サーマレストのZライトソルは寝心地のよさからロングヒットとなっているマットです。
テント泊の快適な睡眠を実現するため、テントやシュラフと同等に重要なアイテムとなるのがマットです。
Zライトソルの特徴と、スモールとレギュラーの2サイズの違いを紹介します。
サーマレストのZライトソルとは?
Zライトソルはサーマレストから発売されているアウトドア用マットです。
発泡素材で空気が中に閉じ込められているクローズドセルタイプのマットで、エアマットやインフレータブルマットのように空気を入れること無く、広げるとそのまま使えます。
断熱性を高めるために片面にアルミを蒸着させ、サイズはスモールとレギュラーの2種類あります。
スモール | レギュラー | |
大きさ | 51×130cm | 51×183cm |
重量 | 290g | 410g |
材質 | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン |
厚さ | 2cm | 2cm |
収納サイズ | 51×10×14cm | 51×13×14cm |
R値※ | 2.6 | 2.6 |
※R値(熱抵抗)とは素材の熱の伝わりにくさ、断熱性を表す値で、数字が大きい方が断熱性が高いことを示します。
サーマレストZライトソルは寝心地を追求したマット
Zライトソルを開発したサーマレストは1972年からアメリカでアウトドア用マットの開発をしています。
創業者のジョン・バロウズは登山家としても豊富な経験を持ち、キャンプでの寝心地の重要性をよく知っています。
以後、サーマレストはロングセラーとなるZライトソルをはじめ多くのアウトドア寝具アイテムを生み出しています。
表面の工夫は断熱性を追求
表面は丸い凹凸が規則的に並んでいるデザインです。
これにより体とマットの間に空気の取り込み断熱性を高め、また、地面の固さから体をやわらかく守る役目も果たしています。
収納時、凹凸が交互に重なるようになっていますので、比較的コンパクトに折りたためます。
片面にはアルミが蒸着されていますのでさらに断熱性を高めています。
スモールとレギュラーの2サイズ
Zライトソルには長さが183cmのレギュラーサイズと長さが130cmのスモールサイズがあります。
どちらも幅は51cm、厚さ2cm、材質、性能も同じです。
長さの違いは大人用と子ども用として選ぶことが出来ますが、大人でもスモールサイズを使うメリットはたくさんあり、用途によってサイズを選べます。
サーマレストZライトソルの5つの特徴
Zライトソルがロングヒットとなる理由は5つの特徴があるからです。
軽量、断熱性、寝心地、使い勝手、耐久性です。
初心者キャンパーから登山者まで、幅広いユーザーに支持されるZライトソルの特徴を紹介します。
とにかく軽量
Zライトソル、レギュラーの重量はわずか410g。
500mlのペットボトルよりも軽いのです。
個の軽さは持ち運びにも便利ですが、子どもでも扱える重量です。
ファミリーキャンプで子どもと一緒にセッティングするのも楽しいですね。
また、スモールはさらに軽量で290gです。
徒歩でのキャンプや登山などでは特に便利になります。
断熱性が高い
Zライトソルの発泡素材と凹凸のあるの表面により空気の層を多く作り出し、より断熱効果を高めています。
また、Zライトソルの片面にはアルミを蒸着させています。
このことにより寒い時期は、アルミ蒸着面を上にして寝ると、体温がアルミから下へ逃がさず、地面の冷気を防ぎ、温かく過ごすことが出来ます。
夏場の暑い時期には、アルミ蒸着面を下にすることで昼間太陽を浴びた地面の熱をシャットアウトし、涼しく過ごすことができます。
快適な寝心地
シュラフは掛け布団、マットは敷布団と例えられるように、寝るときのマットは重要なアイテムです。
Zライトソルの表面の凹凸は断熱性を高めるだけではありません。
地面の凹凸が体に伝わるのを軽減することで快適な寝心地を作り出しています。
また寝るときの体に合わせ沈み込みで、体の負担を軽減し、良質な睡眠をサポートします。
広げるだけなので、使い勝手がいい
軽量なZライトソルは、それだけで使い勝手が良いのですが、さらに、寝るときだけではなく、いつでもどこでも使えて便利なアイテムです。
空気を入れたりする必要が無く広げるだけで使えるので、登山やハイキングの途中の休憩の時にもサッと広げて使えます。
また、座る部分だけ少し広げて使うこともでき、片付けも畳むだけで簡単です。
耐久性も抜群
Zライトソルはハードに使っても破損することが少なく、耐久性もあります。
発泡素材を採用したローズドセルタイプのマットですので、エアマットのように穴が開いて空気が抜けて使えなくなる心配もありません。
ハードに使っても機能性を損なうことなくアウトドアで活躍します。
Zライトソルはスモールとレギュラーどっちを選ぶ?
Zライトソルにはスモールとレギュラーの大きさの違う2タイプがあります。
子どもはスモール、大人はレギュラーというように体の大きさに合わせて選ぶ他、荷物を軽量にしたいなど、アウトドアスタイルに合わせて選べます。
サイズの違いは重量の違い
スモールとレギュラーの違いはサイズと重量です。
登山でのテント泊など、少しでも重量を減らしたい時にはスモールがおすすめです。
収納サイズもわずかですがスモールの方がコンパクトですのでパッキングもしやすいです。
ゆったりサイズのレギュラーか軽量のスモールかで選べます。
Zライトソルレギュラーサイズの便利な使い方
レギュラーは長さ183cmと大人の男性でもゆったりと寝れるサイズです。
レギュラーサイズのマットの端を少し折りたたんで枕代わりに使用することも出来ます。
脚の方が少し出てしまいますが、発泡素材のやわらかさが枕代わりにぴったりです。
携帯用ピローやタオルなどを枕にしているけど寝苦しいという方は、試す価値ありです。
Zライトソルスモールサイズの便利な使い方
軽量なスモールは登山など徒歩で荷物を運ぶ時に便利です。
スモールとレギュラーの重量の違いは120gほどに過ぎませんが、何時間、何日も山を歩くことを考えると120gの軽量は効果があります。
スモールは長さ130cm、寝るとき大人の方ですと脚のひざから下あたりからマットに乗らないのですが、シュラフと一緒に使用することでマットのない部分も不快さを軽減できます。
Zライトソルのパッキング・収納は?
Zライトソルはクローズドセルタイプですので、エアマットやインフレータブルマットよりも収納が大きくなってしまうデメリットがあります。
収納やパッキングではエアマットやインフレータブルマットよりもかさばります。
Zライトソルのパッキングと収納は外付けが基本
登山などバックパックで行動する場合は、Zライトソルをバックパックの外に取り付けることをおすすめします。
バックパックの中を有効に活用できますし、外付けでも軽量ですのでバランスを崩すこともありません。
また、車で移動する場合は軽量ですので荷物の一番上に乗せても大丈夫ですし、荷物と荷物の間に入れて緩衝材としても使えます。
外付けのメリット
収納の大きさがデメリットのZライトソルですが、バックパックの外に取り付けることによりメリットもあります。
登山中の休憩の時など座る時のシートとしてZライトソルをバックパックから素早く取り外せて使え便利です。
食事をとる場合や座って休憩したい場合はZライトソルがあるとお尻も痛くなく落ち着いて休憩できますね。
サーマレストZライトソルで快適な睡眠を!
サーマレストのZライトソルは広げるだけで素早く使えて耐久性もあります。
ファミリーキャンプのテントの中に敷いて子どもたちと寝転んで遊ぶのも楽しいですし、ソロキャンプやテント泊登山で快適に体を休めたい時にも活躍します。
Zライトソルがあればアウトドアで快適な睡眠をとることができます。