キャンプにおいて、食べ物や飲み物を保存しておくためにクーラーボックスはマストアイテムです。最近はデザインがカッコイイものや、保冷力に優れているものなど、様々なクーラーボックスが販売されていますが、今回はHilanderの「クーラーボックス 25L」を購入しましたのでレビューしたいと思います。
先に結論から言うと、「買って良かった!」と思える代物でしたのでレビューしたいと思います。ご参照いただけたら幸いです。
※「SOTOLabo」のステッカーは私が後貼りしたものです。同封はされていません。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lのスペックや特徴
サイズ | W53×H39.4×D33.6cm |
---|---|
容量 | 25L |
重量 | 7.5kg |
耐荷重 | 150kg |
付属品 | ロゴステッカー |
外観や特徴
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lの見た目は全身タン一色でとてもシンプルです。
過度な装飾も無く、もっと言うとブランドのロゴすらも入っていないため、色々なステッカーを貼って自分色にアレンジしたい方には合っている商品だと思います。
一応、Hilanderのロゴステッカーが同封されていますが、別貼りというのは「好きなようにカスタマイズしてください」というブランドの意図があるのでしょうか?
※ちなみに私も当初はステッカーを沢山貼るつもりでしたが、1枚貼ったらそれがワンポイントでしっくりきてしまったのでそれ以上は貼っていません。
他のブランドのクーラーボックスには蓋の裏側にロゴが入っていることが多いですが、Hilanderのクーラーボックスは何もありません。
クーラーボックス本体と蓋を固定するためにゴムの留め具が2箇所あります。留め具を下に引っ張りながら凹み部に留め具をひっかけてロックします。ロックする際には、しっかりと圧力をかける為、多少力が要ります。
本体の前面には盗難防止のために南京錠がかけられる穴が空いています。
蓋を開けると栓抜きもついています。
ちなみに栓抜きと南京錠は1度も使ったことがありません。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lには、ステンレス製の持ち手が付いており、持ち手を真上にもってくると画像のように凹み部にひっかかりロックがかかるようになっています。
「両サイドに持ち手があった方が良い」という意見もあるかもしれませんが、片手でも持てるというメリットはあると思います。まぁそこは使用者によって賛否両論かもしれません。
側面片側に排水弁が付いているので、融けてしまった氷も水抜き穴から簡単に排水できます。
2021年モデルから25Lには排水弁が採用されてません。
参照元:楽天
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックスの本体の厚みを測ってみたところ4cmと分厚く、中にはウレタンがギッシリ詰まっており、こちらが高い保冷力を発揮するポイントになっています。
参照元:楽天
厚みの比較用にスマートフォンを置いてます。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックスの耐荷重は150kgありとても頑丈です。
ちなみに耐久性チェックということで体重70kgの私が座ってみましたが凹む様子は全くなく、特に問題ありませんでした。
参照元:楽天
2021年モデルは天板にカップホルダーが装備されたので、簡易的なテーブルとしても利用でき、より使いやすい仕様に変更されました。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lの容量はどれくらい入る?
メーカー仕様によるとHilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lの内寸サイズは
- 上部サイズ:37×24cm
- 下部サイズ:34×21.5cm
- 高さ:27.5cm
となっています。試しに缶ビール(350ml)とのペットボトル(ペットボトル)を入れてみましたが、ファミリーのデイキャンプ、またはソロキャンプでしたら1泊分の食品を詰め込めるくらいの容量はあると思います。
高さは350mlの缶ビール2段分は積むことができます。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lの気になる保冷力は?
参照元:楽天
クーラーボックスを選ぶ上で気になるのが保冷力だと思います。
Hilander(ハイランダー)の検証では氷を詰めた状態で7日間も5度以下をキープしたというデータが出ています。
ただ、これは外気温などの前提条件がどうなのか?という疑問はあります。
実際に私が山梨県の7月に、Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lを使った時の感想としては「2泊分はなんとか保つ」といった印象です。
私はいつも、キンキンに冷やしたビール(350ml缶)を6缶、2日分の食品(主に肉と野菜)、を詰めた後に途中スーパーで無料でもらえる氷(2袋)をすき間につめて、その上にロゴスの「倍速凍結 氷点下パックM」を2つのせています。
またキャンプ中はHilander(ハイランダー)のクーラーボックスをスタンドの上にのせて、タープ下の日陰に置いていますが、2日目の朝にはスーパーでもらった氷のほとんどが水に戻っており、ロゴスの「倍速凍結 氷点下パックM」が若干冷たいくらいになっていました。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lの気になる点
全体的にHilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lをとても気に入っているのですが、あえて気になったところとしては重さです。
作りが頑丈なゆえに重量もそれなりにあります。測ったところ本体だけで7kgありました。これに中身を詰めた状態ですと、男性でも持ち上げるのに「よいしょ!」と力が要ります。
また壁を分厚くしたためにコンパクトさを求める方には向いていないかもしれません。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックスのサイズ比較
参照元:楽天
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックスにはサイズが3種類ラインナップされてます。
標準装備される機能もサイズによって違うので、サイズと標準装備の違いを比較してまとめました。
2021年からは色は「タンカラー」一色展開です。
名称 | 25L | 35L | 50L |
---|---|---|---|
サイズ | W53×H39.4×D33.6cm | W62.6×H36.5×D38.7cm | W72.7×H43.1×D44.1cm |
重量 | 7.5kg | 9.5kg | 12kg |
耐荷重 | 150kg | 200kg | 250kg |
排水栓 | × | ○ | ○ |
カップホルダー | ○ | × | ○ |
南京錠の穴 | ○ | × | ○ |
- 25L:ソロキャンプ
- 35L:2人キャンプ
- 50L:ファミリーキャンプ
1泊2日の2食分の目安です。
季節や食べる食材の量にもよりますが、上記の表を参考に選んでください。
Hilander(ハイランダー)のクーラーボックス25Lと他のブランドと比べて価格は?
クーラーボックスだとYetiやORCAなど有名ブランドが目立ちますが、同じような構造・サイズのもので価格について比較してみました。
14,980円 | Hilander(ハイランダー)25L |
---|---|
34,880円 | Yeti(イエティ)Roadie 24 |
39,800円 | ORUCA(オルカ)Coolers 26QT |
2021年7月現在
他のブランドが3万円台なのに対し、Hilanderのクーラーボックスは1万円台と他のブランドより2万円も安いです。ただ容量が異なるため厳密には比較できていませんが、それでも価格においては優位性があると思います。
ちなみになぜ低価格で販売できるかというと、通常は1台ずつしか作れない機械を使っている工場がほとんどですが、Hilanderの工場は4台同時の成形が可能とゆうことで、生産コストを削減できているようです。
まとめ
以上がHilander クーラーボックス25Lのレビューでした。
特徴をまとめると以下のようになります。
- 価格的に有名ブランドの同等品より安く手に入る。
- 外観はタン一色でシンプル。
- 厚みもあり作りは頑丈。
- ファミリーキャンプならデイキャンプ、ソロキャンプなら1分の食料が入る。
- 保冷力は夏場で2泊が限界。
- 頑丈がゆえに重量もそれなりにある。
実際に使ってみて、ソロキャンプがメインの私にとっては、容量、保冷力ともに満足できる商品です。
すでにディキャンプも含めると30回くらいは使用していますが、全く壊れる様子は見られません。
クーラーボックスは様々なブランドのものが販売されていますが、その中でもHilanderのクーラーボックスはコスパに優れた隠れた名品だと思います。
参考になれば幸いです。