ファミリーキャンプや、友達とのBBQで、おいしい料理を食べながら、ゆったりと過ごしたい。そう思っている方には、CB缶ツーバーナーがおすすめです!
なぜなら、馴染みのあるカセットボンベを使い、形がガスコンロと似ているので、いつもの感覚で料理が楽しめます。アウトドア用ガスのOD缶タイプもありますが、CB缶の方が安いので、消耗品にそれほどお金がかからないのも嬉しいポイントです。
それでは、CB缶ツーバーナーの魅力をお伝えしながら、おすすめの商品を紹介します。
ツーバーナーはキャンプやBBQで必要?
キャンプと言えば素朴なOD缶シングルバーナー、BBQと言えば炭火のバーベキューコンロというイメージがあります。いずれも、アウトドアでスローライフを楽しむ代表格です。
それでは、ツーバーナーは、どんな時に使うのでしょう?
それは、大人も子供も、男性も女性も、アウトドア上級者も初級者も、みんなで楽しい時間を過したい時です。シングルバーナーやバーベキューコンロの扱いは、素人には難しく、準備も大変。それに比べて、ツーバーナーは、家庭で料理をするような感覚で使えるので、次のような5つのメリットがあります。
メリット①すぐに食事ができる
ツーバーナーは準備にほとんど時間がかかりません。つまり、すぐに料理ができて、すぐに食事ができるということです。準備に時間をとられるなんて、もったいない。みんなとリラックスして過ごす時間こそ、スローライフではないでしょうか?
メリット②料理の失敗が少ない
料理を失敗してしまったら、せっかくの楽しい時間が、台無しになってしまうと思いませんか?
ツーバーナーなら、カセットコンロやガスコンロのように使えるため、いつものように料理ができます。ご飯を炊いたら固かった、パスタを茹でたら火が通ってなかった、肉や野菜を焼いたら焦げてしまったなどという体験談、聞いたことがありませんか?
慣れないアウトドア器具を使うと、失敗してしまうリスクが高くなるのです。
メリット③誰でも料理ができる
カセットコンロやガスコンロと同じ使い方ができるということは、誰もが料理に参加できるということです。
シングルバーナーやバーベキューコンロは、うまく扱える人しか、準備や料理ができませんが、ツーバーナーなら、交代しながら調理をしたり、準備や片付けを分担したり、そこにいる全員で一緒に料理を楽しむことができます。
メリット④シングルバーナーと比べて安定感がある
ツーバーナーは、本体や脚がしっかりしているため、重い鍋や鉄板などを乗せても、安心感があります。
テーブルに乗っているカセットコンロや、キッチンのガスコンロに慣れていると、本体の小さいシングルバーナーは、少し頼りないと感じるのではないでしょうか。
メリット⑤バーベキューコンロと比べて面倒くさくない
火をおこしたり、炭の後始末をしたり、バーベキューコンロは大変です。途中で火を止めることもできないので、必ず誰かそばにいないといけません。バーベキューコンロは、アウトドア感を存分に楽しめる反面、とても面倒くさいものです。
ツーバーナーは、鉄板を乗せればバーベキューができ、ガス燃料なので準備も片付けも簡単。火も調節できるので、焼き加減もコントロールでき、途中で火を消すこともできます。
ツーバーナーの選び方
基本情報は、みなさんが公式HP等でチェックすると思いますので、ここでは、私がツーバーナーを実際に使っていて、気が付いたポイントを紹介します。
選び方のポイント①火力
火力の強さは、もちろん大事なポイントですが、火力を維持するための機能は、必ずチェックしてください。
バーナーは外気温の低下や連続使用によって、火力が弱まるドロップダウンという現象が起こります。その対処として、CB缶ツーバーナーは、それぞれの本体に工夫がなされているのです。
例えば、ユニフレームのツインバーナーには、パワーを持続させる銅製ブースターが付いています。
また、火力の調節もチェックしてみてください。なめらかに火力調節できるか、とろ火もOKかなど、火加減は料理において大事な要素です。
選び方のポイント②サイズ
収納時や持ち運びのためのサイズはもちろん、調理をするゴトク面の広さや、隙間の大きさも確認してください。
例えば、フタや風防が、鍋に干渉して邪魔になることがあります。また、ゴトクの隙間が大きくて、小さいやかんが置けないということがあるかもしれません。
実際に調理器具を置いてみたら、大きすぎた小さすぎたでは、せっかくのツーバーナーコンロが、宝の持ち腐れになってしまいます。
快適に料理をすることを想定して、サイズを考えてみてください。
選び方のポイント③特徴
見るべきツーバーナーの特徴は、いかに優れているかではなく、自分のアウトドアニーズに合うかどうかです。
調理面を広く使いたいから、フタや風防は脱着できる方がいい。風の強い場所に行くことが多いから、そこにはこだわらない。
ロースタイルでキャンプをしたいから、本体は薄い方がいい。調理台として使いたいから、スタンドに置けないものはNG。
年中使いたいから、室内で使えるものがいい。アウトドアでしか使わないから、重視するのはコスパ。
このように、自分がどのようなキャンプやBBQをやりたいか、楽しく想像しながら、ツーバーナーの特徴を比べてみてください。
選び方のポイント④燃料の違い
ツーバーナーの主な燃料として、カセットガスのCB缶、アウトドア用ガスのOD缶があります。それぞれの特徴は、次の通りです。
<CB缶の特徴>
- メリット:値段が安い。取扱い慣れている。
- デメリット:OD缶に比べると火力に不安がある。
<OD缶の特徴>
- メリット:火力が安定している。
- デメリット:値段が高い。一般的に馴染みがない。
CB缶のメリットは、とにかく安いということです。SOTOのガス缶で比べてみると、レギュラーカセットガスのCB缶が、1本200円前後で販売されているのに対し、最小サイズ105gのOD缶は、600円前後です。(2020/10/10アマゾン調べ)
そして、CB缶は値段が安い上に、取り扱いが簡単です。
これは、家用カセットコンロ(左)と、ツーバーナー(右)の差込口ですが、同じですよね。見慣れている分、準備に手間取ることがありません。
火力の違いですが、それほど過酷な環境にいなければ、CB缶でも、そんなに不便はないと思います。
CB缶ツーバーナーの使い方
ユニフレームのツインバーナーを例に、使い方を紹介します。
CB缶ツインバーナーの準備
まずは、準備編。
取付板を出します。
CB缶を装着します。
フタを開けます。
以上です。
CB缶ツーバーナーの火のつけ方と火力調節
次に、火の付け方です。
開閉ツマミを回して、点火スイッチを押すだけです。
火力調節もスムーズにできます。
このように、手間がかからず、普通のガスコンロのように使えるので、キャンプやBBQを楽しみたいなら、断然、CB缶ツーバーナーなのです!
CB缶ツーバーナーのおすすめ5選
それでは、「火力」「サイズ」「特徴」を意識しながら、おすすめのツーバーナー5選を紹介したいと思います。
ユニフレーム(UNIFLAME)ツインバーナー US-1900
<火力>
「パワーブースター(加温器)」搭載で、カセットボンベを温めることにより、出力ダウンを防止。また、パワーを持続させる銅製ブースターが付いています。3,900kcal/hの高火力から、とろ火まで繊細な火力調節が可能。
<サイズ>
頑丈でスタイリッシュなボディーは、3.9㎏と軽く、取っ手も付いていて運びやすいです。
<特徴>
風防付きフタが取り外せることで、調理面が大きく使えます。分散耐荷重が、約15kgなので、重いものが乗せられます。
SOTO(ソト)レギュレーター2バーナー GRID(グリッド) ST-526
<火力>
「マイクロレギュレーター」搭載で、低温時、連続使用時の火力低下を最小限に抑えてくれます。火力は、2,500kcal/hです。
<サイズ>
極限まで無駄をなくしたボディー。本体は、2.25㎏です。付属の持ち運び用ソフトバッグが、心もとないということであれば、専用のハードケースも別売りしています。
<特徴>
CB缶を横向きに装着できる、116㎜の薄型コンロ。左右の風防が脱着可能です。2,500kcal/hと火力が弱い気もしますが、調理をするには十分ですし、どんな用途で利用したいかによると思います。火力か、薄さか、価格か。このバランスを考えて検討したい商品です。
SOTO(ソト)ハイパワー2バーナー ST-525
<火力>
「ガスシンクロナスシステム」を採用。常に2本のボンベから同時に各バーナーへとガスを供給し、ドロップダウンを抑制。長時間の使用でも、安定した火力をキープします。火力は、パワーガスを使った場合、4,200kcal/hです。
<サイズ>
サイズは、大きくもなく小さくもない感じですが、重量が5.1kgなので、少し重いかもしれません。
<特徴>
これだけ火力がすごいのに、お値段がリーズナブルだと思います。CB缶の値段も考えると、コスパの良いツーバーナーと言えそうです。
イワタニ フラットツイン・グリル CB-TBG-1
<火力>
「ヒートパネル」搭載。ボンベを適度に温め火力を維持させ、最後までガスを無駄なく消費することができます。火力は、2,800kcal/hです。
<サイズ>
料理に使用できるのは、鍋底の直径が24cm以下で、鍋の側面・上面が本体上蓋に当たらない大きさのものです。
<特徴>
カセットコンロで有名なイワタニ製。家庭と同じく、CB缶を横向きに装着し、ツマミで点火、火の調節ができます。ツーバーナーというより、カセットコンロ2つといった印象です。値段は高いですが、野外でも室内でも使える点が、他のアウトドアバーナーと一線を画しています。
イワタニ グリルグリルスター CB-SBG-1
<火力>
「ヒートパネル」搭載。ボンベを適度に温め火力を維持させ、最後までガスを無駄なく消費することができます。
<サイズ>
料理に使用できるのは、鍋底の直径が24cm以下で、鍋の側面・上面が本体上蓋に当たらない大きさのものです。
<特徴>
脱着可能なスタンドが、目を引きます。スタンドにタイヤが付いているので、キャリーケースのように運べます。お値段は、かなり高いですが、野外でも室内でも使えて、移動が楽というオールマイティーな商品。
CB缶ツーバーナーのおすすめのまとめ
CB缶ツーバーナーは、コスパは良いし、取り扱いやすいし、こんなにいいアウトドアコンロはないと思います。
気軽にキャンプやBBQに出かけられるので、活躍する機会も多いでしょう。みんなでアウトドアライフを楽しめる、CB缶ツーバーナー。ぜひ、積極的に検討してみてください!