ファミリーキャンプではキャンプマットで過ごしやすさが変わってきます。
「大げさじゃない?」「とりあえず付属のインナーマットだけでいいかな」と考えている方もいるかもしれませんが、大人は多少の我慢ができたとしても子供は正直。フロアが不快だと睡眠がしっかりとれず体調も崩してしまうかもしれません。
家族で最後までキャンプを楽しむために、今回はキャンプの快適さをアップさせるファミリーにおすすめのキャンプマットを紹介します。今年ファミキャンデビューを計画している方も必見です!
キャンプマットを使う効果
キャンプマットは目立たないですが非常に重要な効果をもたらしてくれます。
細かいメリットはたくさんありますが、おおまかにお伝えすると4つの効果
- 地面のデコボコが軽減される
- 地面からの熱や冷気を軽減する
- 雨が降ってもテント内が濡れにくくなる
- クッション性が上がり睡眠の質が高くなる
が挙げられます。
日中活動しているときはそこまで気になりませんが、いざ寝ようと横になってみると地面のデコボコや冷気、固さはとても気になります。自然と身体もこわばってしまい翌朝目覚めると身体がバキバキに…キャンプマットなしで寝ると疲れが抜けないまま撤収作業なんてことにもなります。
また、より地面に近い位置にいる子供は大人よりも地面からの冷気などに敏感になりますし、布団で寝るのに慣れているのでテント床に直に寝ようとすれば寝つきが悪くなり、普段しない夜泣きにも発展します。
ただでさえ荷物の多いファミリーキャンプではありますが、キャンプマットで得られるメリットは高いのである程度は妥協せず購入するのがおすすめです。
ファミリー向けキャンプマットの種類や特徴
キャンプマットには大きく分けて3つの種類
- インフレーターマット
- 銀マット/ウレタンマット
- エアーマット
があります。それぞれの特徴を紹介しますね。
インフレーターマット
インフレーターマットはキャップを開ければ最後は調節が必要なものの、ある程度は空気が入るので設置が楽なキャンプマットです。
中には断熱性が高いクッション材が入っているので地面のデコボコを軽減してくれるだけでなく、冷気も感じづらくなります。値段は高めのものが多いですが、快適にキャンプをしたい、家族みんなでぐっすり寝たいという方におすすめです。
銀マットやウレタンマット
銀マットやウレタンマットは空気を入れる手間がないのですぐに出したり折りたたむことができます。テント内が狭く寝るギリギリまでしまっておいて、寝る直前で手間なく敷きたいという方におすすめです。軽量で広げるだけなので子供でも簡単に敷くことができますよ。
また、ホームセンターや100均などで比較的安価で購入できるので複数枚揃えたい方にもおすすめです。
エアーマット
エアーマットはポンプなどで自分で空気を入れて使うキャンプマットで、ふかふかの寝心地が欲しい方、自分好みに硬さを調節したい方におすすめです。見た目ほどかさばらずコンパクトになるので、荷物の多いファミリーキャンプでも持って行きやすいです。
また、高さがあるので地面のデコボコ感はほとんど分からなくなります。内部は空気の層ができるので冷気も感じづらいです。普段ベッドで寝ている子供は安心して眠りにつけるかもしれませんね。
ファミリーキャンプ用のキャンプマットの選び方
ファミリーキャンプ用のキャンプマットを選ぶ際は特に
- キャンプマットのサイズ
- キャンプマットの厚み
を確認しましょう
もちろん断熱性などその他にも確認したい点はありますが、今回はファミリーキャンプで特に気にしてほしいこちらの2点についてポイントをお伝えしますね。
サイズ
ファミリーキャンプでキャンプマットを買う際は「シングルサイズを人数分揃えるか」「ダブルサイズで個数を抑えるか」で悩むかと思います。それぞれのメリットとデメリットをまとめると
シングル | テント内に合わせてサイズ調節しやすく、1人1枚なので広く寝られる。デメリットは隙間ができやすくズレやすい点。1つずつ片付ける手間がある。 |
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ダブル | 小さな子供が寝返りを打ってもマットの隙間に落ちたりしにくく、枚数が減るので撤収作業も楽で積載もしやすい。デメリットは空気を入れるタイプのものだと時間がかかる。 |
子供が大きく1人1枚で揃えたい方はシングルサイズを、添い寝が必要な子供とキャンプする際はダブルサイズがおすすめです。
中にはボタンやマジックテープでズレないよう連結できるキャンプマットもあるので、隙間やずれが気になる方は連結の仕方も確認しましょう。
厚み
キャンプマットの厚さは快適な睡眠に大きく影響します
厚みがあるものを選べば地面のデコボコは気にならなくなりますし、地熱や冷気なども感じにくくなるので寝苦しくなったり寒気で目が覚めたりといったことも少なくなります。
ですが寝心地を追求して厚みのあるものにした結果、大きくて車に乗せきれなかったり、設置に手間がかかってしまい使わなくなってしまったりと本末転倒な事態になることもあるので、厚みの目安としては5~8cmあれば一年を通して快適に睡眠できますよ。
できるだけ厚みがあるものを選ぶのがおすすめですが厚ければいいということではなく、家族分の荷物との積載バランスを考えることが大切です。設営・撤収時に親の負担になるような厚さのものも避けると気持ちの面も楽になりますよ。
ファミリーキャンプにおすすめのキャンプマット
ここからはファミリーキャンプでぜひ使ってほしいキャンプマットを厳選して紹介します。
同じキャンプマットでもそれぞれ特徴があるので、家族みんなで使いやすそうなものを選んでみてくださいね。
DOD(ディーオーディー)ソトネノサソイ(M)
使用サイズ | 幅115×長さ192×厚さ4.5cm |
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収納サイズ | 幅18×奥行き18×高さ65cm |
サイズ展開 | S/M/L |
重量 | 約4.5kg |
素材 | ポリエステル(PVCコーティング)、ポリウレタン |
種類 | インフレーターマット |
肌触りの良い選択可能なブックカバー式のシーツがついているのでいつでも清潔さが保てます。
厚さは4.5cmあるので思った以上にふかふかしていて、断熱性も抜群。冬のキャンプでも頼りになる1枚です。シングルサイズより一回り大きく、ダブルサイズよりはコンパクトな絶妙なサイズ感なので、ファミリーでもソロでも使いたい方におすすめのキャンプマットです。
DOD(ディーオーディー)ソトネノキワミ(M)
使用サイズ | 幅115×長さ208×厚さ10cm |
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収納サイズ | 幅30×奥行き30×高さ60cm |
サイズ展開 | S/M/L |
重量 | 約6.3kg |
素材 | ポリエステル(TPUコーティング)、ポリウレタンフォーム |
種類 | インフレーターマット |
厚さ10cmあり、中のスポンジと空気が身体をしっかり支えてくれるのでキャンプでも極上の寝心地を体験できますよ。枕付きなのもポイントです。
空気を抜くのは少し手間ですがその寝心地には病みつきになる人が続出しているほどなので、現在ファミリーキャンプで家族が寝付きにくく悩んでいる方もぜひ使ってみてください。
Coleman(コールマン)キャンパーインフレーターマットハイピーク(ダブル)
使用サイズ | 幅128×長さ200×厚さ10cm |
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収納サイズ | 幅30×奥行き30×高さ70cm |
サイズ展開 | シングル/ダブル |
重量 | 約5kg |
素材 | ポリエステル、ポリウレタンフォーム |
種類 | インフレーターマット |
子供との添い寝や女性なら2人で寝ても余裕なサイズです。厚さは10cmありクッション性もあるので、腰痛に悩まされている方でも安心して身体を預けられますよ。地面のデコボコも気にならず寝心地も最高です。
お値段はそこそこしますが、生地がしっかりしていて耐久性もあるのでこれからファミリーキャンプをたくさんしたいという方におすすめです。
Bears Rock(ベアーズロック)キャンプマット
使用サイズ | 幅65×長さ170(枕30)×厚さ5cm |
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収納サイズ | 幅18×奥行き18×高さ63cm |
サイズ展開 | シングル |
重量 | 約1.7kg |
素材 | PVC生地、ウレタンフォーム |
種類 | インフレーターマット |
5,000円前後で購入できるお手頃なインフレーターマットなので家族分揃えたい方におすすめです。シンプルなものから可愛いものまでデザインの種類も豊富で、子供に好きな柄を選ばせてあげられますよ。
お手頃な価格ですが枕や連結用のボタンも付いています。弾力と張りのある高反発ウレタンフォームが採用されているので寝心地も抜群です。
WAQ(ワック)インフレーターマット8cm
使用サイズ | 幅65×長さ190×厚さ8cm |
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収納サイズ | φ20×高さ65cm |
サイズ展開 | シングル |
重量 | 約2.5kg |
素材 | PVC75D、ウレタンフォーム |
種類 | インフレーターマット |
楽天で5冠を達成した話題のキャンプマットです。
睡眠時の地面からのストレスも解消してくれる8cmの厚さがありますが、特大バブルが2つ搭載されているので設営も簡単でスピーディーにできますよ。
複数枚繋げられるのでファミリーキャンプはもちろん、2枚繋げればミニバンにぴったりのサイズなので車中泊キャンプにもおすすめです。
QUICK CAMP(クイックキャンプ)車中泊マット(ダブル)
使用サイズ | 幅137×長さ203×厚さ8cm |
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収納サイズ | φ38×高さ70cm |
サイズ展開 | シングル/セミダブル/ダブル |
重量 | 約5.7kg |
素材 | 75Dポリエステル、ウレタンフォーム |
種類 | インフレーターマット |
幅137cmの広々としたキャンプマットです。長さも203cmあるので大柄な男性でも子供との添い寝で使うことができますよ。程よい弾力で沈み込みも心地いいです。
ダブルサイズで厚さが8cmあるのにお値段が1万円ちょっととお手頃なので、コスパの良いダブルサイズのインフレーターマットをお探しの方におすすめです。
Hilander(ハイランダー)スエードインフレーターマット(ダブル)
使用サイズ | 幅132×長さ192×厚さ5cm |
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収納サイズ | φ23×高さ70cm |
サイズ展開 | シングル/セミダブル/ダブル |
重量 | 約3.4kg |
素材 | スエード、ウレタンフォーム |
種類 | インフレーターマット |
5cmの厚さに加え接触冷感のない触り心地の良いスエード生地なので、地面からの冷気をシャットアウトしてくれます。まだまだ明け方は寒いことが多いので、寒がりな家族がいる方でも朝までよく寝られますよ。
ダブルサイズですが収納サイズがコンパクトなので、積載の場所にも悩みません。独立気室の枕が付いているので、寝心地を自分で調節できるのもポイントです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)フォームマットレス(ダブル)
使用サイズ | 幅140×長さ217×厚さ1.5cm |
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収納サイズ | 幅70×奥行き39×高さ13cm |
サイズ展開 | シングル/ダブル |
重量 | 約760g |
素材 | 発砲ポリエチレン、EVA樹脂 |
種類 | ウレタンマット |
ファミリーキャンプは準備にお金もかかるので、まずは手頃な値段で試してみたいという方はこちらのキャンプマットがおすすめ。設営も楽で、値段も手頃、軽量で持ち運びもしやすい必要十分なスペックを兼ね備えていますよ。大人2人でも寝られる大きさです。
厚さは1.5cmですがクッション性も意外とあります。何よりも、子どもの相手をしながらでもサッと設置・撤収ができるのは助かりますね。
Coleman(コールマン)コンフォートエアマットレス(ダブル)
使用サイズ | 幅138×長さ187×厚さ19cm |
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収納サイズ | – |
サイズ展開 | シングル/ダブル |
重量 | 約3.3kg |
素材 | PVC |
種類 | エアベッド |
ファミリーキャンプをしていると憧れてしまうエアベッド。積載やお値段で悩んでいる方はコールマンのエアベッドがおすすめです。
コンパクトに持ち運べて、ダブルサイズで厚さが19cmあるのに重量は3.3kgと非常に軽量です。お値段も6,000円程度で購入できますよ。
やはりキャンプでもベッドの寝心地は外せないという方にぴったりのエアベッドです。
LOGOS(ロゴス)どこでもオートベッド130
使用サイズ | 幅134×長さ186×厚さ21cm |
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収納サイズ | φ22×38高さcm |
サイズ展開 | 100/130 |
重量 | 約3.7kg |
素材 | PVC |
種類 | エアベッド |
他のエアベッドと違いスイッチ1つで自動で空気が入る電池式エアベッドなので、名前の通り、キャンプ場でもどこでも簡単にベッドのような寝心地が体験できますよ。表面は肌触りがよく高級感のあるベルベット調仕上げなので、肌触りに敏感な小さな子供でも快適に寝られます。
エアベッドの設営の手間が気になっている方におすすめのエアベッドです。
まとめ
家族全員が快適なキャンプをするのはキャンプ上級者でもなかなか難しいものです。
特にキャンプマットは個人の好みが大きく分かれるところもあるので、ぜひ、みんなで楽しいキャンプ会議を繰り広げて決めてみてくださいね。ネットで購入も良いですが、お店に行って実際に肌触りを確認したり寝心地をみんなで確認したりするのも、楽しいファミリーキャンプに繋がりますよ。