日に日に気温が下がってきていて、過ごしやすい秋キャンプから防寒対策が必要な冬キャンプ準備が必要になってきましたね。特に朝起きた時の寒さはなかなか慣れないものです。そんな時すぐに暖の取れる石油ストーブはキャンプで大活躍しますよ。
キャンプ場でよく見かける石油ストーブは360度暖かくなる円柱型が多いですが、実際買うとなると意外と高額でますます購入するかを悩んでしまいますよね。そんな方は一般家庭で使われている横長の「反射式石油ストーブ」がおすすめです。低価格なのに暖房器具としての性能は高く、実はコスパ最強な石油ストーブなんです。
今回はキャンプでも家でも使えるおすすめの反射式石油ストーブもピックアップしながら、コスパに優れた反射式石油ストーブについてご紹介します。
石油ストーブの対流式と反射式の特徴
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実は石油ストーブには円柱型の「対流式」と、横長で四角い「反射式」の2種類があります。
対流式石油ストーブの特徴
対流式石油ストーブはストーブの中心部が燃焼し、暖かい空気が上昇した後壁に沿って降りてくることで、部屋全体を暖める仕組みとなっています。空気の循環によって部屋やテント全体を暖めますので、暖めたいエリアの中央に石油ストーブを置く必要があります。
反射式石油石油ストーブの特徴
対して反射式石油ストーブは、燃焼部奥にある反射板によって熱が反射され、石油ストーブ前の空間を暖めることが出来ます。足元だけやお子さまがいる場所だけといった特定の場所を暖めるのにとても便利な石油ストーブです。形状もシンプルで狭い部屋やテントでも置く場所に困りません。
反射式石油ストーブは安い・コスパ最強
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冒頭でもお話ししましたがキャンプ用の石油ストーブを探していると、円柱型の対流式石油ストーブが多く紹介されています。キャンプ場で見かける石油ストーブも対流式石油ストーブが多いです。ですが、対流式石油ストーブは結構高額ですよね。デザイン性は高いのですが、4万円近くするものも多くあり、安いのを探しても2万円近くはしてしまいます。
それが反射式石油ストーブだと1万円前後と安く買えるものが多く、有名なコロナの反射式石油ストーブはなんと8,000円台で購入できますよ。冬キャンプの準備は石油ストーブ以外にも準備しないといけないものがたくさんありますし、少しでもお安いと嬉しいですよね。
反射式石油ストーブの3つのメリット
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もちろん、反射式石油ストーブの良いところは値段が安いだけではありません。その他にもメリットがありますよ。
車への積載が楽
対流式石油ストーブは円柱型になっていて、車に積載するときにデッドスペースが生まれやすいです。空いている隙間に何か置こうとしても石油ストーブへの干渉が怖く、置けるものも限られてしまいます。
それに比べて反射式石油ストーブは形が四角いのでデッドスペースができづらく、積載場所に困りません。天板部分も頑丈に作られているので、気兼ねなく上に物を置くこともできますよ。
また、対流式石油ストーブは燃料タンクが一体となっているのに対し、反射式石油ストーブは灯油タンクを分離することが出来るのも嬉しいポイントです。灯油の漏れや臭いが気になった場合は灯油タンクを別にしてビニール袋に入れておくこともできますね。
調理にも使える
反射式石油ストーブは対流式石油ストーブに比べて天板部分が長く、平らになっています。そのためストーブの上でお湯を沸かしたり煮込み料理を仕込んでおけます。幅があるタイプだとケトルと鍋、両方置いておけますよ。
キャンプ飯には欠かせないダッチオーブン料理や、これからの時期のキャンプではおでんを煮込んだり、お餅を焼いたり、いつでも簡単に美味しいキャンプ飯が暖を取りながら楽しめますね。
テントの端に置くことが可能
対流式石油ストーブは暖かい空気の循環が必要なため、テントや部屋の真ん中に置かなくてはいけません。ですが意外とこれが危なくて、お子さまがいるご家庭ですとお子さまの導線にストーブを置いているため、ぶつかったり、うっかり触ってしまったりと怪我の原因にもなります。
反射式石油ストーブはテントの端に置くことが可能なので、できるだけ邪魔にならない場所に置くことができますよ。ですがもし、テントの端に置く場合には天板部分とテントが最低でも30㎝は空けるようにしてくださいね。大切なテントが熱で傷まないようにしましょう。
反射式石油ストーブの選び方のポイント
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実際に反射式石油ストーブを選ぶときには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
使用場所の広さで選ぶ
反射式石油ストーブに限らず暖房器具全般に言えることですが、使用する場所の大体の広さを把握しておくことが大切です。どんなに性能の高い石油ストーブでも対応可能な広さに合っていないと十分な暖房効果が得られません。
キャンプで使用する場合にはテント内で使用することも考えて、余裕のある広さに対応した石油ストーブを選ぶのがポイントです。家でも使いたい場合は木造とコンクリート造では対応畳数が変わってきますので、家の作りも考えて選びましょう。
燃費の良さで選ぶ
燃費の良さで選ぶのもポイントです。「灯油1L当たりの価格(円)」×「石油ストーブの燃料消費量(L/h)」×「使用時間(h)」で大体の燃費が計算できますので、悩んだら製品情報の詳細部分に書かれた燃料消費量(L/h)を確認しましょう。
特に家での使用も考えている方は、長時間、長期間の使用になりますので燃費が安いものを選ぶ方がお得ですね。
持ち運びやすさで選ぶ
キャンプで使用したい場合は、その石油ストーブが持ち運びに適しているかを必ず確認しましょう。反射式石油ストーブは家で使うことがメインで考えられていることが多いので、本体サイズの確認はもちろん、ハンドルや取っ手が付いているかどうかなどもチェックしてみてくださいね。
また、タンクの容量が大きいとキャンプ場での給油の手間は減りますが、それと同時に本体サイズも大きくなってしまうのでタンク容量と本体サイズのバランスも考えるとキャンプで使いやすいストーブになりますよ。
デザインで選ぶ
対流式石油ストーブはデザインや形が豊富ですが、反射式石油ストーブは大きなデザインの違いが少ないです。とは言え形状が少し異なっているので、コンパクトな石油ストーブが欲しい場合には縦長タイプ、天板にケトルやお鍋を2つくらい置きたい場合には横長タイプがおすすめです。設置場所をイメージしながらどちらのタイプが良いか選んでみましょう。
カラーは例えば同じブラックでもメーカーによって色味も変わってきますので、サイトテイストに合わせたものを選んでくださいね。
反射式石油ストーブのおすすめ8選
お値段も安くて、メリットも多い反射式石油ストーブのなかで、ここからはキャンプで使えるおすすめの反射式石油ストーブをご紹介します。購入の参考にしてみてくださいね。
トヨトミ RS-H290
サイズ | 幅31.2 × 奥行35.6 × 高さ46.0cm |
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タンク容量 | 3.6L |
重量 | 7.5kg |
暖房出力 | 2.87kW~2.44kW |
燃料消費量 | ー |
燃焼継続時間 | ー |
推奨畳数 | コンクリート10畳、木造8畳まで |
縦長のコンパクトサイズなので、狭いテントでも置くことが出来る反射式石油ストーブです。本体上部にはハンドルが付いていますので、キャンプの時の持ち運びや、場所を移動させたいときは便利ですね。
「こぼれま栓」というトヨトミ独自の仕組みを採用しているので、給油口部分がしっかり締まっていなかった場合でも灯油がこぼれる心配が少ないのも嬉しいポイントです。
コンパクトサイズですが暖房出力は2.87kW~2.44kWと十分な暖かさがありますので、テントが小さめであったり、少人数で冬キャンプを過ごす方におすすめですよ。
トヨトミ RS-G240
サイズ | 幅42.8 × 奥行31.5 × 高さ45.3cm |
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タンク容量 | 3.6L |
重量 | 7.5kg |
暖房出力 | 2.35kW |
燃料消費量 | 0.228~0.194L/h |
燃焼継続時間 | 15.8~18.6時間 |
推奨畳数 | コンクリート9畳、木造6畳まで |
一般的な石油ストーブは点火時に限っては乾電池が必要な場合も多いです。ですがこちらの反射式石油ストーブは乾電池が必要なく、本体前面にあるレバーを1,2回回すだけで点火が可能です。うっかり電池の残量確認を忘れてしまいキャンプの時に使えなかった、ということがなくなりますね。使用の際は灯油のみを必要としますのでキャンプ用としてだけでなく、災害時の備えとしても使えそうです。
「こぼれま栓」「耐震自動消火装置」「給油時消化機能」といった安全機能もしっかりついていますので、安心して使用ができますよ。
トヨトミ GEAR MISSION RS-GE23
サイズ | 幅42.2 × 奥行33.0 × 高さ44.6cm |
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タンク容量 | 3.6L |
重量 | 6.6kg |
暖房出力 | 2.25kW~1.91kW |
燃料消費量 | ー |
燃焼継続時間 | ー |
推奨畳数 | コンクリート8畳、木造6畳まで |
無骨で男前なデザインが魅力的な「GEAR MISSION」シリーズ。対流式石油ストーブは新色も加わって品切れが続出するほど人気です。そんなシリーズからも反射式石油ストーブが発売されています。
デザインが似たり寄ったりのものが多い反射式石油ストーブですが、こちらは大人っぽい渋めなオリーブ色でミリタリー感もあり、大変珍しいデザインとなっています。同シリーズの対流式石油ストーブは推奨畳数がコンクリートで24畳、暖房出力も大きく多くの灯油を要しましたが、こちらの反射式石油ストーブはコンクリートで8畳と程よく、暖房出力も2.25kW~1.91kWとキャンプで使用する分には十分な暖かさがありながら、タンクの大きさもサイズも持ち運びのしやすい大きさとなっています。
性能にもデザインにもこだわって選びたい方にはおすすめですよ。
コロナ RX-2919WY
サイズ | 幅61.8 × 奥行32.4 × 高さ46.7cm |
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タンク容量 | 5.0L |
重量 | 9.3kg |
暖房出力 | 2.87~2.29kW |
燃料消費量 | 0.279~0.223L/h |
燃焼継続時間 | 約17.9~22.4時間 |
推奨畳数 | コンクリート10畳、木造8畳まで |
木目調のデザインが懐かしさを感じる、レトロな雰囲気の反射式石油ストーブです。タンクの容量が5Lと大きめなので、何度も給油をしなくてもよくなるのは嬉しいですね。
消火方法に「スピード消化」と「ニオイカット消火」の2種類を採用していて、ニオイカット消火を選んで消化すれば、テント内に石油ストーブ独特の消火時の臭いが広がりにくいです。キャンプの時には就寝前にテント内でせっかく暖まったのに、消火時の臭いで結局ベンチレーターを全開にして換気をする作業があると身体も冷えてしまいます。そういった場合にもこのニオイカット消火があると便利ですよね。
コロナ RX-22YA
サイズ | 幅45.2 × 奥行32.4 × 高さ47.5cm |
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タンク容量 | 3.7L |
重量 | 7.4kg |
暖房出力 | 2.24kW |
燃料消費量 | 0.218L/h(平均) |
燃焼継続時間 | 17時間 |
推奨畳数 | コンクリート8畳、木造6畳まで |
こちらの反射式石油ストーブはなんと8,500円程度で購入できます。安いのに性能は高いですよ。タンク容量が3.7Lと小さくキャンプの持ち運びにもちょうどいいのですが、燃料消費量が平均して0.218L/hと低いのでタンクの容量が小さいのに燃焼時間が17時間ととても長く使うことが出来ます。給油回数も給油量も少なくて済みますね。
ニオイカット消火も付いているので消火時の嫌な臭いも防げますし、給油口がワンタッチで開閉できるので給油するときに手が汚れる心配もなく、コンパクトで安いのに、機能面が充実した反射式石油ストーブです。
コロナ SX-E3519WY
サイズ | 幅61.8 × 奥行32.4 × 高さ46.7cm |
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タンク容量 | 5L |
重量 | 9.8kg |
暖房出力 | 3.47kW |
燃料消費量 | ー |
燃焼継続時間 | 約15時間 |
推奨畳数 | コンクリート13畳、木造9畳まで |
「燃焼リング」という耐熱コーティングを施した特殊なリングによって、暖房効果がこれまでのコロナの石油ストーブの30%ほどアップした反射式石油ストーブです。そのため、とても効率よくテント内などの空間を暖められますよ。
消臭機能が充実していて、「ニオイカット消火」の他に石油ストーブ独特の嫌な臭いを再度燃焼させることで軽減させる「触媒燃焼においとり」、燃焼リングで効率よく燃焼することで消臭効果も高める「クリーン燃焼」が採用されています。どうしても石油ストーブ独特の臭いが苦手な方、クリーンな空気を維持したい方にはおすすめの高性能な反射式石油ストーブです。
アラジン CAP-U288
サイズ | 幅34.5 × 奥行49.6 × 高さ32.7cm |
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タンク容量 | 4.4L |
重量 | 7.6kg |
暖房出力 | 1.87~2.8kW |
燃料消費量 | ー |
燃焼継続時間 | 約16時間 |
推奨畳数 | コンクリート10畳、木造8畳まで |
「ブルーフレーム」が大人気のアラジンにも反射式石油ストーブがあります。こちらはシリーズの中でも一番人気のタイマーが付いた石油ストーブになります。3時間、5時間、8時間の中で自動タイマーを設定できるので、うっかり消し忘れて一酸化炭素中毒になる危険性が少なく安全面に配慮されています。点火はレバーを下げるだけなのでお子さまでも簡単に扱えますよ。
なんといっても、アラジンストーブのカラーが魅力的ですよね。日本で昔から使われている反射式石油ストーブの形に、どこか海外のレトロさを感じる淡く優しいグリーンがマッチしていて、とてもおしゃれなストーブになっています。
暖房器具としてはもちろん、テントサイトを彩るアイテムとしても使える反射式石油ストーブです。
アラジン AKP-S248
サイズ | 幅34.5 × 奥行34.0 × 高さ39.5cm |
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タンク容量 | 3.2L |
重量 | 6.1kg |
暖房出力 | 2.40kW |
燃料消費量 | ー |
燃焼継続時間 | 約13.7時間 |
推奨畳数 | コンクリート9畳、木造10畳まで |
反射式石油ストーブといえば横長のデザインが多いですが、こちらはコロンとした見た目のコンパクトな反射式石油ストーブです。場所も取りませんし、ちょっと暖まりたいときにはぴったりのサイズ感ですね。
カラーはブラックでアラジンのロゴがアクセントになっていてスタイリッシュなデザインになっています。男前なサイトから、ナチュラルなサイトまで、どんなテイストのサイトにも溶け込むシンプルさが人気です。キャンプで使いたくなるようなデザイン性も携行性も高い反射式石油ストーブをお探しの方にはおすすめの商品ですよ。
安い・コスパ最強の反射式石油ストーブのまとめ
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これからいよいよ本格的な寒さがやってきますね。シーズン中は人気商品が売り切れてしまうことも多いので、今の段階で気になる商品があれば早めに購入するのがおすすめです。反射式石油ストーブはとてもお安く手に入りますし、キャンプでも家でも使いたくなるようなお値段以上の性能やデザイン性があるものも多いいですよ。
キャンプでも家でも、使用は安全第一で!点検やメンテナンス、火災や怪我、一酸化炭素中毒にも十分気をつけながら、暖かく快適な冬キャンプを楽しんでくださいね。