「SABBATICAL(サバティカル)」は誕生してからずっと新商品が発売されるたびに界隈の話題をかっさらう、A&Fカントリーの大人気オリジナルブランドです。
第二弾として発売された「ARNICA(アルニカ)」はサバティカル初のファミリー向けツールームテントで、トレンドを抑えた見た目と機能性の高さから未だに人気が高くなかなか手に入りません。
今回の記事ではアルニカについて、購入方法や今後の販売スケジュール、気になる倍率についてお伝えします。メリットだけでなく、実際に使う上で重要になるデメリットや使用上の注意など、購入前に知っておきたい情報が詰まっていますよ。
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アルニカが買えない?購入方法と抽選
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早速ですが、まずは入手困難な状況が続くアルニカの購入方法と、気になる抽選日や倍率などについて確認しましょう。
購入方法
アルニカだけでなく、サバティカルのシェルターやテントは2021年10月現在予約することはできず、A&Fカントリーの店舗かオンラインストアにて「抽選販売」にて購入することになります。
抽選に外れてしまった場合にアマゾンなどの便利な通販サイトをチェックする人もいますが、人気商品や品薄状態の商品は定価以上の価格となっていることが多く、アルニカも同様です。フリマサイトにおいては高額転売が問題視されていますので、「抽選から外れても、どうしても欲しい!」という方は通販サイトやフリマサイトで購入すること自体は悪くありませんが、一度公式HPにて定価を確認し、適正な価格かどうか見極めるのがおすすめです。
サバティカルはコロナ禍ということもあり現在は密を避けるためにも人気のシェルターやテントの店頭販売を控えていて、さらには品薄状態で実物の確認を店舗ですることも難しいですが、今後徐々に店頭販売の再開や現物確認ができる日が来るかもしれませんね。
2021年の抽選日や抽選倍率
アルニカですが、販売年の2020年は5、7、8、10、11月の計5回、2021年は4月と5月の2回抽選が行われています。コロナの影響で生産と納期の予測が非常に困難になっていることもあり、抽選日が2020年より少なくなっていて、少ない日程に応募者が殺到するため、倍率は回を重ねるごとに高くなっています。正確な販売数と応募者数は社外秘のため倍率も定かではありませんが、年々手に入れづらくなっているのが現状です。
ですが、公式HPには年内の入荷の可能性を示唆する文章が公表されているので、抽選日が近いかもとキャンパーの間では話題になっています。入荷が確定した段階で公式HPやLINEアカウントにて告知される予定なので、随時チェックしてみてくださいね
SABBATICALアルニカの特徴
ここからはアルニカの人気の理由に迫ります!まずは魅力ポイントたっぷりの特徴を押さえておきましょう。
パネルはフルクローズはもちろん、全開放も可能
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前面クローズできるのはもちろん、両サイドの10パネルは全て開放することができます。サイズが大きいため設営に苦労しそうですが、ポールは差し込む箇所と同色で色分けされていて、ガイロープの本数も大きさの割に少ないので初心者でもシワなくきれいに設営することができますよ。10パネルを有するトンネル姿はキャンプ場に張ってあるだけで迫力がありますね。
パネルは跳ね上げたり、メッシュにしたりとアレンジ自在
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前後のパネルと両サイドの6面はメッシュにできるので換気がバッチリできますし、夏の蒸し暑いキャンプでは虫の侵入を防ぎつつ風通しを良くできますよ。
また、パネル跳ね上げることで抜群の開放感を味わうこともできます。跳ね上げの際には隣接した3つのパネルを繋げる機構がついているので、通常より少なく、2~4本のポールで跳ね上げることができますよ。
お籠りキャンプも怖くない!4人がゆったりできる広さ
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インナーテントを付けていても、リビングスペースは4人分の椅子やテーブルをセッティングしても余裕の広さが確保されています。雨の日などテントに籠らざるをえない状況でもストレスフリーに過ごすことができますよ。
大型のシェルターとしても大活躍
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インナーテントを外せば大人が8~10名過ごせる大型シェルターとしても使えます。パネルを開けておけば換気を十分に行えるので、安心してみんなでワイワイ楽しむことができますね。
下部ベンチレーションは前後に備え付け
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前後のパネルの下部には換気できるようベンチレーションが備わっています。雨が降っているときでも新鮮な空気が取り入れられますよ。
ブリッジフレームで見た目と機能性をアップ
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4本のポールをフリッジフレームで繋ぐことで、アーチの美しいトンネル姿をキープするだけでなく、耐風性の高さも実現しています。
遮光性も抜群
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天井部分にはカラーPUが採用されていて、一般的なテントの天井生地に比べ日差しの透過を軽減してくれます。真夏の厳しい暑さも和らげてくれますよ。
フレームもすべて、まとめてラクラク収納
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大型のツールームテント本体+全フレームが1つの収納袋に収まります。収納袋自体も余裕のあるサイズになっているので、多少大雑把に収納しても袋に収めることができます。急いでいる撤収時にこのサイズ感は助かりますね。
生地に使われている素材はポリエステル素材
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アルニカの生地にはポリエステル素材が使われています。表面には撥水加工、裏面には防水加工が施されていて耐水圧は3,000mmと雨の日にも安心して使用ができますよ。吸水性が低いので雨に濡れても重さがあまり変わらず、速乾性もあるのでメンテナンスが非常に簡単にできるのもポイントです。
SABBATICALアルニカの張り方バリエーション
アルニカは張り方のバリエーションが豊富ですが、シーンに応じた4種類の基本的な張り方を紹介します。
- タープのような開放感のあるリビングスペースを作り出すパターン
- 日差しを軽減する大きな日陰と開放感を両立したパターン
- 寝室とリビングスペースを一つの空間で実現する2ルームパターン
- プライベートな空間を保ちながらも自然を感じるメッシュパネルを使用したパターン
アルニカのみんなの評価とメリットやデメリット(欠点)は?
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色々な特徴があるのは分かりましたが、いざ購入となると実際に使用している方からの評価が気になりますよね。ここではアルニカのメリットと、知っておきたいデメリットについて紹介します。
メリット
まずはメリットからです。先ほど紹介した特徴と併せてチェックしてくださいね。
タープいらずの日陰面積
跳ね上げたドアパネルは綺麗にクルクルと巻き上げることもできますが、そのまま跳ね上げれば日陰面積を増やすことができます。タープを別で建てる必要がないのではと思ってしまうほど十分な日陰スペースができるので、テント内にプラスしてより広い居住空間が得られますよ。
インナーテントが標準装備
サバティカルのテントはインナーテントが別売りの場合も多いですが、アルニカには標準装備としてインナーテントが付いています。インナーテントは大人2人と子ども2~3人がゆったりと過ごせる広さになっているのでファミリーキャンプにはぴったりです。インナーテントにも前後左右にメッシュが付属しているので、通気性が良く、夏も快適に過ごせますよ。
スカートが付いている
アルニカには冷たい風や雨の侵入を軽減してくれるスカートが付いています。春先や秋口など少し肌寒い時期にも使いやすいですね。
場所ごとに生地を使い分けている
実はアルニカは場所によって適した特性を持つポリエステル素材を使い分けています。例えばフライシートとインナーテントのサイドには75デニールの生地を使い、ピンと張りやすいようにしているだけでなく、撥水加工と防水加工、さらには紫外線をカットするUV加工も施されています。
他にも地面と接するインナーテントのボトムと日差しを長時間受ける天井部分は210デニールの生地を使い、引き裂き強度の強化と遮光性を高めていますよ。パッと見た目では分からないところでも、妥協なしのこだわりが感じられますね。
とにかく、コスパ最強!
購入した方だけでなく購入を検討している方の多くが「コスパ最強!」と称賛しています。デザインだけでなく機能面も考え抜かれていながらお値段は8万円台と、他社から発売されている同等クラスの大型のツールームテントと比較しても非常にリーズナブルな価格になっていますよ。
デメリットや欠点
続いてデメリットを紹介します。
どんなに魅力あふれる商品でもデメリットや欠点はつきものです。ですが、あらかじめデメリットを知っておけば対策することができますね。
重さがある
大人8~10名が収容できるほど大型で、パネルはメッシュ生地がついた二重構造となっているので、ポリエステル製ではありますが総重量は約20kgとなっています。余裕をもって収納できるようにと収納袋も大きめになっているので、積載や運搬には工夫が必要です。
跳ね上げ用のポールは別売り
色々なパターンで跳ね上げを楽しみたい所ではありますが、跳ね上げる際に必要なポールは付属していません。玄人キャンパーでしたらすでに持っているポールが活用できるメリットと捉えるかもしれませんが、買い足しが必要な場合には純正の跳ね上げ用ポールはサバティカルには取り扱いがないので、高さなどを測り他社製のポールを用意する必要があります。
インナーテントの吊り下げが大変
フライシートの天井高は210cmとなっていて、その位置にインナーテントを吊り下げるフックが付いているので身長が低いと届かない可能性があります。心配な方はテントを立ち上げる前にあらかじめインナーテントを付けておくのがおすすめです。
グランドシートは付いていない
リビングスペースは地面がむき出しになっているので、お座敷スタイルを楽しみたい場合にはグランドシートが必要になります。アルニカ専用のグランドシートは販売されていないので、必要な場合には採寸して他社製のシートを別途購入しましょう。
結露が気になる
アルニカに限らずポリエステル製のテントやシェルター全般に言えることですが、繊維の密度の高いポリエステルでできていると湿気を逃す機能がないため、テント内と外気の気温差があると結露が起きます。
特に外が冷え込むと結露が酷くなり、しっかり乾燥させないとシームの変色やカビ、悪臭、色移りが発生する可能性があります。結露が気になる場合は、テント内に熱がこもりっぱなしにならないよう常に換気をしておいたり、除湿シートを吊るすなど対策をするのがおすすめです。
アルニカの使用上の注意点
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アルニカの取扱説明書を読むと、様々な注意点が書いてあります。生地の劣化やテントの破損を防ぐためにも使用前に注意事項を確認しましょう。
薪ストーブは絶対禁止!
冬キャンプの醍醐味でもある薪ストーブですが、アルニカの取扱説明書には、「薪ストーブは絶対に禁止」と明記してあります。アルニカはポリエステル製で高温の薪ストーブが触れるとテントの生地が溶けて液化し、液化部分に気付かず肌が触れてしまうと酷いやけどを負ってしまいます。テント内を暖める場合は薪ストーブは使わず、他の暖房器具を使うようにしましょう。暖房器具を使う際には十分に換気を行うようにしてくださいね。
アルニカは3シーズン用
アルニカには冷気の侵入を軽減しているスカートが付いているので肌寒い季節でも十分使うことができます。しかし、氷点下になるとジッパーの開け閉めができなくなったり、雪が降った場合にはスカート部分が塞がれてしまい一酸化炭素中毒の恐れもでてきます。
また、降雪に対しての耐久性は保証されていません。使い勝手が良いのでついつい1年通して使いたくなってしまいますが、説明書には「3シーズン用」と明記もされているので極寒期での無理な使用は控えましょう。
設営や撤収は2人以上で行う
設営自体はとても簡単ですが、大型で重量もあるので設営は必ず2人以上で行いましょう。1人で無理して作業するとポールが曲がったり生地が傷んでしまうので、慣れないうちは特に作業手順をしっかり読んでくださいね。
まとめ
快適な居住空間が魅力的な2ルームテントですが、設営が大変で高額というイメージがあるためなかなか購入に至らない方も多いです。ですが、アルニカは初心者でも扱いやすく、機能面もしっかりと考えられているのにお値段も手頃で、購入希望者が殺到する理由も分かりますね。
様々なシチュエーションで使える汎用性の高いアルニカの、今後の販売スケジュールから目が離せません!