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ガソリンバーナーのおすすめ5選!キャンプで正しい使い方やメリットも紹介!

MSRのガソリンバーナー

「ガソリンバーナー」は、寒い時期でも安定した火力が出せる魅力的なギアです。ガス式では、着火が難しく十分な火力を維持できないような厳寒期でも、ガソリン式であれば安心して使えるため、寒い時期のキャンプでは特に重宝します。

製品によっては、ガソリン以外の燃料も使用できるので、ストーブやランタンといったものと燃料を共有することも可能です。しかし、ガソリンバーナーは着火するまでに、「プレヒート」や「ポンピング」といった作業が必要で、慣れない方は扱いが少し難しいと感じることもあるでしょう。

そこで、今回はキャンプでの使い方やメリットなど特徴を解説したうえで、おすすめのガソリンバーナーを5つご紹介しま

ガソリンバーナーとは

SOTOガソリンバーナー

出典:instagram

「ガソリンバーナー」は、ガソリンを主燃料とした、キャンプでは一般的なバーナーです。純度の高いホワイトガソリンの使用が主流で、低気温でも着火しやすく安定した火力を維持しやすいことから、冬のキャンプで愛用する人も少なくありません。燃料タンクと五徳(ごとく)が別れている「分離型」とタンクの上に取り付ける「一体型」がありますが、分離型の製品が多く出回っています。

ガソリンバーナーをキャンプで使うメリット

MSRガソリンバーナー

出典:instagram

キャンプでガソリンバーナーを使うメリットは大きいです。ガス式では安定した火力が維持できないような厳寒期でも扱えたり幅広い燃料が使用できたりと、いざというときにも信頼できる性能を備えています。

低気温でも安定した火力を出せる

SOTOガソリンバーナー

出典:instagram

ガソリンバーナーの最大のメリットは、低気温でも着火しやすく安定した火力を維持しやすいことです。ガス式は気温が低いとガスが気化しにくい状態になりますが、ガソリン式はジェネレーター(配管)をあらかじめ温めて(プレヒート)おくことで、着火することができます。火力が高く安定することもあって、寒い時期のキャンプや登山ではガソリンバーナーを愛用する人は少なくありません。

マルチフューエル式は幅広い燃料が使える

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マルチフューエル式のガソリンバーナーは、主燃料であるホワイトガソリン以外の燃料を使うことができます。製品にもよりますが、灯油や自動車用レギュラーガソリンを使用できるものもあるため、他のキャンプギアと燃料を共有することも可能です。さまざまな燃料が使えると、現場でなくなってしまっても入手しやすい点は大きなメリットといえるでしょう。

燃料が安い

ガソリンバーナーは燃費が良い製品が多く、燃料代を抑えることができます。また、先述したようにマルチフューエル式であれば、灯油や自動車用レギュラーガソリンも使用できるため、状況に応じて安い燃料を選ぶことが可能です。

ガソリンバーナーの使い方と注意点

出典:SOTO公式

燃料タンクをポンピングする ガソリンストーブのポンピング

ガソリンバーナーは、そのまま装着して添加するだけでは使用することができません。初めに、燃料タンクを「ポンピングして」加圧する必要があります。この作業をすることで、燃料タンクに圧力が加わりジェネレーターに押し出されます。

製品によって回数は異なりますが、押し込む際に強い抵抗を感じる程度が1つの目安です。

ジェネレーターを燃料タンクと本体に装着する

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ポンピングが終わったら、ジェネレーターを燃料タンクと本体に装着します。

燃料が漏れると危険なので、しっかり接続できていることを確認しましょう。

プレヒートしてジェネレーターと本体を加熱する

すべて接続できたら「プレヒート」することで、ジェネレーターと本体を加熱しましょう。こうすることで、液体燃料を気化しやすい状態になります。最初に、バルブをひねって燃料を少しだけ本体に流します。本体の底はカップ状になっているので、燃料をためることが可能です。燃料があることを確認したら、ライターなどを近付けて着火します。

燃料が多いと大きく燃え上がるので、間違ってものぞき込んだりしないよう注意してください。付近に引火しそうなものがあれば、あらかじめ避けておきましょう。

バルブを開いて点火する

ガソリンバーナーに着火

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プレヒートが終わり、火が小さくなったらバルブを開いて本格的に点火します。たとえ火が1度消えてしまっても、ライターなどで再点火すれば問題ありません。使用後は、もう1度バルブを閉めてジェネレーター内に残る燃料を燃焼させつつ、火が消えるのを待ちます。

消化してもかなり熱いので、冷めるのを待ってから解体しましょう。

キャンプで使えるガソリンバーナーのおすすめ5選!

MSRガソリンバーナー

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おすすめのガソリンバーナーを5つピックアップしてご紹介します。サイズや使用燃料など、キャンプのスタイルに合ったバーナーを選んでみてください。

ソト(SOTO) MUKAストーブ SOD-371

【商品スペック】

  • 使用時サイズ:幅135×奥行135×高さ80mm
  • 収納時サイズ:幅80×奥行65×高さ80mm
  • 重量:333g
  • 発熱量:4,000kcal/h
  • 使用燃料:ホワイトガソリン、自動車用レギュラーガソリン

扱いやすさに特化した分離型のガソリンバーナーです。プレヒートが必要なく、ポンピング(圧力インジケーターあり)が終われば、あとは着火するだけで使うことができます。マルチフューエル式で、ホワイトガソリンだけでなく自動車用レギュラーガソリンも使用可能。初心者からベテランまで、幅広い層から支持を得るバーナーです。

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MSRウィスパーライト インターナショナル

【商品スペック】

  • 使用時サイズ:φ190(五徳径)×高さ90mm
  • 収納時サイズ:幅150×奥行90×高さ90mm
  • 重量:316g
  • 発熱量:2,772kcal/h
  • 使用燃料:ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油

十分な火力はもちろん、軽量かつコンパクトに収まるので、ソロキャンプや登山といった荷物を圧迫したくない場合にもおすすめです。ホワイトガソリンの他に無鉛ガソリンや灯油まで使用できるため、緊急時でも燃料の調達に困りません。

Coleman(コールマン)スポーツスターII

Coleman コールマン スポーツスターII デュアルフューエル 533 [並行輸入品]
コールマン(Coleman)

【商品スペック】

  • 五徳径サイズ:φ140mm
  • 収納時サイズ:-
  • 重量:960g
  • 発熱量:約2,125kcal/h
  • 使用燃料:ホワイトガソリン

五徳と燃料タンクが一体型のガソリンバーナーです。分離型に比べると少々かさばりますが、パーツを接続する手間がかからないので扱いやすいというメリットがあります。着火後も数回ポンピングすることで火が安定します。使用できる燃料はホワイトガソリンのみです。

ソト(SOTO) ストームブレイカー SOD-372

【商品スペック】

  • 使用時サイズ:幅150×奥行130×高さ90mm
  • 収納時サイズ:幅65×奥行65×高さ90mm
  • 重量:448g
  • 発熱量:約3,000kcal/h
  • 使用燃料:ホワイトガソリン、自動車用レギュラーガソリン、ガス(OD缶)

風が強い環境でも、独特な形状のバーナーヘッドによって安定した火力を維持することができます。燃料は各種ガソリンに加えて、ガスも使用可能。ノズルを変えることなく、ガソリンとガス両方を使い分けることが可能です。

MSRドラゴンフライ

【商品スペック】

  • 使用時サイズ:φ190(五徳径)×高さ90mm
  • 収納時サイズ:幅180×奥行120×高さ90mm
  • 重量:412g
  • 発熱量:2,192kcal/h
  • 使用燃料:ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料

火力をコントロールしやすく、料理に最適なガソリンバーナーです。ガソリンの他に、灯油や軽油、ジェット燃料と幅広く使用できるのは大きな特徴でしょう。キャンプだけでなく、「料理も楽しみたい」という方におすすめしたい製品です。

キャンプにおすすめのガソリンバーナーのまとめ

SMRガソリンバーナー

出典:amazon

ガソリンバーナーは、ガス式と比べると扱いにくいイメージがありますが、最近の製品はとても使いやすく丈夫なものが多いです。また、寒冷地ではその安定した火力が非常に頼りになります。バーナーをお探しの方は、ガソリンバーナーも選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。

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Kazuho
フィールドワーカー兼Webライター。アウトドアを中心とした記事を多数執筆。学生時代にバイクとテントのみで、日本一周する。趣味はキャンプ、釣り、登山、スノーボード、生き物観察。マイブームはサンショウウオの飼育。
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