スタンレーのグロウラーは、ビールを注ぎたての冷たさと炭酸を保持できることが特徴ですが、今回コストコで購入したグロウラーセットを使い、本当に氷が解けないのか?炭酸は抜けないのか?を検証していきたいと思います。
スタンレーのグロウラーセットのスペック

- 容量:1.9L
- 保冷6℃以下:6時間
- 保温70℃以上:10時間
※セットの場合スクーナー354㎖が2個付き
サイズは2種類
サイズは1.9Lと1Lの2種類が販売されてます。
スタンレーのグロウラーセット1.9Lはコストコが安い?

このグロウラーとカップのセットは、どうやらコストコ限定の商品のようで、スタンレーの公式サイトに同じ商品はありません。
私が購入した2020年7月頃、価格は5000円台半ばくらいでした。実は昨年からずっと購入を狙っていたんですが、値引きになるタイミングを期待して待っていたら、これからアウトドアシーズン!という春頃に店頭から姿を消してしまい…再販されたタイミングで即購入しました。コストコではいつ販売が無くなるか、いつ入荷されるのかがわからないので、購入を検討されている方は、迷わず購入することをおすすめします。
Amazonや楽天だとおそらく同じセットが8000円台後半くらいで販売されているので、既にコストコ会員ならば非常にお得に購入できますね。
公式はクラシックでコストコはゴーシリーズ

公式サイトだと、グロウラーはクラシックシリーズでラインナップがあるようです。 コストコのグロウラーはゴーシリーズということで、デザインが若干異なりますね。
カラーは黒とハンマートーングリーン

グロウラーのロゴはシンプルで、スタイリッシュな印象です。カラーはこれぞスタンレー!のハンマートーングリーンと、ブラックがありました。ハンマートーングリーンはややデコボコした質感でややツヤがあり、ブラックはデコボコがうっすらと感じられる程度のマットな質感です。
使い方①氷は本当に溶けないのか?保冷力を検証

スタンレーのグロウラーの使い方の一つとして氷を持ち運べますが、実際にキャンプで氷が解けないのか?検証してみました。
気温30℃のキャンプで検証
グロウラーのパッケージに記載されている保冷能力は、6℃以下(6時間)となっていますが実際にはどうなんでしょうか?気温30℃超えの日に、朝コンビニで購入した氷をグロウラー満タンに入れてタープの下で保管して使用しました。
午後3時頃、ぬるくなった飲み物を冷やそうと氷を使用しましたが、グロウラーを逆さまにしても水が1滴も落ちてこない程、氷の状態のままキープできていました。
その後、何度か開け閉めをして氷を使っていくにつれ、少しずつ溶け始めましたが、夜10時頃になってもまだ氷が残っていて冷たい飲み物を楽しめました。
1.9Lは3人家族には十分な保冷力とサイズ
我が家は3人家族で1泊2日でキャンプに行くことが多いので、1.9Lで十分な保冷力・サイズでしたが、大人数で氷を沢山使いたい!という場合には、少しサイズが足りないかもしれないので、クーラーボックスと併用して氷を持って行くと良いかもしれませんね。

使い方②お湯はいつまでアツアツをキープできる?

スタンレーのグロウラーは保温力も高いので、お湯を持ち運ぶ使い方もできますが、実際にお湯をキャンプに持っていって検証してみました。
アツアツのお湯が夜までキープ
気温があまり高くない時のキャンプでは、グロウラーにお湯を入れて使用することもあります。グロウラーのパッケージには70℃以上(10時間)と記載されていますが実際にはどうなんでしょうか?
我が家のキャンプでは、出発前に自宅で沸かした熱湯をグロウラーに入れて持っていき、食後のコーヒーや食器を洗う時などに使用しています。現地でお湯を沸かす手間が無く、さっと使えるのが本当に便利です。
グロウラーの蓋を開け閉めするとその回数に比例して温度が少しずつ下がっていきますが、頻繁に開け閉めしなければ、夜9時にアツアツのコーヒーが淹れられました。焚火を眺めながらのコーヒーは本当に至福のひと時です…。
お湯があると油汚れも簡単に落ちる
食器を洗う時にも大活躍です。キャンプ場の水道の水って、場所によってはキンキンに冷たかったりしますし、バーベキューなんかの油汚れは何度洗ってもヌルヌルが落ちなかったりしてイライラしてたんですが、お湯があれば一発解決です。夏はもちろん、秋冬のキャンプには本当に大活躍すると思います。
お湯は満タンに入れない方が吉
お湯を満タンに入れておくと、開封時にフタを弛めた瞬間、ブシュッッ!!と蒸気が噴出することがあります。炭酸のペットボトルを開けたような感じですね。弛めただけではそれ以上フタが開かないのでこぼれたりする心配はありませんが、念のためお湯は満タンではなく少なめに入れることをおすすめします。
真空断熱構造で保温も可能ですが、熱いものを入れて使用すると、内圧がかかり蓋が開かなくなる場合がありますので、熱いものを入れてのご使用はお勧めできません。
使い方③スタンレーのグロウラーは炭酸もOK!どのくらいシュワシュワをキープできる?

スタンレーのグロウラーは、ビールを注ぎたての冷たさと炭酸を保持できるのという使い方があるので、スタンレーのグロウラーにビールの代わりに炭酸飲料を入れて、炭酸がどのくらいキープ出来るのか試してみました。コンビニで購入したキリンレモンをグロウラーに移して、まずは一口。美味しいです。
1時間後の炭酸
フタを弛めると、ブシュッッ!!!!とかなりの勢いでガスが抜ける音と衝撃が。ちょっとビックリしてしまいました。コップに注ぐと、炭酸の大きな泡が水面から元気にシュワシュワと弾けていて、購入時との変化は感じませんでした。
4時間後の炭酸
ブシュッッ!!!という音とともに開封。先程飲んだ時よりも少し炭酸の刺激が小さくなりましたが、気が抜けたと感じる程ではありません。グラスの中に確認できる泡の粒も大きくて、まだまだ元気いっぱい弾けています。
7時間半後の炭酸
開封時の音はプシュッッ!!という感じで少し勢いが弱まりました。飲んでみた印象は先程とあまり変化が無いように思いました。グラスの中の泡の粒は大きいですが、コップの中でシュワシュワと弾けてはいません。
9時間半後の炭酸
開封時のプシュッ!の音は小さく、グラスに注いだ時の泡の粒も徐々に小さくなってきました。飲んでみると刺激がやや弱く、微炭酸という感じです。
17時間後の炭酸
一晩置いてみました。シュー…という頼りない開封音です。泡の粒は小さく、ぱっと見だと普通の水のようにも見えます。飲んでみると、炭酸は感じられますが、刺激が弱く気の抜けた状態になりました。
4時間は元気な炭酸をキープ
今回試してみた限りでは、1、2回開封しても4時間程度は入れたてと同じくらいの炭酸を感じられました。もちろん開封するたびに炭酸が抜けてしまうので、開ける回数が少ない程、長く炭酸をキープできると思います。保冷力もありますので、クラフトビールをテイクアウトして自宅で楽しむ、なんてのも良いですね。
グロウラーとセットのカップも万能!

グロウラーに付属のカップも非常に使い勝手が良いです。我が家ではカップが3つ欲しかったので、このグロウラーセットを2セット購入した程です。
以前は温かい飲み物用にステンレスのマグカップと、冷たい飲み物用にストローカップを持って行っていましたが、今はこのスタンレーのカップを家族の人数分持って行くだけです。コップにしてはサイズが少し大きめですが、スタッキングできるので持ち運びではあまり気になりません。
カップのサイズ感は?

カップのサイズは、高さ約12.8㎝、直径約8.8㎝で、3つ重ねてみると高さは約20.5㎝でした。1つ重ねるごとに4㎝増える計算ですね。
缶ビールの中身が全部入る

350㎖缶がぴったり入る容量なので、缶ビールの中身を移して冷いまま飲み切れるのは良いですね。カップの表面に汗もかかないのでテーブルが水たまりにならないことも気に入っています。
ストローカップのフタがシンデレラフィット

保冷・保温効果を高めるためにカップのフタを検討したところ、家にあるストローカップのフタがシンデレラフィットでした!

320mlスケーターの3個セットのストローカップです。
フタとカップの組み合わせによってはキツイものやゆるめの物があるので、フタ・カップともに大きさに若干個体差があるようですが、ハマれば使い勝手が倍増します。保冷保温効果の向上はもちろん、こぼれにくい、虫や灰が入りにくい、ストローが刺さるのでフタを開け閉めすることなくさっと飲める、と良いこと尽くめです。


スタンレーのグロウラーの使い方レビューのまとめ

以上、コストコで購入したスタンレーのグロウラーとカップについてレビューしました。グロウラー、カップともに保冷・保温効果は文句なく、キャンプやアウトドアで大活躍すること間違いなしです。
アウトドアショップやネット通販でも類似の商品が販売されてますので、コストコ会員でない方や近くにコストコがない方はそちらで値段をチェックしてみたください。機能性はもちろんのこと、キャンプサイトに置いてあるとカッコイイので、見た目でも大満足できると思います。

