鋸山をご存知ですか?今回私が初めて登った感想をもとに、所要時間や感想を交えてお伝えしていきます。
また、鋸山はハイキングコースに適した山道ですが、初めての人でも知っていると楽しく登れる情報もご紹介していきます。
鋸山とは
鋸山とは、千葉県の房総半島南部に位置する山で標高は、約330mです。江戸時代から1986年まで元は石がとれていていました。その採掘した石を運び流通していたと言われています。
現在は産業跡地とされ、その道は残されていて「車力道」は、私たちも歩くことができます。その他にも観光ポイントがあります。
鋸山登山のオススメポイント
・石切場
・日本一の大仏
・地獄覗き
・百尺観音
などがあります。一つずつどのようなところかご紹介します。
石切場
石切場は、その名の通り、石を切り出していた跡地を確認することができます。
石の壁は高さがあり、写真を撮るときは、見上げて撮るほどでした。囲まれている場所で声を出すと響き渡ります。
日本一の大仏
正式名称は、薬師瑠璃子如来(やくしるりこにょらい)と言います。
近づくことができるためぜひ近くで大きさを確認してみてください。
日本寺の北口を歩くとラピュタの壁を見ることができます。
高さは、約95mもあり大変迫力がありました。
このラピュタの壁のすぐ上に地獄覗きがあります。
地獄覗き
山頂の展望台から写真を撮るとその傾斜具合を収めることができます。実際に下を覗いてみると、足が震えます。海外の観光客も大勢いるので譲り合って並びましょう。
百尺観音
百尺観音は地獄のぞきを降りてから、細い道を抜けた場所に存在します。
長方形に切られた石の中に百尺観音が建っています。こちらも大変大きく迫力のある観音様でした。
鋸山のルート紹介
オススメポイントを回るにはルートがいくつかございます。
・車力道
・関東ふれあいの道
・ロープウェイを使って登るコース
車力道
当時の人が運んでいた道が実際に残されており、そこを歩くことができます。
跡地を見るごとに中まで入りたくなりますが、現在は封鎖されていてロープが貼られています。のぞいてみると、廃墟のような暗い異空間な雰囲気を漂いました。
関東ふれあいの道
途中道が二股になっており緩やかな道か急ですが、近道なのかを選べる場所があるなど、ハイキング向きのコースとなっております。
ロープウェイを使って登るコース
ロープウェイでは、おりた先には景色を一望することができる場所もあります。そこから、到着から10分で、大仏の場所に進むことができます。
コースを選んで歩いている限り、説明を書かれた看板や現在地の札を見つけられるので迷うことはよっぽどの限りございません。ロープなどで入ってはいけない道を制限されているため、安全な道を進むことができます。
上の写真は、車力道の途中で見つけた石を運ぶときに使われていた滑走路です。
急な斜面を手作りされていることを確認できます。
鋸山へのアクセス
アクセス手段は、以下4点あります。
・電車
・フェリー
・ロープウェイ
・車
※料金は2018年4月の金額です。
電車の場合
JR浜金谷駅が最寄り駅になります。登山道入り口まで約5分。電車は、欠航や渋滞の恐れがないため、希望の時間通りに到着すると思われます。
フェリーの場合
東京湾フェリーは、久里浜から金谷までの運航で往復1320円です。乗車時間は約40分です。
ロープウェイの場合
片道の価格500円(往復は930円)。
最終は17時です。15分間隔で出発していますが、天候により多少変動するので、利用する前は待合室で待機しておくのが良いでしょう。
実際に帰りは、ロープウェイを利用したのですが、片道、約5分でした。
搭乗員のお姉さんが説明をしてもらいながら飽きることなくあっという間の到着でした。歩くのとは別の角度から景色を楽しめます。
売店やお土産も売っており、焼きたてのお餅の良い香りがしていました。
ロープウェイの付近に駐車場もありました。麓にも駐車場はありましたが、数は多くありませんので、早めの確保が必要かと思われます。
車の場合の駐車場情報
鋸山の麓にある駐車場は、料金は無料となっています。ロープウェイ乗り場が近くにあるので、そのまま乗って山頂まで目指せます。
山頂にある駐車場は、車だけで登ることができます。駐車するのは、無料ですが鋸山登山自動車の通行料として1000円が必要です。
同じく通行料が必要な場所がもう一点、大仏口に位置する駐車場があります。
大仏口の下の管理所前にも、駐車場が存在します。こちらは、鋸山登山自動車道を利用せず大仏の拝観料600円が必要となります。
車を活用することで、登る長さを調整することができます。小さなお子様や足の不自由な方でもご参加いただけると思われます。
鋸山登山の所要時間
関東ふれあいの道から石切跡地まで、40分です。そこから、地球が丸く見える展望台までの距離は、20分です。
そこから、鋸山山頂までは10分で到着します。
ロープウェイからだと、山頂までは、5分、本寺北入口まで15分です。
(ハイキングマップの予測時間を参照)
*駅や、Pizza Gonzoさんより地図を受け取ることができます。
私が登った際の車力道ルートから展望台までの所要時間は、90分でした。
ひとつのポイントまでの時間は多くかからないので、1日で全て回ることが可能です。
鋸山登山の難所ポイント
鋸山の難所①
私は、最後の階段でした。駅での階段もエレベーターを活用するため、階段が400段以上も続くと、ラストは息が上がりました。休みながら登るのをオススメします。注意点として、階段の隣に岩がむき出しになった道があります。
前から降りてくる人とすれ違う場合、止まるか対向側に移動します。足場の悪い岩などでは注意しながら登りましょう。
下りの時は、砂が滑りやすい場合があります。
足元を持って行かれないように、しっかりと踏ん張って下山されるか、階段の道を選ぶのが良いです。
鋸山から縦走も難所
鋸山から別の山へ移動する時の急な傾斜の変動も難所です。
一度展望台で一山登りきっても頂上へ目指す場合、鋸山は連なっているため、一度降りなければなりません。
繰り返すことで、再び登り始めると膝の震えが出る方もいるでしょう。
鋸山は難所だけじゃない
鋸山には、ハイキングコースとして初めての人でも歩きやすい道が提供されています。各所にベンチのようなものがあるので、休憩が必要な場合はそこで休み自分のペースで進んでいきましょう。
山道を登りきると、上からの景色は晴れていれば絶景を確認できます。
・海が一望できる
・山に囲まれている
天候も良くちょうど良い気温で歩くことができました。
上記写真は、地球が丸く見える展望台です。
風
を存分に感じることができ、空気がとても美味しく感じられました。
鋸山登山の服装や持ち物
私がいつも最低限持ち歩いているものは、飲料水、タオル、軽食類(おにぎりやお菓子)、ゴミ袋です。
日差しが強い日もあるため、帽子や、日焼け止めなどを活用して紫外線対策もしています。
また、歩きやすい靴で登りましょう。進んでいくと雨が乾いていない場所と遭遇するかもしれません。ぬかるみは足元を取られやすいです。
私は、今回は滑りやすい土の道で転けそうになりました。石が多い道やぬかるんだ道、木の根が張った道など足を鍛えるのにぴったりな鋸山の山道だと感じました。おすすめは、登山用靴ですが、普段から履き慣れた運動靴でもルートを回る分には大丈夫だと思います。
1年を通して服装は、なるべく素肌を見せない格好が好ましいと思われます。肌をさらけ出すと、鋭い葉っぱが直接あたり傷になるのを防いでくれます。
鋸山登山 夏の服装
半袖、半ズボン中にインナーパンツやシャツ
汗が冷える前に着替えが必須です。
夏用のUV加工されたインナーテックもあります。日光や汗の吸収までも抑えてくれます。観光ポイントではお手洗いも存在するので、タイミングを見計らって汗を拭き取り、着替えをこまめにするのをおすすめします。
汗をかいた服のまま休憩すると体温が低下して温度の調節が取りにくくなります。季節に応じて登山用の適した服装を着用しましょう。
鋸山登山 冬の服装
脱ぎ着しやすい格好、防寒具
登り始めると汗をかくと思われます。温まった体を冷まさないように体温調節をとりましょう。
服装で重宝しているのは、冬場に着る風を通さないウインドーブレーカーです。高価なものだと本当に風が中に入ってこないため、熱を逃がさず動くことができます。脱ぎ着しやすい格好で、熱くなってから脱いでいくのを繰り返しましょう。
まとめ
鋸山には様々なルートが存在しています。
人気なポイントは休みの日は、観光客で賑わっていて活気ある登山活動を行えます。
初めていく方でも、ルートを事前に組んで挑戦してみると楽しく登れるでしょう。