ヘレナイフ(HELLE knife)はキャンプやギアについて発信している芸人のヒロシさんが愛用していることでも有名なナイフで、アウトドアでは高い人気を誇ります。こだわりを込め一つ一つ手作りされたヘレナイフは、その見た目・機能性ともに素晴らしく料理やバトニングなど、活躍する場面は少なくありません。
ただ、全35種類から自分に合った製品を選ぶためには知識と経験がなければ難しく、「ヘレナイフがほしい!でも選び方がわからない」という人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はヘレナイフのおすすめ8選と人気の種類や選び方もご紹介します。
ヒロシさん愛用のヘレ(HELLE)ナイフとは?
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『ヘレナイフ』はノルウェーのナイフメーカーであるヘレ(HELLE)が手掛けるナイフです。
特徴はなんと言っても1本1本が手作りであること。生産性を求めて機械による大量生産が主流のなか、こだわり抜いた味のある製品を世に生み出し続けています。
ナイフの製造を支えているのは素晴らしい職人芸はもちろん、決められた45工程を守ることが高品質を維持することにつながっています。メンテナンスすれば一生使い続けられるほど丈夫にできている点も評価が高いです。
手作りだからこそ、他にはないに世界に1本のナイフとしてアウトドアやキャンプで愛用する人も少なくありません。
ヘレナイフ2つの魅力をご紹介!
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ヘレナイフの魅力は手作りによるオリジナリティだけではありません。見た目・機能性ともに一級品で使用者の満足につながる工夫がいたるところに施されています。
ヘレナイフは種類が豊富
手作りだと品数が少ない印象を受けますが、ヘレナイフには全35種類もの製品があります。
- ブレード素材
- 刃長や刃厚
- ハンドル素材や形状
など、それぞれのナイフに特徴があるので、料理やブッシュクラフトなど使用目的によって最適の1本を選ぶことができます。
丈夫で耐食性が高い「トリプルラミネート構造」
ヘレナイフのなかには「トリプルラミネート構造」が施されたナイフが数多く存在します。
ブレードは3層になっており、中心と側面で異なった鋼材を使うことで強度と耐食性を高めています。ブッシュクラフトで頻繁に使ったり、料理や水回りで使ったりなどする場合は心強い味方になるはずです。
ヘレナイフのおすすめを人気の種類で厳選して紹介!
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ここでは数あるヘレナイフの種類のなかから、おすすめの5本をご紹介します。どれも魅力的なものばかりなので、先ほどお話しした選び方も考慮して理想の1本を選んでみてください。
商品名 | Didi Galgalu | Temagami | Utvaer | Eggen | Arv | Wabakimi | Mandra | Viking |
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商品 | ||||||||
サイズ | 249mm | 230mm | 222mm | 211mm | 191mm | 201mm | 149mm | 205mm |
重量 | 193g | 155g | 160g | 120g | 88g | 135g | 70g | 116g |
刃厚 | 3mm | 3mm | 3mm | 3.1mm | 2.6mm | 3mm | 2.6mm | 3.7mm |
商品リンク | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon |
参考価格 | ¥32,400 | ¥30,000 | ¥28,500 | ¥13,200 | ¥24,499 | ¥17,600 | ¥18,700 | ¥12,100 |
※価格は2022年12月現在のamazon価格です。最新の価格は商品リンクよりご確認ください。
ヘレ(HELLE)ナイフ ディディガルガル
サイズ | 249mm |
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刃長 | 129mm |
刃厚 | 3mm |
重量 | 193g |
ブレード | ステンレススチール |
芸人のヒロシさんが愛用していることで有名なナイフがこの「ディディガルガル」です。刃長・刃厚ともに十分かつフルタングなので、強度は申し分ありません。もちろん、バトニングにも心置きなく使うことができます。細かな作業よりも、力強さが求められる場面ではとても心強い1本です。
ヘレ(HELLE)ナイフ テマガミ
サイズ | 230mm |
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刃長 | 110mm |
刃厚 | 3mm |
重量 | 155g |
ブレード | トリプルラミネートステンレススチール |
ディディガルガルよりも小ぶりで扱いやすい人気のナイフです。汎用性が高く、ちょっとした料理やブッシュクラフト全般に向いています。トリプルラミネートステンレススチールで強度・耐食性に心配はありませんがハーフタングなので、小ぶりな薪のバトニングやフェザースティックが良いでしょう。ナイフ1本ですべて済ませたい人におすすめです。
ヘレ(HELLE)ナイフ ユートゥベーラ
サイズ | 222mm |
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刃長 | 102mm |
刃厚 | 3mm |
重量 | 160g |
ブレード | ステンレススチール |
ナイフに頑丈さと取り回しやすさを求める人におすすめしたいのが「ユートゥベーラ」。刃厚がありフルタングで問題なくバトニングできる強度があります。ディディガルガルでは重く扱いにくい人におすすめです。
ヘレ(HELLE)ナイフ エゲン
サイズ | 211mm |
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刃長 | 101mm |
刃厚 | 3.1mm |
重量 | 120g |
ブレード | トリプルラミネートステンレススチール |
コンパクトながらもブッシュクラフトに必要な強度を兼ね備えたナイフです。重量も抑えられ、携帯性を重視したい場合にもおすすめします。シリーズのなかでは価格が安いので、最初の1本にも最適です。
ヘレ(HELLE)ナイフ オーブ
サイズ | 191mm |
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刃長 | 87mm |
刃厚 | 2.6mm |
重量 | 88g |
ブレード | トリプルラミネートステンレススチール |
料理にも使いたい人におすすめしたいのが「オーブ」です。比較的ブレードが薄く、ストレスなく食材を切ることができます。フェザースティックにも良いですが、バトニングには刃長と強度が足りず向いていません。ハンドルにはストライプ模様が入り見た目もおしゃれなので、こだわりの1本を持ちたい人にもおすすめです。
ヘレ(HELLE)ナイフ ワバキミ
サイズ | 201mm |
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刃長 | 84mm |
刃厚 | 3mm |
重量 | 135g |
ブレード | トリプルラミネートステンレススチール |
テバガミと後に紹介するマンドラのいいとこ取りをしたのがワキバミとなります。
小ぶりで扱いやすいと評判のテマガミよりさらにグリップ力が上がり、マンドラの丸みをおびたブレードはそのままに、長すぎず短すぎない絶妙なブレードの長さが魅力です。
人間工学に基づいた手に吸い付くかのような極上な握り心地は細かい作業をしたい方を虜にします。ブッシュクラフトなどをする方におすすめのナイフです。
ヘレ(HELLE)ナイフ マンドラ
サイズ | 149mm |
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刃長 | 69mm |
刃厚 | 2.6mm |
重量 | 70g |
ブレード | トリプルラミネートステンレススチール |
マンドラは全長149mmのミニサイズのナイフです。
柄が先端に向かってくびれていてエンドが太いという少し変わった見た目をしているため、一見不格好に見えるかもしれませんがこれが非常に握りやすい。軽作業や魚を捌くためのナイフがモチーフとなっているため、細かい作業もしやすいです。
刃長が短いため研ぎやすく、ハードに使った後でもメンテナンスして切れ味をキープできるのも魅力です。軽作業や料理まで、幅広く使いたい方におすすめです。
ヘレ(HELLE)ナイフ バイキング
サイズ | 205mm |
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刃長 | 110mm |
刃厚 | 3.7mm |
重量 | 116g |
ブレード | トリプルラミネートカーボンスチール |
特徴のある他の種類とは少し違い、バイキングは鋭く伸びる刃がシャープさを際立たせている、飽きのこないシンプルなデザインになっています。
繊細なナイフかと思いきや、刃厚は何と3.7mm。細かな作業や料理には少し使いづらいかもしれませんが、刃厚がある分丈夫で木にしっかりと食いついてくれるので、ブッシュクラフトなどでハードに使うことができますよ。サバイバルで活躍するナイフです。
カーボン製なのでお手入れはステンレスより気を遣うものの、ステンレスにはない味わい深さは玄人感がありますね。
ヘレナイフの種類3つの選び方
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ヘレナイフは種類が豊富というメリットもありますが、選ぶ際に悩んでしまうこともあります。ここでは、自分に合った1本の選び方をご紹介するので、参考にしてみてください。
使用用途で選ぶ
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選ぶ際に1番大切なのは、「どのような場面でどういったことに使うか」という点です。それによって、適した刃長・刃厚・形状が異なります。例を挙げると下記の通りです。
- 料理
- バトニング
- キャンプ全般
料理で使う場合は、ブレードやハンドルはコンパクトで、刃厚は薄い方が素材を切りやすく扱いやすいです。
一方で、バトニングなど強度を求める場合は刃長があり(10cm以上)刃厚もしっかりしたもの(3mm以上)が良いでしょう。加えて、大きな力と衝撃がかかるので、フルタングのタイプがおすすめです。
また、「ナイフ1つですべてこなしたい」という場合は、基本的に強度重視になります。バトニングするための強度が必要なので、繊細な料理は難しいかもしれませんが、一般的なものであれば十分可能です。
ブレード素材で選ぶ
ヘレナイフのブレード素材は一般的なナイフと同様、「カーボンスチール」と「ステンレススチール」に分かれます。
カーボンスチールは切れ味が鋭く研ぎやすい反面、サビやすいというデメリットがあるので、こまめなメンテナンスが必要不可欠です。手の凝った料理に使ったりメンテナンスが面倒でなかったりする場合におすすめします。
一方でステンレススチールはサビに強いですが、切れ味は劣ります。あまり切れ味を重要視しないバトニングなどのブッシュクラフトで使う、もしくはサビにくさを活かして水回りで使うのも良いでしょう。扱いやすいので初心者の方にもおすすめです。
デザインで選ぶ
ヘレナイフはデザイン性も優れたナイフです。
ブレード形状はもちろん、天然の木材を使ったハンドルや革のシースに所有欲を刺激される人も少なくありません。アウトドアやキャンプでは「こだわりのギアを持ちたい」「おしゃれを重視したい」という場合にも向いています。
その場合は最低限の使用用途を決めて、それをこなせる範囲でお気に入りの1本を選びましょう。
ヒロシさんも愛用のヘレナイフのおすすめと人気の種類や選び方のまとめ
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ヘレナイフには手作りだからこそ表れる温かみや深みが詰まっています。加えて、機能性にも優れるため人気が高く熱烈なファンも少なくありません。
「キャンプ道具にはこだわりたい」
「使い続けて味を出したい」
「自分だけの1本がほしい」
そのような人はヘレナイフを一度使ってみてはいかがでしょうか。一生の相棒になる可能性を十分に秘めたナイフといえます。