cb缶ガスランタンは、燃料が入手しやすく扱いやすいことから、キャンプで重宝するギアです。本体価格も比較的安価なので、初心者の方やお手軽にキャンプを楽しみたい場合におすすめのランタンといえます。ただし、製品によって光量(照度)や燃焼時間に差があるので、ソロやグループといったスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
そこで、ここではおすすめのcb缶ガスランタンを3つご紹介します。キャンプでのメリットやod缶をcb缶に変換できるアイテムについても解説します。
アイキャッチ出典:SOTO公式
cb缶ガスランタンとは
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cb缶ガスランタンは、cb(Cassette bomb)缶を燃料としたランタンです。cb缶は特殊なものではなく、一般的なカセットコンロに使う缶のことで、目にする機会も多いのではないでしょうか。ランタンのなかでも扱いやすく、LEDランタンよりも光量が確保できることから、初心者の方やグループキャンプで気軽に使いたい場合にもおすすめです。
使用方法は他のガスランタンと大きな違いはなく、「マントル」を空焚きして「ホヤ(ガラス製のカバー)」をかぶせたら使用できます。
cb缶ガスランタンがキャンプでおすすめな理由
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cb缶ガスランタンは、特にキャンプでおすすめしたいギアです。具体的には、
- 使いやすく光量も確保できる
- 本体価格や燃料が安い
- 他のキャンプアイテムと燃料を共有できる
といったように、キャンプで使用するメリットは少なくありません。順を追って解説してきます。
使いやすく光量も確保できる
cb缶ガスランタンは、燃料がcb缶ということもあって、とても使いやすいのが特徴です。ガソリンランタンは燃料の扱いに注意する必要があり、注ぐ最中にこぼしてしまうリスクもあります。
LEDランタンの場合は、扱いやすいものの光量が物足りないことも。その点、cb缶ガスランタンは燃料の管理や装填が簡単なうえに、十分な光量を確保することができます。
cb缶は手に入りやすく安価
cb缶は、特に入手しやすい燃料の1つです。アウトドア用品店はもちろん、スーパーやホームセンター、コンビニにいたるまで、さまざまな場所で目にするので、「燃料がなくなった」と慌てることもありません。ガソリンやod缶ではそうはいかないため、キャンプに1つ用意しておくととても心強いギアです。また、他の燃料と比べると低価格なので、コストを抑えることもできます。
燃料を共有しやすい
cb缶を使用しているので、他のキャンプアイテムと燃料を共有することができます。特に、キャンプでの使用頻度が高いカセットコンロと同じなのは大きなメリットといえるでしょう。
昼間に調理で使ったcb缶を夜はランタンに使い回すこともできます。違うタイプの燃料を持ち運ぶ必要がないので、荷物がコンパクトに収まるのも嬉しい点です。
本体価格が安い
cb缶ガスランタンは、ガソリンランタンやod缶ガスランタンと比較すると価格は控えめです。「ランランは欲しいけれど、まずは安価なもので使用感を試したい」といった場合におすすめします。LEDランタンからのステップアップとして、cb缶ガスランタンを選ぶ人も少なくありません。
cb缶ガスランタンの注意点
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cb缶ガスランタンを使用する際は、気温に注意しましょう。燃料に使うcb缶は、低気温では気化しにくいため、本来の性能を発揮することはできません。暖かい時期だけでなく寒い時期にも使用したい場合は、cb缶ガスランタンのなかでも低気温で性能が落ちにくい製品を選んだ方が良いでしょう。
もしくは、後述しますが寒さに強いod缶を変換アダプターでcb缶ガスランタンに使えるようにしたり低気温でも使用できる特殊なcb缶を使用したりなどする方法もあります。低気温対応のcb缶は普通のものより少し高めです。
cb缶ガスランタンのおすすめを比較して紹介
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cb缶ガスランタンのおすすめをご紹介します。キャンプスタイルや状況によって、
- サイズや重量
- 照度
- 使用時間
など、重視するポイントが異なるので、比較してみて1番理想に近いものを選んでみてください。
SOTO(ソト)レギュレーターランタンST-260
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅100×奥行130×高さ150(mm)
- 収納時サイズ:幅65×奥行105×高さ150(mm)
- 重量:247g
- 照度:150ルクス(80W相当)
- 使用時間:約4.5時間
気温に左右されにくい安定した性能が魅力のガスランタンで、マイクロレギュレーターによって低気温でも光量が落ちません。照度が150ルクスなので、広範囲を照らす分には物足りないかもしれませんが、ソロキャンプでは不自由しない明るさです。また、ホヤは丈夫なメッシュ状なので、安心して使用することができます。暖かい時期だけでなく通年キャンプを楽しみたい場合におすすめです。
ユニフレーム(UNIFLAME)フォールディングガスランタン
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅135×奥行120×高さ355(mm)
- 収納時サイズ:幅135×奥行120×高さ210(mm)
- 重量:1,400g
- 照度:240W相当
- 使用時間:約5時間
とても明るく広範囲を照らしたい場合におすすめです。熱をガス缶に伝える(パワーブースター)ことで、気化を助け低気温でも照度が落ちません。本体はアルミ製で強度に優れ、使わないときはホヤを本体に収納することで安全に携行することが可能です。サイズと重さがあるので、ソロキャンプよりもグループキャンプに向いています。
SOTO(ソト)虫の寄りにくいランタン
<商品スペック>
- 使用時サイズ:幅136×高さ375(mm)
- 収納時サイズ:幅136×高さ225(mm)
- 重量:1,300g
- 照度:550ルクス(210W相当)
- 使用時間:約3.5時間
夜にランタンを灯すと、どうしても虫がよって来てしまいますが、このランタンには“虫が寄らない工夫”が施されています。ホヤに「ハーフストライプホヤ」を採用することで、明るさはそのまま虫が寄りにくい波長の光を実現。さらに、「蚊取りリフレクター」は、照らす範囲を調整できるので、森や川といった虫が多い方向への光を抑えます。
違う使い方として、キャンプサイトで他の利用者を照らさないようすることも。虫除け性能だけでなく照度も高く、ファミリーやグループキャンプに特におすすめしたいガスランタンです。
od缶をcb缶に変える変換アダプターがあれば便利!
cb缶ガスランタンは、そのままの状態ではcb缶しか使えませんが、「変換アダプター」を使うことでod缶を使うこともできます。cb缶が低気温に弱いのに対して、od缶はキャンプや登山といったアウトドアのための燃料なので、気温が低い環境でも安定した性能を発揮します。cb缶ガスランタンを寒い時期に使いたかったり普段od缶を使うことが多く流用したかったりなどするときにおすすめです。
使い方は簡単で、変換アダプターの両端をそれぞれランタンとod缶に接続するだけ。製品によってクセがあるので、がたつきやガス漏れしていないかしっかり確認してから着火するようにしましょう。
cb缶ガスランタンはコストパフォーマンス抜群!
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cb缶ガスランタンは、使いやすく燃料を入手しやすいことから、手軽にキャンプを楽しみたい場合や初心者の方に特におすすめしたいギアです。od缶よりも安く手に入るので、コストを抑えることができますし、他のキャンプギアと燃料を共有しやすいのも大きなメリットといえます。最初の1台でお悩みの方は、cb缶ガスランタンを検討してみてはいかがでしょうか。