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【レビュー】ファイアーディスクのサイズ比較!デメリットはあるの?おすすめの五徳も紹介!【コールマン焚き火台】

コールマン ファイアーディスクのサイズ比較レビュー!デメリットはあるの?おすすめの五徳も紹介!

コールマンの焚き火台「ファイアーディスク」は、パッと見た目では焚き火台とは分からないほどシンプルを極めたスタイリッシュな焚き火台です。

一般的な焚き火台とは違うお皿の形をしているので、「焚き火台として機能するの?」「ちゃんと薪は燃えるの?」と心配になる方も多いかもしれませんが、その人気は高く、今年にはひと回り小さい「ファイアーディスクソロ」が発売され、さらに注目を集めています。

今回はそんな大人気の焚き火台、ファイアーディスクについて特徴や使い方、気になるデメリットもご紹介します!従来のノーマルタイプと新発売のソロタイプの比較もしていきますよ。

コールマン(Coleman)ファイアーディスクとは

コールマンファイアーディスクとは

ファイアーディスクはアウトドアの定番ブランド、コールマンから出ている焚き火台です。

円盤状の本体に3本の脚が付いているだけのシンプルな作りですが、そのスタイリッシュな佇まいで2017年にはグッドデザイン賞を受賞しています。これまで定番のノーマルタイプと大人数用の「ファイアーディスクプラス」の2種類が発売されるなど、コールマン商品の中でもシリーズ化されるほど高い人気があり、2021年は新たにソロキャンプ向けの「ファイアーディスクソロ」が発売され、ますます注目度が高まっています。

シンプルながらも焚き火を楽しむノウハウが詰まった焚き火台なので、焚き火をしてみたい初心者キャンパーから、焚き火本来の美しさや面白さを追求したいベテランキャンパーまで幅広く愛用されていますよ。

コールマン(Coleman)ファイアーディスクの特徴

ファイアーディスクは、よく見る焚き火台とは違う形をしているので一瞬戸惑いますが、使い方はいたって簡単で、付属のケースからファイアーディスクを出したらひっくり返して脚を伸ばすだけです。まずは、ファイアーディスクの特徴をご紹介します。

設営・撤収が簡単

コールマン ファイアーディスク

ファイアーディスクといえば有名なのが「3秒設営」。焚き火台が3秒で設営できるなんて最初は少し疑ってしまいますが、ファイアーディスクは3本の脚を広げれば設営完了なので、実際に収納袋から出して設営しても5~10秒程度で設置できます。

最近は複数のパーツを組み立てて設営するコンパクトな焚き火台が増えてきましたが、いくら「簡単設営」をうたっていてもやっぱり手間がかかるものも多いです。この「3秒設営」はシンプルを極めたファイアーディスクだからできることになりますよ。

コールマン ファイアーディスク

本体重量も軽いので、片付けの際にはそのまま灰捨て場などに持って行きひっくり返して灰を捨てるだけで後片付けが完了しますよ。

燃焼効率が良く焚き火が存分に楽しめる

コールマン ファイアーディスク レビュー

ファイアーディスクはお皿のような形をしており、360°どこからでも焚き火を楽しめる直火に近い印象で、火床がカーブがかっていますが、薪が組みやすくしっかりと酸素を供給できるので、大きな焚き火を複数人で囲むなどの、鑑賞用の焚き火としての使い方に適しています。

炉内で薪が組めれるので、小割の薪と着火剤で簡単に着火できるのも、他の焚き火台より優れているポイントです。

太い薪でも使える

コールマン ファイアーディスク レビュー

ファイアーディスクの火床は180°オープンな形状なので薪がいれやすく、焚き火がしっかりと燃焼していれば、太い薪のまま投入でき燃焼してくれるで、斧などで小割にする手間が省けます。

熾火ができやすく焼き網でBBQも楽しめる

コールマン ファイアーディスク 焼網

ファイアーディスクは炭での調理も可能ですが、焚き火でも熾火ができやすく、焼き鳥やBBQを楽しむことができます。付属の焼き網は上部4/5を覆うほど十分な大きさがあり、食材もたくさん載せることができるので、複数人でも使用可能です。

焼き網には留め具が付いていて、焚き火台にしっかり固定することができるのでズレて食材が火床に落ちてしまう心配もありません。

コールマン ファイアーディスク 焼網

焼網の上では小さめのスキレット程度なら調理可能ですが、公式では耐荷重の記載はなく、重さのある調理器具では変形してしまう可能性があります。重量があるダッチオーブンを使用する際は、トライポットか専用のダッチオーブンスタンドが必要になります。

※ダッチオーブンスタンドはファイアーディスクソロには非対応

お手入れが簡単

コールマン ファイアーディスク 手入れ

複雑な構造の焚き火台だと灰を捨てた後のお手入れが大変ですが、ファイアーディスクはシンプルなお皿型なので灰は火床をひっくり返して捨てるだけ、無駄な溝などがないので綺麗に洗い流すこともできますよ。

また、オールステンレス製でサビにくいので、綺麗な状態で使い続けることができますね。

収納ケースも使い勝手◎

コールマン ファイアーディスク 収納ケース

付属している収納ケースはゆとりがあり、出し入れがしやすいです。焚き火台の形はお皿型なので、くぼみ部分に手袋など焚き火に必要なアイテムを入れて一緒に収納することもできますよ。

また、ファスナーでしっかり閉めることができるので焚き火台についた灰などが車内や他のギアを汚す心配もありませんね。

ファイアーディスクとファイヤーディスクソロの比較

ファイヤーディスクのソロとノーマルサイズの比較

ファイアーディスクのサイズはノーマルとソロの2種類。それぞれの違いを比較したので、サイズ選びの参考になれば幸いです。

スペック

商品名 ファイヤーディスク ファイヤーディスクソロ
直径 45cm 30cm
高さ 23cm 16cm
重量 約1.6kg 約900g
耐荷重 約30kg 約25kg
価格 6,980円 4,280円
amazon amazon

※価格は公式オンラインショップの価格です。

サイズの違い

ファイアーディスクとファイアーディスクソロのサイズ比較

直径はファイアディスクの45cmに対して、ファイアディスクソロは30cm。

ファイアーディスクとファイアーディスクソロのサイズ比較

35cmの同じ薪を入れ時のサイズ感です。ファイアディスクはキャンプ場で購入できる薪でもそのまま入りますが、ファイアディスクソロの場合、薪がはみ出してしまうので、燃やしながら薪を組み直したりする工夫が必要です。

ファイアーディスクとファイアーディスクソロのサイズ比較

ファイアディスクはオープンな火床のおかげで、薪も沢山入れることもできるので、大きな焚き火を楽しめて暖を取る事が可能ですが、ファイアディスクソロのサイズは2まわり程度小さく、他の焚き火台に比べて大きな焚き火を楽しむことができますが、サイズ的に1~2人程度での使用に適しています。

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重量

ファイアーディスクとファイアーディスクソロのサイズ比較

重量の違いは700gありますが、ノーマルサイズでも1.6kgなので、どちらも片手で持つことができるので、持ち運びのしやすさは変わりはないです。

炭火での使い勝手

大きいノーマルサイズは、火床が大きく火力もあるので、一度にたくさんの食材を焼くことができ、4人程度の家族やグループでのBBQに適しており、ソロサイズはお酒を飲みながら2人程度でもBBQを楽しめる印象です。

高さ

ファイヤーディスクのソロとノーマルサイズの比較

高さは、ファイアディスクの23cmに対して、ファイアディスクソロは16cm。高さがあるので、熱による地面への影響はほとんどありませんが、薪の一部が地面に落ちて焦がしてしてしまうこともあるので、焚き火シートを敷いて地面への配慮が必要です。

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限定でゴールドカラーバージョンのファイアーディスクも

ゴールド ファイヤーディスク

ノーマルサイズには、昭島アウトドアヴィレッジ店と公式オンラインショップのみの限定カラーのゴールドバージョンが販売されています。価格はゴールドがちょっぴり高め設定ですが、人とは違うファイヤーディスクが欲しい方はチェックしてみて下さい。

公式オンラインショップでファイヤーディスクのゴールドを調べる

ファイアーディスクプラスは販売終了?定価は?

2016年にファイアーディスクが発売された翌年、5~6人でも使えるひと回り大きいサイズの「ファイアーディスクプラス」が発売されましたが、残念ながら今は販売終了となっています。公式でも再販の発表はしておらず、購入するには一部通販サイトでは取り扱いがあるので、気になる方はチェックしてみましょう。

フリマサイト購入時は定価をチェック

ファイアーディスクプラスは、販売終了商品なのでメルカリなどのフリマサイトでは、定価より高額なことが予想されます。公式HPによると当時の販売価格は税込み11,800円なので、購入の際には1つの目安としてくださいね。

公式でファイヤーディスクプラスの定価を調べる

コールマン ファイアーディスクのデメリット

最後に、ファイアーディスクの気になる点を紹介します。対策可能な点もあるので、実際に使う時の参考にしてくださいね。

風に弱いので灰や火の粉が舞う

コールマン ファイアーディスクのデメリット

ファイアーディスクは炉に深さがないので燃焼効率が良い反面、風が強い日には影響を受けやすく、灰や火の粉が舞ってしまうので、テントやタープに火の粉が飛んで穴が開かないように注意が必要です。

リフレクター(風防)を使用することで、ファイアーディスクを風から守り、穴があくリスクを軽減できるので、風がある日はリフレクターを使用すると安心です。

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ロストルがないので灰の除去が必要

コールマン ファイアーディスク デメリット

ファイアーディスクにはロストルがないので灰の逃げ道がなく、長時間焚き火をしていると底の部分に灰が溜まり、空気の通り道をふさいでしまいます。

空気の通りが悪くなるとせっかくの火が沈下してしまったり、追加した薪も燃えづらくなるので、火ばさみで薪を組み直したり、灰を定期的に除去する一手間が必要になります。

3本の脚なので不安定

コールマン ファイアーディスク デメリット

ファイアーディスクの火床を支えるのは、中央部に位置している3本の脚なので、大きな薪を一方の端に寄せすぎたり、大きな薪を脚がない位置に置くと、かなり不安定になり焚き火台が倒れてしまいます。重大な事故につながりかねないので薪をくべる際には脚の位置を確認してバランスよく載せるようにしましょう。

焚き火料理には五徳が必要

ファイヤーディスク 網

炭火でのBBQには適してますが、ファイアーディスクは底が浅いので、大きい薪を入れた状態では薪が当たって焼き網を使うことができません。仮に網が置けたとしても、付属の網だと上面の4/5を覆ってしまうため薪の追加がしにくくなってしまいます。

五徳や焚き火スタンドがあれば、フライパンやクッカーも乗せることができ、薪の追加投入も可能になるので、ファイアーディスクでの料理には必要不可欠なアイテムです。

コールマンファイアーディスクにおすすめの五徳や焚き火スタンド

コールマンファイアーディスクにおすすめの五徳や焚き火スタンドを紹介します。

ベルモント(Belmont) ワイド五徳

サイズ W445×D170×H190mm
重量 590g
耐荷重 20kg

ファイアーディスクソロにぴったりサイズな焚き火スタンドで、軽量なので持ち運びにも便利です。

キャンピングムーン(CAMPING MOON) ゴトク

サイズ 446mm×130mm
重量 550g

五徳としてだけじゃなく3つ組み合わせることで、焚き火台スタンドとしても使え、ファイアーディスク以外の焚き火台でも活躍できる五徳です。

Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火ゴトクL

サイズ 550 x 130 x 6 mm
重量 126g

ノーマルサイズで使える45cmを超える五徳で、チタン製なので耐久性も◎。

まとめ

ファイアーディスクのサイズ比較とデメリット

シンプル構造のファイアーディスクは、初めて焚き火をする焚き火初心者でも扱いやすく、焚き火を純粋に楽しみたい焚き火マイスターも納得の使い勝手で愛され続けている焚き火台です。設営や撤収、お手入れも簡単でちょっとズボラなキャンパーさんにもおすすめです。

メインとしてもサブとしても使えますし焚き火台としては手頃な価格で手に入るので、気になった方はぜひチェックしてみたくださいね。

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Yamaico運営&記事編集担当のマッキーです。               ●編集者の資格                               ①NCAJ公認キャンプインストラクター                   (公益社団法人 日本キャンプ協会https://camping.or.jp/leader)                   ②JAC公認キャンプインストラクター                    (一般社団法人 日本オートキャンプ協会 https://www.autocamp.or.jp/)                    ③JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー                  (Japan Bushcraft School https://bushcraft.jp/)
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