント保冷力が凄いという検証結果となりました。
夏キャンプでは氷は貴重な存在なので、氷を長持ちする事ができるスタッキング真空パイントは、夏のキャンプで重宝するアイテムになりそうです。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントの保温力検証
スタッキング真空パイントは保冷も保温も優秀なので、続いて保温力検証です。
スタッキング真空パイントとスノーピークのチタンシングルマグに69℃のお湯200ccを注ぎ、10分ごとの温度変化を検証していきます。
個人差によりますが、大体温度は50℃を切ると、生ぬるさを感じます。
気温30.6℃ | スタンレー | スノーピーク |
---|---|---|
スタート温度 | 69.1℃ | 69.1℃ |
保温力検証結果
気温の高い夏場での検証ですが、スタッキング真空パイントは30分後でも50℃以上をキープしてます。
冬場の場合は蓋がある方が保温力は高いですが、蓋のないスタッキング真空パイントでは少々不安な検証結果となりました。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントに合う蓋は?
スタッキング真空パイントで、温かい飲み物をできるだけ保温しておきたい時や虫や焚き火の灰などの混入が気になる方は蓋が付いていないのが気になるかもしれません。
残念ながらスタッキング真空パイントには専用の蓋の取り扱いがありませんが、蓋の購入を考えたいという方は、「クリーンカンティーン(Klean Kanteen)タンブラーリッド」がスタッキング真空パイントにピッタリ合います。
他社製品の蓋になりますので、使用中の不具合に関しては自己責任になってしまいますので、ご注意ください。
飲み口と空気穴が開いているので、密閉という感じの蓋ではないですが、ストローを飲み口に差すことも可能なので、職場や自宅でも使いやすくなります。
蓋のパッキンがしっかりと機能してくれるので、傾けても飲み口以外からあふれることもないです。
※車などで使用する場合には、揺れで飲み口からこぼれることもあるので注意しましょう。
クリーンカンティーンの蓋はスノーピークのチタンシングルマグ450にもシンデレラフィットするので、使い方の幅が広がりそうです。
STANLEY(スタンレー)スタッキング真空パイントの気になる点
魅力的なポイントが多いスタッキング真空パイントですが、気になる点も少しあります。
飲み口が厚い?
スタッキング真空パイントの飲み口が厚くて少々飲みにくいと感じる方もおられます。
グラスより厚く、ジョッキグラスより薄い飲み口なので、エッジが滑らかで口触りが良く、個人的には冷たい飲み物をゴクゴク飲むときには、特に適した厚さだと感じています。
サイズが大きい
スタッキング真空パイントはバックパックキャンプや軽量ミニマムなキャンプには少し大きいサイズなので、ファミリーキャンプやBBQ、ソロでも車で現地まで行けるキャンプでの使用をおすすめします。
傷が入りやすい
スタッキング真空パイントに限らずいえることですが、塗装部分に細かい傷が入りやすいです。金属など鋭利な部分にあたらないように注意しましょう。
使い始めは金属の味がする?
2~3回使用すると気になりませんが、スタッキング真空パイントの使い始めは若干金属の味がします。公式の注意事項に「最初お使いになる際は、よく洗ってからお使いください」とあり、使用すると金属の味はしなくなるので、使用前に念入りに洗うと薄まる可能性がありそうです。
どんな商品にも言えることではありますが、メリットが非常に多いスタッキング真空パイントでもデメリット部分はもちろんあります。ですが、使い方を少し工夫するとカバーできることもありますのでぜひ試してみてください。
まとめ
スタッキング真空パイントは、一年を通して冷たい飲み物から暖かい飲み物まで使用することができ、耐久性があるので長く使用できるアイテムです。
家でもキャンプでも使えて、デザイン性、機能面も高いアイテムとして考えたら、コスパの良いタンブラーなので、ぜひ一度試してみて下さい。この記事がタンブラー選びの参考になればうれしいです。
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