御岳山(みたけさん)は、山頂までケーブルカーが行けることもあり、誰でも簡単に登山やハイキングが楽しめます。登山コースも多彩で、初心者からベテランまで楽しめる山です。本記事では、御岳山の登山コースや、登山口へのアクセス方法、所要時間などをご紹介します。

※記事中に登場する施設の料金などの営業情報は、すべて2019年2月現在のものです。実際に利用する場合は、施設へ直接確認することをおすすめします。

御岳山はパワースポット

所在地:東京都青梅市
標高:929m

奥多摩山塊の東に位置する山で、山頂に御岳神社(武蔵御嶽神社)が鎮座しています。古くから山岳信仰の対象として崇められており、近年はパワースポットとしても人気があり、元日にはご来光と参拝で多くの登山者が訪れ、特ににぎわいます。

山頂は宿坊を中心とした参道になっている

山頂付近はたくさんの宿坊があり、参道には多くの商店が立ち並ぶ観光地になっています。宿坊は、江戸時代からの続く、御岳神社を中心とした山岳信仰の信者が宿泊する施設でしたが、今では一般の観光客も宿泊できる旅館として営業されています。

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アクセスが良好 御岳山登山口情報

御岳山の北側の山麓をJR青梅線が通っている関係で、駅からの登山が便利な山です。登山口として使える駅をそれぞれご紹介しましょう。同じ青梅線の駅なので、例えば古里駅から入山し、御嶽駅方面へ下山するようなコース設定も可能です。また、下山後温泉が楽しめる登山口もありますのでご紹介します。

御岳ケーブルカー 滝本駅(たきもとえき標高390m)

新宿駅からはJR中央・青梅線を利用し御嶽駅へ、1時間30分。
JR御嶽駅から西東京バスを使用し滝本駅まで10分。
JR御嶽駅は、東京都心から一番最寄りの駅で、御岳山登山者が最も利用する駅です。御岳山頂まで駅から徒歩2時間50分ですが、通常、連絡バスで御岳ケーブルカー滝本駅まで行き、御岳山頂まで徒歩1時間50分です。マイカーの場合は、周辺に駐車場があります。
ここから、ケーブルカーで登るか、徒歩で登るか選ぶことになります。

JR青梅線 古里駅(こうりえき 標高289m)

新宿駅からはJR中央・青梅線を利用し、1時間38分。
古里駅から御岳山山頂までは徒歩2時間50分。御嶽駅と違い、途中ケーブルカーなどは無いのですべて徒歩になります。マイカーの場合、周辺に駐車場はありません。JR古里駅から徒歩15分程で登山口へ到着します。

JR青梅線 鳩ノ巣駅(はとのすえき 標高300m)

新宿駅からはJR中央・青梅線を利用し、1時間41分。
鳩ノ巣駅から御岳山山頂までは徒歩3時間10分。登山コース途中から途中から大岳山へ行くこともできます。マイカーの場合、少し下りたところに30台程度駐車可能な公共駐車場があります。

日の出山登山口(標高348.7 通称:つるつる温泉登山口)

新宿駅からはJR中央・青梅線を利用し武蔵五日市駅まで1時間16分。
武蔵五日市駅から西東京バスでつるつる温泉バス停まで20分。
「生涯青春の湯つるつる温泉」という温泉施設があり、少し下りていくと道標に従い、日ノ出山・御岳山方向へ進みます。狭い舗装された道を10分程度歩くと「日ノ出ハイキングコース入り口」とかかれた登山口があります。つるつる温泉が有名なので、つるつる温泉登山口と言ったほうが通じます。

西東京バスHP:http://www.nisitokyobus.co.jp/

マイカーなら滝本駅駐車場 週末は混雑必至

マイカーの場合は、御岳山ケーブルカー滝本駅駐車場を使う登山者が多いのですが、週末はすぐに満車になります。特に紅葉シーズンになると、駐車場の周辺道路で渋滞ができてしまうほどで、途中で断念することもあるほどです。また、前述の各駅周辺にも駐車場あるところもありますが、どこも週末は込み合います。

手前の駅に駐車して電車使用がおすすめ

そこでおすすめしたいのが、手前の駅に駐車して青梅線で各駅に行く方法です。例えば、青梅駅の周辺には駐車場が多く混雑することもありません。青梅駅から御嶽駅へは、16分、料金は165円、土日祝は運航本数が多くなりますので安心です。

【青梅駅前駐車場】

所在地 :東京都青梅市本町134-8
料金  :100円/20分
駐車台数:34台
アクセス:圏央道日ノ出ICより国道411号線青梅市方面へ約20分

御岳山を登山初心者が楽しむ10の魅力!アクセス、駐車場情報もご紹介。

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御岳山登山おすすめ3コース

御岳山のおすすめ登山コースを3つご紹介します。それぞれ、往復することもできますが、登山口と下山口を変えると、登山にバリエーションが増えます。例えば、滝本側に下山すると、ケーブルカーを使用できるので時間や体力を節約でき、つるつる温泉側に降りれば、温泉に浸かって帰ることができます。

御岳山おすすめ登山コース1 滝本(参道)コース

御岳ケーブルカー滝本駅から、山頂の御岳神社へ続く参道を登っていくコースです。登山道はすべて舗装されており、歩きにくいところは一切無いので、初心者でも問題ありません。ケーブルカーを使うこともできます。

【所要時間】
徒歩:登り1時間50分、下り1時間20分、休憩含む総所要時間3時間30分。
ケーブルカー:登り約60分、下り約50分、休憩含む総所要時間約3時間。
【標高差】登り約539m
【難易度】初級

滝本駅~御岳ビジターセンター(所要時間70分)
御岳ケーブルカー滝本駅から、向かいの鳥居の奥の参道へ向かいます。この参道を延々と歩いていくことになりますが、途中、間違えやすい分岐などはありません。参道は樹齢推定500年ほどもある杉などが並ぶ杉並木になっており、全体的には暗く鬱蒼としています。この参道は江戸中期に作られたものという事ですが、よく整備されています。

約50分でビジターセンターが見えてきます。御岳ビジターセンターは、御岳山の自然や登山情報が提供されています。
ケーブルカーの場合は、終点の御嶽山駅から約10分でビジターセンターに到着します。

  • 初心者向けポイント

途中には様々な歴史的な遺構が数多くあり、それぞれ由来など解説されていますので、御岳山の歴史を知るためにも、時間があればゆっくりと読みながら登りましょう。

御岳ビジターセンター~御岳山山頂(所要時間40分)
御岳ビジターセンターから御岳山山頂までは、ケーブルカーを利用した観光客が大勢歩いており、お土産屋や食事処などがある町場通りを抜けるため、ちょっと歩きにくいかもしれません。町場通りから、しばらく歩くと、山頂でもある御岳神社へ到着します。

下山は、往路を徒歩で下りるか、ケーブルカー御嶽山駅まで徒歩40分、ケーブルカーで滝本駅まで6分です。

  • 初心者向けポイント

山頂は神社で周辺もゆっくり休憩できるようなところはあまりありません。昼食は10分ほど下った長尾平が広く平坦ですのでおすすめです。また、山頂の下の参道沿いに食堂が並んでいますので食事ができます。

体力と時間があればパワースポット巡りがおすすめ(所要時間 約2時間)
滝本から山頂までは、正直、山を歩いている気がしないほど観光地化されて、よく整っています。物足らない方や、時間や体力に余裕があるなら、天狗岩やロックガーデン、綾広の滝、七代の滝などのパワースポットを周遊するコースをおすすめします。山頂の観光地から一転、自然豊かなハイキングコースです。途中、はしごや鎖がある場所がありますので注意して歩きましょう。

【綾広の滝(あやひろのたき)】
落差10m、滝壺の深さ1.2m。古代より禊を行う場所で、修行みそぎの滝ともいわれています。ここで宿坊の滝行体験が行われています。

【ロックガーデン】
ロックガーデンとは、岩石園で苔むした岩の間を清流が流れる幽谷です。よく整備されており、ベンチやトイレがあります。

【天狗岩】
天狗が上を向いたような形から天狗岩と言われています。

【七代の滝】
落差50mの大小8つの滝の集まりで、夏場は非常に涼しいところで、マイナスイオンがあふれています。

御岳山登山|ロックガーデン周遊コースはパワースポットの宝庫!

御岳山おすすめ登山コース2 古里駅コース

JR古里駅から、大塚山、富士峰園地を通り、御岳山山頂へ向かいます。滝本から参道を登るコース違い、登山者が少なく静かな山歩きで、自然の中を歩きたいのなら、こちらをおすすめします。

【所要時間】登り2時間50分、下り2時間15分、休憩含む総所要時間6時間。
【標高差】登り約640m
【難易度】初級から中級

古里駅~大塚山(所要時間1時間50分)
古里駅から渓谷を渡り、静かな集落を何分か歩くと登山口があります。すぐに山道が始まり、杉の植林帯をしばらく歩くことになります。尾根に上がると道標があるので、「大塚山・御岳山」方面へ。雑木林の尾根道を歩いて、しばらくすると御岳ケーブル登山口から2時間で大塚山(標高920.3m)へ着きます。大塚山山頂は、ベンチや屋根付きの避難所があるので、ここで一旦休憩しましょう。

  • 初心者向けポイント

古里駅から登山口の間にセブンイレブンがあります。食料や水を調達するなら、ここで購入しておきましょう。登山口から大塚山までの杉林は、道がわかりにくいところがあるので、踏み跡やテープなどの目印をしっかりと確認しながら歩きましょう。

大塚山~御岳山山頂(所要時間1時間)
大塚山から富士峰園地を通りすぎるまで、隋審門まで100mほど下っていきます。富士峰園地まではケーブルカー御嶽山駅からリフトが出ているので、このあたりから登山客や観光客が増えてきます。町場通りを通り抜けると、大塚山約1時間で御岳神社へ到着します。

  • 初心者向けポイント

富士峰園地は、関東有数のレンゲショウマの群生地で、北側斜面に5万株ものレンゲショウマが、8月中旬頃~下旬頃をピークに咲き乱れます。そのほか、富士峰園地展望台や食堂もあります。

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御岳山おすすめ登山コース3 つるつる温泉コース

日の出山登山口から、日ノ出山(標高902m)を越えて御岳山へ至るコースです。登山道は危険な箇所もなくよく整備されていますが、少々歩行時間が長いため体力が必要です。

【所要時間】登り3時間30分、下り2時35分、休憩含む総所要時間7時間。
【標高差】登り約580m
【難易度】中級

日の出山登山口~日ノ出山(所要時間2時間20分)
登山口から杉の植林帯の谷あいの道を1時間歩くと、雑木林の尾根道へ上がります。尾根道をさらに1時間20分程度で日ノ出山山頂に到着します。途中つづら折れの登りがしばらく続き、顎掛岩、クロモ岩を過ぎれば日ノ出山山頂です。ベンチがありますので、休憩しましょう。

  • 初心者向けポイント

途中から、平井川の源流まで歩く新道コースと、尾根上を行く旧道コースがありますが今回は、歩きながら眺望が楽しめる旧道コースを使っています。

日ノ出山~御岳山山頂(所要時間1時間10分)
日ノ出山から御岳山までは一旦150mほど下ります。ここまで登ってきたのに下ってしまうのはガッカリしますが、縦走の宿命です。頑張って歩きましょう。50分程度歩くと、舗装路になり御岳山の賑わいの中に入ります。ほどなく山頂です。

  • 初心者向けポイント

日ノ出山直下には「東雲山荘」という町営の山小屋があります。ここは、約80年前に建てられたレトロな建物で風情があり、ドラマロケにも使われたほどです。寝具はありますが、水や食事は自前で調達です。薪ストーブを囲んで、登山客同士で語らうひと時を目当てに、常連客が多く訪れます。
大人6名から予約可能との事なので、それぐらいの人数が集まったら予約してみましょう。

■東雲山荘
問い合わせ:日の出町シルバー人材センター
042-597-0501

つるつる温泉に入って帰ろう

登山コースを3つご紹介しましたが、時間があればつるつる温泉に下山しましょう。最近では、御岳山からの帰りはこの温泉に入って帰ることが定番になりつつあり、午後は多くの登山者を見かけます。
つるつる温泉は平成8年11月にオープンした温泉施設で、その名の通り肌がつるつるになる「美人の湯」の泉質で人気があります。

生涯青春の湯 つるつる温泉

所在地: 〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野4718
電話:042-597-1126
料金:
大人(中学生以上)820円 小学生410円  未就学児無料
営業時間:
10:00~20:00(最終受付19:00まで)
休館日;毎月第三火曜日(火曜日が祝日の場合翌水曜日が休館、除外日あり)
WEBサイト:http://www.gws.ne.jp/home/onsen/index.html

御岳山登山におすすめの服装

滝本から往復の場合

滝本から往復の場合は、整備された参道歩きで、険しいところもなく、動きやすい服装であれば、特に登山用の服装である必要はありません。最初から最後まで舗装路なので、靴底が固い登山靴ではかえって歩きにくいので、スニーカーやウォーキングシューズがおすすめです。

その他の登山コースの場合

【夏の服装】
御岳山の夏は暑く、吸湿速乾タイプのTシャツやポロシャツと、トレッキングタイツに短パンなどの組み合わせがおすすめです。日焼け対策のアームカバーや帽子も忘れずないようにしましょう。

【春秋の服装】
春秋の御岳山の朝夕は冷え込むことがあります。速乾性の長袖シャツを中間着にして、ウィンドブレーカーなどのアウターも用意しておくようにしましょう。

【冬の服装】
御岳山の冬は雪が積もることもあります。ロングスリーブの吸湿速乾タイプのアンダーウェアとフリースや、厚手のシャツを中間着にし、レインウェアや冬用のジャケットをアウターとして、下半身はロングのパンツとロングタイツで寒さ対策をしましょう。
また、休憩時の冷え対策に携帯ダウンも持参しておくことをおすすめします。

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御岳山でパワーをもらおう

御岳山は、山頂の賑やかさもあり、自然の中の登山というより観光を楽しむ山と言ったほうがいいでしょう。その中でも、山頂や参道をちょっと外れるとたくさんの滝や沢など自然豊かな場所もたくさんあります。あなたも、御岳山に信仰のパワーと自然のパワーをたくさんもらいに行きませんか?

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