スキレット・フライパン・鉄板

スキレットの失敗しないシーズニングの簡単なやり方の手順を詳しく解説!

「スキレットのシーズ二ングにをどのように進めればいいか分からない。」
と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか?

この記事を読むことで、スキレットのシーズ二ングについてどのような順序で進めていくかを知ることができ、後半ではシーズ二ングが必要無いオススメのスキレットをご紹介していきます。 

スキレットとは?

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スキレットとは、厚手の鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパンのことを指し、鋳鉄とは2%以上の炭素を含む鉄合金のことを言い、使い込むことでスキレットに味が出たり熱の伝導率が高くなります。
そのまま食卓にスキレット出すこともできたりします。

スキレットの魅力

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スキレットの魅力は、鍋が厚いので調理をする時に旨味を逃すこと無く調理できるところや、伝導率が高いことから素材の美味しさを残したまま調理できるところにあります。

テーブルにそのまま出せることで、例えば食器などの洗い物をする手間も省けたりスキレットの上に料理のダイナミックなインスタ映えの効果も期待できたりします。

スキレットの使い初めにはシーズニングが必要

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テフロン加工のフライパン(家庭で一般的に使われるフライパン)はシーズ二ングで手間をかける必要はありませんが、スキレットのフライパンはシーズ二ングがとても大切です。

理由はスキレットを長持ちされるために必要だと言うことや、スキレットの表面に油の膜をはることで食材をくっつきにくくしたり、焦げを付かせないためにもシーズ二ングはとても大切です。

例えば、シーズ二ングを全くしないスキレットを使用すると焦げも鍋底にこべり付き、ブラシで強く擦らなければ取れなかったり、スキレットで作った料理が鉄臭くなってしまうことにも繋がります。 

このように、スキレットが早く消耗し寿命を短くしないためにもシーズ二ングはとても大切な工程です。

意外と簡単な失敗しないスキレットのシーズニングのやり方

消耗や寿命を抑えるためにはシーズ二ングが必要だということがわかりました。

シーズ二ングを行えば、早く寿命を迎えることなく長く使えて料理も素材本来の味を生かすことができるスキレットへと変貌します。
慣れれば意外と簡単なので必ずするようにしましょう。

スキレットをシーズ二ングする時に必要なもの

シーズ二ングをする上で必要になってくるものをご紹介していきます。

  • スキレット
  • 洗剤
  • たわし(もしくはブラシ)
  • 食用油(もしくはオリーブオイル)
  • キッチンペーパー
  • 野菜くず
  • 乾いたタオル

たわしや乾いたタオル、キッチンペーパーは100円ショップで安価で手に入り、洗剤は市販の食器を洗う洗剤で問題無く、野菜のくずは玉ねぎの皮や人参の皮などで大丈夫です。上記のものが必要なのでシーズ二ングを行う前に準備しておいてくださいね。

①洗剤で洗う

買ってきたスキレットは錆防止のワックスが塗られている場合がありますので、洗剤で軽く洗います。

スポンジか亀の子たわしで取っ手や外側も洗い、洗い終わったら洗剤を水でよくすすぎます。

金属たわしは傷をつけるので使わないようにしましょう。

②空焼き

コンロにのせ空焼きをします。

急激に熱すると鋳鉄を傷める原因にもなりますので、弱火で徐々にスキレットに熱を加えていきます。

白い煙が出てきたら表面の不純物が焼けている証拠で、煙も少なくなりスキレットの表面がより黒くなったら空焼きの終わりの合図です。

③油塗り

空焼きが終わったら火を止めて、スキレットが熱いうちに布かキッチンペーパーでオリーブオイルを塗っていきます。

サラダ油でもいいのですが、オリーブオイルの方が高温に耐えるのでおすすめします。

底と側面の角の部分や取っ手の穴など、錆びやすいところは入念に塗りましょう。

④油塗りと加熱を繰り返し行う

油塗りが終わったら自然に熱を冷まします。

水や氷などで冷やすのは鋳鉄を傷めるのでやめてください。

冷めたら再び弱火にかけてゆっくりと熱していき、白い煙が出てきますがさらに加熱して、白い煙が出なくなったら火を止めてオリーブオイルを塗って冷まします。

これを2、3回繰りかえします。1回でもいいのですが、回数を重ねるごとに油がよくなじんで黒光りしてきます。

⑤野菜を炒める

最後に野菜の切れ端を炒めます。

これはスキレットの鉄臭さを取り除くためですので、ねぎやニラなど香りの強い野菜がおすすめです。

ゆっくりと野菜が焦げる直前まで炒め、炒め終わったら野菜を取り出し、布かキッチンペーパーで軽く拭いて、オリーブオイルを薄く塗って終わりです。

スキレットの裏側はシーズニングする?

結論から言うと裏側もシーズ二ングをします。

理由はシーズ二ングは焦げやサビを付かせないためだからというのは変わらなく、裏面に焦げやサビがついてしまうと見た目も悪くなるので、裏面もシーズ二ングをするようにしましょう。

裏面のシーズ二ングのやり方ですが、上記のシーズニングのやり方とあまり変化は無く簡単に洗剤で洗った後に流して空焚きをしていき、少し冷ました後油を塗っていけばシーズニングの完成です。

スキレットの蓋はシーズニングが必要?

スキレットには蓋も付いておりスキレットの蓋は別売りになっているものの、蓋を使えば料理のレパートリーを増やすことができます。

例えば、パウンドケーキや蒸し料理のシュウマイなどを作ることができます。
そんな蓋もシーズニングが必要なことを知っていましたか?

次にご紹介していくのは、スキレットの蓋のシーズ二ングについて詳しく説明していきます。

スキレットの蓋のシーズ二ングの仕方

手順としては、スキレットのシーズ二ングの仕方とほぼ同じです。

まず簡単に蓋を洗ったら空焚きをしていきます。 

5分〜10分くらい片面の空焚きをしていき、次は裏面を同じように5分〜10分空焚きをしていき、最後に5分くらい冷まして、食用油を両面とも塗っていけば蓋のシーズ二ングが終了します。 

スキレットのシーズ二ングは完了しているのに蓋をシーズ二ングしていないと、蒸し料理を作る際に、鉄の匂いが料理に移る可能性が高いので蓋もしっかりとシーズ二ングをしましょう。 

IHスキレットのシーズニングのやり方

IHでも使えるスキレットがあることをご存知ですか?

実際にIHでも使えるスキレットにニトリのスキレットがあります。(通称ニトスキ)
ワンコインの500円で買えるのでコストにもとても良心的です。

IHでのシーズ二ングの方法は、まずはスキレットを軽く洗い、スキレットの中に水を入れて煮沸させていき、この時にIH対応のスキレットは小さいのですぐに熱が伝わり短時間で煮沸するので注意し、お湯を捨て少し冷ました上で最後に仕上げとなる油を塗りを2回〜3回繰り返していきます。

IHのスキレットの良いところは、スキレットが小さいので熱の電動率が良いところにあります。

例えばホットケーキを作る場合にも、普通に調理するよりも早い時間で作ることができ、中まで火が通るなどの特徴があります。

またニトスキの場合は、蓋もセットとなって販売させているので圧力鍋にも早変わりするまさに一石二鳥の側面も持っています。

人気のダイソーのスキレットとは?

ダイソーのスキレットもとても人気です。
中でもダイソーのスキレットは200円で販売されており、ダイソーのスキレットの愛用者は200スキとも呼ばれています。
200スキ以外にもダイソーにはイモノシリーズもあり、全部で6種類ものスキレットがあります。

イモノシリーズは全種類300円で販売しており、大きさや重さなどが全て違っていて自分に合ったスキレットを選ぶことができます。

しかしダイソーのスキレットシリーズには、デメリットもあります。
鋳巣(ちゅうす)があることです。

鋳巣とは、スキレットの表面に出る斑点みたいなもので、値段が1000円以上するスキレットの場合は、製品の中に鋳巣が入っていることもありますが、ダイソーで販売しているスキレットには表面に出ていることも多くあり、この鋳巣があることで、ぶつけた拍子に壊れてしまうなんてこともあるので扱いには注意しましょう。

ダイソーのスキレットはシーズニングが不要?

ダイソーのスキレットはシーズ二ングが必要なのかと疑問に感じる人も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、シーズニングをした方が良いです。

理由は普通のスキレットと同じく、シーズニングをしなければ寿命を早く迎えてしまうからです。

シーズニングの仕方も洗剤で洗い、空焚きをして油を表面に塗っていきますが、このようにシーズニングをしてもダイソーのスキレットは安いだけにすぐに寿命がきてサビや焦げがつきやすいこともあります。

だからといってシーズニングを怠ると、すぐに寿命も来てしまうので必ずシーズニングは行うようにしましょう。

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シーズニング不要のおすすめスキレット3選!

ここまでシーズニングの仕方を詳しく説明してきましたが、シーズニングが面倒だと思った方も多いのではないでしょうか?次にご紹介するのは、シーズ二ングを必要としないスキレットを紹介していきます。

LODGE(ロッジ)10 1/4インチスキレット

1つ目にご紹介するのは、1897年にアメリカで創業されたロッジというメーカーです。
熱伝導率が高いので、普通に調理するよりも短い時間で調理できるところがとても高く評価されています。 

もちろん、シーズ二ングの手間も無いので購入してその日のうちにお湯で流して使うことができます。 

またこのモデルのロッジのスキレットはIHにも対応しているので多くのシーンでお使い頂けます。

ロゴス(LOGOS)取っ手が取れるスキレット

2つ目にご紹介するのは、ロゴスから販売されている取っ手が取れるスキレットです。
特徴は名前にもある通り取っ手が取れ、取っ手が取れることで、カマドやオーブンでの調理にとても最適です。
ほかにも、底面にはドット加工がされており焦げがつきにくい構造になっているのでお手入れも簡単です。 

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)スキレット

3つ目にご紹介するのはキャプテンスタッグのスキレットです。
特徴は両手に取っ手があるので持ち運びやすい所や厚みがあるため食材にじっくりと熱を通すこともできるのが特徴です。

キャプテンスタッグのスキレットで調理できるものは、グラタンをはじめキッシュなどを調理することができます。
もちろんシーズ二ングも必要が無いので、買ってきたその日のうちに使用することができます。

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まとめ

いかがでしたか?
スキレットのシーズニングの仕方を理解できたでしょうか?

シーズンングは、洗う、空焚き、食用油を塗るの3工程を繰り返すことで簡単にできてしまいます。
シーズ二ングは面倒にも感じる人も多いと思いますが、シーズニングを行うことでより味がある自分好みのスキレットへと進化していきます。 

それでもどうしてもシーズニングが面倒だと感じる人は、シーズニングを必要としないスキレットをオススメします。
皆さんも今日からスキレットを手に入れてアウトドアシーンや様々な場面でスキレットを多用していきましょう。 

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