銀マットとは、クッション性があるマットにアルミフィルムを貼りつけた製品。キャンプ用のマットとして人気のアイテムです。
アルミフィルムが持つ遮熱性を利用して、夏は地面から伝わる熱を遮断し、冬は体温が逃げるのを防いでくれるすぐれもの。今回は多くの人が愛用している銀マットについて、種類や選び方、そして正しい使い方を解説します。
そして記事後半では、数ある銀マットのなかから厳選した、おすすめの銀マットを9個ご紹介。低価格かつ高品質な銀マットが欲しい方は、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプ用におすすめの安い銀マット
ここからはキャンプ用におすすめの安い銀マットをご紹介します。厚手のタイプで厳選してますので、キャンプでの睡眠を快適にしてくれそうな銀マットを見つけてください。
ブランド | BUNDOK | WAISE | USER | USER | CAPTAIN STAG |
Soomloom | VASTLAND | LEEPWEI | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品 | |||||||||
サイズ | 180×60cm | 180×120cm | 180×100cm | 180×60cm | 200×100cm | 183×55cm | 185×56cm | 192×61cm | 250cm×200cm |
厚み | 8mm | 8mm | 8mm | 15mm | 8mm | 9mm | 20mm | 10mm | 2.5mm |
重量 | 250g | 440g | 458g | 460g | – | 410g | 440g | 560g | 350g |
商品リンク | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon |
バンドック(BUNDOK) アルミロールマットM
使用時サイズ | 長さ180×幅60cm |
---|---|
厚さ | 8mm |
タイプ | ロールタイプ |
重量 | 250g |
コストパフォーマンス抜群のキャンプ用品を取り扱う「バンドック」の、ソロキャンプに最適なサイズの銀マット。Amazonで人気のキャンプ用品です。平均的な体格の方であれば、この銀マットで十分快適に眠れるはず。
厚さは8mmで、快適性と携行性のバランスにすぐれているのがこの銀マットの強み。収納用のバンドが2つ同梱されており、しっかりと縛って持ち運べます。
ワイズ(WAISE) アルミレジャーマットLL
使用時サイズ | 長さ180×幅120cm |
---|---|
厚さ | 8mm |
タイプ | ロールタイプ |
重量 | 440g |
幅120cmと大きめで、2人が並んで寝られる銀マット。厚さは0.8mmと平均的で、まあまあのクッション性を持っていますが、サイズが大きいため重量440gと少々重めです。
幅が広いため、自分の好きな幅にカットできるのもこの銀マットの良いところ。たとえば幅50cmと幅70cmにカットすると、少し小さめの銀マットと、少し大きめの銀マットの2つが手に入ります。
ユーザー(USER) 折りたたみ式レジャーマット
使用時サイズ | 長さ180×幅100cm |
---|---|
厚さ | 8mm |
タイプ | 折りたたみタイプ |
アウトドア用品の販売をしている「ユーザー」のベストセラー商品。折りたたみタイプの銀マットとしては定番のアイテムです。価格が手頃で使い勝手も良く、Amazonではかなり高い評価が与えられています。
幅が100cmと広めで、体が大きめの方でも快適に寝られる大きさ。それでいて価格はお手頃です。折りたたんだ状態では厚さ5.5cmになり、座布団がわりに使用するのにもおすすめします。
ユーザー(USER) 極厚15mmマット
使用時サイズ | 長さ180×幅60cm |
---|---|
厚さ | 1.5cm |
タイプ | 折りたたみタイプ |
重量 | 460g |
厚さ1.5cmとかなり厚手の銀マット。クッション性に富んでいるため地面のデコボコが気にならず、どんな地面の上でもすぐれた快適性を約束してくれます。
またこの銀マットは、両面にアルミフィルムが貼られているのも大きな特徴です。その高い遮熱性能は、とくに冬キャンプで威力を発揮します。地面からくる冷たさを遮断しつつ、体を保温してくれるすぐれものです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シルバーキャンピングジャバラマット(M)
使用時サイズ | 長さ200×幅100cm |
---|---|
厚さ | 8mm |
タイプ | 折りたたみタイプ |
長さ・幅ともに大きめの銀マット。2人用テントの床の、ほぼ全面をカバーできるサイズです。よく寝返りを打つ方は、この製品のような大きめの銀マットがおすすめです。
バンドが2つ付属するため、使用しないときは銀マットの両端を縛ってスッキリ収納可能。勝手に広がることがないので、常に車に積んでおいても邪魔になりません。
Soomloom アウトドアマット
使用時サイズ | 長さ183×幅55cm |
---|---|
厚さ | 9mm |
タイプ | 折りたたみタイプ |
重量 | 410g |
表に特徴的な六角形の凹凸が設計されており、地面の凸凹も軽減できるので寝心地は良くなります。表側にアルミフィルムが蒸着されているので、体からの熱を反射でき、寒い時期でも暖かく睡眠できます。
VASTLAND(ヴァストランド)キャンプマット
使用時サイズ | 長さ185×幅56cm |
---|---|
厚さ | 20mm |
タイプ | 折りたたみタイプ |
重量 | 440g |
アコーディオン式なので広げるだけでスムーズに使用でき、凸凹形状で空気の層を作り、断熱効果を高めることで冬は地面からの冷気を防ぎ、夏は地熱を防いでくれます。
LEEPWEI キャンプマット
使用時サイズ | 長さ192×幅61cm |
---|---|
厚さ | 10mm |
タイプ | 折りたたみタイプ |
重量 | 560g |
夏はアルミ面を下に、冬はアルミ面を上にすることで冷気や地熱の影響を減らし、厚みがあるので弾力性もあり、快適な睡眠をすることができます。
HWSHOW キャンプ用銀マット
使用時サイズ | 長さ250cm×幅200cm |
---|---|
厚さ | 2.5mm |
タイプ | ロールタイプ |
重量 | 350g |
縦・横ともに2mを超える大判サイズ。厚さ2.5mmと薄手のため、ラグを敷いてクッション性をあげる必要性がありますが、1人で寝るときは、2つ折りの状態で使用すると厚さを確保できます。
睡眠時以外にもさまざまなシーンで使用でき、テントのグランドシートやファミリーキャンプで使用するレジャーシートとしても役立ちます。
キャンプ用に適した銀マットの3つの選び方
参照元:amazon
ホームセンターなどでもよく見かける銀マット。同じように見えても、それぞれ厚さや大きさなどがまったく異なります。自分にとって理想的な銀マットと出会えるように、正しい選び方をしっかり押さえておきましょう。
銀マットの厚みで選ぼう
参照元:amazon
キャンプ用の銀マットを選ぶにあたっては、厚みがとくに重要なポイントです。薄手の銀マットで2mm、極厚の銀マットだと1.5cmに達する製品もあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、よく考えて選びましょう。
薄手の銀マット | 厚手の銀マット | |
---|---|---|
メリット | ・価格が安い ・軽量で持ち運びがしやすい |
・地面のデコボコが気にならない ・断熱効果が大きい |
デメリット | ・地面の影響を受けやすい ・断熱効果が小さい |
・価格が高くなりがち ・重くてかさばりやすい |
キャンプにおいて、快適に睡眠を取ることはとても大切です。そのため、銀マットは8mm以上の厚手のタイプをおすすめします。厚手の銀マットは寝るときだけでなく、座布団がわりに座るときも快適です。
薄手のメリット・デメリット
薄手の銀マットのメリットは何といっても持ち運びのしやすさです。
2mmほどの厚さなので折り畳むとコンパクトになり、ファミリーキャンプなどで荷物がかさばるときにも使いやすく、軽量なのでバックパックにくくりつけて登山キャンプやツーリングキャンプなどでも活躍します。価格も安いので買い替えもしやすいです。
反対に薄手の銀マットのデメリットは、その薄さゆえに断熱効果が小さく地面の影響も受けやすいことです。冬キャンプでの使用や石がゴロゴロとした砂地のキャンプサイトでは快適に眠ることができないかもしれません。
厚手のメリット・デメリット
厚手の銀マットのメリットは断熱効果が大きく、地面のデコボコが気にならずに快適な睡眠が取れることです。「キャンプでなかなか寝付くことができない」「寝たのに疲れが取れない」という方は厚手の銀マットを使ってみてくださいね。
デメリットとしては厚手なのでかさばりやすく、薄手のものと比較すると多少重くなってしまう点が挙げられます。断熱効果が高い分価格も高くなる傾向にありますが、その分丈夫なマットも多く長く使うことができますよ。
人数や用途によってサイズを選ぼう
参照元:amazon
銀マットにはテント全体に広がる大きな製品もあれば、大人1人が寝られるだけのサイズの製品もあります。そのため大きさを選ぶ際には、キャンプのなかで自分がどのように使うのかを考慮しなくてはなりません。
ファミリーキャンプ
ファミリーキャンプで使用するのであれば、全員で寝られるサイズの銀マットがおすすめですが、あまり大きいサイズでは薄手のタイプになってしまうので、2人寝れるサイズを2枚敷くなどの工夫が必要です。
ソロキャンプ
いっぽうソロキャンプで使用するのであれば、自分の肩幅と身長をカバーするサイズの銀マットがおすすめです。持ち運びがしやすいうえに、多くの場合大きい銀マットより安く購入できます。
バックパックキャンプや登山
普通のキャンプではなく登山で使用する場合は、荷物をなるべく軽くするために、小さめの銀マットがおすすめ。頭からお尻までカバーできる長さがあれば、足はバックパックの上に乗せて寝ることができます。
種類はロールと折りたたみの2タイプで選ぼう
銀マットにはクルクルと巻いて持ち運ぶ「ロールタイプ」と、蛇腹のように折りたたんで持ち運ぶ「折りたたみタイプ」の2種類があります。これに関してはどちらが良いということもなく、それぞれの好み次第となります。
ですがやはり、それぞれにメリット・デメリットがあります。それをふまえたうえで、自分にはどちらのタイプがあっているかを考えてみましょう。
ロールタイプ | 折りたたみタイプ | |
---|---|---|
メリット | ・コンパクトに収納できる ・リュックに固定しやすい |
・展開と収納がとても簡単 ・クッションとして使いやすい |
デメリット | ・巻きグセがつきやすい | ・収納サイズが大きい |
扱いやすいのが折りたたみタイプで、持ち運びやすいのがロールタイプと覚えておきましょう。キャンプ用の銀マット選びで迷った場合は、扱いやすさと持ち運びやすさのどちらを重視したいか考えてみてください。
銀マットの正しい使い方は?
参照元:amazon
銀マットを使うシーンはキャンプだけと決め込んでいませんか?実は銀マットはキャンプ以外にもマルチに活躍する便利なアイテムです。ここでは銀マットの使い方として
- キャンプでの寝床づくり
- レジャーシート
- 防寒対策
この3つを紹介します。
キャンプや登山の寝床として
まずは何度もこの記事でも触れているキャンプや登山の寝床としての使用です。シュラフや布団などの寝具の下に銀マットを1枚敷くことで、地面からの熱気や冷気、地面のデコボコも緩和してくれますよ。
キャンプや登山での眠りの質は次の日のパフォーマンスにも影響するので、快適な睡眠がとれる環境づくりとして銀マットを活用しましょう。
アウトドアでのレジャーシートとして
本格的なアウトドアだけでなく、ピクニックや子どもの運動会でのレジャーシートとしても銀マットは使えます。
クッション性があり地面のデコボコが緩和されるので長時間座っていても苦になりませんし、日光や熱の反射も軽減できて快適に過ごせますよ。
少し厚みのある銀マットであれば広げずそのまま腰を下ろして、簡易ベンチとしても活用できますね。
防寒対策として
万が一の災害時、断熱効果ある銀マットは屋外や停電した室内でも活躍します。厚手の銀マットであれば底冷え対策に、薄手の銀マットであれば身体に巻いて寒さ対策としても使えますね。
キャンプ用銀マット使用時の正しい向きは?
参照元:amazon
どれだけ良い銀マットを購入しても、使い方が間違っているとその実力を発揮することはできません。銀マットは自分にあったサイズ・厚さのものを選ぶのと同時に、正しい向きで使用することが大事です。
キャンプで銀マットを使い慣れていない方が悩みがちなこと。それが銀マットを使用するときの向きです。多くの銀マットには片側だけにアルミフィルムが貼られており、それを上向きにするか、下向きにするかで得られる効果が変わります。正しい使い方は、以下の通りです。
気温が高いとき | アルミフィルムを下に向ける |
---|---|
気温が低いとき | アルミフィルムを上に向ける |
気温が高いときは地面から伝わってくる熱を遮断するために、アルミフィルムを下向きに。逆に気温が低いときは、自分の体温を逃さないためにアルミフィルムを上向きにします。
アルミフィルムが持つ遮熱効果を十分に活かすため、正しい向きで使用しましょう。
キャンプ用銀マットが購入できるとこってどこ?
キャンプ用銀マットが購入できるのはなにも、アウトドアショップに限りません。例えば
- ホームセンター
- 100均
- ニトリ
でも購入できますよ。先ほど紹介したように使用用途が幅広いので、購入できる場所が多いのも嬉しいポイントです。
銀マットの購入場所①ホームセンター
最近では多くのホームセンターで銀マットを見かけます。値段も1,000円前後と良心的なものも多く、気軽に買ったり、買い足したりできるのも便利です。
サイズ展開や種類が豊富にあることが多いので、「ファミリーキャンプ用に大きいのが欲しい」「銀マットの厚さの違いを見てみたい」といった希望がある方にもおすすめです。
銀マットの購入場所②100均
キャンプ用の銀マットはダイソーやセリア、キャンドゥといった100均でも購入できます。厚さは比較的薄いものが多いですが、「試しに使ってみたい」「手持ちのマットと併用したい」という方にはおすすめです。
値段が500円程度するものもありますが、それでもアウトドアショップに並んでいる銀マットよりははるかに低価格なので、気軽に好きな形や大きさアレンジすることもできますね。
銀マットの購入場所③ニトリ
ニトリなどの家具・インテリアショップにも銀マットは売られています。厚みは2mm、4mm、8mmの他、身体に巻き付けることができるアルミシートも売っていますよ。
公式通販サイトの口コミ評価も高く、保温率が書いてあるので安心して購入できますね。「おねだん以上」という通り、価格が低価格なのも魅力です。
まとめ
ブランド | BUNDOK | WAISE | USER | USER | CAPTAIN STAG |
Soomloom | VASTLAND | LEEPWEI | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品 | |||||||||
サイズ | 180×60cm | 180×120cm | 180×100cm | 180×60cm | 200×100cm | 183×55cm | 185×56cm | 192×61cm | 250cm×200cm |
厚み | 8mm | 8mm | 8mm | 15mm | 8mm | 9mm | 20mm | 10mm | 2.5mm |
重量 | 250g | 440g | 458g | 460g | – | 410g | 440g | 560g | 350g |
商品リンク | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon |
アルミフィルムが持つ遮熱作用で、1年を通して快適な睡眠をもたらしてくれる銀マット。価格が安く、キャンプ用として1個は持っておきたいアイテムです。
キャンプで使用する銀マットを購入する際には、厚さ・大きさ・タイプの3つに着目し、自分にとって理想的な製品を探してください。
キャンプ以外にも、幅広いレジャーで活躍すること間違いありません。