ステンレスウォータージャグは、便利さと見た目の美しさを兼ね備えた優秀なキャンプ用品。これひとつあるだけで、キャンプがより快適なものになります。
今回はステンレスウォータージャグの魅力をお伝えするとともに、選ぶ際のポイントを解説。そしておすすめのアイテムを9個ご紹介します。
自分のテントまわりをオシャレに演出してくれるステンレスウォータージャグを導入して、周囲のキャンパーたちに差をつけましょう!
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ステンレスウォータージャグの魅力
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見た目が美しいだけでなく、優れた実用性を持っているステンレスウォータージャグ。その身に秘められた魅力をご紹介します。
水分補給や洗い物をするのに便利
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ステンレス製のものに限った話ではありませんが、ウォータージャグを設置していると、とても気軽に水分補給ができます。飲み物をクーラーボックスから取り出したりする手間もありません。
料理中においても、マメに手を洗いながら進めることができるので衛生的。そしてわざわざ流し台まで行かずとも、その場で汚れた食器を洗うことも可能です。
初めてウォータージャグを使ってみると、コックをひねるだけでいつでも水が使用できることの素晴らしさを実感できるでしょう。
水が確保できない場所でのキャンプで役立つ
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キャンプ場の多くは炊事棟や流し台が設置されていますが、山奥や海辺での野営など、水道が通っていない場所でキャンプをする際にはウォータージャグがとても役に立ちます。あらかじめ水を満タンにしておけば、どこでキャンプをしても水に困ることはありません。
また、キャンプ場であっても冬季は水が止められいる場所も多くあります。そのため冬キャンプを楽しみたい方にとっても心強い存在となってくれること間違いなし。場所・季節に制限されずキャンプを楽しめるようになることも、ウォータージャグを持つメリットのひとつです。
ステンレスは頑丈で熱に強い
ステンレス製のウォータージャグは耐久性に優れています。地面に落とすとキズがついたりへこんだりすることはあるにしても、割れてしまうといったことはまず起こりません。むしろ使い込むほどに増えていくキズが良い味となります。
樹脂製のウォータージャグとちがい、熱に強いのもステンレスウォータージャグならではの特徴。焚き火から飛んだ火の粉が付着しても、溶けることはありません。ひとつの道具を何年も、愛着を持って育てていきたいタイプの方こそステンレスウォータージャグが向いています。
ステンレスウォータージャグ選びのポイント
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続いては、ステンレスウォータージャグを選ぶ際に着目して欲しいポイントを3つご紹介します。デザインで選ぶのももちろんOKですが、それ以外の点も考慮して自分の使い方にピッタリなアイテムを探しましょう。
「容量」は人数と使い方で決める
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ウォータージャグの容量は、4人でのキャンプで8〜10Lが目安。それをひとつの基準として、使用する人数と使い方からどのくらいの容量が必要かを判断してください。
たとえば、普段からソロキャンプをすることが多く、ウォータージャグは水分補給のみに使用するのであれば、3Lほどの製品でも大丈夫でしょう。しかし水分補給のほかに洗い物などをしたい場合は、もっと多くの容量が欲しいところです。
また、車の積載スペースにどれほど余裕があるかも容量を判断する要素になります。とくに軽自動車やコンパクトカーに乗っている方は、荷室がそれほど広くないのでウォータージャグのサイズをよく確認して選びましょう。
「保温・保冷」が可能かをチェック
ステンレスウォータージャグには壁が1枚でできているものと、2重構造になっているものがあります。保温・保冷が効く製品が欲しい場合には、2重構造のものを選ぶようにしましょう。2重構造のステンレスウォータージャグは、外側に結露が発生しないというメリットもあります。
しかし使用しているステンレスが多いぶん、重いというのがデメリット。そのため、保温・保冷性能と持ち運びのしやすさの2つを天秤にかけて選ぶことになります。一方の壁が1枚のタイプの特徴はその逆。保温・保冷が効かず結露もしやすいですが、軽量で持ち運びが容易です。
「持ち手の形状」は運搬のしやすさに影響
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持ち運びのしやすさは、本体の重量だけでなく持ち手の形状でも左右されます。ステンレスウォータージャグに採用されている持ち手は、上部に大きな持ち手がひとつ備わっているタイプと、左右に小さい持ち手がひとつづつ備わっているタイプの2つが一般的です。
大きな持ち手がひとつ備わっているタイプは、片手で持てるのがメリット。逆に両手では持ちにくさを感じるでしょう。一方で左右に持ち手が備わっているタイプは両手で持つように作られており、片手で持つのは困難です。
反対側の手が自由に使える方が良いか、もしくは両手でしっかり持てる方が良いかはそれぞれの考え方次第。実際に使用している様子をイメージしてみると、どちらのタイプが自分に合っているかが判断できます。
キャンプにおすすめのステンレスウォータージャグ
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ここからはおすすめのステンレスウォータージャグを、容量が小さいものから大きいものの順にご紹介!小型でソロキャンプに最適な製品から大容量でファミリーキャンプにピッタリの製品まで、幅広くピックアップしています。すでに解説した選び方を参考にして、何年も愛用できるアイテムを探してみてください。
マルキジオ(marchisio) オイルドラム3L
サイズ | 幅17×奥行き22×高さ22cm |
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容量 | 3L |
重量 | 1kg |
イタリアのメーカー「マルキジオ社」が、オリーブオイルを入れるためのタンクとして販売している製品。オリーブオイル用とはいっても、ステンレスウォータージャグとして問題なく使用できます。
容量3Lとマルキジオが販売しているオイルドラムのなかでもっとも小さく、1〜2人のキャンプで使用するのに必要最低限の量の水を蓄えることができます。幅が17cmとコンパクトで重量も1kgほどしかないため、あまり荷物を増やしたくない方におすすめです。
ミンテージ(MINTAGE)ウォーターポットエレガント 5L
サイズ | 幅18×高さ21cm |
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容量 | 5L |
重量 | ー |
コロンとした丸い形状が可愛らしいステンレスウォータージャグ。この製品を販売している「ミンテージ」は、ステンレス製品を作り続けること30年以上の実績を持つインドの企業です。日本の製品とはちがったデザインセンスで、テントまわりをオシャレに飾ってくれます。
本体上部に大きな持ち手が備わっており、片手で持ち運びができるのがこのステンレスウォータージャグの大きな特徴。反対側の手があくので、これを持ったまま車のドアを開け閉めしたり、ほかの荷物も一緒に持ったりすることができます。
マルキジオ(marchisio) オイルドラム 5L
サイズ | 幅20.5×奥行き26×高さ25.5cm |
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容量 | 5L |
重量 | 1.5kg |
マルキジオのオイルドラムのなかで、3Lの次に容量が大きいのがこちらの製品。3Lのものより、少し丸みを帯びた形状となっています。容量が5Lあるとソロキャンプで使用するのには十分で、水分補給・手洗い・食器洗いとこれひとつでOK!
両手で持つための持ち手が左右に備わっており、このピョコッと飛び出た持ち手がミルク缶のそれとよく似ていてチャーミングです。
水を満タンにすると重さが6.5kgほどとなり、人によっては片手で持つのが辛く感じられるでしょう。とくに女性の方が持つ場合は、マルキジオの製品のように両手で持てるステンレスウォータージャグをおすすめします。
ミンテージ(MINTAGE)ティーコンテナホット&コールドデザイア 5L
サイズ | 幅23×高さ28cm |
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容量 | 5L |
重量 | ー |
2重構造を採用することで、保温・保冷が可能となったステンレスウォータージャグ。夏のキャンプではキリッと冷えた水でのどをうるおし、冬のキャンプではホットのお茶で温まるといったように、1年を通して活躍してくれます。
蛇口に備わっているコックが大きめなので操作がしやすく、水を入れる部分が広口のため給水も簡単。全体的に使いやすい作りとなっています。見た目に関しては寸胴のようなスッキリしたシルエットが特徴的で、好きなステッカーを貼るなどのカスタマイズも楽しめるでしょう。
ピーコック(Peacock) ステンレスキーパー 広口タイプ 6.1L
サイズ | 幅25×奥行き28.8×高さ27.5mm |
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容量 | 6.1L |
重量 | 1.6kg |
オールステンレスのウォータージャグとくらべると見た目のオシャレさでは劣るものの、優れた機能性を持っている製品。保温・保冷性能が優れていて、70℃以上を6時間、10℃以下も同じく6時間キープします。
コックは少し引くと少量注水、大きく引くと連続注水が可能な「2WAYコック」を採用。本体の底部には折り畳み可能な脚が備わっているため、地面に直接置いても蛇口が地面に触れず衛生的です。「見た目は大事だけど、機能性も重視したい」という方におすすめします。
リマ(MLIMA)ステンレスジャグ ムート10
サイズ | φ26×高さ29cm |
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容量 | 10L |
重量 | 3.2kg |
保温・保冷ができる10Lオールステンジャグ。重量が3.2kgと同サイズジャグに比べたら重さがありますが、ステンレスの厚みがあるのでタフなボディで傷や凹みに強く、クーラーボックスとしても使える保冷力が売りのステンレスウォータージャグ。
マルキジオ(marchisio) オイルドラム10L
サイズ | 幅23×奥行き28.5×高さ34cm |
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容量 | 10L |
重量 | 1.65kg |
マルキジオがラインナップしているオイルドラムのなかで、ちょうど中間となるサイズがこちらの10Lモデル。これだけの容量があると、ファミリーキャンプにも対応可能です。車の積載スペースに余裕があれば、ソロキャンプで使用するのもいいでしょう。惜しみなく水を使えます。
サイズ的にも5Lモデルとくらべてはるかに大きいということもなく、幅は2.5cmしかちがいません。5Lの容量では足りるか心配だという方には、「大は小を兼ねる」ということでこちらをおすすめします。
最終的に「やっぱり10Lも必要なかった」となっても、満タンにしなければいいだけなので問題にはならないでしょう。
ミンテージ(MINTAGE)ティーコンテナホット&コールドデザイア 10L
サイズ | 幅25×高さ38cm |
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容量 | 10L |
重量 | ー |
保温・保冷が可能な2重構造ステンレスウォータージャグの10Lモデル。これくらいのサイズとなると、キャンプサイトに設置したときの存在感もかなりのものです。周囲のキャンパーの方から「おっ」と注目されることも多くなるでしょう。
ただし、こちらの製品は片手で持つための持ち手が備わっているタイプ。満タンにするとかなりの重さになるので、片手で持ち運ぶのは少々大変です。あらかじめ満タンにしてキャンプ場に行く場合には、キャリーカートで運搬するなどの工夫をすると良いでしょう。
ミンテージ(MINTAGE)ウォーターポットエレガント 10L
サイズ | 幅20×高さ30cm |
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容量 | 10L |
重量 | ー |
デザインが個性的で、かつ大容量のステンレスウォータージャグが欲しい方にピッタリの製品です。ピカピカと輝く曲面に周囲の景色がうつし出される姿が美しく、ボディの真ん中を通るヘアラインの帯が、全体の印象を引き締めています。
かなりの存在感があるので、このアイテムがひとつ設置されているだけでテント周辺のオシャレ度が格段にアップ。カッコいいイスやテーブルと組み合わせて、インスタ映えするような空間を作り上げましょう!
スノーピーク(snow peak) ステンジャグ
サイズ | 直径28.5×高さ31.5cm |
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容量 | 15L |
重量 | 2.89kg(スタンド含む) |
大人気スノーピークが販売している、高品質なステンレスウォータージャグ。これまで紹介してきた海外メーカーの製品とはまたちがった雰囲気を持っています。正面に刻印された「snow peak」のロゴがなんとも誇らしげです。
分解可能な木製スタンドが付属し、それと組み合わせることで地面にも設置可能。スタンドにもしっかりスノーピークのロゴが刻印されています。
フタにエアキャップが設けられており、これを開くことで蛇口から出る水の勢いを変化させられる仕組み。容量は15Lと今回ご紹介してきた製品のなかで一番の大容量。大人数でのキャンプから屋外での各種イベントまで、幅広く支えてくれる優秀なアイテムです。
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ステンレスウォータージャグのまとめ
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キャンプをより快適にし、そして美しく彩ってくれるステンレスウォータージャグ。ほかのキャンプ用品とくらべて選択肢が多いとは言えないアイテムですが、どれを選んでもそれぞれの個性が光るオシャレな逸品ばかりです。
今回ご紹介した選び方を参考にして、デザイン・機能性ともに満足できるアイテムを見つけ出してください。実際に使用してみるとその便利さがわかり、手放せない存在となるはずです。