DDハンモックの設営の手順を写真多めで紹介していきます。3×3のDDタープもポールなしとaフレームと2種類の張り方で一緒に設営しましたので、DDハンモックの設営とDDタープの張り方の参考になれば幸いです。
山行こ編集部
DDハンモックの設営とDDタープ「ポールなし」の張り方に必要な物
- DDハンモック
- DDタープ3×3
- パラコード
- ペグ
- ペグハンマー
- ハンモックベルト
- カラビナ
DDハンモックの設営に必要な物です。DDタープ3×3も一緒に設営しますが、この張り方ならポールが要らないので軽量で楽ちんです。
DDハンモック
フロントライン、トラベルどちらも設営の違いはないので、どちらでもOKです。
DDタープ3×3
ポールが必要で荷物が多くなるので、今回はポールなしで張れるDDタープ3×3を使用しました。
パラコード
- 10m×1(リッジライン用)
- 1ヒロ×2(手を広げた長さが1ヒロ)DDタープ付属のロープでも可
- 20cm×2(ブルージックノット用)
パラコード4mmの物が使いやすく、タープを張るリッジライン用に10m(木と木の間は場所により違うので、これぐらいの長さならだいたい対応できます。)を1本と1ヒロを2本とプルージックノットというロープワークで使用するので、20cm程度の長さのパラコードを輪っかに結んだものを2本使用します。
ペグ、ペグハンマー
タープを張るのに2本のペグを使用します。
ハンモックベルト
DDハンモックの純正でついているロープだけでは、ハンモックの高さや長さの調整が困難です。ハンモックの設営には、木の太さや木と木の距離、地面の傾斜などの理由で状況に応じての高さや長さの調節が必須です。DDハンモックのロープだけでは、いちいち結び直さなけばならないので、別途ハンモックベルトを購入をした方が、簡単にDDハンモックの設営ができます。
今回使用したのは、マックスブーストのハンモックストラップです。
カラビナ
カラビナは、ご自身の体重を支えるものなので百均や安価なものではなく、ちゃんとしたカラビナを使用しましょう。今回使用したものは、DDハンモック社のカラビナです。
DDハンモックの設営手順
DDハンモックの設営方法を解説していきます。設営する前にカラビナはハンモックについている純正のロープでくくります。長さはだいたい手を広げた程度で結んでいます。
木と木の間の距離は6m~7m程度(歩幅で8,9歩程度)がDDハンモックの設営に適しています。DDハンモックを純正のまま使用する場合は、木と木の間の距離は5m程度が適しています。
ハンモックベルトを木に固定
一般的なハンモックベルトは二回ほど木に回してから固定します。何回も巻くと微調整ができなくなるし、一回だとカラビナをつける前にハンモックベルトがずり落ちてしまうので、2回程度巻ける木にハンモックベルトを固定します。
ハンモックベルトの良い所は、ここで高さ調節ができるところで、ハンモックベルトにはカラビナを取り付ける輪っかが複数ついており、カラビナを取り付ける場所を変えることで高さの調節ができます。純正のDDハンモックのロープではここで何度か高さ調節でくくり直さないといけません。
DDハンモックの高さを確認
DDハンモックに座り高さの確認をします。全体重をかけるように座り、足が付く程度の高さにハンモックベルトに取り付けたカラビナで調節します。
DDハンモックが平衡になっているかも確認します。平衡でないとハンモックに寝た時、低い方に体がずれて、寝心地が悪くなるので、平衡になるように調節します。
DDハンモックの蚊帳にポールをいれる
3本繋ぎのポールをDDハンモックの蚊帳へいれます。蚊帳の両端のナイロン生地の所に、ポールをいれる穴があるので、穴にポールを入れて蚊帳を設営します。
タープを張った後で蚊帳を吊り下げるので、吊り下げ用のテンションコードは置いたままで構いません。
DDハンモックの設営完了
DDハンモックが平衡になるようすることと、ハンモックに座った時に両足が付くぐらいの高さでハンモックベルトを調整することがポイントです。
DDハンモックで寝るときは?
DDハンモックで寝るときは、底からの冷気を感じやすいです。
肌寒い時期は、ハンモックの底が2重になっていますので、間にサーマレストなどのマットを入れると、冷気をシャットダウンすることができます。
DDタープ3×3の設営方法
DDハンモックと合わせて使うDDタープの張り方を解説します。
リッジラインを張ってDDタープをかける
はじめにDDタープをかける為にリッジラインを張ります。
片方はもやい結びで固定し、もう片方は長さ調節できるように、自在結びをします。
この時に輪っかを作り滑車のような感じでテンションをかけることで、リッジラインがピンと張ります。
木に回したロープの端を輪っかに通す。
輪っかに通して自在結びするとテンションが強くかけれて、DDタープがピンと張れます。
プルージックノットでDDタープを張る
プルジックノットは簡単なロープワークなので、DDタープを張る時は覚えておいた方がいいロープワークです。
リッジラインに沿ってDDタープを木の枝を使って張る。
このプルジックノットの木の枝にDDハンモックの蚊帳のテンションコードをかけて吊り下げることになります。
DDタープをパラコードで張れば設営完了
リッジラインに垂直なDDタープの角を、パラコードで引っ張りペグで固定すればDDハンモックとDDタープの設営完了です。
DDハンモックの設営とDDタープ「ポールなし」の張り方に使用したもの
DDハンモックの設営とDDタープ「aフレーム」の張り方
※追記
DDハンモックの設営(DDウーピーサスペンションシステムとスリーブ使用)とDDタープ3×3(aフレーム)の張り方を紹介します。DDウーピーサスペンションシステムとスリーブ使用することでDDハンモックは簡単に設営することができます。
また、このDDタープ張り方はフルクローズもできるのでハンモック泊に最適で、雨風に強くプライバシーの確保ができる上、オープンスタイルでは、焚き火やブッシュクラフトを楽しめるスペースを十分確保できます。
DDハンモックの設営とDDタープ「aフレーム」の張り方に必要な物
- DDハンモック
- DDタープ3×3
- パラコード(ポールなしの張り方と一緒)
- ペグ5本
- ペグハンマー
- ポール(180cm程度)2本
- DDウーピーサスペンションシステム
DDハンモックの設営とDDタープ「aフレーム」の張り方の手順
DDハンモックの設営とDDタープ「aフレーム」の張り方の手順を紹介します。「aフレーム」はDDハンモックを覆う事ができるので、ハンモック泊に最適です。
ツリーハガーをカラビナでとめる
片方の木にツリーハガーを巻き、カラビナでとめます。
カラビナにウーピースリングをかける
カラビナに片方のウーピースリングをかける
カラビナにテンションをかけて、ツリーハガーがずり落ちないようにDDハンモックを引っ張りながら、もう片方も同じようにする。
スリーブからDDハンモックを出す
スリーブを引っ張ってDDハンモックを出します。
ウーピースリングで高さ調節
ウーピースリングでDDハンモックに座って両足が付くぐらいに高さ調節します。
蚊帳を張って設営完了
蚊帳にポールを入れ、吊り下げ用のテンションコードはカラビナにかけて設営完了。
DDタープ3×3「aフレーム」の張り方
DDタープ3×3「aフレーム」の張り方の手順です。リッジラインを張ってDDタープをかけるとこまでは、ポールなしと一緒です。高さはDDハンモックの少し上あたり(170cm~180cm程度)あまり上にリッジラインを張るとフルクローズできません。
背面3ヶ所にペグダウン
DDタープの背面3ヶ所にダウンします。DDハンモックで「aフレーム」を張る時は風向きも考えて張りましょう。背面で風を受け止めることで快適にキャンプを楽しめます。
ポールを立てる
DDタープ全面の角のループにポール2本立てます。今回使用したポールはユニフレームのrevoポール180cmです。
立てる前にロープをループに結ぶとポールが立てやすくなります。
DDタープはポールからループがずれることがあります。対処法として、ポールを一回転させてループをねじれば、ループのずれを防ぐことができます。
DDタープ3×3「aフレーム」の設営完了
DDハンモックの前に約1.5m四方のスペースが、DDタープの屋根に覆われることができるので、十分焚き火や荷物の置き場所は確保できます。雨の日は4×4の方が安心です。
ハンモック泊用にフルクローズ
DDハンモックで安心して寝れるようにフルクローズにします。
DDタープ全面のポールを外し真ん中のループを引っ張りながらペグダウン。
DDタープ背面の両端のペグを抜き、DDハンモックの真下にくるようにDDタープ全面の端と合わせてペグダウン。
両端を合わせてDDハンモックの真下にペグダウン。
開いた真ん中のループはカラビナでとめると便利。
そのままでもいいですが、DDタープ前後の真ん中ループをポールで引っ張れば中のスペースが広がり、荷物を置きやすくなります。
フルクローズしてもDDハンモックを覆うことができます。
DDハンモックの設営とDDタープ「aフレーム」の張り方に使用したもの
DDハンモックとDDタープ3×3を設営してみて
個人的な意見ですが、DDハンモックとDDタープ3×3を設営してみて思ったことは、DDハンモックを純正で設営すると、高さや長さの調節に大変時間がかかります。
ハンモックベルトとカラビナを別途購入することで、設営は大幅な時間短縮ができます。しかしカラビナに結んだロープが体重でしまり、ほどけにくくなる事や、ハンモックベルトの微調整が思ったより時間がかかることを感じました。
この設営の後に、DDハンモックのウーピーサスペンションシステムを購入しましたが、設営にかかる時間は5分~10分程度短縮でき、撤収時間も二分の一程度に短縮できます。簡単でスピーディーに設営できるDDハンモックだからこそ必要なものだと思います。詳しいことはこちらの記事で紹介します。