キャンプナイフ

キャンプナイフの種類と選び方!用途・材質で使い分けが必要【初心者向け】

キャンプナイフ

キャンプ用品のなかでも、キャンプナイフはとくに重要度が高い道具のひとつです。ときにキャンプの楽しさを左右してしまうほど重要なキャンプナイフを、ただなんとなくで選ぼうとしていませんか?

なんでもいいやと自分の使い方に合っていないキャンプナイフを選んでしまうと、またすぐに買い換えなければならなくなる可能性もあります。しかし自分にとって最適なキャンプナイフを見つけるためには、ナイフに関する最低限の知識を持っていなければなりません。

そこで今回は、キャンプ初心者の方に向けてキャンプナイフの種類をわかりやすく解説するとともに、キャンプナイフの正しい選び方をお伝えします。キャンプナイフ選びに迷っている方は、ぜひとも参考にしてください。

キャンプにナイフは必要?

キャンプにナイフは必要か?

キャンプではアウトドアでの使用を考慮されたキャンプナイフが必要です。家庭にある包丁は料理以外には使えませんし、カッターナイフは切れ味はいいのですが耐久性に難ありです。本来の用途と異なる使い方をすると、場合によっては危険がともないます。

キャンプナイフは2000円もあれば有名なナイフメーカーのまともなものが買えるので、できるだけ出費を抑えたいという方にはそのあたりの価格帯のキャンプナイフをおすすめします。

キャンプナイフの種類と特徴

キャンプナイフの種類と特徴

キャンプナイフの種類とそれぞれの特徴を解説します。ナイフの種類は細かく分けると様々なものがありますが、キャンプで使用するナイフとして代表的な3つの種類を覚えておけば問題ありません。

シースナイフ

シースナイフの特徴

シースナイフとは、折りたたまずにシース(さや)に入れて持ち運ぶタイプのナイフです。シンプルな構造のため耐久性があるのが特徴で、ハードな使い方にも向いています。

料理は次で解説するフォールディングナイフでも可能ですが、ブッシュクラフトを楽しみたいのであれば、シースナイフ一択です。

あえて難点を挙げるとすると、折りたたむことができないのでポケットに入らないことです。重量もあるので、できるだけ荷物を軽くしたい方には向きません。

フォールディングナイフ

フォールディングナイフの特徴

フォールディングナイフとは折りたたむことができるナイフのことです。折りたたみナイフと呼ぶこともあります。フォールディングナイフの特徴は、コンパクトで持ち運びがしやすく、気軽に使用できることです。

しかしフォールディングナイフはシースナイフほど頑丈ではないため、ハードな使い方には向いていません。ブッシュクラフトで酷使すると、根元から折れてしまう可能性もあります。

とはいえ、料理でもなんでもオールラウンドに使いやすいタイプなので、キャンプ初心者の方が最初に購入するナイフとしてはかなりおすすめです。

マルチツールナイフ

マルチツールナイフの特徴

マルチツールナイフは、ナイフのほかにもハサミやヤスリなどたくさんの機能を備えているナイフのことです。ツールナイフやマルチパーパスナイフ、十徳ナイフなどとも呼ばれます。

ほどんどのマルチツールナイフは小さめに作られており、ナイフも簡素な作りとなっていることが多いです。そのため料理などには使いづらく、メインのナイフとして使用するのはおすすめしません。

しかしシースナイフやフォールディングナイフをすでに持っており、その上でサブとして購入するのであればとてつもなく強力な道具になります。

キャンプナイフは用途で使い分けが必要!

キャンプナイフは使い分けが必要

キャンプナイフはそれぞれがちがった構造や形状となっており、用途によって向き不向きがあります。そのため、ブッシュクラフトがしたいのであればブッシュクラフトに向いているキャンプナイフ、料理がしたいのであれば料理に向いているキャンプナイフを選んで使う必要があります。

1本のキャンプナイフですべてをおこなうことも、決して無理なことではありません。しかし工具と同じように、用途によって使い分けをしないとなかなか思うようにいかなかったり、無理な使い方をしたばかりに怪我をしてしまうといったことになりかねません。

用途によって正しく使い分ける。これはナイフに限ったことではなく、道具すべてに言えることです。

キャンプナイフの材質は大きく分けて2種類

キャンプナイフの素材はカーボンとステンレス

キャンプナイフのブレードの材質には、ステンレスと炭素鋼の2つがあります。それぞれの特徴を解説します。

ステンレス

ステンレスのキャンプナイフ

ステンレスは錆びに強いことと、適度なしなりがあることが特徴です。それほどメンテナンスに気を使わなくても問題ないので、キャンプナイフの扱いに慣れていない初心者の方にはステンレス製のキャンプナイフがおすすめです。

しかし誤解してはいけないのが、ステンレスのキャンプナイフが決して「初心者用」というわけではないということ。ベテランキャンパーのなかにも、ステンレスのキャンプナイフを好んで使用している方はいくらでもいます。

ステンレスとは鉄にクロムやニッケルが含まれた錆びにくい金属の総称で、切れ味に優れているものや刃の持ちが良いものなど、実は様々な種類があります。そのため、ステンレスのなかでも素材ごとの特徴の違いを楽しめるようになると、キャンプナイフを選ぶのがより楽しくなります。

炭素鋼(カーボン)

カーボンのキャンプナイフ

炭素鋼はステンレスに比べて硬度が高く、切れ味に優れているのが特徴です。しかし水濡れや汚れを放置したりメンテナンスをおこたると錆びてしまうので注意が必要となります。

そのため、初心者の方はまずはステンレスのキャンプナイフを買い、ナイフの扱いに慣れてきたら炭素鋼のキャンプナイフに挑戦するのがおすすめ。

炭素鋼はステンレスに比べてメンテナンスに手間がかかるぶん、正しいお手入れの仕方を覚えるのにうってうつけです。

キャンプで薪割りに適したナイフの種類は?

キャンプナイフでバトニング

キャンプナイフで薪割りをするのであれば、必ずシースナイフを選びましょう。理由は、薪割りをするキャンプナイフには高い耐久性が求められるからです。

キャンプナイフでの薪割りには「バトニング」というナイフの背を木の棒でカンカンと叩くテクニックが用いられるのですが、シースナイフ以外のキャンプナイフではこのバトニングの衝撃に耐えられません。

それにキャンプナイフで薪割りをするためには耐久性のほかにも、ハンドル(柄)が太くて握りやすいこと、ブレードの長さが最低でも10cm程度あることが重要です。それら3つの条件を満たすキャンプナイフとなると、シースナイフ以外にはほぼ選択肢がないのが現状です。

キャンプで料理に適したナイフの種類は?

キャンプナイフで料理をする

キャンプでの料理には、シースナイフとフォールディングナイフのどちらを使用してもOKです。一方でマルチツールナイフではブレードが小さすぎるので、不可能ではありませんが厳しいでしょう。

料理での使いやすさを重視するのであれば、「ブレードが厚すぎないもの」、「ブレードがある程度長めのもの」を選びましょう。ブレードの厚さ・長さともに明確な基準はありませんが、厚さは3mm以下、長さは8cm以上のナイフを選んでおけば大丈夫です。

また、料理に使用するキャンプナイフは、ブレードがステンレス製のものを強くおすすめします。キャンプにおいては、キャンプナイフを使用した後すぐに洗えるとは限りません。酸性の野菜や果物を切って洗わずにいても、ステンレスであればまず錆びることはありません。

初心者でも安心のキャンプで人気の定番ナイフを紹介!

キャンプ初心者におすすめのナイフを種類別に分けて紹介します。キャンプでも人気の定番ナイフを厳選しましたので、最初1本におすすめです。

シースナイフ

シースナイフで1番のおすすめは、「モーラナイフコンパニオン」です。コンパニオンはキャンプ用のナイフとしてはもはや定番で、多くの人がその実力を認める大人気商品。シースナイフはこれを買っておけばまず間違いありません。

モーラナイフ(Morakniv) コンパニオン

<商品スペック>
全長:21.9cm
ブレード長さ:10.4cm
ブレード厚さ:2.5mm
重量:84g
ブレード:ステンレス
ハンドル:ラバー

スウェーデンのナイフメーカー「モーラナイフ」のベストセラーモデルです。ブレードが2.5mmと厚く、ハードな使い方にも余裕で耐えるほどの耐久性があります。

そのためブッシュクラフトをするのに最適で、ナイフで薪を割るバトニングにも使用できます。ブレードはステンレス製なので、メンテナンスにそれほど気を使わなくても問題ありません。いつまでもきれいな状態を維持してくれます。

価格も2000円ほどと、気軽に買える価格もまた魅力的。これからキャンプ用品をそろえていかなくてはならないキャンプ初心者の心強い味方です。

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初心者におすすめのフォールディングナイフ

フォールディングナイフのなかでとくにおすすめなのが「オピネル」のナイフです。雑誌やWEBメディアのナイフ特集では必ずと言っていいほど登場する大定番のナイフで、キャンプナイフを選ぶ際には必ず選択肢のひとつに挙げられます。

オピネル(OPINEL) No.8ステンレススチール

<商品スペック>
全長:19cm
ブレード長さ:8.5cm
ブレード厚さ:1.5mm
重量:46g
ブレード:ステンレス
ハンドル:ブナ

オピネルはナイフ好きであればその名を知らない人はいない、フランスの老舗ナイフメーカーです。オピネルのナイフは美しいデザインとシンプルな構造による使いやすさが特徴で、世界中から長年愛され続けています。

オピネルのナイフにはサイズごとにナンバーが割りふられており、こちらのNo.8はコンパクトさと使いやすさのバランスがちょうどいいのでおすすめです。男性にとっても女性にとっても扱いやすいサイズとなっています。

ブナを使用したハンドルからは温かみのある雰囲気が感じられ、ハンドルのゆるやかなカーブが手のひらによくなじみます。ステンレス製のブレードは厚さが1.5mmと料理にも使いやすい厚さで、幅広い使い方にそつなく対応。1本は持っておいて損はないナイフです。

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初心者におすすめのマルチツールナイフ

マルチツールナイフでおすすめなのは、「レザーマンウェーブプラス」というナイフ。アメリカのナイフメーカーであるレザーマンを代表するモデル、「ウェーブ」をアップグレードした商品です。

レザーマン(LEATHERMAN) ウェーブプラス

<商品スペック>
全長:10cm(収納時)
ブレード長さ:7.4cm
ブレード厚さ:ー
重量:241g
素材:ステンレス

ナイフにノコギリ、ドライバーなど、合計17個のツールがひとつになったマルチツールナイフ。長年愛されてきたウェーブを改良し、さらに完成度を高めた一品です。オールステンレスの無機質なデザインが、男らしくてクールな印象を感じさせます。

マルチツールナイフというと、レザーマンのほかにビクトリノックスやウェンガーなどが有名ですが、レザーマンがそれら2つに優っている点は大きなプライヤーが備わっていること。そしてこのプライヤーこそがレザーマンのアイデンティティーです。

キャンプといえば、道具が壊れたり栓抜きを忘れたりといった、ちょっとしたトラブルがつきものです。そんなときにこのウェーブプラスがあれば、大体のことはなんとかできるでしょう。キャンプ用にも、災害時の備えとしても役に立ってくれること間違いありません。

キャンプナイフは銃刀法違反に注意しよう

キャンプナイフはリュックにしまって持ち運び

ナイフを持ち歩く上で知っておくべきなのが銃刀法です。正式には「銃砲刀剣類所持等取締法」といい、銃や刃物の取締を目的に作られた法律です。この法律のなかで、刃渡りが6cmを超える刃物の所持が禁止されています。

キャンプに行くという正当な理由があればOK

まず知っておいて頂きたいのが、「キャンプに持っていく」という正当な理由があれば、刃渡りが6cmを超えるナイフを所持していてもまったく問題ないということ。ただし、バッグなどの中にしまっておくことが条件です。

逆に正当な理由がないのにナイフを持ち歩いていると、刃渡りにかかわらず法律違反となります。普段から車の中に置いておいたり、バッグの中に入れておいたりするのは絶対にやめましょう。

「キャンプなどに持って行くのなら大丈夫。正当な理由がないのに持ち歩いていたら違反。」と、キャンプでナイフを使用するのであれば、しっかりと心に刻んでおく必要があります。

キャンプナイフの種類と選び方のまとめ

キャンプナイフ

今回はキャンプ初心者の方に向けて、キャンプナイフの種類と選び方、種類ごとのおすすめのキャンプナイフ、そしてナイフを持つ人全員が知っておくべき銃刀法についての解説をしました。

ナイフはキャンプにはなくてはならない重要な道具。だからこそ自分の使い方に合っていて、信頼できるキャンプナイフを選ぶ必要があります。そのためには正しい選び方を知っておくことがもっとも大切です。

今回ご解説したことを知っておけば、とりあえず最初に持っておくべき知識としては十分。自分が理想とするスタイルに合ったキャンプナイフを探し出し、安全で楽しいキャンプを実現しましょう!

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