今回は、水場や炊事場が少ないキャンプ場や運動シーンで活躍するウォータージャグのおすすめ商品を紹介していきます。
ウォータージャグはその利便性から色々なメーカーから幅広く販売されており、保冷に特化したものや、外観がおしゃれでキャンプに彩りを与えてくれるもの、持ち運びに便利なコンパクトな商品などたくさんあります。
今回はウォータージャグのおすすめ商品を紹介するとともに、選び方のポイントもお伝えしていきます。
どれを買おうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプにウォータージャグって必要?
ウォータジャグとは簡易な水場を作成する事ができる大型タンクの総称で、水筒やペットボトルと違い大量の水分を運ぶ事ができるアイテムです。
キャンプ場の洗い場とテントサイトまでの距離は地味に往復する事が多く、離れた場所で設営を行い地味に苦労する手間もウォータジャグを導入する事により減らす事が可能。
また水道水以外にもキャンプ場付近の名水を汲んだり、お茶パックなどを利用して大量の麦茶を作成したりする事ができます。夏場の飲み物はペットボトルで毎度購入を行うと意外と高額な出費になるため、長期間使用すると簡単に元を取る事ができるのもウォータージャグを導入する魅力です。
ウォータージャグがあると便利な使い方
元々洗い場が備わっていることの多いキャンプ場では、一見すると必要がないように見えるウォータージャグ。
ですが手洗いや歯磨き、コーヒーを沸かすなど少量の水分を頻繁に利用する場面が多く、毎度洗い場まで足を運ぶのは結構大変な思いをします。
そこで一度の一定量の水を確保できるウォータージャグを導入する事により、キッチンの洗い場のような利便性を実現する事が可能です。
また設営や料理など、手が汚れがちなアウトドアの活動において手軽に手が洗える場所が側にあるのは心強いもの。特に洗い場が混雑する長期休暇期間中は、順番待ちを行う必要もなくなり時間的余裕を確保するアイテムとしても活躍します。
ウォータージャグの特徴
ハードタイプ、折りたたみができるソフトタイプ、ステンレスタイプ、ガラスタイプのそれぞれの特徴を見ていきましょう。
保冷機能が優れているハードタイプのウォータージャグ
硬いプラスチックで構成された、タンクのような印象を誇る外見が特徴的なハードタイプのウォータージャグ。ハードタイプのウォータジャグの最大のメリットは、高い耐久性と保冷機能が優れている点が挙げられます。
高い耐久性を持つアウトドアブランドのメーカー品であれば、保証期間が備わっている商品も数多く長期間使用する事が可能です。そのため長い目で使用するのであれば、壊れるたびに買い換えるより経済的コストも安く済むのがハードタイプのメリットの一つ。
更に保冷機能が備わっている製品であれば、大量の氷を中に入れる事により大量の冷水を確保する事が可能です。特に命に関わる熱中症や脱水症状のリスクが高い真夏でのキャンプでは、緊急用としても重宝するアイテムとなっています。
ただしハードタイプウォータージャグのデメリットとして挙げられるのは、タンクのような形状から持ち運びが非常に不便な点。小さいウォータージャグでもカバンに入れると大半の荷物が入らなくなるため、車を利用する事が必須条件となります。
折りたたみができるソフトタイプのウォータージャグ
柔らかく内容物がない状態では潰れた状態にすることで、持ち運びしやすい状態にできる事がソフトタイプのウォータージャグの最大のメリット。
中にはアコーディオンのように、収納する事を前提として設計されたウォータージャグも存在します。積載量が限られるバイクを利用したキャンプなどの場面でウォータジャグを選択する場合には、ソフトタイプ一択となります。更に購入価格帯が安い製品も多いので、短い間だけ利用したい方にとってもお財布に優しいのも大きなメリットの一つ。
デメリットとして保温性は皆無のため保冷機能に期待ができない事と、素材の都合上ハードタイプに比べると壊れやすい点が挙げられます。
高い保冷機能のステンレス製ウォータージャグ
魔法瓶と同じステンレス製のウォータージャグ最大の魅力は、氷を入れると長時間保冷した水分を補給できる高い保冷機能が挙げられます。
特に保冷機能は内部容量が大きければ多いほど安定するため、ウォータージャグとの大型貯蔵アイテムとの相性はピッタリ。アウトドアだけではなく家庭内で使用しても違和感のないデザインの商品が多いのも、ステンレス製ウォータージャグの魅力です。勿論ステンレスなので、プラスチック製より遥かに高い耐久度を兼ね備えているため長期間利用できるのもポイント。
デメリットとしては価格帯が高額な製品が多い事と、ハードタイプやソフトタイプのウォータージャグに比べると商品の選択肢が少ない点が挙げられます。
おしゃれなガラス製ウォータージャグ
ガラスタイプのものは安定性とデザイン性に優れているものが多く、水以外の飲料を入れても、色や臭いが付きにくいためメンテナンスが比較的楽にできるというメリットもあります。
デメリットとしては他の製品より大きさの割に重量があり、割れやすいので収納面や持ち運びは少し不便になります。
持ち運びに便利なキャリー付きや、転倒防止のスタンド付きなどガラスタイプのデメリットを補うウォータージャグも販売されているので、持ち運びやガラスの破損が気になる方はキャリー付きやスタンド付きのものを選ぶと良いでしょう。
ウォータージャグの選び方
ウォータージャグを選ぶ時のポイントは
- 容量
- 蛇口
- お手入れのしやすさ
の3つになります。ここからはこの3つのポイントをそれぞれ詳しく説明していきます
容量の目安
使用人数や用途で容量の目安が決まります。
- ソロ〜2人くらいの目安としては4〜6L
- 4〜6人くらいの目安としては8〜10L
- それ以上の大人数であれば目安として14〜24L
のウォータージャグの容量を選ぶと良いでしょう。
ただし、これらはあくまで目安なので水場が遠くて、水の使用量が増えたり、炎天下の中で水分摂取量が増えたりした場合はこの目安より大きいものが必要となります。なので、使用しながら自分のスタイルにあった容量を探しましょう。
なお、手洗いや食器洗いメインで使用するのであれば、使用量が多くなり、冷水である必要性が低くなるため、ウォータージャグではなくウォータータンクが、比較的価格が安く、容量が大きいものが多いのでおすすめです。
蛇口
ウォータージャグの蛇口は大まかに、プッシュ式とレバー式に分けられます。プッシュ式だと押している時間のみ水がでるため水の無駄遣いは避けられます。しかし、ずっと押していないと水がでないため、両手を洗うときや、調理用に多めの水を出したい時は少し不便になります。
対してレバー式では大体のものが、レバーをひねっている間は水が出るので調理や手洗いの際便利です。また、子供がいる場合、毎回押さなければならないプッシュ式より、レバー式の方が使いやすくなっています。蛇口部分は汚れが溜まりやすくなっているので、簡単に分解して掃除ができたり、パッキンの交換が簡単にできたりするものを選びましょう。
広口タイプが洗いやすい
ウォータージャグ内をキレイに洗い、完全に乾かさなければ、そこから菌が繁殖したり、素材の劣化につながってしまったりします。なるべくウォータージャグ内をキレイに洗える広口タイプのものがおすすめです。目安としては、注水部分に手が入るくらいの大きさです。
そうすればウォータージャグ内に手をいれてゴシゴシ洗うことが可能になります。ウォータージャグの構造は比較的シンプルなものが洗いやすく、乾きも良いため広口タイプでシンプルな構造なものがおすすめです。
キャンプにおすすめのウォータージャグ【保冷・保温】
ここからは実際におすすめのハードタイプのウォータージャグをご紹介します。ハードタイプのものを選ぶ際に参考にしてほしいスペックや、特徴をお伝えしていきます。ウォータージャグの中でもハードタイプを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
FIELDOORウォータージャグ
サイズ | 幅38cm×奥行35cm×高さ35cm |
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容量 | 9.4L |
重量 | (約)5.1kg |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
持ち運び時に便利なハンドルが付いています。ウォータージャグの機能だけではなく、フタ部分にクッション性のある素材を使っているためスツール代わりにもなります。更に背面にはボトルオープナーも装備しており、これ1つで色々な役割を果たしています。また、耐久性と高い気密性をもった本体構造をしているため、保冷力が高く真夏でも安心して使うことができます。
イグルー ウォータージャグ400S
サイズ | 幅29.5×奥行28.5×高さ37.5cm |
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容量 | 約8L |
重量 | 1.5kg |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
容量展開が約8L・12L・19L・38Lとバリエーション豊かに揃っているため、使用用途により適した容量のものを購入できます。ハードタイプの中で比較的軽量で持ち運びに便利です。軽量でありながらも内部に使用されている素材により保冷力に優れているため、真夏の暑い時期でも安心して使用できます。
スタンレー ウォータージャグ7.5L
サイズ | 幅29.7×奥行29.7×高さ34.3cm |
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容量 | 7.5L |
重量 | 1.6kg |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
容量は他に3.8Lの少し小さめのタイプもあります。飲み口が大きい設計なので水のでるスピードが早く、喉をすぐ潤したい場面や調理でたくさんの水を1回で使う時など活躍します。内部にはアイスキャッチが付いているため、飲み口が大きい設計でも氷が詰まることはありません。また、注ぎ口が分解しやすい設計になっているため、メンテナンスがしやすいものになっています。
DEELIGHT アイスバケット5ガロン
サイズ | 幅43×奥行40×高さ43cm |
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容量 | 18.9L |
重量 | 6.3kg |
蛇口タイプ | レバー式 |
容量は他に9.34Lのものがあります。クーラーボックスとしても使用できるため、移動中はクーラーボックスとして使用、現地についたらウォータージャグとしての使用も可能です。更に、ボトルオープナーも装備されていることで利便性は抜群です。蓋上部にはクッション性がある素材で作られているため、簡易的なスツールとしても使用できます。
SOTO LABO(ソトラボ)クーラージャグ3GALLON
サイズ | 幅36cm×奥行31cm×高さ38cm |
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容量 | 約11L |
重量 | 約5.4kg |
蛇口タイプ | レバー式 |
ウォータージャグでは珍しく耐荷重表記があり耐荷重は100kg。そのため安心してスツールとして使用することができます。また、ドリンクホルダーとバスケットが標準装備で付いているため、ウォータージャグをスツール代わりにしながら飲み物を置くことができます。更にボトルオープナーが2ヶ所も付いているのでグループキャンプやBBQなどのイベントでも便利です。
ミンテージ(MINTAGE)ティーコンテナホット&コールドデザイア 5L
サイズ | 幅23cm×奥行23cm×高さ28cm |
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容量 | 5L |
重量 | 2.83kg |
蛇口タイプ | レバー式 |
保冷機能だけではなく、保温機能も備わっており、1年を通して使用できるものになっています。注水部分が広口なため、洗浄の際きっちり洗うことができます。また、ステンレス製で見た目もシンプルでおしゃれなものになっています。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ジャグ リガード ウォータージャグ&クーラー
サイズ | 幅37×奥行34×高さ37cm |
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容量 | 13L |
重量 | 2.2kg |
蛇口タイプ | ダイヤル式 |
容量は他に18Lのものもあります。ウォータージャグだけでなく、クーラーボックスとしても使用可能です。保冷専用となりますが、スポーツドリンクが対応となっているので運動するイベントで幅広く活躍することができます。蛇口タイプはダイヤル式となり、水道の蛇口をひねるようにダイヤルを回して飲料を注ぐ形になります。
コールマンジャグビバリッジクーラー5ラウンド
サイズ | 幅38×奥行32×高さ47.5cm |
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容量 | 19L |
重量 | 2.6kg |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
アメリカの大人気アウトドアブランド「Coleman(コールマン)」から販売される19Lの大容量ウォータージャグ。注ぎ口は運搬中に漏れ出さない引っ張りタイプを採用しており、他の荷物と一緒に収納した車内で漏れ出してしまうトラブルを解消している商品です。
また構成素材はポリウレタンを利用しているので、内臓物がない状態であれば大きさに対して比較的軽量なのも大きなメリット。フタも内部を洗いやすい大口で500mlのペットボトルを収納できるため、氷を入れる事により簡易的なクーラーボックスとしても利用可能です。
ピーコック魔法瓶工業キーパー(広口タイプ)
サイズ | 幅24.5×奥行27.6×高さ27.5cm |
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容量 | 6.1L |
重量 | 1.4kg |
蛇口タイプ | レバー式 |
容量は他に8.1L・9.5Lのものがあります。こちらは保冷機能だけではなく、保温機能も備わっており、1年を通して使用できるものになっています。水を注入する部分が広いため、大きな氷も使用でき、掃除もしやすくなっています。足部分には折りたたみができる三脚が付いており設置時に便利です。
折りたたみができるキャンプにおすすめのウォータージャグ
続いてコンパクト収納、携帯性に優れたソフトタイプのウォータージャグのおすすめ商品を紹介していきます。こちらもソフトタイプのものを選ぶ際に参考にしてほしいスペック、特徴をお伝えしていきますので、ソフトタイプのウォータージャグの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
カワセBUNDOKジャバラ ウォータージャグ
サイズ | 幅21×奥行26.5×高さ46.5cm(取手、スタンドを含む) |
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収納サイズ | 幅23×奥行23×高さ13cm |
容量 | 7.5L |
重量 | 0.54kg |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
ジャバラ構造で本体が伸縮するため収納に便利です。取り外しのできるスタンドが付いているため、置くときに安定性があります。また、注水口が広くなっているため水を入れやすく、使用後は洗いやすいものとなっています。
BUNDOK FDジャグ
サイズ | 幅42×奥行15×高さ32cm |
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収納サイズ | 幅15×奥行15×高さ8cm(蛇口部分込) |
容量 | 7.0L |
重量 | 80g |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
折りたたみ式でコンパクトになるため、収納や携帯性に優れていて、徒歩キャンプや、キャンプツーリングに適しています。ソフトタイプで袋の形状をしていますが水を入れることでマチが広がり、比較的置くときの安定性も良くなっています。また、1,000円以下で購入でき比較的安く購入できるのもうれしいポイントです。しかし、注水口が狭いため本体内の洗浄や乾燥には時間がかかってしまうのが難点です。
ハック(Hac)ウォータージャグ 5.5L
サイズ | 幅23×奥行21×高さ25cm |
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収納サイズ | 幅23×奥行21×高さ11cm |
容量 | 5.5L |
重量 | 0.45g |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
ジャバラ構造で本体が伸縮するため収納に便利です。取っ手がついているため水を入れた状態での持ち運びもしやすくなっています。カワセBUNDOKジャバラ ウォータージャグと比べてスタンドは付いていませんが、容量が少なく、よりコンパクトになっているためソロやキャンプツーリングなどに適したウォータージャグとなっています。
岩谷マテリアル ウォーターバッグ3L
サイズ | 幅29×奥行14×高さ33cm |
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収納サイズ | 幅24×奥行6×高さ37cm(袋サイズ記載・折り畳み可) |
容量 | 3L |
重量 | 100g |
蛇口タイプ | プッシュ式 |
3Lと容量が比較的少なめのウォータージャグになります。袋タイプで注水口が広くなっており洗いやすく、乾かしやすくなっています。「エニーロック」という袋に差し込むようにスライドをさせるだけで簡単に密封保存ができる構造になっています。また、ハンドルもついているため持ち運びに便利です。
水のみにしか使用できませんが、メンテナンスのしやすさや、密封機能、携帯性を考えるととてもパフォーマンスがいいウォータージャグを言えます。
キャンプにおすすめのおしゃれなウォータージャグ【ガラス】
最後に、おしゃれキャンプに欠かせないガラスタイプのウォータージャグのおすすめ商品を紹介していきます。ガラスタイプのウォータージャグの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
DULTON(ダルトン)BEVERAGE SERVER EERIN
サイズ | 幅21.5×奥行26×高さ36.5cm |
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容量 | 7L |
重量 | – |
蛇口タイプ | レバー式 |
ガラス表面にデザインが施されており、おしゃれなものになっています。フルーツなどを入れて、サングリアや果実酒を作ることもできるため、よりオシャレなスタイルを楽しむことができます。
蓋が密閉式になっていて、カビや乾燥から守られるため、ウォータージャグとしてだけでなく、季節のフルーツ等でシロップを作ることもできます。
NEWTOPIA(ニュートピア)スタンド付きサーバー
サイズ | 幅19×奥行21×高さ34.5cm (瓶サイズ:幅14×奥行21×高25.5cm) |
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容量 | 3.5L |
重量 | 1.3kg |
蛇口タイプ | レバー式 |
こちらもガラス表面にオシャレなデザインが施されています。スタンド付きで設置しやすく、転倒もしにくくなっています。また蓋には錆びにくいステンレス製の素材を使っているため衛生面も安心です。
ヨークシャー ドリンクディスペンサー ホルダーセット
サイズ | 幅22×奥行21×高さ39cm (瓶サイズ:幅19×奥行19×高32cm) |
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容量 | 8L |
重量 | 2.48kg |
蛇口タイプ | レバー式 |
ガラス瓶やスタンドがビンテージ使用になっていておしゃれ感が高いものになっています。スタンド付きのため、設置しやすく、転倒もしにくくなっています。8Lと大容量のため注水部分の開口部が大きく、洗いやすい構造になっています。
まとめ
色々なタイプのウォータージャグやそれぞれの特徴、選び方のポイントを紹介してきました。
シーンに合ったウォータージャグを活用できればより快適に、またはおしゃれなキャンプライフを送ることができます。
今回ご紹介したポイントや商品を参考に自分のスタイルに合ったウォータージャグを探してみてください。そして、よりよいキャンプライフを過ごしましょう。