今回はキャンプツーリングを始めるにあたって、最低限必要なキャンプ道具や持ち物の紹介をしていきます。一言に『キャンプツーリング』といっても、バイクの準備・積載バッグの準備・キャンプ道具の準備…と色々あります。準備するものを1つずつ詳しくお伝えしていきますので、これから始めたい!という方は是非参考にしてみてください。
キャンプツーリング仕様に必要なバイクの装備は?
キャンプツーリングを始めるために、最初に必要なバイクの装備についてです。主に積載量の増加や、積載時のバランスなどを保つために必要なものとなります。
サイドバッグ
サイドバッグを装備することで全体の積載量を増やすことができます。装備する際に、バイクによってはタイヤとバッグの間にサポートを設置しなければなりません。別途用意しなければならず、手間はかかりますがキャンプツーリングにおいて積載量を増やすことは必要不可欠なので、装備することをおすすめします。
リアキャリア
メインのバッグや、キャンプ道具を直接積載する時に必要になります。装備することで、荷物固定のフックがかけやすくなることや、シートバッグやリアボックスをバランスよく積載できます。荷物を後ろにずらして積載できることで、運転時バイクシートにゆとりが生まれストレスなくツーリングも楽しめます。
ツーリングに適したキャンプ道具の選び方
好きなメーカーのものを揃えてキャンプツーリングを始めたい所ですが、キャンプツーリングでは積載量が限られているためアウトドアギアの選び方も重要になります。ここからは、キャンプツーリングを始めるために必要なアウトドアギア選びの2つのポイントをお伝えしていきます。
コンパクトサイズ
キャンプツーリングでは荷物はすべてバックパックやシートバッグ、サイドバッグ等に収納しなければなりません。好きなギアだけを持っていくというのも1つの楽しみ方ですが、嵩張るものだとバッグに収納できなかったり、バイクのバランスを崩したりと運転のしづらさから体に負担をかけることがあります。収納・積載面からコンパクトであればあるほど、キャンプツーリングに向いているものになります。
軽量
前提として、バイクでは積載重量が法律で原付きだと30kg、普通自動2輪であれば60kgと決まっています。荷物は、重くなればなるほど積み下ろしで体を痛めたり、ツーリング時にバランスを崩したりする可能性が高く、立ちごけや事故のリスクにも繋がります。積載面・安全面から軽量であればあるほど、キャンプツーリングに向いているものになります。
キャンプツーリングに最低限必要な道具や持ち物リスト
- テント・タープ
- マット・コット
- シュラフ
- テーブル・チェア
- クッカー
- バーナー・焚き火台
- ランタン・ライト
- カトラリー
ここからはキャンプツーリングを始める時に「これだけあれば最低限キャンプは楽しめる」というキャンプ道具を1つずつ詳しく紹介します。
キャンプツーリングに最低限必要な道具や持ち物の選び方
テント
まずはキャンプで寝泊まりするにはほぼ必須なテントです。1番嵩張る道具になるためサイズ選びに注意が必要です。前室があるテントを選ぶことで、タープの役割も果たせるためコンパクト収納かつ前室があるテントがおすすめです。
タープ
テントを使わずタープ泊をする場合必要になります。1番嵩張るテントを積載しなくて済むことと、テントほど設営・撤収に時間がかからず疲れないため、キャンプツーリングにはおすすめのスタイルとなっています。
タープ泊の場合季節によっては虫が多く、蚊帳(メッシュのテント)が必要な場合もあるので季節によって必要なキャンプ道具が増える事があります。
マット・コット
マットやコットは、睡眠時に地面の暑さや寒さから体を守ったり、体を痛めたりするのを防ぐために必要なものです。マットは睡眠時だけではなく、チェアを使わない「地べたスタイル」時にも敷きマットとして活躍するため便利です。
シュラフ
真夏など、暑い時期は不要なこともありますが、秋〜春はほぼ必須となります。シュラフの種類によって収納サイズに大きな差があるので多少値段が高くてもしっかり暖をとれてコンパクトなものがおすすめです。
テーブル・チェア
地べたに食べ物、飲み物を置くことで虫やごみの混入が起こりやすく、それを防ぐために必要となります。テント設営時には先に組み立てておくことで、メットやグローブ等の荷物置きにもなるため便利です。
また、荷物の積載に余裕があればチェアがあれば、地べたスタイルよりリラックスしてキャンプを楽しむことができます。バイクは積載が限られるので、コンパクトに折りたためるチェアがおすすめです。
クッカー
調理をする際に必須なものになります。機能面で優れている1つで複数の調理ができるクッカーや、収納面で優れているスタッキングできるクッカーなど販売されています。両方持ち合わせる必要はないので、収納面やキャンプ時なにを食べたいかで決めましょう。
バーナー・焚き火台
調理をする際に必須で、火元となる道具です。キャンプツーリングではバーナーの方が比較的軽量でコンパクトですが、焚き火台でもコンパクト収納できるものが多く販売されています。焚き火も一緒に楽しみたい方は焚き火台がおすすめです。
ランタン・ライト
キャンプ場の夜で必須なランタンやライトでなります。雰囲気重視だとランタンですが、コンパクトに収納ができるものが少ないためキャンプツーリングにおいてはLEDライトがおすすめになります。
カトラリー
食事をする時に、必要な箸やフォーク・スプーン等のことです。スプーンやフォークは二つ折りのもの、箸は部品を繋げて使うコンパクトなものがおすすめです。
キャンプツーリングの雨対策や防犯対策
雨対策
キャンプツーリングもツーリング同様、突然の雨や、雨天決行時のキャンプツーリングではレインウェア、シートバッグのレインカバーがあると便利です。
キャンプ場でのぬかるみには折りたたみできるレインブーツ、バイクのサイドスタンドカバーなどがあるとテント設営やバイク駐車時に便利なものとなります。
防犯対策
キャンプツーリングでは、立ち寄ったお店やキャンプ場などでバイクを離れる事が多くあります。テント設営後であればテント内に荷物を収納できますが、それ以外の場合ではシートバッグが無防備になります。
シートバッグ自体にロック機能をもっているものはあまりないので、くくりつけられるタイプのワイヤーロックや、南京錠などがあると便利です。
バイク自体にはハンドルロックが備わっているため比較的安心ですが、心配な場合はディスクロックなど嵩張らない防犯グッズがあると便利です。
まとめ
キャンプツーリングをするために必要な最低限の道具や持ち物を紹介してきました。「バイクは乗っていて興味はあるけどキャンプはハードルが高い…」と思って始められない方も多いと思いますが、今回紹介した道具を揃えれば今すぐにでもキャンプツーリングが始められます。
はじめてみると意外とハードルは低く、非日常的なキャンプにはまってしまう可能性も…!この記事がキャンプツーリングに興味がある方や、これから始める方の参考になれば幸いです。