「ジャグスタンド」はウォータージャグ(タンク)を置くための台で、あると非常に便利なアイテムです。
キャンプでは料理や手洗いなど水を使用する機会が多いので、身近に置いておくことができると、水場に足を運ぶ必要がなく労力が少なく済みます。
ただ、「置けさえすればなんでもいい」「選び方がわからず代用品で済ませている」と、テーブルやイスのうえに置いて、わざわざ用意する人は多くないのではないでしょうか。
しかし、専用のジャグスタンドは安定性が高かったり、カップをかけられるフックが付いていたりとメリットが多いため、1つあるとキャンプがより快適になることは間違いありません。
今回は、そんなキャンプやアウトドアで重宝するジャグスタンドのおすすめを4つご紹介します。高さ選びについても解説するので、導入を検討中の方は目を通してみてください。
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ジャグスタンドってキャンプに必要?
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ジャグスタンドはキャンプに必要不可欠というわけではありませんが、あった方が格段に便利です。
ウォータージャグを置くために設計されているため、料理や手洗いの際にちょうど良い高さだったり、丈夫で安全性が確保できたりなど、代用品にはない魅力があります。
また、見た目がおしゃれな製品もあるので、キャンプをスタイリッシュに決めたい人にもおすすめです。
高さがあり料理や手洗いに最適
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ジャグスタンドは専用設計だけに、ウォータージャグを置いたときの高さが料理や手洗いにちょうど良いものが多いです。代用品では低すぎることが多く、腰を曲げて使うと負担になってしまうケースも少なくありません。ジャグスタンドがあれば、そのような心配もなく安心して使用することができます。
また、テーブルやイスに置くと邪魔になってしまうこともあるので、専用のスタンドを1つ用意しておくととても便利です。
カップ置く台やフックが便利
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ジャグスタンドには前面にカップを置くことができる台があるタイプも少なくありません。手で持っておかなくても楽に水を注ぐことができますし、料理で鍋などに水をためる際にも便利です。
また、カップをかけられるフックや穴が空いているスタンドであれば、使う度に持っていったり、しまったりする手間もありません。
安全性を確保できる
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代用品と比べると、安全性を確保できます。
製品にもよりますが、ウォータージャグには10~20L程度の水が入るので重量があり、転倒すると危険です。ジャグスタンドであれば耐荷重はもちろん、安定性があったり、固定用のベルトが付いていたりと、破損や転倒のリスクを抑えることができます。
グループや料理主体のキャンプで大型のウォータージャグを使う場合は、用意しておいた方が良いでしょう。
見た目もおしゃれ
ジャグスタンドには見た目がおしゃれな製品も少なくないので、「キャンプではギアやムードにこだわりたい!」という人にも最適です。
特に、後ほどご紹介する木製のタイプは雰囲気が良く、キャンプサイトをおしゃれに飾ることができます。
ジャグスタンドの高さ選び
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ジャグスタンドは高さがあるものがおすすめです。
ウォータージャグの蛇口は下部にあることが多いので、スタンドまで低いとかなり姿勢を下げなければ使用できません。子どもが主体で手洗いなどに使う場合は低くても問題ありませんが、料理など大人が頻繁に使うのであれば、最低でも30cm程度はほしいところです。
低いからといって板やブロックで底上げすると、かえってバランスをくずしてしまうことがあるので注意してください。
ジャグスタンドのおすすめ3選!
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数あるジャグスタンドのなかからおすすめを3つご紹介します。
- 高さ
- 重量
- 収納性
- 固定用ベルトやカップ置きの有無
など、それぞれ特徴があるので、目的に応じて選ぶことが大切です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ウォータージャグ用台
- 使用時サイズ:幅300×奥行315×高さ365mm
- 収納時サイズ:幅315×奥行460×高さ55mm
- 重量:約1,400g
- 固定ベルト付き
シンプルなデザインで使いやすいジャグスタンドです。素材には鉄が用いられ、表面にメラミン樹脂塗装を施すことで耐水性と耐酸性を向上。ウォータージャグを固定するためのベルトが付いているので、転倒するリスクを抑えられます。
また、フックにコップやシェラカップをかけておくことができるのも嬉しい点です。パイプ椅子のように折りたたむことでコンパクトに収納できます。
ネイチャートーンズ(NATURE TONES) The Folding Jug Stand Ⅱ
- 使用時サイズ:幅300×奥行300×高さ290mm
- 収納時サイズ:幅330×奥行440×高さ55mm
- 重量:約3,100g
- カップ置きあり
スタンドの前面に台があり、手で支えなくてもカップを置いて水を注ぐことができます。
この台は高さを2段階まで変えられるのも大きな特徴で、使わないカップは側面のフックにかけておくと邪魔になりません。
とても丈夫な造り(耐荷重量20kg)をしていますが少し重量があるので、腰をすえて楽しむキャンプにおすすめです。折りたたんで収納できるため、持ち運ぶ際も気になりません。
ソト(SOTO) システムスタンド
- 使用時サイズ:幅420×奥行660×高さ640mm
- 収納時サイズ:幅907×奥行102×高さ82mm
- 重量:約1,200g
耐荷重50kgの頑丈なスタンドで、高さもあって姿勢を低くしなくても水が注げるので、身長が高い人でも無理せず使用できます。
アルミ素材ということもあって軽量で、さらにコンパクトに収納できるため、持ち運びを不便に感じることもありません。
同社のウォータージャグ「ST-620LV」と組み合わせると安定感も抜群です。
おしゃれな木製ジャグスタンド
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「アウトドアをおしゃれに楽しみたい」場合は木製のジャグスタンドがおすすめです。木の色合いと木目の落ち着いた雰囲気は木製だからこそ出せる味でしょう。
キャンプオーパーツ(CAMPOOPARTS)ジャグスタンド palette
- 使用時サイズ:幅300×奥行340×高さ400mm
- 収納時サイズ:-
- カップ置きあり
とてもおしゃれな木製のジャグスタンドです。見た目が良いだけでなく、全面に台があったりカップをかけられる穴があったりと、使いやすさも申し分ありません。
オイル仕上げが施されていますが、水に濡れると歪みの原因になるので、雨天時の使用は注意しましょう。雨だけでなく水を注ぐときにこぼれてしまった場合も拭き取って乾かすことが重要です。
組み立て式ではあるものの、パーツが少ないので簡単に仕上げることができます。
フィールドア(FIELDOOR)パネル式木製ジャグスタンド
- 使用時サイズ:W35cm×D35cm×H44cm
- 収納時サイズ:W35cm×D44cm×H3.6cm
- 重量:1.8kg
3枚のパネルを合わせたシンプルな作りの木製ジャグスタンド。パネルは1.2cmのパネルウッドで作られており、荷荷重が80kgあるので、アウトドアで使用する以外にも、ご家庭でスツールとして使用したり、サイドテーブルとしても使用可能です。
木材の表面はあえて防水加工などはしておらず、ナチュラルな雰囲気を楽しんだり、塗装をすることで自分だけのオリジナルジャグスタンドをDIYすることもできます。
注意点として、防水加工されてないので濡れた場合、よく拭いてパーツをバラバラにして乾かすことが必要です。
ジャグスタンドと合わせて水受けバケツの準備も忘れずに
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ジャグスタンドと合わせてバケツを用意しましょう。そのまま地面に流してしまうと、周辺が水浸しになって靴やギアが汚れてしまいます。
特に、グループが隣接している場合は水が流れて迷惑になることもあるので、要注意です。
バケツは一般的なものでかまいませんが、高さがあると蛇口よりうえにきてしまうため、ジャグスタンドより低いものをおすすめします。
バケツには水がたまるので、使用済みの食器などを入れておくと洗い物を楽に済ますことができます。
ジャグスタンドのまとめ
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ジャグスタンドはキャンプに必ずしも必要なものではありませんが、とても便利なアイテムなので持っておいて損はありません。ウォータージャグをテーブルやイスに置いている人は一度検討してみてはいかがでしょうか。位置が低かったりバランスが悪かったりなどして、抱えていたストレスがなくなるはずです。キャンプをより快適なものにするためにも、使ってみてください。