ファーストエイドキットは登山に行く際、必要不可欠なアイテムです。
しかし、どこまでの中身のスペックがあると緊急時に対応できるのか?
疑問に思われる方もいるでしょう。
そこで、登山に持っていくべき最低限のものとおすすめのファーストエイドキットをご紹介します。
ファーストエイドキットって何?
「もしも」の時の応急処置をする道具のことを、ファーストエイドキットといいます。
最初に処置するもので、必要な救急用品がコンパクトになっている携帯用の救急セットのことです。
登山やキャンプなどアウトドアという自然環境の中では、何が起こるか分かりません。
もし、登山中に出掛けとき、ケガをしたとき対処できないと困ることになっていましますよね。
もちろん、何もなければ問題はありませんが、万が一に備えて登山に行くときは常に準備をしてくことをおすすめします。
ファーストエイドキッドの必要性
自然の中では、どんなアクシデントがあるのか分からないものです。
そして、そのアクシデントに対応できるよう、登山者はあらゆることを想定して、備えておくことが重要だという考えがあります。
だから、登山装備というのは、色々なサイトや雑誌などでもご紹介しているとおり、ファーストエイドキットは登山装備の必要なアイテムとされています。
また、ファーストエイドキッドが重要であるという考えを持っている人の中には、登山経験の中でトラブルやアクシデントに遭った人や、ケガなどの話を聞いて、その必要性を重視しているという人もいます。
ファーストエイドキットの中身は?
ファーストエイドキットの種類は多いけど、どこまでのスペックが必要なのか、気になる人もいるでしょう。
また、購入して満足するのではなく、使い方や中身のチェックは定期的に行い、その時々で必要だと思われるものを更新していくことが大事です。
では、ファーストエイドキットの中身で必要最低限の物とあると便利なものをまとめたので、参考にしてください。
必要最低限のもの
- 絆創膏(サイズ違いなどで5枚以上あるとよい)
- ガーゼ(なるべく多いとなおよい)
- 包帯(2セットあるとよい)
- 三角巾(2枚以上あるとなおよい)
- サバイバルシート×1
- 安全ピン×2
- ゴミフクロ×2
- 水
あると便利なもの
- 止血帯
- アルコール綿(傷は真水で洗うのが良いという考えもあるので)
- ピンセット
- 手袋(ビニール製で感染防止などに)
- ミニハサミ
- 綿棒
- 爪切り
- 防災笛
ポイズンリムーバー
ブヨなどにさされたら、毒を吸いだす必要があります。
そこで、ポイズンリムーバーを使用すると患部が腫れずに済むので、夏場はあると便利なアイテムです。
緊急時に対処するには
いざという時のために準備をしておこう
いざ、使用する際に使いづらいのはNGですよね。
必要なアイテムへのアクセスが容易であることは、外せないポイントです。
つまり、チャックを開けると、すべてのアイテムを把握でき、取り出しが簡単であることです。
更に、救急用品を閉まっているポーチが防水であるとなおよいですが、防水機能がない場合は、ジプロックなどに入れて雨天時などから救急セットを保護するようにしましょう。
また、こちらでご紹介しているファーストエイドキッドは、ローマ字表記の商品が多いので、英語が苦手な人は、袋の印字だけみて中身が何か把握できないことがあるでしょう。
そこで、事前に中身の確認をして、マジックなどで袋に日本語で記載しておくと、いざ使用するときに冷静に対応する事ができます。
赤十字救急法も学んでおこう
ファーストエイドキッドを使用する際、特別な技術が必要なのかという声もあります。
急な処置に戸惑うという人は、赤十字救急法などで、捻挫、骨折、ケガなどのひととおりの対処は学んでおくとよいでしょう。
登山時は運動をしているということもあり、血液の巡りがよく、たいしたことなさそうな切り傷でも、出血の量が多いこともあります。
突然のことで驚き、パニックになることもあると思いますが、アクシデントで最も大事なのは落ち着くということです。
おすすめファーストエイドキッド①WRX救急セット携帯用
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<セット内容>
ハサミ×1、ガーゼ×1、包帯×1(7.5cm*4.5m)、包帯×1 (5cm*4.5m)、ピンセット×1、紙粘着テープ×1、アルコール綿×10、ヨードチンキ綿×4、絆創膏×5、三角巾×1、ピン×2、説明書×1、防災笛×1、緊急ブランケット×1、マスク×5、懐中電灯(電池なし)×1、急救バッグ×1。
<サイズ>
16×12×5cm
<重量>
約155g
チャックが全開になるので、使用時の使い勝手がよいところがおすすめです。
ザックの中で救急セットであるということを認識しやすく、コンパクトなのに十分なアイテムが揃っているというところがおすすめのポイントです。
値段も安価でありながら、色々な場面で活用できるので、普段のカバンの中に入っていると、急な時に対応することができるでしょう。
こちらの商品は全て英語表記ではありますが、透明な袋に入っており、アイテムの確認が一目瞭然できます。登山時やアウトドア時はもちろん、風災害用に備えている人が多い商品でもあります。
こちらも必要に応じて中身の追加や入れ替えをして使用することをおすすめします。
おすすめファーストエイドキッド②カリマーファーストエイドキット
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<セット内容>
・安全ピン×6 ・綿棒×5・ハイドロコロイド絆創膏×4 ・ウォータープルーフ絆創膏×20 ・包帯(4.5m)
・滅菌ガーゼ・ビニール手袋 ・サーマルブランケット(204cm×140cm) ・はさみ ・各種ドレッシング×5 ・ドレッシングテープ(1m) ・冷却ジェル×2 ・メディカルテープ(5m)
<サイズ>
20cm×15cm×8cm
<重量>
約400g
必要最低限のものはもちろん、余裕があるのでご自身の判断で追加したいものを入れてアレンジすることも可能です。
切り傷から骨折までの対応ができるセットが入っているので、登山時はもちろんおでかけの際に持っているとどのような場面に遭遇しても使用することが可能です。
こちらは、英語表記になっているので予めアイテムの確認をしておき、内容を把握しておくとよいでしょう。
おすすめファーストエイドキッド③Sweetdecor 救急セット
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<セット内容>
1.三角包帯、2.サジーカルテープ、3.ハサミ、4.キズテープ、5.圧迫止血バンド、6.口笛、7.懐中電灯、8.弾性包帯、9.アイスパック、10.カイトガーゼ、11.ピンセット、12.ヨードファ綿、13.アルコール綿、14.ピン、15.マルチツール、16.災害用ブランケット
<サイズ>
21×13×5cm
<重量>
約440g
初めてファーストエイドキッドを揃える人には、お求めやすい価格です。
ここから、ご自身の必要だと思うものをチョイスして普段使いはもちろん、登山時などにも利用できるようにアレンジするとよいでしょう。
とはいえ、中身は充分すぎるほど充実しているので、お出かけの際は持って歩くと安心できるでしょう。
使用時に中身が全て把握できるというのも、使いやすいのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ファーストエイドキッドは、あくまでもお守りがわりのようなものであることが望ましいです。
登山時などのアウトドアで、ファーストエイドキッドを使用する場面に遭遇しないことや、そのような場面にならないように登山を楽しめるのが一番よいです。
とは言え、万が一ということを常に頭に入れておき、自立した登山を楽しみましょう。
自分の身は自分で守ることを意識しながら、必要なアイテムを揃えておきましょう。