今回はキャンプツーリングにおすすめのマットやコットをご紹介していきます。マットやコットなどの寝具はキャンプで快適な睡眠をとり、ツーリングの疲れを癒すのに不可欠なものです。
この記事では色々なマットやコットの特徴や、どういったものがキャンプツーリングに向いているのかお伝えしていきます。それと同時におすすめ商品の紹介もしていきますので、購入に悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
マットやコットの役割
テントの床に直接寝ると地面の硬さ、暑さや寒さなどが体に伝わり、体を痛めたり、寝心地が悪かったりと疲れが取れません。
マットやコットは床と掛布団(シュラフ)の間に使い、敷き布団のような役割をします。床の硬さから体を守ったり、暑さや寒さを防いだりと快適な睡眠を得るために重要な役割を果たしています。
マット・コットの種類とメリット・デメリット
マットやコットには色々な種類があります。ここからは種類別に使用時のメリットやデメリット。キャンプツーリングでの積載の方法など詳しくお伝えしていきます。
銀マット
発泡ポリエチレンとアルミ蒸着シートでできており、最低限のクッション性と断熱性を持ち合わせたものになります。買い求めやすい価格が設定されているので、コストパフォーマンスを重視している方には銀マットがおすすめです。
メリット | ・軽量で薄いため持ち運びに便利 ・比較的安価で購入できる |
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デメリット | ・薄いので凸凹の地面に敷くと快適性が下がる ・断熱性が低いため冬キャンプには不向き |
バイクへの積載方法 | 軽量で薄いですが、丸めたり、折りたたんだりして収納することが多く、嵩張ってシートバッグ内には入らないことが多いです。バイクに直接積載するか、シートバッグ外に別途くくる必要があります。 また、折りたたみ式より丸められるロール式の方が積載性は良いです。 |
ウレタンマット
ウレタンマットは、断熱性に優れているのが特徴。冬場の底冷えや夏場の地熱を低減したい方にぴったりのタイプです。また、銀マットより厚みがあるモノが多く、マットが硬めなので耐久性にも優れており、凸凹な地面の上でもエアーマットやインフレーターマットのように空気が抜ける心配もないので安心です。
メリット | ・比較的軽量なため持ち運びに便利 ・通年使用できるため季節ごとの買い替えが不要 ・丈夫な作りなため、耐久性に優れている |
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デメリット | ・収納時嵩張りやすい |
バイクへの積載方法 | 軽量ですが、丈夫にできている分収納は嵩張ります。シートバッグ内に入らないことが多くバイクに直接積載するか、シートバッグ外に別途くくる必要があります |
エアーマット
空気を入れて使用するマットです。クッション性があり、厚さによっては断熱性をもつため、通年で使用できます。
メリット | ・クッション性が高く寝心地が良い ・通年使用できるため季節毎の買い替えが不要 |
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デメリット | ・大きさによっては別途エアポンプが必要 ・空気の出し入れに時間がかかる |
バイクへの積載方法 | ソロ用の収納時コンパクトなエアーマットも販売されているため、ファミリー用の大きいタイプでなければ、シートバッグに収納可能なためキャンプツーリングに向いています。 |
インフレーターマット
空気を入れて使用するタイプです。自動で空気が入るものと、手動で空気を入れるもの2種類に分かれています。内部にはウレタン素材などのクッション材が入っているため、断熱性とクッション性に優れたものになります。
メリット | ・クッション性が高く寝心地が良い ・高い断熱性を持つため寒い時期でも底冷えしない |
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デメリット | ・手動の場合空気の出し入れに時間がかかる ・価格が比較的高い |
バイクへの積載方法 | 空気を抜くと比較的コンパクトに収納できるためシートバッグに収納可能です。使用時の厚みが同じでもメーカーによっては収納サイズが大きくなってしまうものもあるので、収納サイズは必ず確認して購入しましょう。 |
コット
組み立て式の簡易ベッドのようなもので、ハイコットとローコット、2Wayコットの3種類があります。寝床が地面から離れているため、地面からの熱や冷気に比較的影響を受けず寝ることができます。
メリット | ・地面からの熱や冷気を受けにくいため通年使用ができる ・脚が付いているため、テント外で昼寝にも使用ができる ・設営時や撤収時、地面に直置きしたくないものの荷物置きに使える |
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デメリット | ・組み立てに時間がかかる ・重量がある |
バイクへの積載方法 | キャンプツーリングにおいては、比較的コンパクト収納ができるローコットがおすすめです。キャンプ用のシートバッグであればバッグ内に収納可能で、バッグに入らない場合はツーリングコードなどでバッグにくくりつける形になります。 |
キャンプツーリングで使うマットやコットの選び方の注意点
キャンプツーリングで使うマットやコットでは
- 積載のしやすさ
- 設置のしやすさ
- 寝やすさ
が重要になります。
積載のしやすさ
キャンプツーリングにおいては積載のしやすさは外せないポイントです。エアーマットや、インフレーターマットのような、なるべくシートバッグ内に収納できるコンパクトなもの、軽量なものがおすすめです。
設置のしやすさ
設置がしやすいとツーリングで疲れていてもすぐ横になれるため便利です。空気を入れたり、組み立てたりと1段階も2段階も工程があると疲れが溜まる一方です。広げてすぐ使えるものや、簡単に設置ができるものを選びましょう。
寝やすさ
どんなに積載性がよく、設置がしやすくても寝心地が悪く、疲れが取れないとバイクの運転に支障をきたすことがあるため危険です。きちんとクッション性があるものや、暑さや寒さを断つことができるものを選びましょう。
キャンプツーリングにおすすめのマットやコット
ここからは、実際にキャンプツーリングにおすすめのマットやコットを紹介するとともに、おすすめポイントも伝えていきます。
BUNDOKアルミロールマット
使用サイズ | 長さ180x幅60x厚さ0.8cm |
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収納サイズ | 長さ60x幅15.5x高さ15.5cm |
重さ | 250g |
種類 | 銀マット |
とにかく安く手に入れたいという方におすすめです。サイズ展開がL/LLとあるため、自身にあった大きさのマットが選べます。軽量で収納はロール式なので、比較的積載性は良いと言えます。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)EVAフォーマット
使用サイズ | 長さ182×幅56×厚さ2cm |
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収納サイズ | 長さ12.5×幅56×高さ13cm |
重さ | 270g |
種類 | ウレタンマット |
比較的安くて十分な機能をもちます。収納は折りたたみ式なので嵩張りますが、広げてすぐ使用できて、使い勝手が良いため積載に余裕がある方にはおすすめです。
ZTHERMAREST(サーマレスト) Zライトソル
使用サイズ | 長さ51×幅183×厚さ2cm |
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収納サイズ | 長さ51×幅15×高さ13cm |
重さ | 重量 |
種類 | ウレタンマット |
アルミの熱反射機能から高い保温性をもち快適に寝ることができますが、収納は折りたたみ式で丈夫な作りなため嵩張ります。バイクへの積載が不安な方はバックパックに括り付けて持ち運びましょう。
FIELDOOR ウルトラライト エアーマット
使用サイズ | 長さ190×幅60×厚さ7cm |
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収納サイズ | 長さ10cm×幅22cm |
重さ | 520g |
種類 | エアーマット |
息を吹き込んで空気を入れるタイプです。直接口をつけるので衛生面が気になる方にはおすすめできませんが、軽量・コンパクトで積載性が抜群です。
Naturehikeエアーマット
使用サイズ | 長さ168×幅58×厚さ7cm |
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収納サイズ | 長さ32×幅10×高さ10cm |
重さ | 500g |
種類 | エアーマット |
圧力が均等に分散されるように設計されているので好みの硬さに膨らませて使用可能です。軽量・コンパクトで積載性が抜群です。
THERMAREST(サーマレスト)プロライトプラス レギュラーサイズ
使用サイズ | 長さ183×幅51×厚さ3.8cm |
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収納サイズ | 長さ28×幅17×高さ17cm |
重さ | 650g |
種類 | インフレーターマット |
自動膨張式のマットですぐに設営が可能です。スモール・ラージ・レギュラー・女性用レギュラーと幅広いサイズで展開されており、ご自身に合ったサイズを選ぶことができます。
サイズによって収納サイズも異なりますが一番大きなラージサイズでも軽量・コンパクトなので積載性に優れたものになります。
DOD(ディーオーディー)バッグインベッド
使用サイズ | 長さ183×幅72×高さ16cm |
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収納サイズ | 長さ51×幅13×高さ16cm |
重さ | 2.4kg |
種類 | コット |
耐荷重は120kgとなっています。キャンプツーリング向けに作られているためコンパクト収納に優れています。組み立て式ですが構造がシンプルなため少し力は要りますが比較的簡単に設置でき、ローコットで安定性も抜群なので快適な睡眠を得ることができます。
Helinox(ヘリノックス)ライトコット
使用サイズ | 長さ185×幅60×高さ13cm |
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収納サイズ | 長さ53×幅13×高さ13mm |
重さ | 1.2kg |
種類 | コット |
耐荷重は120kgとなっています。値段が少し高めですが、それに見合った性能「コンパクト・軽量・耐久性」に優れたコットでキャンプツーリングにも向いています。
まとめ
キャンプツーリングにおすすめなマットやコットの紹介してきました。
色々な種類があり、寝心地も様々なため人によって向き・不向きがあります。積載性重視で選ぶとコンパクトかつ軽量なものがおすすめですが、まずは自分にあった快適に睡眠できるマットやコットを見つけましょう。その際にこの記事が参考になれば幸いです。