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1000Wクラスの大容量ポータブル電源のおすすめ5選!比較表付きで紹介!

1000Wクラスの大容量ポータブル電源

キャンプや車中泊で電化製品を使うことができ、災害時の電力確保にも大活躍するポータブル電源。そんな便利なポータブル電源ですが、バッテリー容量によって使用できる電化製品が制限され満足に使えなかったという経験はございませんか?

そこで今回は、1000Whクラスの大容量ポータブル電源をご紹介します。大容量クラスのメリット・デメリットや選ぶ際のポイント、またおすすめ商品を厳選してご紹介しますのでぜひ参考にご覧になってください。

大容量ポータブル電源のメリット

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

バッテリー容量が1000Whクラスになることで利便性が劇的にアップする大容量ポータブル電源。まずは1000Whクラスの大容量ポータブル電源の主なメリットを3つピックアップしてご紹介します。

大容量なので複数台の電化製品が同時に使える

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

1000Whクラスの大容量バッテリーを搭載したポータブル電源なら複数台の電化製品を給電することが可能。携帯電話の充電や照明器具・また扇風機や電気毛布など一度にたくさん使用できるほか、長時間電化製品を使用することができるので、気持ちに余裕をもって使うことができます。

定格出力が大きいので消費電力の大きい家電も使える

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

1000Whクラスの大容量なら高出力となるため消費電力の大きな電化製品も使用することができます。安定して給電できる電力量のことを示す定格出力が高くなるため、消費電力の大きなドライヤーや電子レンジ・炊飯器や電気ケトルなどが使用可能。

標準クラスのポータブル電源では使えなかった家電製品が使えるようになるので利便性が向上します。

万が一の災害時でも安心

大容量クラスのポータブル電源があれば、災害などの緊急事態時に威力を発揮できます。安否確認に必要な携帯電話の充電をはじめ、電気毛布で暖をとったり電気ケトルで簡単な調理をしたりすることが可能。1000Whクラスの大容量バッテリーなら数日間のライフラインを確保することができ、もしもの時でも安心です。

大容量ポータブル電源のデメリット

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

大容量になることで長時間電化製品が使えたり消費電力の大きい家電も使えたりと使い勝手のよさを感じますが、その反面デメリットも存在します。ここからは大容量ポータブル電源のデメリットをご紹介していきます。

サイズや重量が増える

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

バッテリー容量が大きくなるほどそれに比例してサイズや重量も大きくなります。サイズや重量が大きくなると持ち運びする際に不便であり、設置場所も制限されがち。自宅設置の防災用ならまだしも、キャンプでの使用が目的ならなるべくコンパクトなほうが使い勝手がよいでしょう。

充電に時間がかかる

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

大容量バッテリーを搭載したポータブル電源は満充電までに時間がかかります。長期間での車中泊や防災用・また業務用での使用目的なら、充電時間が長いと使い勝手が悪くなるのがデメリット。頻繁にポータブル電源を使用したい場合は、短時間で満充電できる急速充電モデルを選ぶ必要があります。

金額が高い

大容量になるほどポータブル電源の価格が高額になります。1000Wh以上の大容量クラスになると10万円以上が相場であり、そう簡単に購入できる金額ではありません。大容量になるほどこれまで使えなかった電化製品が使用できたり、一度に複数台が使用できたりとキャンプの利便性は向上しますが、まずは用途に最適なモデル選びとお財布に無理のない購入計画が重要となりそうです。

大容量ポータブル電源の選び方

1000Whクラス 大容量ポータブル電源

ここからはポータブル電源を選ぶ際にチェックしたいポイントを5つピックアップしてご紹介します。最適なポータブル電源を選ぶための重要ポイントとなりますのでぜひ参考にしてみてください。

定格出力

定格出力とは、ポータブル電源が安定した電力で給電できる電力量のこと。使用する電化製品の消費電力が定格出力を超えると給電することができません。

例えば、ポータブル電源の定格出力が500Wの場合、700Wの消費電力をもつ電化製品には給電できないということになります。

そのため使用したい電化製品の消費電力よりも定格出力が上回るポータブル電源を選ぶ必要があります。

充電時間

ポータブル電源を使用しさまざまな電化製品に給電するとバッテリー容量を消費するため、ポータブル電源自体を充電する必要があります。そのため充電時間もポータブル電源選びの重要なポイント。

フル充電までに約2〜3時間程度で急速充電できるモデルもあれば10時間以上掛かってしまうモデルなどさまざまあり、頻繁に使用する場合や長期間継続して使用する目的があるなら短時間でフル充電できるモデルがよいでしょう。

サイクル回数

サイクル回数とは、蓄電池の寿命を示す指標のこと。完全放電した状態から満充電し、さらに完全放電した状態を1サイクルとし、何回繰り返し充電できるかを示します。

例えば800サイクルのポータブル電源を一週間に一度充電するとすれば、800サイクル÷52週となり約15年は使用可能という判断が可能。ポータブル電源のおおよその使用期間を知ることができます。

出力ポートの数

出力ポートの数も大容量ポータブル電源選びでチェックしたいポイントのひとつ。ACポートやUSBポート・シガーソケットから給電するDCポートなどそれぞれ複数個のポートを備えていれば使える電化製品も増え、大容量の威力を発揮できます。また出力ポートが前面に配置されていれば容易に接続することができるので便利です。

使用可能温度

ポータブル電源の蓄電池として多く使用されているリチウムイオンバッテリーは高出力が特徴である反面、低温下での環境で悪影響を受けやすいという性質があります。多くのポータブル電源は0℃〜40℃に対応しており、キャンプで使用する場合は低温下での環境を考慮して使用可能温度をチェックしておくとよいでしょう。

1000Wクラスの大容量ポータブル電源のおすすめ

1000Wクラスの大容量ポータブル電源のおすすめ

それではさまざまな電化製品に対応し長時間使用できる1000Wクラスの大容量ポータブル電源のおすすめ商品をピックアップしてご紹介します。購入をご検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

Jackery ポータブル電源 1000

絶大な人気を誇る「Jackery(ジャクリ)」社製の大容量ポータブル電源。圧倒的安心感の大容量1002Whモデルです。豊富な出力ポートを搭載し、USB・AC・DCなど合わせて最大8個もの電化製品に同時給電が可能です。

JVCケンウッドポータブル電源 BN-RB10-C

Jackery(ジャクリ)との共同開発モデルであるJVC大容量ポータブル電源。AC定格出力が1000W(瞬間最大出力2000W)に対応した高出力が最大の特徴です。「防災推奨品」に認定された信頼性の高いモデルであり、もしものときの備えにおすすめ。

Smart Tap PowerArQ Pro

世界基準のさまざまな安全規格や品質テストに合格した安心安全の大容量モデル。視認性の高いパネル表示やフラットな天面、また頑丈な取っ手が特徴です。シガーソケットから急速充電が可能。ソーラーパネル充電にも対応しているのでまさにアウトドアや防災用に最適です。

EcoFlow ポータブル電源 DELTA1000

コンパクトながらパワフル大容量で人気のEcoFlow(エコフロー)社製ポータブル電源。独自開発された圧倒的な急速充電テクノロジーにより2時間以下で満充電が可能です。大容量ながら女性でも持てる軽量コンパクトがおすすめポイント。

EcoFlow EFDELTA

高出力1600W・大容量1260Whを誇るEcoFlow(エコフロー)社製のパワフルポータブル電源。0から80%までわずか1時間、満充電でも2時間以下と圧倒的な急速充電システムが特徴です。DELTA1000に比べサイクル回数や使用可能温度など、よりパワフル度がアップしています。

1000Wクラスの大容量ポータブル電源のスペック比較表

おすすめとしてピックアップした5つの大容量ポータブル電源を、比較しやすいようにスペック表にしてまとめました。比較検討の参考にしてみてください。

定格出力

メーカー 機種名 定格出力 最大瞬間出力
Jackery ポータブル電源1000 1000W 2000W
JVCケンウッド BN-RB10-C 1000W 2000W
Smart Tap PowerArQ Pro 1000W 2000W
EcoFlow DELTA1000 1600W 3100W
EcoFlow EFDELTA 1600W 3100W

より大きな消費電力の電化製品(ドライヤーや電気ポットなど)を使用したい場合は、エコフローの2モデルが有利となります。

定格出力で選ぶおすすめの大容量ポータブル電源

充電時間

メーカー 機種名 AC充電 DC(シガー)充電
Jackery ポータブル電源1000 約7.5時間 約14時間
JVCケンウッド BN-RB10-C 約7.5時間 約14.5時間
Smart Tap PowerArQ Pro 約7.5時間 約15時間
EcoFlow DELTA1000 1.6時間 10時間
EcoFlow EFDELTA 1.6時間 10時間

充電時間はエコフローが圧勝といえます。頻繁に使用機会がある方や防災用・また業務用でお探しの方は、エコフローの超急速充電機能は大きな決め手となりそうです。

充電時間で選ぶおすすめの大容量ポータブル電源

サイクル回数

メーカー 機種名 サイクル回数
Jackery ポータブル電源1000 500回
JVCケンウッド BN-RB10-C 500回
Smart Tap PowerArQ Pro 500回
EcoFlow DELTA1000 500回以上
EcoFlow EFDELTA 800回以上

おおよその寿命期間を示すサイクル回数は、各社平均して500回が目安となります。これは週に一度キャンプで使用すると考えると、単純計算で約10年近く使用できる回数です。

出力ポート

メーカー 機種名 ACポート USBポート シガーポート
Jackery ポータブル電源1000 3口 USB−A×1
USB−C×2
QC3.0×1
1口
JVCケンウッド BN-RB10-C 3口 USB−A×1
USB−C×2
QC−3.0×1
1口
Smart Tap PowerArQ Pro 3口 USB−A×2
USB−C×2
1口
EcoFlow DELTA1000 6口 USB−A×2
USB−C×2
QC3.0×2
1口
EcoFlow EFDELTA 6口 USB−A×2
USB−C×2
QC3.0×2
1口

出力ポートの数においては圧倒的にエコフローが有利。大容量クラスのパワフルさを一番実感できるといえます。

出力ポートの数で選ぶおすすめの大容量ポータブル電源

使用可能温度

メーカー 機種名 使用可能温度
Jackery ポータブル電源1000 −10℃〜40℃
JVCケンウッド BN-RB10-C −10℃〜40℃
Smart Tap PowerArQ Pro −10℃〜40℃
EcoFlow DELTA1000 −10℃〜45℃
EcoFlow EFDELTA −20℃〜60℃

日常的な使用なら各社スペック的に大きな違いはありませんが、冬の過酷な環境下で使用するならEFDELTAが一歩有利といえます。

使用可能温度で選ぶおすすめの大容量ポータブル電源

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まとめ

今回は、1000Wクラスの大容量ポータブル電源をご紹介してみました。

1000Wを超える大容量クラスになれば、一度にさまざまな電化製品を長時間使用することが可能。バッテリー容量を気にすることなくキャンプが楽しめます。また災害時にも数日間の電力を確保することができるので防災用としてもおすすめ。

キャンプの利便性を劇的にアップすることができる1000Wクラスの大容量ポータブル電源をぜひ一軍装備に加え快適なキャンプ生活を楽しんでみてくださいね。

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ZEEN
元アウトドアショップスタッフのWEBライター
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