アウトドアの楽しみといえば、なんといっても青空のもとで食べる、ランチタイム!カップ麺だったり、パン、おにぎりも手軽でいいけれど、マイクッカーを持参して、簡単な料理をすれば、アウトドアの楽しみは2倍、3倍、無限大になります。
今回は、ソロ・二人用の初心者にオススメのクッカーをご紹介。
また、選び方のポイントもお教えします。
クッカーとは?
クッカーとは、登山やキャンプなどのアウトドアでの調理を目的とする、携帯用のお鍋・フライパンです。
クッカーは、ドイツ語で「コッヘル」ともいいます。
アウトドア専用の調理器具なので、特徴としてはなんといっても軽量。
また、収納しやすいようにハンドル部分が折りたためたり、取り外しができたり、また、スタッキングがしやすく、持ち運びに便利です。
お鍋やフライパンといった調理器具としてはもちろん、お皿やどんぶり代わりの食器として、調理中のボール代わりとして、1つで何役もこなす、優れものです。
初心者のクッカー選びポイントは?
一言でクッカーといっても、形状や素材、大きさ、重さなど、メーカーごとに様々でており、どれを選んでいいか悩むところです。
自分で何を作るか、によってもどのクッカーをチョイスするかが決まってきます。
ここでは、はじめてクッカーを選ぶ初心者向け、ソロ、二人の少人数用のクッカーをメインに、選ぶときのポイントをお伝えします。
初心者のクッカー選びのポイント①形状の違い
クッカーの形状は、円形の深型と浅型、角型の大きく3つに分けられます。
深型クッカーの特徴
円柱の深さがあるタイプの形状で、カップ麺やパスタなどに適しています。
逆に、しっかりと火を通してつくる、カレーやシチューなどの煮込み料理や、焼きそばなのどの炒め物には向きません。深さがあるため、ガスカートリッジなどがすっぽり入って、収納面でも抜群。
初心者の方には扱いやすい形なので、オススメします。
浅型クッカーの特徴
浅型は、深型に比べるとバナーの火があたる底面の面積が広いので、熱効率が高いのが特徴です。家庭用のお鍋のような感覚で煮込み料理や汁物の調理に使いやすいです。
蓋部分は、お皿やフライパンとしても使えて便利です。
四角形クッカーの特徴
四角&浅型タイプのクッカーです。
ザックに入れるときに隙間ができず綺麗に収納できます。
角形のいいところは、なんといっても、袋ラーメンがすっぽりはいるので麺を割ることなく調理できるところ。
角の部分からお湯や液体を注ぎやすく、密かにファンも多いとか。
初心者のクッカー選びのポイント②大きさ
大きさとは、鍋の容量のことです。ソロ用からファミリータイプの大容量までさまざまな容量がありますが、初心者でソロ〜2人までなら、600ml〜1000mlがオススメです。インスタントラーメンを作って、コーヒーを飲むことができます。
2人以上の場合は、人数×700mlを目安に選ぶといいですよ。
初心者のクッカー選びのポイント③材質
クッカーには、大きく分けてアルミ、チタン、ステンレスの3種類の材質のものがあります。
それぞれに特徴がありますので、自分の調理スタイルにあった材質をみつけましょう。
アルミクッカーの特徴
・メリット・・・・熱伝導率がよく調理がしやすい、焦げにくい。軽く、価格が安い。
・デメリット・・・凹んだり、変形しやすい。耐久性が低く錆びやすい。
チタンクッカーの特徴
・メリット・・・・薄くて軽い。硬くて凹みにくく、錆びにくい。取手や縁の部分が熱くなりにくい。
・デメリット・・・熱伝導率が低い。他の材質のものと比べて高額。
ステンレスクッカーの特徴
・メリット・・・・冷めにくい。傷がつきにくく、錆びにくい。他の材質のものと比べて低価格。
・デメリット・・・とにかく重い。熱伝導率が悪く焦げやすい。
初心者のクッカー選びのポイント④機能
クッカーは、メーカーごとにさまざまな機能と使いやすさがあります。
自分では譲れない機能があるかないかを見極めて選びましょう。
ハンドル(取手)
クッカーを持つ、持ち手は、収納性、利便性、耐久性が必要です。
持ち手の収納がスマートにできるか、握りやすいか、調理の際に取手まで熱くなってしまわないか、外れにくいか、などの確認をしておきましょう。
コーティング加工
クッカー製造の技術も日々進化していて、材質の特徴として焦げやすいものも、その弱点を補うための加工が施されているものもあります。
ですので、材質の特徴だけではなく、コーティング加工が施されているかどうかをチェックすることも重要です。
目盛り
日本製などでよく見られる内側にある目盛り。
クッカーの中に目盛りがあると、フリーズドライの調理の際に、事前に水量を図らなくてもいいので助かります。
クッカーで作れる料理
そもそも、クッカーではどんな料理が作れるか、気になりますよね。
登山ブームもあり、自分で作った料理をブログに載せている人も多くいます。
ここでは、クッカーで作れる料理を紹介している、オススメのブログやサイトをご紹介します。
あんなのも、こんなのも作れるんだ!と新しい発見もあり、クッカーの世界が広がりますよ。
初心者におすすめのソロ・二人用クッカー
EVERNEW(エバニュー) チタンクッカー1人用セット
チタン製の軽量クッカー
日本の職人が手がける逸品は目盛付き!
セット内容:鍋(750ml)、マグ(400ml)、フタ、収納袋
素材:チタン
質量:本体144g(ケース11g)
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1923年に創業のスポーツ用品からレジャー用品まで幅広く手がけるエバニューのチタンクッカーセット。赤いハンドルがアクセントになった、見た目もかっこよく惚れ惚れしてしまいます。
この赤いハンドルは、シリコンチューブで保護されているので、長い時間火をかけてもハンドルが熱くならなくてgood!クッカーの中には110gのOD缶とガスバーナーが入って、収納も抜群。鍋で麺類を作って、マグでコーヒー用のお湯を沸かす、といった使い分けができます。
日本の職人が手がていて、使いやすさは申し分なし。フリーズドライの調理にとても便利な目盛り付です。
PRIMUS(プリムス) ライテックトレックケトル&パン
コスパ良し!のシンプルクッカー
蓋部分はフライパンにも!
セット内容:鍋(1.0L)、フライパン、収納袋
素材:アルミニウム
質量:280g
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スウェーデンの燃焼器具ブランド・プリムスのライテックトレックケトル&パンは、とにかくコスパがいい!と人気のクッカーで、初心者にはオススメです。
鍋の中には、250サイズのガスカートリッジと小型ガスバーナーが一緒に収納でき、内側にはノンスティック加工が施されているので、蓋部分はミニフライパンとして目玉焼きやソーセージを焼くことができます。
注ぎ口がついているので、コーヒーを入れるのに便利。シンプルかつミニマムデザインにもファンが多いとか。
MSR(エムエスアール)コッヘル アルパイン ストアウェイポット
ソロの鍋ができちゃいます。
焚き火やウッドストーブに最適!
セット内容:鍋(1.1L)、フタ
素材:ステンレス
質量:総重量約440g
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MSRはアメリカ・シアトルにある登山用品メーカーで、特にテントが人気のメーカーです。コッヘル アルパイン ストアウェイポットは、浅型の鍋なので、汁物、煮物、などにもってこい、ソロキャンプ、登山でもきちんと調理したい方にオススメです。
取っ手が長いので熱くなりにくい、作ったスープなどが残っても、蓋をロックして翌朝温めて2度楽しめるなど、メリットもいっぱいです。ガスでももちろん大丈夫ですが、ウッドストーブ、焚き火で利用される方が多いクッカーです。
コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット
初心者にオススメ!
心憎い機能が満載・高機能クッカー
素材:アルミ
質量:総重量約250g
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言わずと知れた、コールマンのクッカーセットです。熱伝導率のいいアルミ製で、内側はノンスティック加工が施されているので焦げ付きにくく、洗うときに汚れが落ちやすくなっています。
重量もポットとカップを二つあわせて250gなので、女性や子どもにも持ち運びやすく、ストレスになりません。
ポットには注ぎ口あり、目盛りあり、滑り止めあり、シリコンの取手、傷つき防止の加工あり、と、至れり尽くせりの、高機能なクッカーです。
もちろん、ガスバーナーとガスカートリッジも収納可能!
ユニフレーム 山クッカー 角型 3
角形派に絶大なる人気!
高機能でコンパクトな「手のひらサイズのキッチン」
セット内容:鍋(1.0L)、鍋(0.6L)、フライパン、フタ、収納袋
素材:アルミニウム
質量:総重量約449g
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1985年に新潟県燕市で誕生した日本の国産アウトドアメーカー「ユニフレーム」。ここの角形クッカーは、「手のひらにのるキッチン」と言われるほどに、「ご飯・汁物・副菜」をワンセットで調理できる優れもの。なので、防災用品として揃えておくのもオススメです。
高機能でコンパクト、アウトドア料理角形の袋ラーメンを割らずに持ち運べ、入れ子のようにパッキングもしやすく、ザック収納でもスペースを有効に使えてデッドスペースが生じにくいのが特徴です。