ウッドストーブはソロキャンプにぜひ持って行きたいアイテムのひとつです。ウッドストーブは簡単に言うと火を起こすための道具なのですが、ソロキャンプだからこそ味わうことのできる魅力がたくさん詰まったソロキャンパー必携のアイテムなのです。
そんなウッドストーブの魅力と選ぶ時に注目するべきポイント、そしてソロキャンプをする方に特におすすめしたいサイズを厳選したウッドストーブを6つ紹介します。
ウッドストーブとは?
ウッドストーブとは、金属で出来ている窯のような見た目をしていて、主に木の枝や落ち葉を燃やして料理に利用したり暖を取ったりするための物です。ネイチャーストーブとも呼ばれます。
燃料が自然の中で手に入る物ですので、ウッドストーブに加えライターやメタルマッチなどがあるだけでキャンプに必要不可欠な火が手軽に手に入ります。
ウッドストーブはソロキャンプで簡単焚き火が可能!
キャンプといったらやっぱり火が欲しくなるものです。別に料理に使用する訳でも寒くて温まりたい訳でもないとしても、火があるだけで安らぎや非日常感を味わうことができます。
綺麗な星空の下で炎をぼんやりと眺めながらお酒を楽しむ時間は、最高のリラクゼーションと言えるでしょう。それに一役買ってくれるのがウッドストーブなのです。
簡単に設営撤収ができる!
一人で使うのにちょうどいいコンパクトさと火を起こす時の手軽さ、さらに焚き火台だと少し手間のかかる撤収作業もウッドストーブだととても簡単に済ませることができるなど、使い勝手に関していえば良い事尽くしのソロキャンパー必携のアイテムなのです。
ウッドストーブと焚き火台の違いって何?
一般的にウッドストーブとして販売されている物と焚き火台として販売されている物は両方とも火を起こすための道具ですが、サイズや使い方が違います。
焚き火台は火を楽しむもの!
焚き火台はウッドストーブよりも大きく、火をおこしてその火を何かに利用するというよりも、火そのものを楽しむための道具となっています。キャンプファイヤーを手軽に楽しむための物と言っていいでしょう。
ウッドストーブは焚き火兼調理も!
一方でウッドストーブは、火をおこしてお湯を沸かしたり料理をする事を考慮して作られています。ウッドストーブの多くに付いているクッカーなどを乗せるためのゴトクは、焚き火台には無い物です。
ソロ向けウッドストーブの選び方
ウッドストーブには様々な商品がありますが、その中からどれにするか決める時に考慮するべき選び方があります。
この選び方をしっかりと押さえておく事で、自分の好みやキャンプのスタイルに合ったウッドストーブを手に入れることができます。
ウッドストーブには2つのタイプがある
ウッドストーブには大きく分けて二つのタイプがあります。
全く違った特性を持っているので、まずはここから考えるようにしましょう。
箱型ウッドストーブの特徴
箱型は薄い金属のプレートからなる四角形や五角形などの多角形の形をしていて、収納する時にはプレートを折りたたむ、または全て分解できるようになっています。そのため収納時には非常にコンパクトになる点が大きなメリットです。
円柱型ウッドストーブの特徴
その名前の通り、全体的に円柱状の形に成形されているタイプです。箱型ほどコンパクトに収納することはできませんが、より効率的に燃焼する様に設計されている二次燃焼使用の物が多いです。そのため燃え残りが出にくい点も円柱型のウッドストーブの特徴です。
ソロ向けのウッドストーブのサイズは?
サイズに関しては、使用時のサイズと収納時のサイズの両方を見るようにしましょう。
ソロキャンプですと、使用時に直径または一辺の長さが10cm〜15cmの物で十分です。
使用時でそのサイズですと、収納時は箱型のウッドストーブだとポケットに入るくらいのサイズ、円柱型だと小さいクッカーくらいのサイズになります。
ウッドストーブのステンレスとチタンの違いは?
ウッドストーブは一般的に熱に強いステンレスかチタンが使用されています。どちらを選んでも間違いはありませんが、それぞれの特性を覚えておきましょう。
ステンレス製ウッドストーブの特徴
何と言ってもサビに強いのがステンレスの特徴です。ですので水濡れや泥汚れも気にせず使用することができます。
ウッドストーブの多くがステンレス製となっており、チタン製と比べて安価なのが良い点です。
チタン製ウッドストーブの特徴
ステンレス製のウッドストーブより値段が高くなってしまいますが、ステンレス以上に優れた耐腐食性、軽量、さらに熱すると焼き色がつく性質を持っているので、荷物を可能な限り軽くしたい方やエージングを楽しみたい方、長持ちする物が欲しい方におすすめです。
ソロキャンプにおすすめのウッドストーブをソロサイズを厳選!
それではここからソロキャンプをする方に特におすすめしたいウッドストーブを紹介します。いずれも間違いのない商品ですので、自分が重視したいポイントに注目して理想のウッドストーブを探してみてください。
ユニフレーム(UNIFLAME)ネイチャーストーブ
<ネイチャーストーブのスペック>
タイプ:箱型
材質:ステンレス、耐熱鋼(メッシュ部)
重さ:320g
使用時:幅140 × 高さ160(mm)
収納時:幅130 × 厚さ15(mm)
このウッドストーブの大きな特徴は、取っ手が付いている点と底面がメッシュになっている点です。取っ手が付いているウッドストーブは珍しく、このおかげで薪を燃やして高温になっている状態であっても持って移動することができます。
さらに底面のメッシュが大量の酸素を供給するようになっているので、効率的な燃焼を可能にしています。ゴトクも付属しているのでそれを利用して上にクッカーを乗せることもできます。シンプルな箱型のウッドストーブの中でも非常に機能的と言えるおすすめ商品です。
バーゴ(VARGO)チタニウムヘキサゴンウッドストーブ
<ヘキサゴンウッドストーブのスペック>
タイプ:箱型
材質:チタン
重さ:116g
使用時:幅76(上部) × 127(底部) × 高さ101(mm)
バーゴはチタン製の優れたアイテムを多数ラインナップしているアメリカの人気ブランドです。スタイリッシュなデザインとチタン製であるがゆえの軽さと丈夫さで長く愛用できるアイテムとなっています。パーツが全て蝶番でつながっているので組み立てが容易な上、部品を紛失して使えなくなることが無い点も助かります。
FIREBOX(ファイヤーボックス)GEN2ナノストーブ
<GEN2ナノストーブのスペック>
タイプ:箱型
材質:ステンレス
重さ:170g
使用時:幅80 × 高さ120(mm)
収納時:幅80 × 厚さ6.3(mm)
こちらのウッドストーブは他にはない非常にユニークな見た目をしています。四角いボディに手足が生えた様なデザインがなんとも可愛らしく印象的です。使い勝手に関しても、薪を使用する他に、アルコールバーナーがジャストフィットする大きさなのでそのための風除けやゴトクとしても優秀です。
収納時の厚さがなんと約6mmと驚異の薄さを誇るウッドストーブなので、メインの他に予備として持っておくのもおすすめです。
Solo Stove ソロストーブ
<ソロストーブのスペック>
タイプ:円柱型
材質:ステンレス
重さ:255g
使用時:幅108 × 高さ145(mm)
収納時:幅108 × 高さ100(mm)
円柱型のウッドストーブの中で特に高い人気を誇る逸品です。効率的に酸素を供給することで二次燃焼を促し、簡単に高火力を得ることができるとてもよく考えられた構造をしています。
さらに灰が地面に落ちない様になっているので場を汚す心配が要りません。箱型に比べると収納時のサイズは大きくなってしまいますが、それでも構わないという方にはこのウッドストーブは強くオススメできる商品です。
TOAKS(トークス)BPウッドバーニングストーブ stv-11
<BPウッドバーニングストーブのスペック>
タイプ:円柱型
材質:チタン
重さ:151g
使用時:幅94 × 高さ183(mm)
収納時:幅94 × 厚さ94(mm)
ドイツのINDUSTRY AWARD2015にて受賞した経歴を持つ、3つの部品を連結して使用するチタン製のウッドストーブです。チタン製のため軽量高剛性で長年の使用にも耐えてくれます。また、こちらも優れた燃焼効率により、素早く安定した高火力の火を起こすことができます。
CANWAY ウッドストーブ
<CANWAY ウッドストーブのスペック>
タイプ:円柱型
材質:ステンレス
重さ:560g
使用時:幅130 × 高さ180(mm)
収納時:幅130 × 厚さ70(mm)
低価格でありながらきちんと二次燃焼を促す構造になっているほか、ゴトクの他に網が付属していて、さらに固形燃料を使用する際に受け皿として使うプレートも付いてくるといった、非常にコストパフォーマンスに優れたウッドストーブです。
付属品が多い事もあり、他のウッドストーブと比べて少々重いですが、とりあえず試しに円柱型のウッドストーブを買ってみたいという方におすすめします。
ウッドストーブがあれば、もっとソロキャンプが楽しくなる!
ここまでソロキャンプをすることがある方やソロキャンプをしてみたいと考えている方に向けて、一人で使用するのに丁度いいウッドストーブを紹介してきました。キャンプに火は無くてはならないものですから、それに関連する道具にはこだわりたいものですね。
普段はガスバーナーを使用している方も、一人用のウッドストーブはコンパクトに収納できてたとえ結果的に使用しなかったとしても邪魔になる物ではないので、ガス切れに備える意味でも1つ持っておく事をおすすめします。