エスビットのポケットストーブとメスティンを固形燃料で自動炊飯する手順や気を付けるポイントを紹介します。誰でも簡単にできて、キャンプや登山で失敗の心配が少ない炊飯方法なので、この記事を見てぜひ挑戦してみてください。
ポケットストーブ×メスティンの自動炊飯で用意するもの
- エスビットポケットストーブ
- 25g固形燃料
- メスティン
- 米一合
ポケットストーブとメスティンの自動炊飯で基本的に必要なアイテムは以上です。固形燃料は25gが一合を炊飯するのにちょうどいいサイズです。
メスティン炊飯前に覚えておきたいポイント
ポケットストーブ×メスティン×固形燃料の自動炊飯は誰でも簡単にできますが、失敗しない為のポイントがいくつかあるので紹介します。
米の浸水は自宅ですると便利
炊飯時に時間がかかるのが米の浸水ですよね。キャンプ場について最初に米を洗って浸水させてから、テントの設営や準備をするのも一つの手ですが、自宅で米を洗って浸水させておけば一手間省けます。その時の注意点として
・米は浸水させたらザルにあげてジップロックなどに入れて持っていく
・クーラーボックスで持ち運ぶ
・炊飯時の水も冷やしておけばもっと良い
米を浸水させたままにしておくと、柔らかくべちょついたご飯が炊けてしまいます。炊飯は冷たい温度から一気に炊く方がおいしいご飯が炊けますので、クーラーボックスや保冷バックで持ち運ぶのをおすすめします。水も同じ理由です。
自宅で浸水させる場合、浸水させた米は水分を含むことにより傷みやすくなるので、夏場などは特に注意が必要です。
米の浸水の目安
米の浸水に必要な時間は
- 夏場で30分程度
- 冬場で1時間程度
ですが、見た目でも違いがわかります。
浸水前の米は透明がかっていて、水を十分含んだ米は白くなります。一つの目安として覚えておいた方が便利です。
メスティン炊飯時のポケットストーブの高さ
ポケットストーブは開くと2か所の位置で止まります。
メスティンで自動炊飯する時の高さは全開に開いた状態でポケットストーブを使用しましょう。シェラカップやマグカップなどの軽いものだと半開状態で使用できますが、メスティンで炊飯する場合、半壊状態のポケットストーブでは閉じてきてしまうので全開状態で使用しましょう。
固形燃料の自動炊飯には風防が必要
ポケットストーブを使った固形燃料の自動炊飯で一番の天敵は風です。風があると固形燃料の火では風に影響され、安定した火力がでず生煮えになることがあります。失敗をしないためにも風防は準備しといた方が良いです。
メスティン×ポケットストーブにピッタリな風防
今回の自動炊飯で使用した風防は、ユニフレームの「ウインドスクリーンワイド」
- 収納サイズ:155x90x7(厚さ)mm
- 重量:175g
- 素材:ステンレス鋼
メスティンの中に収納することはできませんが、メスティンと大きさはあまり変わらないので収納袋に一緒に入れることができます。
3面をきっちり囲むことができ風の影響もないので安定して美味しいご飯が炊けます。また、ステンレス製なので固形燃料の近くに置いても熱で変形する心配もありません。
ガストーチがあれば固形燃料に火がつけやすい
固形燃料に火をつける時、100円ライターでは下向きに着火しなくてはいけないので、火傷をする可能性があります。ガストーチがあれば火が簡単につけることができ火傷の心配も少ないです。
また、風が強いと100円ライターでは火が消えてしまうので、風がある日は特に重宝するアイテムです。
ポケットストーブ×メスティン×固形燃料の自動炊飯
ポケットストーブ×メスティン×固形燃料の自動炊飯の仕方を紹介します。
メッスティンの水加減はリベットに合わせる
メスティンに米を入れて、リベットの真ん中あたりに水を合わせます。
・米は平らにならしておく方が炊きむらも少なくなり美味しいご飯が炊けます。
固形燃料に着火
炊飯の準備ができたら、固形燃料に着火します。
固形燃料に着火した後にメスティンを乗せる様にしましょう。
風防を使用しての自動炊飯を木のテーブルですると、風防内に熱がこもり高温になることで、木のテーブルが黒く変色します。アルミホイルなどを敷くと変色しません。
炊飯後の木のテーブル
吹きこぼれも防げるので、木のテーブルで自動炊飯する際は、あると便利なアイテムです。
沸騰したらメスティンに重しを乗せる
気温や水温で多少変わりますが、沸騰の目安は5分~6分程度
お米が炊ける匂いがしてきます。匂いがする目安は8分~9分程度
今回は缶詰を重しにしてます。
炊飯は蓋に重しを乗せることで、内部の圧力があがりふっくらしたご飯が炊けます。
重しにすることで缶詰を温めることができ一石二鳥です。
炊飯中の吹きこぼれは?
ガスバーナーで炊飯する時に気になるのが、吹きこぼれ。糊上になったものが、テーブルに吹きこぼれるとあとの掃除も手間です。その点、固形燃料の自動炊飯では、水分量にもよりますが、ほぼ吹きこぼれはありません。この点も固形燃料の自動炊飯のメリットの一つです。
固形燃料が消えたら蒸らし
25gの固形燃料の火が消える目安は25~26分程度
固形燃料の火が消えたら保温バックもしくはタオルなので包み蒸らします。
蒸らしの時間は15分程度
蒸らしはメスティン内部の余分な水分を飛ばす重要な作業です。また、逆さにして蒸らすとより効果的です。
自動炊飯の完成
ふっくらしたご飯が炊きあがりました。
焦げ付きもありません。
炊飯中温めた缶詰を乗せれば、完成です。
メスティンとポケットストーブを使用した自動炊飯はレシピ本まで出てるキャンプで定番の炊飯方法です。慣れてきたらいろんなメスティン飯にも挑戦できますね。
ポケットストーブ×メスティン×固形燃料の自動炊飯のまとめ
ポケットストーブ×メスティン×固形燃料の自動炊飯の注意点をまとめると
- お米の浸水は30分~1時間
- 蒸らしは15分
- 風防は必須
以上3点を守れば誰でも簡単に失敗なく炊飯できるので、次のキャンプで挑戦してみてください。