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陣馬山の新ハイキングコースはきつい?どちらから登るのがおすすめ?帰り方もご紹介!

東京や神奈川からアクセスが良く、多くの登山者が訪れる陣馬山。展望がよく、高尾山への縦走の起点にもなっているため、いつでも登山者も多い山です。

この陣馬山、陣馬高原下から登るのが一般的ですが、和田峠経由か新ハイキングコースにするか迷う方も多いようです。そこで今回は、2コースをそれぞれ比較してみました。

陣馬山へのアクセスで比較

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今回、比較する両コースはどんなコースなのでしょうか?
公共交通機関使用を前提に比較しますので、共に陣馬高原下からのスタートになります。

陣馬高原下までのアクセス違い

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JR・京王電鉄高尾駅北口より、西東京バス陣馬高原下行きに乗り約40分。1時間1本から2本ほど運行しています。
人気の登山コースのため、多くの人が利用し混雑しますが、シーズン中の週末などは臨時便が増発されます。

西東京バス

新ハイキングコースからの場合

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陣馬高原下から車道を30分程度歩き、左に新ハイキングコース入口の道標。道標通りに進むと本格的な登山道になり、1時間程度で陣馬山山頂に至ります。

和田峠コースの場合

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新ハイキングコースと同じ車道を歩きますが、さらに40分歩きます。駐車場がある和田峠へ到着すると、そこから約30分で山頂です。

どちらでも陣馬山山頂へ行ける

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新ハイキングコース、和田峠いずれを使っても、白馬のモニュメントがそびえる陣馬山山頂に到着。山頂からの景色は、360度ビューの大展望!
大都会東京のビル群や、富士山などが一望できます。

山頂は、「陣馬高原」と呼ばれるほど広々としており、ベンチもあるので休憩や食事に最適。天気のいい暖かい日は、読書や昼寝などのんびり過ごす方もいるほど、のどかで静かな人気スポットです。

陣馬山山頂は、各方向から登山道が登ってきているので、下山時はしっかりと方向を確認するようにしましょう。

新ハイキングコースと和田峠コース徹底比較!

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まずは、徹底比較。各要素別にまとめてみました。新ハイキングコース登山口までは両コースとも同じですので、新ハイキングコース登山口を起点として比較しています。

※直線距離、標高差はヤマプラを参考。
※新ハイキングコース登山口から山頂までの標高差…399m。
※沿面距離・平均角度は、直線距離と標高差から計算。

1. 直線距離

新ハイキングコース…1580m

和田峠コース…2380m

和田峠が800m長くなっています。特に車道部分が長くなっています。

2. 沿面距離

新ハイキングコース…1649m

和田峠コース…2413m

3. 傾斜角度

新ハイキングコース…14.10度

和田峠コース…9.31度

新ハイキングコースが約5度きつくなっています。5度はたいしたことないような気がしますが、これが1時間、しかも階段などが無い状態なので、意外ときつく感じると思います。ちなみに日本三大急登の合戦尾根は、17.5度。

4. 登山道状況

新ハイキングコース…新ハイキングコース登山口からは、山頂まで杉林の根が張った尾根の急登。

和田峠コース…車道が長く、その後は、幼児でも登られるゆるやかな階段。

和田峠コースは、少々長くなりますが、もっとゆるやかな林道も脇を通っています。

5. 危険度

新ハイキングコース…急登で、張った根が滑りやすいため転倒しやすい。

和田峠コース…緩やかな階段。ほとんど危険は無し。

6. 所要時間

新ハイキングコース…60分
和田峠コース…70分(うち、車道40分)

実際に歩くと車道が長いので、和田峠のほうが長く感じてしまいますが、最終的には10分程度の差です。

総合すると、

新ハイキングコース…少しでも早く山頂にたどり着きたい、車道が苦手な人向け。

和田峠コース…体力に自信が無い、急登が苦手な人向け。

ということになるようです。

両コースとも車道を歩きます。それほど交通量はありませんが、車に注意。最近は、自転車も多くなっています。
次章からは、両コースを詳細にご紹介しましょう。

陣馬山の新ハイキングコースを紹介

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標高差…526m
所要時間…1時間30分。
陣馬高原下(30分)→新ハイキングコース登山口(60分)→陣馬山

陣馬高原下から新ハイキングコース入り口

陣馬高原下バス停から、民家を抜け車道の坂を歩きます。峠道ですのでそれなりの角度。舗装された車道なので、足を取られることはありません。30分程度ダラダラと登っていくと、左側、新ハイキングコースの案内板とともに道標が出現。ここから新ハイキングコースの始まりです。

新ハイキングコース入り口から陣馬山

新ハイキングコース入り口の標識の通り、森の中へ入り少し進むと、再び道標。そこから尾根の急登がスタート。急登であるだけではなく、杉の根がたくさん張られており、足掛かりにもなりますが、下手すると足を取られそうになります。気をつけて歩きましょう。
どんどん登っていくと、ちょっとした広場が出てきますので小休止。ここからは、それほどの急登ではない道が続き、ほどなく山頂に到着します。

陣馬山の和田峠コースを紹介

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標高差…526m
所要時間…1時間40分。
陣馬高原下(30分)→新ハイキングコース登山口(40分)→和田峠(30分)→陣馬山

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陣馬高原下から和田峠

最初は新ハイキングコースと同じですが、新ハイキングコース入り口には入らずそのまま直進。ほとんど同じ角度を歩き続け、何度かカーブを曲がっていきます。
ずっと車道でちょっと嫌になりますが、途中、開けた場所があり東京の街が遠望できたりしますので、ちょっとだけホッとします。
だいたい1時間程度の車道歩き終わったら、峠の茶屋駐車場がある和田峠に到着します。

和田峠から陣馬山

和田峠から陣馬山までは階段を登ります。この階段は、新ハイキングコースに比べれば緩やかですが、もっと楽したい!という方には、左に入る道があり林道がおすすめ。
ちょっと遠回りになりますが、小さなお子様連れならば、こちらがいいでしょう。

陣馬山から下山のおすすめパターン

陣馬山からの下山は、そのまま戻ってもいいですが、時間に余裕があればちょっと寄り道してみるのもおすすめです。

底沢峠周遊コース(下山所要時間1時間40分)

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陣馬山より、景信山方向へ進み、奈良子峠、明王峠を経て、底沢峠から陣馬高原下方向へ下山します。陣馬高原下を朝出発すれば、午前中には降りてこられる周遊コースです。陣馬山下にマイカーを駐車している方にはおすすめです。

景信山への縦走コース(下山所要時間2時間50分)

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陣馬山から景信山へ、小仏登山口へ下山するコースです。ちょっとした縦走気分が味わえ、よく整備された気持ちのいい尾根道歩き。小仏登山口からは、高尾駅北口へバスで15分です。初めての縦横体験にいかがでしょう?

景信山とは?

景信山(かげのぶやま)は、標高727m。陣馬山と高尾山のちょうど中間部にあたる場所で、縦走登山者の絶好の休憩地点になっています。広々とした山頂からは、眼下に相模湖、その向こうに富士山、丹沢の山々が一望できる人気の山です。

2軒の茶屋が営業しており、名物なめこ汁などの食事もできます。お店のおばちゃんが揚げてくれる天ぷらも人気で、ビールと天ぷらで一杯、という方も。

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高尾山縦走コース(下山所要時間5時間20分)

景信山、城山、高尾山を踏破する本格的な縦走コース。下山というイメージではありませんが、人気のコースなので紹介しました
。景信山までは目立ったアップダウンはありませんが、その先は2回ほど100m程度のアップダウンがあります。高尾山からは、高尾山口へ下山。京王電鉄高尾山口駅はすぐそこです。日帰りで本格的な縦走が楽しめます。

3コースは少しずつ長くなっていますので、初心者は底沢峠周遊、慣れたら景信山縦走、その後、高尾山縦走を目標にしていくといいでしょう。

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陣馬山単独なら、底沢峠コースもあり

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陣馬山単独登山であれば、底沢峠から登るコースもありです。新ハイキングコースや和田峠コースでは物足らないという方にはおすすめです。
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標高差…526m
所要時間…2時間。
陣馬高原下(60分)→底沢峠(60分)→陣馬山

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陣馬高原下から底沢峠

雑木林の森の中、尾根伝いに森を登っていくと、やがて景信山からの縦走路へ。登りの尾根は広葉樹が多いため、落葉後は見通しが良く苦になりません。

底沢峠から陣馬山山頂

道幅が広く、よく踏み固められた尾根道。途中、明王峠には茶屋やトイレがあります。どんどん標高をあげていくと陣馬山山頂へ到着。
下山に新ハイキングコースを使う場合、急な下りなので注意。和田峠のほうが気楽に下山できます。

まとめ

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人気の陣馬山。選べる2つの登山コースを比較してみました。本格的な登山道、でも、キツい新ハイキングコース。ゆるやかで気楽、でも、車道歩きが長い和田峠コース。それぞれ一長一短あります。本記事の比較を見て、あなたに合ったコースを選んでください。